TONEX / OAK PARK 921’06

01.Now
02.Alrigh
03.You
04.holy-NESS
05.Can’t U See?
06.Priceless
07.Fail U
08.Out The Game feat.Gibraan
09.Feelings feat.Karen Carpenter
10.Yes feat.Montell Jordan
11.Like
12.Anthony
13.My Friend
14.Tippy feat.Rhonda Patton
15.God’z Got It
16.HUP! feat.Omega

(総評)

ゴスペル回の異端児Tonexの新譜!なんとも、不可思議なタイトルなのですが、そんな不思議さが余計にTonexらしいなと感じるほどに、このゴスペルシンガーは、ゴスペルという枠には収まりきらない、多彩な超越的な才能をもった人物なのです!これまでも2枚のアルバムとDVDなどをリリースしているのですが、どれも、既成のゴスペルのアルバムという概念自体に収まりきらず、異端児扱いされるほどの人物なのですが・・・その才能は間違いなく、R&BやHIPHOPの現行のアルバムよりもカッコよく、奇抜なアイデアが随所に収められている好盤となっています!
全体的には、スムーズで女性コーラスも絡み、1曲目「Now」のようなTonexの線は細いけど、どこまでも伸び行く声をよくいかした気持ちがいいぐらいの展開の曲が多くを締めているのですが、そんな普通な曲ばかりではなく、リズム先行型の2曲目「Alright」で現行シーンの一歩先をいくところを見せ付け、5曲目「holy-NESS」で、Tonexの奇抜な一面をこれでもかと見せ付けてくれます!こんなビートで歌えるシンガーは、現在のR&Bシーンを探してもそう簡単には見つけれないでしょう。こういうROCK色が強い曲でもR&Bっぽく仕上げてしまうのも、彼らしいですね!
それにも増して、奇抜なのは、7曲目「Fail U」!この奇想天外な曲の展開といい、さすが天才Tonexといいたくなります!素晴らしいわー!もう全てが奇想天外で、面白いのです。
そうかと思えば、6曲目「Priceless」では、しっとりと歌ったりと、もう前半だけで、その緩急自在な派手な展開に、前半だけでお腹いっぱいになってしまいます。そうすると、後半はじんわりとゆっくり聞かせるような展開の曲が多かったりと、アルバムを無駄なくスムーズに聞けてしまうように仕上がっています。この作品では、その奇抜さも目立ちながらも、全体の完成度も高い一枚になっていて、Tonexの存在をこれでもかと感じさせてくれます!
もともとは2枚組みでUSでは売ってたというので、この長さでちょうど良いな~と思ったりもします。ゴスペルが好きな人よりもR&BのUPサウンドが好きな人には是非聞いて欲しい存在のアーティストです!
オススメ:(1),(2),(3),(4),(6),(7),(8),(10),(16)

(曲解説)

01.Now

女声コーラスが荘厳で情景と融和しあうような心地よい歌を聞かせ、細いけど独特の艶のあるTONEXの歌声をしっかりと盛り上げます!女声コーラスが歌うサビをバックに、本来の魅力的な歌声を見せてくれます!いきなりこんなに心地よい歌が始まるとは、さすがTONEXです!この人の音楽的センスはもうゴスペルとかそういう範疇を超越して、本当に気持ちよく新しい曲を聞かせてくれます。

02.Alrigh

とてもゆったりとした雰囲気で心地よい歌でありながら、アプローチ的にはHIPHOP的なDJの2枚使いのような音を聞かせるのが面白いですねー。これにしっかりと歌が載っているんだから、彼のリズム感が筆舌に耐えがたいのがよくわかります。

03.You

ちょっと明るくテンポがよくなった曲を聞かせます。Tonexの中でもフィリーっぽさっていうのか、ネオソウル的なファルセットを多用した歌い方が何ともセクシーです!これほどファルセットを使いこなし、しかも嫌味にならないっていう人は早々いませんね~。

04.holy-NESS

キターーー!これぞTONEX!このヘンテコビートにしっかりとかっこいい歌をさらっと乗せてしまうのが、すごすぎます。誰がこれをゴスペルだと思うでしょうか?やたらめったら、ROCK色が強くFUNKYなビートにのって、軽快で、壮絶な歌が展開していきます。このビートを作り出すのも乗りこなすのも、やっぱりこのTONEXだけでしょう。

05.Can’t U See?

