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2007年 Single Review

S-key-A / アイシテル

S-key-A / アイシテル

(概説)

S-key-AのソロとしてのiTunes配信の第2弾!切なさと期待感が同居した詞の世界と、しっとりとしたメロディーに、抑揚の効いたS-kye-Aの美しい歌声が見事に栄えた一曲になっています。そばにいるのに、一緒になれないそんな切ない距離感をうまく詞とメロディーに乗せています。Boom Boom Boomではどきどきわくわくするような女の子らしい表現もとても上手だったのですが、こういうしっとりとした曲調でもS-key-Aらしいオリジナリティーあふれるフェイクや、歌い終わりの独特の抑揚のつけ方とか、とても声や歌い方が本当に魅力的な女の子だな〜と思わされます。きっとどんな曲調でもいけるんだろうけど、こういう曲調が本人が大好きでやっているっていうのが、伝わってきて、今後のR&Bシンガーとしての成長を感じさせてくれる一曲です!

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Junear / Rock The Party

(概説)

au限定の着うたサイトにて、配信が決まったJunearの新曲!Rock The Party!その名前に間違いなくまさに、聞く人の心をROCKする、ファンキーなカッコよさと躍動感とエナジーが溢れた作品に仕上がっています。歌詞もちょっと強気な雰囲気が逆にJunearの今までの感じと違って、アグレッシブなこれからの活動の躍進を感じさせてくれます。特に中盤に見せる豪快なシャウトには体をつきぬけるような強さがあります。新たな魅力でグッと見せ付けてくれます!なによりギターサウンドがカッコイイ!そしてそこから徐々に音数を増やしていくバックの演奏が渋くて、Junearの歌声にしっくりくるんです!サウンドも最近一緒に活動しているJilty SoulのBU-NIが関わることで、Jilty Soulのファンキーさを加えてより、生音の躍動感を感させる仕上りになっています!
日本語詞の音源として出ている作品ではCIMBAとの香水以外ではこれだけなのですが、とてもうまいなと思わせる言葉選びを見せてくれています。

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CIMBA / My Dear feat.Meajyu

CIMBA feat.Meajyu / My Dear

(概説)

CIMBAのthanxとのコラボ企画第3弾は、香水シリーズから離れて、セクシーな女性シンガーMeajyuと一緒に作り上げたMy Dear!はかない感じの一曲で、今までの楽曲の中でも一番メロディーが魅力的かもしれません。Meajyuさんの落ち着いた魅惑的な歌にも引き込まれていきます。特にこの落ち着いた雰囲気のT-SKによるピアノのバックトラックと、この二人の大人っぽい絡み合いが見事です。よりMeajyuさんのソウルフルな歌声が引き立っていて、ぐいぐいその歌声が癖になっていきます。さらにCIMBAのデュエットするときの歌い方も、とても女性や相手を引き立てるように歌うので、しっかりとそのデュエット相手の歌声を堪能できます。もっとお互いにぶつかり合うような曲も見てみたいですね!でも、こういうデュエットをたくさんもっているっていうのは今後のCIMBAの活動の強みにもなっていくでしょう。

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CIMBA feat.Junear / 香水 Pt.III

CIMBA feat.Junear / 香水 Pt.III

(概説)

東京No.1 R&Bパーティーthanxから生まれたCIMBAとイベント参加アーティストとのコラボ企画!
今もっとも勢いがあるR&Bシンガー達が、お互いの力をぶつけ合い素晴らしい楽曲を残していきます。
今回はそのソウルフルな歌声が、独特の存在感をかもし出すJunear!スムーズなCIMBAの歌声と、ソウルど真ん中のJunearの歌声という毛色がまったく違う二人の歌声をうまくまとめています。CIMBAも女性人とのコラボレーションとは違って力強い歌を見せ、そしてJunearの歌が始まったときに空気がグッと変わるのはさすがです!さらにここで注目なのが二人とも語りがあったりするところです!そして、最後に向けてお互いにファルセットとシャウトを絡めて、盛り上がっていき、男性シンガー同士ならではの面白みを見せてくれています!

