(概説)
横須賀アーバンソウルと銘打たれたこのCDは、松田亮治という24歳のシンガーが見せるその端整で艶やかな歌声と、彼自身が作り出すどこか都会の片隅を思わせるようなそんなシンプルでいながら魅惑的なトラックが見事に聞き手を引き込んでいく一枚です!
このCD本当に横須賀でしかうっていなくて、手にいれるのは難しいのですが(通販もやっていないようです今回はたまたまライブで北海道に来たので手に入れれました)、それでも手に入れる価値は大有りです!それほどに、魅惑的な曲が二曲詰まっています。しかも500円と安いのもうれしいですね。
CDで聞くと線が細そうに感じるアーティストですが、実はライブではもっと太くて表情豊かな声なのです、そういうギャップも魅力ですね。CDでも線が細く感じるだけで、じっくり聞き込むとところどころで魅力溢れるフェイクを披露してくれていたりして、思わず目を閉じて聞き入ってしまいます。2月にはメジャーシングル「くつずれ」も発売する松田亮治くんに期待しましょう!そして、なんと4月にはUKのSOUL FUNKYな新人アーティストNate Jamesとの共演が決まっています!
曲紹介
01.夢の中
アーバンな薫が漂うサウンドに艶やかなボーカルがのり、流れるようなメロディーで魅了してくれ、ギターがいい味の切なさを醸し出し、その音色にぴったりとあった切ない歌詞がより心に深く語りかけます。そして、彼の歌声は、艶やかでありながらも、心をえぐる鋭さ見せてくれます。徐々に熱がこもっていくボーカルも彼の歌の若さを見せてくれてかっこいい。シャウトも感情がしっかりこもっていて思わず胸をかきむしられます。途中で、語りもあったりと、80年代アーバンソウルの薫がぷんぷんしてきますよ!名曲!
02.My Girl
ミッドテンポなサウンドに、言葉を一言一言置いていくようにポツリポツリと歌っていく面白い一曲。メロディアスな雰囲気とサビの無機質な感じのギャップが聞いていて癖になっていきます。あえて、感情むき出しで歌えるのに、抑えて歌っているのが、いいんですよね~。この余裕の持たせ方がアーバンな雰囲気を余計引き立てるんです、この声には本当にやられます!こういうミッドテンポな曲では良さがグンと引き立つ人ですね~。