松田亮治 / くつずれ

(概説)

繊細な歌声が響きわたる松田亮治のメジャーデビューシングル。ライブでは、もっと力強い歌声で、SOULFULに聞かせてくれるアーティストなのですが、シングルではまた違った繊細で丹精な歌を披露してくれます。特に高音での伸びやかな歌声は、ここ最近のアーティストにはなかった艶とセクシーさを持ち合わせていて、とても魅惑的に響いてきます。シングル曲ではストレートな恋愛の歌といった感じなので、挨拶代わりっていう感じなのですが。カップリングでは、いきなりインディーズでのアーバンソウルと言われた魅力的なメロディーワークを見せてくれます、このアーバンソウル特有のセクシーさを出すのがとてもうまいアーティストだな~と感じました。そうして、3曲目では、Luther Vandrossの名カバー”SuperStar”を見せてくれます。その歌い方が実に見事です。歌いっぷりがもう、Luther Vandrossを思わせるしっとりとした心地よさにウットリさせてくれます。本当にLuter Vandrossのカバーをよく聴いているんだな~と思わせる節回しなどがたくさんあって、聞いていて微笑ましいです。R&B好きにはたまらない感じですね。
たった3曲ながらも、十分に彼の魅力を見せていて、彼の歌の懐の深さを感じさせてくれます。これからどんどんいろんな曲調にもチャレンジしていってくれるんだろうなと感じさせてくれる一枚でした。

曲紹介

01.くつずれ

インディーズではアーバンソウルを前面に出していた彼にしてはずいぶんかわいらしい曲だな~と思ったのですが、彼の高音の魅力を存分に出してくれる、シンプルな曲なので、しっとりと胸に沁みるかわいらしい歌詞がいい味出しています。彼の詞の世界も、とても身近な雰囲気と「ゆっくりな君の歩幅にあわせてる」っていうような情景描写もとてもうまいな~と思わせてくれます。彼の高音は本当に透き通っていて、す~と胸に入ってきますね~。

02.湿性の迷路

インディーズのときのアーバンソウルな雰囲気を漂わせている、ちょっとエロティックでいて、COOLな一曲。ギターがかっこよく唸り、松田亮治くんの妄一つの魅力である、リズミカルなボーカルスタイルを見せてくれます。音にのるがかなりうまくて、そして、Jamesというアーティストが作ったこのサウンドがよりクールに彼の線が細いんだけど芯が通ったかっこよさを引き立てています。僕はこっちの曲の方が好きだな~。

03.Superstar

Luther Vandrossのカバーで有名なこのカーペンターズの一曲を、Lutherのバージョンでカバーしています。歌い方の端々にLutherのカバーの特徴が出ていて、微笑ましいです。これを生で聞いたときは、その迫力にびっくりしたものです。生のときのまでの迫力はありませんが、十分にソウルフルな歌唱で、聞かせてくれます。声質が全然違うので、Lutherとは違う味のある一曲に仕上がっています。サビでのゆったりしつつも力強い歌いっぷりには、久々にいいカバーを聞いたな~という気分にさせてくれますよ。最後のコーラスまで入ってたら、完璧でしたね!あそこが好きなので・・・

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