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CIMBA feat.S-key-A & 宏実 / 香水 Pt.II

(概説)

CIMBAの1stアルバムで宏実とのデュエットで話題となった香水が、よりドラマ性を増して、東京No.1 Partyの企画としてリニューアル!香水 Pt.IIと名付けられたこの曲には、改めて宏実とさらに大阪よりS-key-Aが参加!女性二人との魅惑のデュエットを披露します!
CIMBAのファルセットをしっとりと聞かせ、S-key-Aとのお互いを癒すような二人の絡み合いと、そして芯の強さで、思いの深さを見せる宏実のボーカルと、3人という難しいコラボレーションでありながらも、うまく絡み合って、一つの世界観を生み出しています。CIMBAの盟友T-SK氏プロデュースも光る一曲です。もうすこしお互いの絡み合いがみたかったかなって気もしますが。でもその分しっかりとこの曲で伝えたい歌詞をじっくり聞くことができます。
そして、何よりもこんな豪華な3人による歌を生歌で聴けるイベントがあるっていうこと自体が、かなりうらやましい!thanxというイベントの勢いを感じますね。

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Jason Little / COME BACK

(概説)

元Ol SkoolのJason Littleが、ついにシングルをリリース!そのソロになってからの大きく成長を遂げた力強い歌声はインディーズファンの間でも話題になっていて、いまかいまかとアルバムリリースが待たれているインディーズシーン待望の星でもあります。そうして、このシングルではそのシャウターとしての気質を遺憾なく発揮して、これでもかとサウンドの上を暴れまわっています。ひさびさにこれほどにシャウトする一曲を聞きました!しかもそのシャウトどれもがセンスがいいからたまりません!バリトンシャウター好きにはたまらない一曲に仕上がっています!もともと第二次Ol Skoolのメンバーで、Ol Skool自体はスウィートな歌声が多かったので、これほどのシャウターに彼が成長するとは誰も思わなかったことでしょう。ホントこの声を駆使して、アルバム作って欲しいものです!

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Brandon Beal / Grown

(概説)

下で紹介したBrandon Bealの2007年のシングルがこのGrown!柔らかく心地よいサビのメロディーが印象に残ります。一度聞いただけで覚えてしまえるほどに、印象的なメロディーラインとそれを見事に肩の力を抜いて歌える彼の実力が、まざまざと見せ付けられます!そして、メインのメロディーに絡んでいくシャウトの数々!もうこれほどに引きどころを抑えた感じでやってもらえると、聞いてるほうもたまりませんねー。あまり押し付けがましくなく、心地よいメロディーを邪魔せずに、フェイクを絡めていくのです。本当にアルバムが楽しみです!

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Brandon Beal / I Don't Wanna See You Again

(概説)

テキサスのR&Bシンガーの2006年に話題となったシングル!テンポよいサウンドにさらに心地よいBrandon Bealの歌声が絡み合い、素敵な空気を生み出しています。透き通る彼の歌声をいかんなく発揮したサビでの流れるようなメロディーラインの素晴らしさもあって何度聞いても飽きないちょっと儚げな曲になっています!名曲でしょう〜!ギターのフェンダー音からのもう盛り上がりとそして益々色濃くなる切なさ・・・たまらないですよ!
ホントこういうのがひっそりとあるのがiTunesの凄いところですねー。しかも日本でも購入できるのはうれしいですね!

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Maurice / Baby

(概説)

ロス在住のセクシーな歌声を聞かせる若手シンガーMauriceのシングル"Baby"!しっとりとした雰囲気に美しいメロディーを乗せて歌い上げていきます。これからを期待させる見事な完成度の一曲になっています!徐々に怪しくも魅惑的にファルセットとシャウトを繰り返して盛り上がっていく様は見事です!ちょっとウェットな感覚で、しっとりと聞かせてくれます!
iTunesでひっそりとリリースされていますが、ぜひ聞いてみてください!

