HI-D / Special Calling Exclusive Collection

01.May J. & DJ KAORI / SHOPPING
02.twenty4-7 / analog
03.ANTY the 紅乃壱 / 青空ver. ANTY feat. HI-D
04.May J. / 最後の一葉
05.湯澤かよこ / 追い風
06.JANEL / CATCH ME
07.MAY’S / 卒業
08.宏実 / 嫌いなもの (phat soul remix)
09.山口リサ / ペアリング~chapter 3~ (Bach Logic REMIX)
10.Asami, ANTY the 紅乃壱, 山口リサ / 太陽(DJ KOMORI REMIX)

(総評)

HI-Dの活動の重要な一つである女性ボーカリストとのコラボ作品「Special Calling」。そのフロアに根付いた活動から、ピックアップした人選で、話題を呼んだ前作ですが、今回はより人選もメジャー級のアーティストも組み入れつつも、メジャーアーティストも今までと違う魅力を引き出せるように、工夫された作品になっています。
前作からのコラボになるAnty the 紅乃壱との一曲「青空」をリードシングルにして、前作よりもHI-Dの歌をより前面に出している点も、女性だけを特集した一枚と違い、よりバランスのとれた作品になっています。どうしてもREMIXが多いためSpecial Calling 2.0っていうよりも、1.5的な感じますが、プロデューサー陣にも、よりフロアライクな人選をしていて、古くから一緒に曲作りをしているEQ以外にも前作から大きく絡みだしたT-SKsらには、ZANE, pochi, MUNE,今までとは違う新しい風を入れつつ、DJ KOMORI, Bach Logicなど有名どころにもREMIXで参加させたりと、面白い試みを多く詰め込んだ、チャレンジ精神あふれるHI-Dらしい一枚になっています。
やっぱりお勧めは、3曲目「青空」ですね、このさわやかさと疾走感は、HI-Dだからこそ出せる一曲で、それに見事にAntyの独特な癖のあるラップが絡んでいきます!有名どころも、MAY J. twenty4-7, DJ KAORI, MAY’Sと旬な方や、話題のアーティストを招いていて、特にMay J.は、彼女のオリジナルではちょっとポップに走っているところを、このアルバムではしっかりとR&Bを歌えるところを、もう一度再確認させてくれていて4曲目「最後の一葉」は素敵なデュエット曲になっています。
なんといっても、新人の中では、突き抜けているのが湯澤かよこでしょう、独特の落ち着いた歌声が、面白くこのアルバムの中でも異色を放つことに成功していて、アルバムの色合いを豊かにしています。こういうsoulfulな歌声の人選はあまりしてくると思っていなかったので、新鮮な驚きをもって聞くことができます。そして、5人組女性グループJANELを、先行的にfeatしていて、彼女たちもHI-Dの色との絡みが似合っていて、「CATCH ME」はアルバムの中でもかっこいい一曲になっています。
REMIXもまた違った魅力を見せてくれていて、宏実の「卒業」も、艶やかな雰囲気を増していたりと、アルバムの中でもバラエティーにとんだ楽曲たちをうまく一枚にパッケージしています。
日本のR&Bを聴く上では、やはりチェックしておくべき一枚でしょう。オススメ:(3),(4),(5),(6)

(Producer)

Lyric

HI-D:(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(10)
ANTY the 紅乃壱:(3),(10)
MIKA(twenty4-7):(2)

Music

HI-D:(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(10)
EQ:(1),(10)
T-SK:(2),(3),(4)
ZANE:(6)
pochi:(5)
MUNE:(7)
Masao Mase & Atsuhiro Watanabe:(8),(9)

(REMIX)

T-SK:(8)
Bach Logic:(9)
DJ KOMORI:(10)
UTA:(10)

(LINK)

OFFICIAL HI-D Website
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