Playa / Unreleased Compilation

01.Welcome Back
02.Interlude
03.I’m Available
04.Meet Me
05.Weekend feat.Lil Flip
06.Gravy Train
07.Work Tha Middle (Bonus Track) / Smoke-N-Big (Smokey & Too Big Mafia)
08.Love Interlude
09.LUST
10.Wrong Of Tha Side
11.Hurt Away
12.What’s Ya Number? feat.Lil Flip
13.We’ll Meet Again
14.Don’t Be A Stranger feat.Native
15.Steady Ground feat.AALIYAH
16.House Is Not A Home
17.Ride 4 Me
18.Neva 2 Late
19.Tribute To Static

(総評)

90年代にTimbalandを支えた有名グループPlayaの未発表音源集が、日本のBout Recordの力でよみがえりました。Staticが亡くなった現在、新たなにPlaya名義でのリリースはないものと思っていたのですが、メンバーのSmokeyとBount’ Recordが、作り上げたこの一枚!本当に未発表曲集というには惜しい本当にすばらしい楽曲が数多く収められているPlayaの2nd Album的な一枚です。この間にソロ活動を再開していた、Digital Blackの新譜にも収められていた曲も入っていたり、同じくソロとしてもグループとしても活動していたSmokeyの音源も収められ、さらには、まさか!のAaliyahのみ発表音源まで収められるという、2009最も話題をさらった作品としてリリースされました。
日本がインディーソウルに熱心なことをUSにまで印象づけるに足るこの驚くべきリリースだったのですが、PlayaのStaticと Timbalandなどが90年代後半に見せた最新鋭のサウンドの全盛期を、現在に見事によみがえらせてくれています。本当に全盛期だったんだなというのは、今聞いてもその新鮮さが衰えていないところからも、感じ取ることができます。さまざまなプロデューサーが絡んでいますが、Playaというブランドは決してぶれることがなく、グループでいて、あのTimbalandサウンドを乗りこなしていたという独特の変則ビートとうねるような歌声の絡み合い、そして熱いシャウトは、独特のその雰囲気をまた2009年に味わえるというのは、本当に贅沢でした。今、美メロやさわやかなR&Bがすかれる昨今の中、本当にサウンドも歌も、黒くて濃い、変態性、中毒性の高い楽曲を聞かせてくれてそれが話題になっているということは、本当の意味でのR&Bの復権が望まれているということでしょう。これからのメジャーサウンドはよりこちらよりに近づくかもしれませんね。
楽曲的には、Digial Blackも収録した美メロ曲4曲目「Meet Me」がインパクトが強いですが、何よりよかったのが、Aaliyahの音源15曲目「Steady Ground」ですね。Aaliyahは本当にほかのアーティストとは違う妖艶な魅力を持ったアーティストだったんだなっていうのを、改めて感じさせてくれます。さらにその前の楽曲「Don’t Be A Stranger」も、PlayaがどのR&Bにもない独自なサウンドを持ちつつ、よりBlackな濃い思想をもったR&Bグループだったことを感じさせてくれます。どんどん濃いものを、深いものを追求するその姿勢は、本当に、頭が下がります。変則ビートがすばらしい3曲目「I’m Available」5曲目「Weekend」6曲目「Gravy Train」13曲目「We’ll Meet Again」など、この辺を歌いこなせるR&Bグループは彼らだけだよなーと改めて衝撃を受けてしまいます。 Intro, Interludeで、見せる熱いシャウトっぷりには、90年代の熱い魂がこもった歌を思い出すようで、目頭が熱くなりますね。本当にStaticが健在であれば、これを気に活動を再開しててほしいぐらいに熱い一枚に仕上がっています。Smokeyや、Blackの今後の活動もたのしみになるような一枚です!ぜひ、90年代R&B好きは、絶対に手にとってほしい一枚ですね。
オススメ:(14),(15),(4),(3),(6),(7),(11),(13),(16),(17)

(曲解説)

01.Welcome Back

イントロでは、ソウルフルなアカペラを聞かせて、ベテランっぽい始まりを感じさせてくれます。

02.Interlude

ただ、さすがTimbaland一家!2曲目でもう変則ビートでぐいぐい引き込みます。期待感のあおってくれます。

03.I’m Available

きた~!こういう変則系のビートに、うまく歌を載せてくるところはさすが、Playaです。往年の力はまだまだあるぞというところを軽く見せてくれます。この独特のうねるようなビートに癖になる変声を混ぜ合わせながらも、見事なコーラスワークと、歌力で聞くものを引き離しません!これぞ、Playaという曲が一曲目に来るところがたまりませんね。

04.Meet Me

メンバーのDigital Blackの作品にも収められていた美しいバラード!エロスを感じさせる歌詞と、美しいメロディーと歌声にうっとりとさせられます。この曲は色あせないよさがありますね。Digital Blackが中心となった独特なやさしく訴えかけるような歌いっぷりも見事です。

05.Weekend feat.Lil Flip

Lil Flipなんてちょっと懐かしいですねー。この辺の黒いHIPHOPサウンドをバリバリ変則的にネチネチ歌ってくれるのはPlayaの特徴ですね。こういうRapperとの抜群の相性を見せてくれるのも彼らの特徴です!