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KUBOTA meets KREVA / M☆A☆G☆I☆C

KUBOTA meets KREVA / M☆A☆G☆I☆C

(概説)

久保田利伸が、KREVAのトラックの上で自在に歌い上げる一曲「M☆A☆G☆I☆C」がリリース!HIPHOPでは売り上げ面的にもそのスタイルでも一番メジャークラスに位置するKREVAと、日本のR&Bの王道ともいえる久保田のコラボレーションということで、話題になりましたが。それ以上に、このコラボレーションを皮切りに、ツアーまで組んでくれたことが、とてもうれしく思いました。USでは、よく複数のメジャーアーティストが、ツアーを組んで回ることはよくあるのですが、そういうことをはじめてやってくれたからです。その中で一曲一緒に歌ったり、彼らの場合は、それ以上にコラボレーションして一緒にレベルの高いライブを完成させてくれていました。
楽曲的にもシンプルなKREVAのトラックに躍動感ある久保田のメロディーラインがのっかり、とても前向きな歌詞とあいまって、ノリにのって聞ける一曲になっています。何かが起こりそうなそんな期待感がたっぷりと詰まった一曲になっていて、MAGICというタイトルがとてもあっているなーと思わせてくれます。もう少し歌部分とラップ部分も部分もバランスがよく混ざり合っています。掛け声的にいろんなところで、合いの手をお互いにRapと歌でいれたりと、なかなか無駄なくフェイクで盛り上げてくれています。新たな久保田の挑戦としては面白い仕上がりになっています。これを期に日本のRapperとももっとコラボレーションで取り上げられると面白いかなと思います。
こういう遊び心溢れる企画を真面目に、高い水準でやってくれる久保田は素晴らしいですね。もうそろそろ、USの4枚目も期待してしまいますが、ゆっくりとじっくりと水準高い作品を制作してほしいものです。

(曲紹介)

01.M☆A☆G☆I☆C

ホント聞いただけで元気がでる疾走感と跳ねるmelodyがカッコイイ!素晴らしい一曲!KREVAのRapも自在に見せてくれますが、そこにテンポよく合いの手をいれたりする久保田も素晴らしい!何より、3曲目のインストを聞いたらわかりますが、このシンプルなトラックにこれほどドラスティックで勢いがあるサビのフレーズを思いついた久保田は素晴らしいですね!そして、どんどんmelodyが追加されていき、MELODYの変化も楽しめます。最後のちょっとふざけたような掛け声とかも面白い!ひたすらに、元気よく二人が掛け合いを見せてくれて、自然と盛り上がってしまいます!ホント軌跡のようなコラボレーションだと思います。久保田自身ももっとコアなRapperとコラボレーションしてもよかったんですが、KREVAぐらいメジャーな方が、いい意味で、派手さが出てて、楽曲のバランスとしてもいい感じに仕上がっています。この力強いトラックもKREVAのトラックメイカーとしての力を見せてくれていますね〜。

02.Cymbals '07 - JAM MASTERSIX -

Cymbalsの新バージョンを収録!とてもシンプルな原曲を少しリズミカルにしたような感じで、切ないほどに歌い上げる原曲と違い、どこか優しげで、安心して聞けるようになっています!久保田の事務所の後輩の森大輔くんがアレンジに携わっていて、彼らしい穏やかな曲調が、新たな息吹を吹き込んでいます。1曲目の激しさといい感じにバランスがとれていていいですよね。ツアーでよく一緒に回るYURIさんのボーカルが入っていて、すごいセクシーに仕上がっています。

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JUJU / Open Your Hearts

JUJU / Open Your Hearts

(概説)

軌跡を望むならで、話題を集めたJUJU姉さんの、今までのシングルをまとめたベスト的な一枚!実力派という言葉で語られることが多いのですが、実力派というよりも、どこかとらえどころがない自在に曲にあわせてボーカルスタイルを操りながら、それでいて彼女の芯の中にSOULやJAZZYといった言葉がきちんとあるところが、素晴らしい!
このミニアルバム自体は聞きやすいように1曲目と3曲目以外は、アレンジがちょっとお洒落なJazzやボッサやハウスっぽい感じになっているので、ちょっとJUJUの本来のもっと深みのある歌力や、ディープな雰囲気が薄れているので、本当にJUJUの入門編って感じになっていると思います。ライブで見せる彼女のもっと内面へ入り込んだようなディープでソウルフルな雰囲気はもっとカッコよいですしね。迫力がもっと違います。
これを聞いてから、ライブを見に行けば、彼女の世界観にどっぷりとハマれることでしょう!

