une / une

01.I Can Remember
02.One More Time
03.Lady You Are
04.5th of September
05.Hit Da Shaw
06.Baby Stop Frontin
07.I Really Love U Love
08.You Complete Me
09.I Really Love U Love (Remix)
10.Hit Da Shaw (Remix)
11.I Won’t Complain

(総評)

ひっそりとHMVなどでレコメンドされていた、デトロイトのシンガーuneのデビューアルバム。ジャケットからも想像つくように、少しソウルフルな哀愁漂う歌声のシンガーで、自分の色を良くわかっていて、ネオソウルに分類されそうな淡い雰囲気の曲に熱いソウルフルな歌声をのせて独特な世界観を作っていきます。
彼の歌声の素晴らしさは、特に、11曲目「I Won’t Complain」でのアカペラで発揮されていて、物凄い熱唱を聞かせてくれます。アカペラでこれほどソウルネスさを出せるっていうのは、本当に素晴らしいと思いますわ!声がいいんですね~!中盤がちょっとミッドテンポな曲が多すぎるのですが、それでも1曲目「I Can Remember」のノリのよさと、7曲目「I Really Love U Love」の哀愁漂うフレーズだけでも、聞く価値はありますね。上品さと哀愁、内に秘めたソウルを兼ね備えた作品に仕上がっています。ソウルフルな作品がききたいな~という人はぜひぜひ手に取ってみてください。
オススメ:(1)

(曲解説)

01.I Can Remember

ソウルフルな歌い方で盛り上げていく一曲!uneの独特な癖がある歌声ありながらもスムーズな歌い方がうまく雰囲気とマッチしていて、もう一緒に盛り上がりながら、曲を堪能できます。フェンダーローズも曲をしっとりと熱く盛り上げてくれます。

02.One More Time

1曲目とはうってかわってスローテンポなサウンドをゆったりと乗りこなしながら、しっとりとした歌を聞かせます。地味に歌い方の守備範囲も広いのがよくわかります。ちょっとした癖がありますが、伸びがあるいい声をしていて、うっとりと聞かせてくれます。

03.Lady You Are

徐々に、ダンサブルさを増していく曲調で軽快な歌声を聞かせてくれます。盛り上がるときに独特な押し込むように歌い上げていくのが、この人の歌い方のカッコよさですね~。

04.5th of September

哀愁漂う切なげなイントロから、アコースティックなサウンドで、寂しげに歌い上げていきます。地味に曲のふり幅が非常に広いなと実感させられますし、この人の色褪せたような声質的にはこういう曲調が一番あっていたりしますが、この声でいろんな曲調に挑戦しているのがこの人の魅力なんだなと再認識もさせられます。

05.Hit Da Shaw

Rapから始まる一曲!語りかけるようなフレーズが印象的で、心のピースがかけてしまったような寂しさをうまく表現しています。こういうJazzy Hiphopに近いような雰囲気の楽曲も自作自演家として作れるのは、見事です!

06.Baby Stop Frontin

今までとちょっと趣を変えて、ストレートにしっかり歌いこむタイプの一曲でも、歌い手としての力を見せてくれます。ファルセットでこれでもかと歌い混んで行く様は、無骨なソウルシンガーらしさがでていてかっこいいですよー!

07.I Really Love U Love

最初のイントロの独特なフレーズのメロディーラインからして惹かれます・・・そうしてとても切なげなピアノの音色にのって、色褪せたような雰囲気のある歌声が響きます。

08.You Complete Me

ピアノのバックが印象的に、語りあげるように歌うUne!ゆったりとした曲調が彼のねちっこくもソウルフルな歌い方とベストマッチしています。

09.I Really Love U Love (Remix)

7曲目を再び、ここで収録!なかなかしっとりと派手じゃない心地よいサウンドにウットリとします。

10.Hit Da Shaw (Remix)

Hit Da Shawをよりアコースティックに静かにアレンジしなおした一曲!

11.I Won’t Complain

最後はゴスペル調で、激しい感じでアカペラを披露!これが凄すぎでした!いや~歌えますね~。3分もアカペラでもたせちゃうなんて、凄すぎます!切ない感じの歌も似合うけど、こういう熱い曲をもっと披露してくれたらうれしいですよね!

(Producer)

All Produced by Burrell ‘une’ Bailey, Sterling G

(LINK)

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