Attatude / A Long Time Coming

01.Intro – Long Time Coming
02.Wild Out
03.Ol Skool Love
04.Shorty
05.Before You Love
06.Too Light Too Late
07.Hands Up
08.Mirror Dancin’
09.We Luvin’ All Y’all
10.Gimmie
11.Walls Could Talk
12.Repeat
13.Dreamin’
14.Summer Girl
15.Why Do You

(総評)

2007年ボーカルグループの復活を印象づける素晴らしい一組がデビューしました。Bobby, Jeremy, Germaine, Fernandoの四人組ボーカルグループ Attatude!ボーカルグループらしい美メロはもちろんのこと、アップサウンドでも、90年代のボーカルグループを彷彿とさせるような、歌で激しいUPをもっていける特徴的なボーカルが存在する稀有なグループです!ここのところアップサウンドはHIPHOPを招いてっていうパターンしかないグループが多い中、彼らは、本当の意味で、頑張っているグループです!ここ最近でも、HeatやCRAVEあたりと比べられてもいいぐらいにいいグループの登場です!さらに、そのアップサウンドのほかにも彼らの十八番である美メロ曲での儚いほどの美しさに心惹かれます!本当に、うっとりとしてしまうほどに、美しいのです。そのアップとスローが交互に飽きさせず聞かせてくれる素晴らしい一枚となっています。
なかなか、底力があるグループで、どの曲も非常に水準が高くトータルとしての完成度も、そしてバラードの美しさという点での一曲の力強さも持っているのですが、特に、3曲目「Old Skool Love」での美しいメロディーを歌いこんでいき徐々に力強く吼えていく感じなどなかなか最近では聞けない素晴らしい一品です!そして「Too Light Too Late」で見せる荘厳なほどの神々しいメロディーワークにウットリと聞きほれてしまいます。これぞボーカルグループですよ!「Mirror Dancin’」など美メロが数多く収録されているのですが、それに負けないほどにアップサウンドでも、ぐいぐいもっていく9曲目「We Luvin’ All Y’all」や「Wild Out」アクセント的な浮遊感漂う「Dreamin’」など、グループとしてのバラードだけに頼らない幅の広さも存分に感じさせてくれて、R&Bグループが好きな人にも、十分アピールできる作品に仕上がっています。Outroの終わり方まで、もうR&Bグループ好きの心を心得てるなーという気分にさせてくれます。ぜひ、2007年まずはこのグループから聞いてみてはどうでしょうか?
オススメ:(3),(6),(8),(14),(9),(11)

(曲解説)

01.Intro – Long Time Coming

オールドソウルな雰囲気を漂わせるサウンドと、ゆったりとした心地よい語りから、ソウルフルな作品が始まる期待を抱かせてくれます。

02.Wild Out

リズムがしっかりとしたHIPHOPトラックにのったダンサブルなサウンドでぐいぐい聞かせてくれます。Rapperを招きつつ適度な現行シーンへのアピールを見せてくれて、さらにリードの歌のうまさをさりげなく披露してくれます。ボーカルグループらしいコーラスワークも入っているR&Bで、カッコイイと思える久々な良曲です。最初は緩やかな語りから、オールドソウルな雰囲気のバックトラックにのって、MCから始まります。

03.Ol Skool Love

美しいメロディーに心引かれる素晴らしいAttitudeの真骨頂とも言える絶妙のハーモニーで歌え上げてくれる一曲です!グループの本領を発揮してくれます!ここまで艶やかに歌えるグループは久々な気がします!本当にボーカルグループ好きには待ってました!といえる作品ですね!サビの美しいメロディーには思わずため息が漏れるほどです。そのメロディーとともに、淡いピアノとハモンドオルガンの音色が幻想的に絡み合います!後半に行くほどに、コーラスも絡み合い

04.Shorty

軽快なトラックに軽くのっていくようなちょっとした歌い手としての余裕や遊び心も感じさせてくれる一曲です。クラップと詰まったような歌い方で、のりよく聞かせます!

05.Before You Love

こういう淡い感じのバックトラックが彼らは得意なんですね!結構いい感じにこの美しいバックトラックと語りやコーラスとがうまく絡み合って、アルバム全体の美しさを引き立てています!そして次の曲の素晴らしさも引き立てます!