(曲紹介)

01.Open Your Heart -素顔のままで-

そのストレートで伸びやかな歌声が心に響きます。Open Your Heartというタイトルどおりに、どこか広がりがある大空に飛び立つような壮大さを持ちながらも、しっかりと強弱をつけた丁寧な歌い方で、一つ一つの言葉が響いてきます。どんどん音程が上がっていくところの、ファルセットまで織り交ぜた歌声の安定感は、見事です。心にそっと寄り添ってくれるような優しい歌詞も素敵ですね。

02.There Must Be An Angel (Playing with My Heart)

定番のこの曲をちょっとポップなアレンジで、歌い上げています。この辺の曲調の明るさとかに、彼女の自在に曲を操るセンスの良さを感じずにはいられません。

03.奇跡を望むなら。。。

話題になったシングルもここのシングルには収録されています。本当にお得ですね!徐々に徐々に、尊く心地よく上り詰めていくような曲調で、心を本当に洗われるような、心地よさを感じさせてくれます。思いっきりバラードなのですが、ソウルフルで、一度聞いたら忘れられない心に残る歌い方は、本当にこのJUJUさんの真骨頂ですね。

04.I Like It

あのDebergeの一曲をまたもやJUJUさんなりのサウンドでカバー!この曲で見せるJazzyで、SOULFULな渋い歌い方こそ、彼女のライブパフォーマンスでも見せてくれる素晴らしいパフォーマンスです。英語詞の曲でも感情豊かに全然自分のものとして、歌い上げれるっていうのは、やっぱり海外での年季が違いますねって感じです。最後のI Like Youってフレーズのかわいらしい歌い方から、ソウルフルなメインボーカルまで本当に自在にボーカルを操ります。

05.CRAVIN' -07mix-

最初のシングルのREMIX!ちょっとダンサブルなサウンドに変化した中で、伸びやかで、どこか妖しげな雰囲気をアクセント的に付け加えています。こういうバンドっぽいサウンドでこそ彼女の歌声っていうのは活きそうですよね。でもこれは原曲の方がいい感じですよ。

06.Guilty Pleasure

ボッサっぽいサウンドにのって、心地よい雰囲気で、軽快なリズムにのって歌っていきます。なかなか直接的な詞の世界はさすがJUJU姉さんだわーと感心してしまいます。いいっすよねー女性にだってこれぐらいストレートに歌ってもらって!

07.光の中へ -07mix-

このアレンジはあまり好きじゃないんですが・・・でも、ちょっとボッサっぽい感じにまとめているから仕方ないのかな。でも、しっとりとしたJUJUの歌声の良さは存分に伝わってきます!

08.New York State Of Mind

最後もBilly Joelのカバー曲で、こういうなんかJAZZYな雰囲気の曲の方が、JUJUは合いますねー!素敵な空気が流れているようです!こういうサウンドが生音に近いものの方が、よく合う声をしていますよね。

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Baby Breath / Let Go

Baby Breath / Let Go

(概説)

