Gordon Chambers / Introducing Gordon Chambers

01.Touch You There
02.Never Fall In Love (featuring Glenn Lewis)
03.Slippin’ Away
04.My Imagination
05.Be Happy
06.Still In Love (featuring Sara Devine)
07.My Valentine (featuring Carl Thomas and Roy Hargrove)
08.I’ll Miss You Most (featuring Mike Phillips)
09.That’s When You Fall In Love
10.Always Be Proud
11.I Apologize
12.The Only One

(総評)

Gordon Chambersの名前を聞いたことある人はきっと90年代のR&Bに深い造詣を持っている方であろう、彼はアレサフランクリンなどの大物R&Bシンガー達に90年代曲を提供していた人物で、プロデュース業をしていたのですが、2004年に突然インディーソウルでいきなりアルバムを発売したのです!これが2004年から続くインディーソウル興隆に影響を与えたことは間違いありません!プロデュースやソングライトだけではなく、彼はその熱のこもった歌声と、曲によって雰囲気をガラっと変えていく抜群の歌唱力を持っていて、聞くものをどんどん引き込んでいきます!歌い手としても一流なその仕事には敬服します。
サウンド的にはJazzyなアレンジが多く、Will DowningなどのようにJazzよりの人選が多いのも特徴で、ベテランらしいJazzとR&Bの中間ともいうべき心地よいリズムを聞き手に届けてくれます。ちょっと暗めなサウンドで熱く歌い上げたかと思うと、やさしく美しいサウンドにのって、滑らかにうたいつないでいく・・・本当に音楽の幅が広いなと感じさせます。1曲目のMarvin Gaye「I Want You」を使ったカッコイイメロディー展開、5曲目「Be Happy」での心がウキウキするような心地よいサウンドと歌!6曲目「Still In Love」でSara Devineと二人で歌い上げる時の高揚感!そして、Carl Thomasとの「My Valentine」で見せる暗めな渋いJazzyサウンドで見せるキザなほどのかっこよい歌い方!全てが計算されて生み出されていることをまざまざと見せ付けられ、この辺の統合能力は、さすがプロデューサーといわざるえません。そして、Carl Thomas,Glenn Lewis,Roy Hargrove, Mike Phillips, Barry Eastmond, Rufus Blackなど有名なアーティスト、プロデューサが絡んでいるのもさすがProducerの作品ってところですね!
プロデューサーが作った作品としては、もうこれ以上ない素晴らしい作品です!歌声も、耳ざわりがいい心地よい感じです!このプロデュース能力とメロディーの素晴らしさ、歌唱力の高さ!どれをとっても一級品の出来です!良質なR&B作品をお求めの方には強烈にオススメします!Jazzyな要素もあるので、Brian McKnightなどの作品が好きな人は絶対に好きですね!これが、インディーソウルだとは思えない完成度です!
オススメ:(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(10),(11)

(曲解説)

01.Touch You There

いきなりJazzyな展開に加えて、誰もが聞き覚えのある「I Want You」のメロディー!これにはノックアウトでした!誰もが聞いたことがあるメロディーをまんま使いしているのですが。これがカッコイイ!このシリアスでスリリングな展開のメロディーとサウンドに、熱く吼えまくるGordon Chambersの歌声がかっこよすぎ!それをかげながら静かに支えるコーラス!絶妙の一曲に仕上がっています!

02.Never Fall In Love (featuring Glenn Lewis)

Glenn Lewisをfeaturした緩やかな歌い方がたまらない一曲。Glenn Lewisを主役において、彼のちょっと枯れたような切なげな歌声をうまく生かして、熱いGordon Chmabersの歌声をうまいこと引き上げて曲を盛り上げていくのがとても面白いです。ここでも後半にかけてのシャウトが、絶妙の抑え方でシャウトするので、心地よいのです。

03.Slippin’ Away

ここでいきなり明るい転調をして、晴れやかな歌へと入っていきます。どこか淡い雰囲気のサウンドが、さわやかな春風を思い起こさせるような清涼感溢れる一曲です。とても美しいメロディーでその清涼感に、やさしさと美しさを付け加えていきます。この辺でのGordon Chambersの歌いっぷりも見事です!プロデューサだけやっていたとは本当にもったいない。

04.My Imagination

しっとりとしたフルートの音色に熱く絡みあうGordon Chambers!熱っぽいボーカルが、しっとりとしちゃいそうなこの曲を熱く燃え上がらせています。まさに彼らのボーカル力の高さをうかがわせる一曲です。最後のサウンドの終わり方も、引き際をわきまえていて最高です。

05.Be Happy

Jazzyな始まりから、とてもかわいらしい「Happy」というサビが印象的です、そのサビまでに行き着くところの絶妙のJazzyなエッセンスの混ぜ方がたまりませんよ!Rufus Blackという有名なプロデューサーが絡んでるのも納得の出来です!音数はあくまで少なめにしながらも、彼らしいメロディーの面白さを最大限にFeaturした曲に仕上げています。思わずサビでは一緒に歌いたくなってしまう良曲です!彼の歌の自分の中での盛り上がりっぷりも、素敵ですよ!