06.Too Light Too Late

まさに名曲と呼ぶに相応しい切なさの中に4人の美しいハーモニーが癒してくれます。ここ最近忘れていたコーラスグループにしか出せない美しいハーモニーを思い起こさせます。リードとバックコーラスが見事に支えあい、お互いを複雑に絡み合わせて盛り上げていきます。ちゃんと語りもあって、思いっきりSEXYな雰囲気をもりたててくれます!最後に向けてリードがねちっこくシャウトするところなんか熱くなります!

07.Hands Up

このアルバムは緩急がしっかりついていて、ここではサウス系を思い起こさせるパワフルなビートにのったアップサウンドを聞かせてくれます!どんな曲調でも対応できる幅の広さを見せてくれます。最後はあえてメロディーを崩したりと遊び心もチラッと見せてくれるようなノリがいい一曲!

08.Mirror Dancin’

美しいバラードがまたやってきます、今度は、SEXYなファルセットボイスで聞かせる一曲!その美しいファルセットが曲に華を与えてくれていて、そこからの丹念な華麗なコーラスワークが引き立っています!コーラスが実にボーカルグループらしく、それぞれがリードをとりつつフェイクを織り交ぜつつ盛り上がっていく様が見事なのです。心洗われるような美しき名曲です!

09.We Luvin’ All Y’all

スパニッシュなグループで盛り上がっていく、一曲!バリトンボイスのメンバーが一番光っていて、こういう上げ目なテンポのよい曲でも、乗りよく歌って、盛り上げていきます。こういうアッパーソングの水準がこのアルバム高いので、余計にバラードの良さが引き立つんですよね!現行シーンの音を積極に取り入れるグループとしての野心も感じる一曲です。サウンドのバラエティーもあるんですよねー彼らは。

10.Gimmie

女性の語るInterlude。

11.Walls Could Talk

荘厳で少し恐ろしいほどのバックトラックの雰囲気に息を飲むと、力強いリードの歌声からじっくりと歌がはじまります。あまりドラマティックなメロディーではないのですが、時折見せるパワフルなバックボーカルとの豪快なシャウトの絡み合いが見事です!それだけで、聞き手を引き込んでしまいます。

12.Repeat

Attatudeらしいやわらかいメロディーで聞かせる美しき曲!スローなコーラスと、ゆっくりとだけど力強く歌い上げるリードのシャウトっぷりがたまりません!これだけスローな曲でありながらも、飽きさせずに全員がうまくフェイクで絡み合って、むしろ引き釣り込むような魅力がある極です!こういうスローでこそこのグループの実力の高さをまざまざと見せ付けてくれます!フェイクがみんなうますぎ!

13.Dreamin’

Dreaminというタイトルに相応しく浮遊感のあるトラックにのって、幻想的な歌を聞かせてくれます!心地よい雰囲気が気持ちがいい!後半にはピアノやギターも入っていくのですが、それぞれに曲の雰囲気を壊さないようにしっとりと聞かせてくれます。最後のエレキの音色がこれほどこの曲に合うとは思いませんでした。ボコーダーっぽいことも見せてくれています!

14.Summer Girl

ギターの哀愁漂うバックサウンドにのって、ベーシックなボーカルワークを聞かせてくれます。Jagged Edgeを髣髴とさせる厚みのあるコーラスが、どっしりと耳に残るパワフルさがあります。本当に4人が歌がうまいからこそ、シンプルなボーカルでどっしりと聞かせてくれるこういう曲でも迫力が感じられます!90年代のボーカルグループを思い起こさずにいられませんね。

15.Why Do You

最後はボーカルグループらしいOutro!SEXYなコーラスと語り、そしてリードボーカルの豪快な歌いっぷりにはウットリとしていまします。本当にこのグループいいです!

(Producer)

G.Richard:(1),(3),(5),(8),(9),(11),(12),(13),(14)
G.Green:(2),(4),(7),(10),(14),(15)
J.Book:(6)

(LINK)

MYSAPCEOFFICIAL

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