Baby Breath、ほぼ2年ぶりとなるシングルがリリース!シンガーのSYO-KOとyucaliとRapperのizmyの3人による滋賀という土地の現場で活躍する、現場上がりの数少ないカールズグループの一つです。もちろんそのリアルなCLUBの臭いを感じさせるようなUPサウンドが得意としていますが、それ以外にも彼女達は歌を聞かせられるアーティストなので、スローバラッドから、心に染みるような曲まで、パワフルな歌と、女性らしい視点の詞の世界が、彼女達の独自の世界を生み出しています。CLUBから出てきたRapperもSingerも女性謳歌になりがちな傾向があるのですが、彼女達は女性的なかわいらしかったり、女性らしい感受性の豊かな詞の世界を見せてくれます、さらに、トラックもHIPHOPトラックから、POPSフィールドでも十分通用する聞きやすい曲まで、様々なトラックに乗りながらも芯のあるソウルフルな歌とパワフルなRapを聞かせてくれます!1Rap+2Singerという難しい構成なのですが3人のバランスも良くなって、今作では、よりアーティストとしての幅の広さを表現することに成功していています。
ミニアルバムのような構成になっていて、あえてバラードの次はアップという構成にしていることが、統一感を持たせるよりも、彼女達の音楽性の幅の広さをより強烈に見せています。特に1曲目「Re:lieve」でのかわいらしい歌と女性的な視点、さらに2曲目「I'm Lady」でのパワフルなクラブサウンド!そして、POPな曲調が耳に残る3曲目「SEASONS〜夏恋〜」とバラエティーに富んでいます。
ソウルフルなyucaliの歌声、ハイトーンで心地よいSYO-KOの歌声、パワフルでパンチが効いているMCからSEXYな雰囲気まで曲に合わせて様々な表情を持つizmyとそれぞれの特徴もよく出てきていて、それぞれの個性を引き伸ばしつつグループとしての成長が感じられます。聞き込めばわかりますが、どの曲でもかなりバックで、フェイクを軽くいれていたり、美しいバックコーラスがあったりと、どの曲も凝ったつくりをしていて、ソウルフルで厚みがあります。
最近多々女性グループが出てきていますが、カッコイイ女性を表現もできるし、かわいらしい女性らしさも、両方兼ね備えた歌が歌える貴重なグループだと思います。個人的にはスローからミッドテンポの曲での歌が結構好きなのですが、アップ曲もカッコよくて、どの曲も水準が高く何度でも聞ける一枚となっていて、アルバムへの期待も高まります。

曲紹介

01.Re:lieve

Baby Breathのカッコイイだけじゃなく、かわいらしい女性らしい一面をとてもよく表している一曲です。ゆったりとした雰囲気と、流れるような綺麗なメロディーラインとこの曲でリードをとっているSYO-KOの透き通る歌声がとても曲調にあっています。メロディーが本当にいいので、心地よく聞くことができます!まさにミニアルバムのリードトラックらしく引き込まれます!

02.I'm LADY

前作を知っている人ならばわかりますが、ある意味Baby Breathのイメージにぴったりな激しいアップサウンドの力強い意思を示す女性謳歌ともいえる一曲!パワフルなIZMYのRapperが豪快に盛り上げ、さらにパワフルなyucaliの歌声が盛り上げます。1曲目とまったく違うクラブで栄える、うねるように盛り上がっていく豪快さがあります。絶対ライブで聴いたら盛り上がるでしょうねー。

03.SEASONS-夏恋-

今までのBaby Breathの曲にはないとてもストレートなPOPなイメージを感じる一曲。とても切ない雰囲気で、聞きやすいメロディーに乗って、SOULFULな彼女達の歌声を聞かせてくれます。そんな歌声の深みが、普通にPOPじゃなくて、とてもパンチが効いたメロディーになって聞こえます。なかなかこういう曲でSOULFULに聞こえさせてくれるっていうのは、彼女達が現場でやってきたの下地があるからこそ、ただのPOPな曲に終わらない深みを持たせてくれているのでしょう。また一つ歌い手としまっすぐ歌に向き返る成長した姿を、見せてくれています。こういう曲が出てくるとアルバムも多様性がありそうで楽しみになります。

04."B" got GAME

2曲目よりもさらにリアルなクラブサウンドにのったパワフルな一曲。エッジが効いたビートが、躍動感のあるYUKALIとSYO-KOのコーラスワークとIZMYのRapperの勢いを盛り立てます!

05.clove story

ゆっくりとしたテンポのバラードソング。語るように歌う丁寧な歌声に、そっと耳を傾けたくなります。スローバラードでも、うまくRapをからめていくのは本当にうまいな〜と思うし、透き通るような歌声で、美しさを引き立たせるサビのメロディーといい、アーティストしての表情が広くなったなーと改めて感じさせてくれます。

(Producer)

Baby Breath:(1),(2),(3),(4),(5)
BUZZER BEATS:(1),(2),(4) A(ken):(3) THE BEAT GANG:(5)

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Full Of Harmony / G.O.O.D TIME feat.Teddy Riley

Full Of Harmony / G.O.O.D TIME feat.Teddy Riley

(概説)