06.Still In Love (featuring Sara Devine)

Sara Devineの力強い歌声がいきなりかましてくれる一曲で、大空に羽ばたくような壮大な一曲が展開します!心地よい風にのって羽ばたいていくような力強さをもったサウンドと歌声と、そして、二人の掛け合いの絶妙さ!これはデュエットの名曲でしょう!このSaraのまっすぐな歌声が、ちょっと熱っぽいGordon Chambersのシャウトと絡み合うことでのびのびと美しく響いてきます。最後のアカペラな終わり方も、よく考えられています。

07.My Valentine (featuring Carl Thomas and Roy Hargrove)

去年様々なR&B,HIPHOPアーティストを招いたアルバムで有名になったJazzのトランペットプレイヤーRoy Hargroveが参加している思いっきりJazzな一曲!しかもFeaturingにはあのCarl Thomasも、本当にこれがCarl Thomasのためのような、淡く切ない心を締め付けるようなバラッドなのです。こういう曲でのCarl Thomasのちょっと枯れた歌声の栄え具合はハンパじゃありません。メインを歌っているはずのGordon Chambersの存在感を、フェイク一つで圧倒していってしまいます。でも、この切なげな声があるからGordon Chambersの熱い歌声が栄えるんですね。この二人の相乗効果的なところもこの曲の面白いところです。男性と男性の絡み合いでここまで効果的なのもおもしろいです。Jazzyなサウンドがとても気分よくさせてくれます。最後にかけて激しくシャウトをかましながらギターサウンドと共に盛り上がっていくのも感動的!

08.I’ll Miss You Most (featuring Mike Phillips)

そしてそのJazzyな雰囲気はそのままに今度はMike Phillipsの味のあるサックスでやさしく包み込んでくれます。この辺のJazz奏者の使い方が絶妙すぎ!この辺がProducerとしての力を思う存分見せ付けているところでしょう!ピアノとボーカルとサックスの絶妙な掛け合いも見逃せません。本当にこのGordon Chambersは歌がうまいです。こういうFusion系の作品での声の相性の良さはすごいものがあります!最後にかけての転調のうまさも聞きどころ!

09.That’s When You Fall In Love

Jazzっぽさはますます増していきます。今度は今までの激しいボーカルはちょっとお休みしてしっとりと歌っていきます。Will Downingとかそういう感じのJazzのようなおしゃれな感じがたまらないメロディーラインがいい味だしていますよ。全体的にこういう美しさと淡々と歌いながらも内面に秘めた情熱的なボーカルが印象的です。

10.Always Be Proud

ピアノのイントロが面白いのですが、どこかで聞いたことがありそうな感じSOULな曲です。この人はほとんどが、このメロディーは・・・?っていう感じのどこかで聞いたことあるぞっていうのがあるのですが、それがまたこの一枚を面白いものへとしています。やっぱり、このGordon Chambersのまっすぐな歌いっぷりがとてもストレートに耳に響いてきて素晴らしい!この人の歌声はテナーボイスで、透き通っていて心地いい!

11.I Apologize

グラミーをとった一曲をセフルカバー!ここでまたJazzyな雰囲気にもっていきます!ゆったりとまったりと引き込んでいく曲。そうまるで、Brian McKnightのJazzy作品のような出来ですって、こっちのほうが早いから・・・Brianの方が後なのか・・・でもカッコイイ!それに演奏との混ざり具合がKEMやFrank McCombのような雰囲気さえも持っています。つまり、様々な人たちにこのGordonが影響を与えてきたということです。この人のレパートリーは本当に幅広いなーと思わせます。プロデューサとしてよりもソングライターとしての幅の広さの方が彼の強みなのでしょう。この曲いいわー。声の雰囲気もかなり変幻自在でちょっと曲毎の雰囲気の違いにびっくりしてしまいます。

12.The Only One

やっとこの曲で彼オンリーのプロデュース作品を見ることができます。とてもオーソドックスでストレートなメロディーの一曲で、彼の歌のうまさがよくでています。曲の展開的には一番つまらないかもしれないのですが、歌を堪能できるという点では、聞き逃せない一曲です!ここまで真っ正直に誠実に歌われると聞き入るしかありませんね。

(Producer)

Troy Taylor:(1),(2),(4),(10)
Vato:(3)
Andreao “Fanatic” Heard and SHerrod Barnes:(5)
Ken Fambro:(6)
Gordon Chambres:(7),(8),(10),(11),(12)
Brian Bacchus:(7),(8),(11)
Barry Eastmond:(9)
Executive Producer and All written by Gordon Chambers

(LINK)

http://www.gordonchambers.com
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