気持ちいい曲へとまた戻っていきます。ここでは、Rapも披露して、多彩な面をここでも見せてくれます。バックサウンドが微妙に複雑怪奇に変化していくのも、聞きどころです!

06.Priceless

しっとりとしたTonexの歌声が堪能できる名バラード!そして、TONEXでしかなしえない、超絶絶叫ファルセットが、ふんわりした曲の雰囲気を切り裂きます!この瞬間がすごすぎますわ~。それがしっかりとはまっているんだから・・・どんなセンスしてるんだよと言いたくなります。ほんとこんな歌この人にしかできない歌ですね!

07.Fail U

このアルバム最高の切れ味鋭いナイフのような激しさをもった一曲!このバックサウンド、そしてコーラス、そして歌、そしてリズム感・・・すべてがかなり革新的でいてありえません。でもそれが最高にかっこいいんですから、このTonexの魅力にぐいぐい引き込まれてしまいます。ビートがぐねんぐねん変化し、BPM完全無視で歌は進み、さらにファルセットやシャウトを複雑怪奇に織り交ぜて、なんなんだ?!ってぐらいに、神出鬼没な歌でありながらも、一つの統一感をもっていて、かっこいいんですからたまりませんよね~。しかも途中でRapや、ビート音だけでもっていくところもあって面白いです!ほんと天才としかいいようがありませんね。

08.Out The Game feat.Gibraan

ピアノのダークな印象のイントロから、ギターも加わり、そっとしっとりと歌い上げていくTonex!こういう穏やかで語りかけるような曲でも、Tonexらしい雰囲気がよく出ています。なかなか聞かせる一曲に仕上がっていますよ!GibraanのRapも曲の雰囲気を壊さないように入ってきて、最後には情熱的に歌い上げていきます!最後のものすごい伸びる歌声には、驚愕してしまいます!壮絶です!

09.Feelings feat.Karen Carpenter

すきとおるような歌声で、なんとあのKaren Carpenterと一緒に歌をうたっているんです、これにはびっくりでしたね~。案外普通にソウルフルな歌がきけっちゃうのもびっくりですし、こういうジャンルレスな魅力を持つTonexに改めて感服いたします!最後まで清涼感がたまらない一曲ですよ~!

10.Yes feat.Montell Jordan

Montell Jordanのアルバムにも収録されていたYesがこのアルバムでも再収録!このどこまでも、神々しく力強くもりあがるこの二人の歌声に、昇天させられます。特にMontell Jordanも普段のねっとりした感じから、脱却してさわやかに盛り上げて、Tonexの突き抜ける歌声がうまくいきている一曲になっています。最後にかけての二人が掛け合いながら、壮大な盛り上がりみせるところがたまりませんね。シャウト対決になっています!

11.Like

ファルセットで、Rapheal Saadiqのような雰囲気を醸し出している一曲です。ファンキーなサウンドにTonexの独特なつんざくようなファルセットが面白く絡んでいます。

12.Anthony

ここら辺は、ちょっとまったりした感じで、奇抜さはないのですが、ゆったりと着実にTonexのいろんな面をみせてくれています。最初の曲をやったとは思えないほどに、やっぱり楽曲の幅があるのもこの人の特徴ですね。ゆったりとしたフィリー系のソウル作品の雰囲気をうまく取り入れています。

13.My Friend

ねちっこい歌唱で、ファンキーで、しつこいぐらいの粘着質な歌を聞かせます。シンプルな曲構成だからこそTonexの、Freakyなシャウトが活きていきます!単調でありながらも、引きこまれる不思議な曲です。

14.Tippy feat.Rhonda Patton

穏やかでのびやかな歌声で、しっとりとしたサビを丹念に歌っていきます。この辺はちょっとけだるげな感じですが、曲も起伏がないので、一緒にゆったり聞ける感じです!

15.God’z Got It

ドラムの使い方が実に変わっていますが、リズム音がいろんなところで聞こえてきます。最後はしっかりとシャウトで聞かせてくれるので、安心しますね。このやりすぎなシャウトとフェイクや面白いフレーズがないとTonexって気がしませんよね。

16.HUP! feat.Omega

最後はまた上げ目な曲で攻めてきます!最後までぐいぐいTonex節を聞かせます!最後の曲とは思えないほどに、元気がいい曲で、びっくりします。これがゴスペルだっていうんだからすごいですよね。軽快にノリよく躍らせてくれます!

(Producer)

T.Bizzy:(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(10),(11),(12),(14),(15),(16)
Chizmatonic:(13)

(LINK)

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