なんとFull Of HarmonyのUSのProducerとのコラボレーション作品第3弾は、あのTeddy Rileyが参加!これにはびっくりしました。言わずもがな、USのR&Bを聞く人ならば、知らない人はいない超有名な人物です!GUY、BLACKSTREETのプロデューサーでありメンバーであることは有名ですが、その他にも有名、無名問わず、数多くのプロデュース作品を残している人で、グループ作品のプロデュースに関しては安定した評価があります。
そんなTeddy Rileyとどのように繋がったのかわかりませんが(正式に頼めばこういうところとも繋がるんだなーと思いましたわ)、Teddy Rileyらしい素晴らしい作品を提供してくれました。トラック的にはBlackstreetのAnother Levelに収録されている「」と同じフレーズを使いつつも、カッコイイメロディーラインがたまらない
なんとも2曲目の英語がたどたどしいのは、収録までに時間がなかったんだろうなというのを匂わせますが、(英語の歌いこみが足りなそう・・・)英語の方がスムーズに聞こえるであろうはずのものが、日本語の方がスムーズだと、Full Of Harmonyの日本語のトラックへの乗せ方がいかにうまいかというのを逆説的に物語っています。 そのほか、Teddy Rileyにプロデュースしてもらったっていうこともあってか、3曲目にBlackstreetのカバー「Before I Let You Go」が入っているのですが、これがライブバージョンで、本当にかっこいいです!思わず、サビでは一緒に歌いたくなりますね〜。最後にかけての3人の歌いこみ方が、もう素晴らしいです!素敵なカバーになっていますね〜。2曲目のたどたどしさはなんなの?って思っちゃうぐらいです。
Teddy Riley一色のシングルということで、自ずとアルバムの期待も高まる一枚になっています!

曲紹介

01.G.O.O.D TIME feat.Teddy Riley

スムーズなサウンドに乗って、3人の歌声が、実に巧みにリードしていって、3人の美しいハーモニーを際立たせていきます。こういうスローテンポなカッコイイ曲っていうのはなかなか最近なかったのでうれしいですね。そしてしっかりTEDDY RILEYもボコーダーで参加していて、ファンキーな歌声を聞かせてくれます。最後の絡み合いの激しさも、最近のF.O.Hには見られなかったタイプの曲で、1stアルバムの頃の複雑なハーモニーを多用していたころを思い起こさせてうれしくなります。やっぱりボーカルグループはこういうハーモニーの複雑さで見せるのが必要ですよねー!

02.G.O.O.D TIME feat.Teddy Riley[English]

明らかに1曲目よりもたどたどしさが・・・(笑)でも、英語だとこういうかんじなのかなーと思うと不思議です。無理に英語バージョンはいらなかったのでは?

03.Before I Let You Go

美しいそのメロディーに誰もが涙した名曲。それをより生音感覚満載で、感情豊かにバラードで歌い混んで行きます。感情移入して歌い混んで行くその見事な3人の歌いっぷりに、ずるずると引き釣り困れるように聞き入ってしまいます。やはり名曲のメロディーはいつ聴いてもいいよなーと改めて感動させられますね。

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D'gree / DAYS.ep

(概説)

D'gree / DAYS.ep

これほどにオールドソウルな雰囲気を体現できた日本人アーティストがいたでしょうか?オールドソウルを思い浮かばせるクラシカルな歌声を持つ、無類のソウルボーカリストjunearとソウルフルで独特なトラックメイクのセンスを持つANIの兄弟ユニットD'greeのシングル"DAYS.ep"!自分達のオリジナリティー溢れる楽曲と歌で、聞くものを掴んで離しません。
たった3曲ながら、その異彩を放つクラシカルソウルのセンスを遺憾なく発揮してくれています。安定感抜群な歌声が紡ぎ出す、ソウルフルでファンキーな歌声には、一聴しただけで、その凄さが実感できるインパクトがあって、junearさんにしか出せないSOULが詰まっています!どの曲もソウルフルなのですが、それぞれが違った魅力を持っていてファンキーなサウンドからハートウォーミングなものシリアスな展開をするものまで、たった3曲という中に、D'greeというアーティストの溢れるほどの魅力を詰め込んでいます。USソウルをこれほど自分の物として表現できるアーティストは、なかなかお目にかかれません。このCDの曲は全て英語詞なのですが、是非、自作では、日本語のオリジナルもききたいなーと思わせるほどに、素晴らしい楽曲の数々です。
このCDは、ライブ会場でしか売ってない限定品なので、そのD'greeの歌自体は、Official Siteでしか聞けないのですが、ネットを通して、その素晴らしい歌の良さは古くから話題となっていました。購入方法が非常に限られますが、是非、東京などでのライブなどで見かけた場合は、ぜひご購入ください。