06.Gravy Train

エッジの効いたHIPHOPサウンドに、うねるようなコーラスと、シャウトをかましまくるメインボーカルと!もうこれぞPlayaっていう素敵な一曲です。ほかのR&Bグループにはここまで挑発的なHIPHOP R&Bはできないですね。

07.Work Tha Middle (Bonus Track) / Smoke-N-Big (Smokey & Too Big Mafia)

この曲はPlayaの新曲ではなく、メンバーのSmokeyが作った最新グループの新曲で、Playaの流れをうまく汲みつつ最近のメロディー重視な雰囲気も適度にいれた新曲です。サビでの歌いっぷりも見事に見せてくれます。体を揺らしたくなるようなリズムに、心地よく聞くことができます。

08.Love Interlude

もう、このシャウター系のInterludeは、たまらないですねー。90年代のよき古きアルバムを思い出しちゃいます。こういう歌い倒しっぷりをInterludeでしっかり見せちゃうところが、歌のうまさを、さらっと見せていていいんですよねー!

09.LUST

ゆったりとコーラスのうまさを感じさせるスローバラッド。ただ美しく歌うのではなくて、きちんとシャウトでウネウネと巻き込んでいくような歌いっぷりが惹かれますねー。

10.Wrong Of Tha Side

こういう緩やかなバラードもできるんだな~と思うと、またPlayaの違う面を見たように感じますね。音数が少なくて、いかにもベテランでなければ歌えないような曲なのですが、あえて熱くなることなく、さらっとコーラスを従えて歌いつないでいくのが素敵です。

11.Hurt Away

正統派な歌い上げ系のバラードをじっくりと聞かせてくれます。コーラスとの押し引きが絶妙で、思わず聞きほれてしまいます。後半になるほどに、そのパワフルなシャウトと、うっとり聞きほれてしまうコーラスの美しさの対比が実に見事です。これがお蔵とはもったいないですねー。

12.What’s Ya Number? feat.Lil Flip

Lil’ Flipとは結構曲をつくっていたんですねー。こういうビート中心の楽曲をきくと、さすがPlayaと思っちゃいますねー。独特な雰囲気がやっぱりPlayaだなと思います。

13.We’ll Meet Again

イントロから、もうこれはTimbalandでしょう~と思わずにはいられない一曲。こうゆう不可思議な曲調は、やっぱりTimbalandが一番ぬきんでていますね。そして、このサウンドにシャウトを絡められるStaticやPlayaの面々がすごすぎますね。

14.Don’t Be A Stranger feat.Native

ソウルフルなイントロからしてたまらない一曲!そのソウルフルなサウンドに負けない見事な歌を披露してくれます。ファルセットとテナーソウルが交じり合い、美しいコーラスワークが光る、さまざまな魅力をいっぺんに感じられる素敵な一曲です。何よりもサビのメロディーがいいですねー!NativeのRapも、低音が効いていて、メインボーカルの歌い倒しっぷりが本当に素敵で、曲としてのバランスがとても高いかっこいい一曲に仕上がっていますよ!

15.Steady Ground feat.AALIYAH

まさか2009年にAaliyahの未発表曲が聴けるとは思いませんでしたね。クールな雰囲気がいかにもAaliyahって感じの一曲に仕上がっていて、とても彼女の歌声の美しさを引き立てています。ここでの主役は圧倒的にAaliyahですね。Playaもみごとなコーラスワークを見せてくれていて、これのためにもぜひ聞いてほしい一枚になっています。こういうクールなR&Bってここ最近は聞けなかったですしね。

16.House Is Not A Home

このアルバム随一の美メロを聞かせてくれます。ゆったりと歌い上げてくれる心地よいメロディーに身をゆだねて聞き入ることができます。シャウトもやさしく、心にじんわりと広がっていきます。

17.Ride 4 Me

レトロ調な音使いが見事です。こういう曲でもレイドバックするサウンドと、囁くように歌うバックコーラスと、メインボーカルの熱く猛るボーカルの対比が実に面白い一曲に仕上がっています。どの曲も非常に完成度が高い一枚です。

18.Neva 2 Late

最後に向けて緩やかに、なっていくかのように、曲調もゆっくりと流れていきます。とりわけて取り立てる曲でもないですが・・・やっぱり完成度は高いですね。もう少し曲数をしぼってもおもしろかったかもしれないですね。

19.Tribute To Static

最後は、亡くなったStaticを偲んだ一曲。それぞれが、彼を語る雰囲気ですね。

(Producer)

Playa:(1),(2),(19)
Timbaland:(3),(10),(13)
Buddha:(4),(12),(17)
Young Sears:(5)
Key Beats:(6),(8)
SPARK ONE PRODUCTIONS:(7)
Bryan Michael Cox:(9)
WATTS:(11)
BINK!:(14)
J-DUB:(15)
STATIC:(16),(18)

(LINK)

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