Calvin Richardson / When Love Comes

01.Intro
02.Sexy Girl
03.Hola At You
04.Fire In The Attic
05.Please You Baby
06.She’s Hurtin’
07.Nobody Loves You
08.Give It To Me
09.Don’t Go
10.Sang No More
11.Make Friends With Love
12.Daddy To My Kids
13.When Love Comes

(総評)

前作でものすごいオールドソウル回帰の名作を聞かせてくれたCalvin Richardsonがついに3作目のリリースとなりました。実に5年もの歳月が過ぎていたとはびっくりでしたが。そのソウルフルな感覚はそのままに、今度は90年代の熱いシャウターが乗り移ったようなすばらしいアルバムを届けてくれています!もともとK-Ci&JoJoのいとこという触れ込みでデビューしたCalvinでしたが、これほどに、シャウターとしての本領を見せてくれたのは、この作品が初めてではないでしょうか?それほどに、今まではどちらかというと土臭くソウルフルに振舞うことに重きを置いていたのですが、ここではそれに加えて、熱いシャウターとしての本能が入っているんです!今までの渋みを感じさせるボーカルも素晴らしいですが、この熱いシャウターっぷりを魅せてくれるアルバムも作れるとは本当に今最強のボーカリストかもしれません!
なんといっても最初のイントロから、その熱いボーカルに心奪われます!そして、そのまま最強に熱く情熱的で激しい2曲目「Sexy Girl」へ!もうこの熱さがたまらないんです!3曲目「Hola At You」と見事な歌いっぷりで完全に聞き手の心を最初の3曲でもっていってしまいます!もちろん4曲目「Fire In The Attic」のような前作を周到するソウル回帰な一曲も見せてアーティストとしての幅の広さも見事に表現しています。他にも6曲目「She’s Hurtin’」7曲目「Nobody Loves You」など魅力的なメロディーの曲たちも披露してくれます!10曲目、11曲目で魅せるソウルフルさも、より前作を進化させたクラシカルソウルの醍醐味を含んでいて、アルバムとおして、見事にボーカルの魅力とソウルの歴史さえも感じさせてくれる曲たちが詰まっています!
これほど歌い手としての魅力を見せながら、ほぼ全てのプロデュースを自らしているというのだから驚きです。他のプロデューサーを招きつつも有名どころはいなく、全ての曲をセルフプロデュースから、共同プロデュース作品!本当の意味で自分の色を色濃く出した作品になっています。そう考えると、前半のK-Ci&JoJoばりの濃いシャウターR&Bを披露してくれたのも納得いきます!こういうシャウト系が好きなんですね!でも後半にはしっかりとCalvinらしい渋みのある色合いの曲も見せてくれたりして、シャウターでありながらも技巧派という一面を見せてくれます。彼は、本当に息の長いアーティストになりそうな予感がします!ぜひ、2008年の名盤の一枚を手にとってみてください!
オススメ:(2),(3),(6),(7),(10)

(曲解説)

01.Intro

じんわりと黒い空気を感じさせる見事なイントロです。コーラスとシャウトが絶妙に期待感を高めてくれます。K-Ci&JoJoってここに出てきていたりして、思いっきり彼らを意識した歌い方を披露してくれますよ。

02.Sexy Girl

こういう明るい曲調で、ぐいぐい引っ張っていく曲は、90年代多かったですよねー。本当に時代の逆行さえも感じさせつつも、やっぱり彼の歌はかっこいいんですよねー!これでもかとシャウトしまくる様が見事です!これは気分もあがりますよー!本当にここまでストレートにシャウターっぷりを魅せてくれるとは感動です!

03.Hola At You

もう、これはK-Ci&JoJoの新曲かと間違いそうなほどに、かっこいいパワフルな一曲!シンプルなメロディーラインの繰り返しの上を、情熱的でソウルフルなシャウトで縦横無尽に歌あげていきます。どんどん熱く盛り上がっていく様がかっこいい~!90年代のエキスを凝縮したようなこれぞシャウターのR&B作品!っていえる一曲です。K-Ci, Sisqoなどが失ってしまったかっこよさがこの中にはあります!

04.Fire In The Attic

こういう渋い曲もできるのが、Calvin Richaerdsonのほかのシャウター系のアーティストとは違うところです。前作のソウル回帰的な作品の流れをうまくそのままこのアルバムの中にもはめ込んでいます。渋く抑えながら、歌い底力を感じさせてくれながらも、熱くも歌えるっていう器用さを見せてくれます。

05.Please You Baby

重くリアルな雰囲気が土臭いソウルな味わいを感じさせるサウンドを展開します。地味だけど、その泥臭く歌い上げる様がかっこいいのです!ここまで濃くいながらも、魅力的な歌い方をできるシンガーはここ最近はいないんじゃないですかね~。ぐいぐい腹の奥底から歌い上げるようなパワフルさに圧倒されます。

06.She’s Hurtin’

ここでも熱い歌声を聞かせます。畳み掛けるようなメロディーで、どんどん濃く深く歌いこんでいきます。雨の降り注ぐ泥臭さを感じさせるような、どこか悲しげで情熱的な歌声がすばらしいです!

07.Nobody Loves You

やわらかい雰囲気で、今までとはちょっと変えて、スウィートな歌い方も披露しつつ、楽曲の幅を感じさせてくれます。熱い中にもゆったりとした空気管を感じさせてくれる一曲に仕上がっています。溜め込むようなシャウトの仕方がたまらんです!最後には、苦しいほどに情熱的なシャウトを見せてくれます。

08.Give It To Me

ちょっと情熱的だったり、バラードだったりいい意味で重みがある歌が多いアルバムの中においては、ちょっと軽さを感じさせてくれるサラッと聞ける一曲になっています。絡みつくように歌いつつも、さらーっと一番気軽に聞ける一曲になっています。

09.Don’t Go

ギターをバックにシンプルな曲が展開していきます。しっかりと歌いこむCalvinの歌声が実に見事です。緩急というか、引くところは引いてっていう感じがうまく出せる技巧派のシャウターといった感じを感じさせる一曲ですね。

10.Sang No More

あードソウルとは、こういう曲のためにあるんですねー。本当にソウルの楽曲を感じさせてくれますよ。こういうクラシカルでいてかっこいい楽曲を作れるのが、本当の意味で曲の作り手としても見事なところです!ただ、泥臭いだけじゃなくて、もっとそこからさらに洗練されたソウルの魅力を彼は見せてくれているんですねー。この辺がK-Ciのソロ作品と違うところですね。

11.Make Friends With Love

ソウルフルで、情熱的なまっすぐな歌い方が、本当に心に染み渡ります!前作で彼にほれ込んだ人は絶対に大好きなクラシカルソウル回帰作品!もうまっすぐで渋い歌いっぷりに涙さえ誘います。

12.Daddy To My Kids

もう最初の見事なシャウトっぷりに圧倒されます。ここまで伸びやかで見事にシャウトできるシンガーだとはと改めて驚かされます。メロディーラインはシンプルなんですが、そのシャウトで一気に魅力的に魅せています!シャウトの伸びが本当に気持ちがいい!

13.When Love Comes

最後は、熱いタイトル曲で終わります!徐々に盛り上がりを見せてくれる一曲で、ぐいぐい引っ張って行くように、盛り上げていきます。

(Producer)

Calvin Richardson:(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(10),(11),(12),(13)
Qz:(4),(8),(10)
Wayne Castle:(6)
Joe Lindsey:(7),(9)

(LINK)

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