01. Ledisi – I Can’t Let You Go
02. K.K. – Where Has The Love Gone
03. N’Dambi – Stay With Me
04. Rahsaan Petterson – That’s The Way
05. Donnie – Keep My Name Out Your Mouth
06. Linn Segolson – Troubled Times
07. Keite Young – Time Brings A Change
08. Storm – I Can’t Leave You Alone
09. Pretty Terry – Shake It Off
10. N’Dambi & Keite Young – If We Were Alone
(総評)
Expansion Recordsからリリースされた著名なProducerであるSteve “The Scotsman” Harveyのプロジェクト作品!これのために、instグループeveryday people project(Bobby Watson, Jimi Macon, Roman Johnson Tony Patler, Louis Van Taylor, Tom Ralls , Billy Preston)を作って、アルバムをリリース!そのサウンド面の素晴らしさもさることながら、ゲストボーカルの豪華さには舌を巻きます!特にLedisi, N’Dambiの著名なSOUL御用達の人達から、Rahsaan Pattersonまで、まさに実力のあるアーティストを集めて作ったアルバムという感じです。
特にひさびさの歌となるLedisiの1曲目のパワフルで、FUNKYな曲は、このアルバムを象徴するように、力強く躍動感に溢れていて、そのパワーに圧倒されます。その力強さの中に、しなやかで、繊細なサウンドが詰まっていて、ちょっとしたアクセントになるようなフルートの音色が入っていたりと、トラックの緻密さを聞くとやっぱり、Steve “The Scotsman” Harveyだな~と感じます。アコースティックなサウンドでありながら、躍動感に溢れています。どの曲もジンワリと良さが伝わってくるような水準の高い曲がたっぷり収録されています。Rahsaan PattersonとLedisiとDonnie3人は抜きん出ていますが、それ以外のアーティストもさすが、Steve Harveyが選んだけあって、安心して聞けますね。Steve Harvey自身もバンドで、パーカッション、キーボード、ドラムなどで参加していて、この作品でSteve Harveyの作品の独創性の高さ、クオリティーの高さすべてが認められることでしょう。よくクレジットを見ると、Pro Toolsをつかっているよーとか、作品を作る環境にまで言及している、このジャケットは面白いですね。
オススメ:(1),(2),(4),(5),(8)
(曲解説)
01. Ledisi – I Can’t Let You Go
LedisiをFeatした激渋でFUNKYな歌でアルバムは幕を開けます。Ledisiのこのドス黒い歌唱法は衰えることを知らず、より深くなった感さえします。フルートの音色が鮮やかにこの曲を盛り上げて、よりLedisiの歌声を引き立てています。ドFUNKYな一曲です。
02. K.K. – Where Has The Love Gone
K.K.というシンガーが参加しているとてもFUNKYでソウルフルなオヤジ声が印象的な一曲です。Anthony Hamiltonとかそういう歌声に近いシンガーさんですね。シャウトをかますごとにその黒さがどんどん濃くなっていき、苦味を増していくようなボーカルです。
03. N’Dambi – Stay With Me
その独特なスタイルがうけているN’Dambiが参加!まさにDopeな歌声で、Rockっぽい一曲で、その深い歌声でぐんぐん引きずり込んでいきます。こういう歌が歌える女性ってかっこいいですね。そのまま一緒にどこまでも落ちていきそうです。
04. Rahsaan Patterson – That’s The Way
アコースティックギターの音色とRahsaan PattersonのFUNKYな歌声で、ぐいぐいと歌い上げていきます。ダンサブルなその心地よい雰囲気に酔いしれます。フルートがここでもいい味をだしています!こういう生音っぽいサウンドが本当にRahsaan Pattersonは合いますね。踊れるアコースティックサウンドに仕上がっています。Steve Huffの力を存分にみせつけています。
05. Donnie – Keep My Name Out Your Mouth
ひさびさとなるDonnieの新曲、自身のアルバムよりも、もっとFUNKYで黒いサウンドでまた違う魅力を見せてくれます。そのSOULFULで力強い歌声には、完全にやられます。こういう地味に渋くて素敵ないい曲がたくさんあります。
06. Linn Segolson – Troubled Times
爽やかな歌声のLinnというアーティストが爽やかに歌い上げます。女性アーティストとの相性もこのScottmanは合いますね!
07. Keite Young – Time Brings A Change
癖のある歌い方が、Raphaelとかの雰囲気に似ているフィリーソウルっぽい雰囲気なサウンドです。でも、どことなくエッジが聞いていて、飽きることなく聞き進められます。FUNKYに燃え上がります。
08. Storm – I Can’t Leave You Alone
ちょっとくぐもった歌声が特徴的なStormがネットリとでもかっこよくリズムにのって歌い上げます。どんどん盛り上がりを見せるHOOKがもうたまらな!ビートにのって、躍らせてくれます。ギターのサウンドがクールですね~。こういう楽器の演奏でも楽しませてくれるのが、Steve Huffっぽい感じです。
09. Pretty Terry – Shake It Off
ここら辺はFUNKYなSteve Huffらしい作品を地味に実力があるアーティスト達が歌いつないでいきます。pretty Terryも素敵な歌声の持ち主で、ネットリと歌い上げていきます!ネットリした中にも絶妙なリズムが入っていて、踊れるのも素敵ですね。
10. N’Dambi & Keite Young – If We Were Alone
7曲目のKeite YoungとN’Dambiがお互いのDopeで一癖も二癖もある歌い方で、心地よい雰囲気を作り出していきます。
(Producer)
All Produce by Steve “The Scotsman” Harvey