曲紹介

01.Circulation

どこか懐かしい雰囲気がするSOULFULな歌声に引き付けられる一曲目!ギターのアコースティックな響きから作り出されるアットホームな雰囲気の中、伸びやかに歌い上げるjunearさんの歌声に一気に引き込まれます!ベーシックなメロディー展開だからこそ、その伸びやかな天性の歌声が心に深く響いてきます。

02.Free

1曲目よりも、もっとエッジが聞いたギターサウンドでしっかりと力強くFUNKYに歌い上げていきます。サビが二つあるような曲で、その劇的なメロディー展開の仕方が、たまらない!本当に渋い曲を作るな〜と感心させられます。一緒に歌いたくなるメロディーでありながらも、junearさんにしか出せない雰囲気が存分に滲み出ていて、聞き入ってしまいます。最後のシャウトなんて、感動モノです。

03.Real Love

温かみの溢れるやわらかい歌い方と、シンプルなサウンドが、いちいち音を弄る必要がないほどに、素晴らしい作品であることを証明しています。とてもゆったりとした雰囲気で短い曲ですが、その美しさに引き寄せられます。軽やかで柔らかいメロディーがじんわりと心に染み入っていきます。

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(Produce,etc)

【Music】
ANI:(1),(2),(3)
Junior:(1)
【Words】
Junior:(1),(2),(3)
【Produce】
All songs are produce by D'GREE

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Neo / Neer Give Up : アルペジオ : Dear Father : Higher Ground

(概説)

Neo / Neer Give Up : アルペジオ : Dear Father : Higher Ground

Tiny HoneyでデビューしたNeoが、メジャー契約後に、東京でインディーズでがんばりながら作り上げた現在の等身大な彼女の魅力が詰まった曲の数々が、MYSPACEで公開されました。そのあまりのクオリティーの高さと魅惑的で繊細で見事な歌声に感化され、さらにそんな楽曲たちのリリースの予定がないことが、とても残念に思い、ここに、大々的にレビューすることにしました!ここでreviewすることで、彼女の魅力的な歌声に一人でも多くの方が触れることを祈っています。どうか、一人でも多くの方の耳に届けてください。
もっとも、日本のR&Bのシンガーの中で、その表現力の高い歌声と魅力的な歌のセンスに感銘し、そして、その後姿を消してしまったとても残念なアーティストの一人がNeoちゃんでした。本当にもったいない・・・と思っていたのですが、そんな中MIXIでうろうろしていると、彼女を発見し、しかも自分のサイトを開いて、地道に曲作りを続けていたのです。これは本当にうれしいことでした。また彼女の声がきけると!彼女自身昔とサウンド的に違いますが・・・と断りはもらったのですが、でも、違うというよりもより彼女のやりたい音楽を忠実にすることで、以前よりもずっとソウルフルで美しい音楽を聞かせてくれたのです。本当に今の曲たちのほうが、すばらしくて魅力を感じますよ!
数年前の彼女しかしらない人には特に驚きを持って迎えられるのはその表現力の豊かさがより深みをましたことでしょう。そしてサウンド的にもより経験を踏んだこと、さらに年齢的な深みを感じることができ(メジャーデビュー当時は10代だったそうです)、ボッサやJazzの要素を積極的に取り入れながら、彼女の心の深いSOULを表現してくれる、やわらかく優しい歌声が堪能できます。
この4曲の中に、彼女の現在の魅力が存分に詰まっています。どれも、名曲というに相応しいおしゃれで心地よくて、胸に響く歌ばかりなのです。Neoがここ数年で身に付けたであろう、心深く入り込むような、歌い方、歌唱力には、ただただ驚かされます。そして、さらに磨きがかかった高音の柔らかくも美しく響く歌声にうっとりとさせられてしまいます。もう、どの曲も何度聞いても新鮮さを失わない、歌としての完成度の高い楽曲とメロディー、そして、心に響く詞の世界を感じさせます。
特に"Dear Father"での切ないほどの歌の詞とそれを表現しきってくれるしっとりとした歌い方!本当に心からの歌だな・・・と感動すら覚えます。さらに、"Higher Ground"で見せるノリの良いサウンドと、それを乗りこなす力強さに、果敢に挑戦する姿を見て、心踊らされます!さらに、名曲"アルペジオ"では、Jazzサウンドにのって、見事な表現力を見せ、"Never Give Up"で、心地よい突き抜けるような歌声にノックアウトされてしまいます・・・。
これほどにJazzyな雰囲気をうまく取り入れたセンスを感じる素敵な曲はそうそうないですよ〜!まさに新境地とも言うべきNeoが本来持っていたであろう、SOULFULな本来の歌声をこれでもかと感じることができます。日本人のSOULFULって歌い方だけじゃなくて、伝わるものに表れますよね!そういうものを感じさせてくれる4曲ですよ。どれも素敵なので、公開しているうちに是非聞いてみてください!オススメですよ。
http://www.myspace.com/naninuneo

