久保田利伸 / a Love Story

(概説)

USの3rdアルバム「Time To Share」を出した久保田利伸の久々となる日本でのリリースは、あの「Shall we dance」の主題歌となる「a Love Story」!美しいメロディーにのって久保田独特の節回しや、R&Bらしい跳ねるような歌い口がとても心地よい一曲!相変わらずのフェイクやファルセット、シャウトなど絶妙なリズム感で聞くものをどんどん引き込んでいきます。ゆっくりゆれるように、踊る二人が目に浮かぶかのような曲で、歌もリズムも両方とも心に体に染み込んでいきます。
そしてカップリングでは久保田本来の味のあるリズミカルなサウンドを聞かせてくれて、やっぱりこういうFUNKYでリズミカルなサウンドを歌わせると、彼の歌声は生き生きしてくるなーと感じますね!そしてもう一曲はピアノバージョンと、バラードからミッドテンポまで楽しめる中身の詰まった一枚になっています。
ますます日本でのライブやアルバムが楽しみになる一枚です。アルバムの前にぜひライブが見たいです!

曲紹介

1曲目『a Love Story』

久保田が得意とするSweetnessなバラードを、たっぷりと堪能させてくれます。しっとりとWetな歌い方で、時々跳ね上がるような歌い方で心地よく歌声が響き渡ります。ところどころではいる転調がそれぞれ際立っていて、単調じゃないメロディーラインが聞いていても楽しませてくれます。もちろん久保田の持ち味のフェイクも混ぜ合わせつつ、美しいファルセットで盛り上がります。とても映画の雰囲気を落ち着いたものへとしてくれる良曲でしょう。歌詞もさわやかで心地よいです。

2曲目『Sign of Love』

こっちのほうが好きです!洋楽で築いてきたどこかはねるようなFUNKYなサウンドにのって、ゆっくりと盛り上がっていきます。全てがフェイクっぽい跳ねる歌い方で構成されているので、自然とそのリズムにのって体が揺れていきます。軽い感じの雰囲気と大きなLoveについて歌う久保田らしい一曲です。Angie Stoneと一緒にやった影響もサウンド的に随所に感じられ、ネオソウルっぽいサウンドでありながら、聞きやすい感じがAngie Stoneの作風に近い感じですね。

3曲目『a Love Story ~Dancing with the Universe Mix~』

ピアノをバックにシンプルに纏め上げた一曲。この歌のメロディーのシンプルな美しさが引き立つようなアレンジに仕上がっています。ちょっとJazzっぽい遊びも入ってる感じのピアノの演奏が、悲しい感じになりそうなところを美しくやさしい雰囲気へと高めていっています。

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