曲紹介

01.Never Give Up

緩やかな曲調の中にも芯の強さを感じさせる一曲。タイトルどおりの優しい歌声だし歌い方なんだけど歌詞ではしっかりと前を見据えた姿を表現しています。やさしさからくる強さみたいなのを感じる一曲です。サウンドの音も手触りが柔らかで、美しいメロディーを気持ちよく包み込んでくれます。中盤から徐々にファルセットを交えてフェイクしていくところなんか、彼女の歌唱のセンスを存分に感じさせてくれます。目を閉じて聞き入ると、彼女の歌声に包まれるようです・・・彼女の高音の美しさには、うっとりとさせられますよ。

02.アルペジオ

インディーズ活動に入った初期の頃から歌っている一曲。Officialの方にも試聴先があります。力強いぐらいに気持ちのこもった歌です、一人の人への愛をこれぐらい強く歌っていくのが、いいですよね。そしてバックのJazzyなサウンドもとても心地よくて、徐々に音数を増して行くと、小気味良い雰囲気に、自然と体がゆれていきます。つぶやくように歌ったり、美しくパ〜っと晴れやかに歌い上げたり、本当に表現力が豊かなのです。ピアノもおしゃれに少し切なげに響くのが、なんとも胸を締め付けます・・・染み入りますよ。

03.Dear Father

とても深みがある素敵な歌詞に胸を打たれます。アコースティックにギター一本で歌いこんでいくメロディーの素晴らしさが良くわかる一曲。亡き父親へ向けたメッセージがとても印象深いです。「私の声に宿る」って部分からの歌詞の身に迫るほどの迫力には、胸をはちきらされそうになります。歌詞の一言一言が、これほどに深く心に入ってくる曲はないですよ・・・Lalala〜と歌うところでさえも、詞の暖かさがそっと伝わってくるようです。歌唱に関しても、絶妙の強弱や、フェイク、ファルセットどれをとっても、Neoの歌声の深みを感じることができます。素晴らしい一曲です。

04.Higher Ground

この躍動感溢れるサウンドと、それを見事に乗りこなすNeoに感動します。ボッサやJazzのいいところを存分に取り入れたダンサブルな一曲で、英語詞ですが、しっかりと聞くものをのせて躍らせてくれます。HOOKでの力強い歌いっぷりと、そこからシャウトに行くときの、晴れやかな突き抜ける歌声の心地よさ!全てが極上のダンスサウンドとして響き渡ります。奏でられるギターのテクニックも素晴らしく、パーカッションも合わさって、Neoのアドリブも生き生きと響き渡ります。こういう生演奏風なダンスサウンドって最近ないので、とてもインパクトがあります。

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