2005年 Single Review
久保田利伸 / 君のそばに
(概説)
来年にひさびさとなるツアーを控えた久保田利伸の久々のSweet Ballad!ストリングスとピアノが絶妙に絡み合うバックサウンドが、心地よく響き、その上を流れるようにストレートに歌い上げる久保田の歌声の素敵さに、心が熱くなります。とても、切ないんだけど、芯がしっかりと通っているようなそんな力強いバラードソング!久保田さん自信の愛情の深さを感じさせてくれますね。久々に邦楽のバラードでいいものだしたなーって感じです!そして、カップリングは、昔のレゲエ調な曲を思い起こさせるような、一曲!それを今のUSでの経験なども踏まえて、心地よく聞ける一曲にしてくれています。この一枚で違う側面を見せてくれるのもさすがって感じです。これは来年のツアーが楽しみになってきました!来年のツアーはぜひ、こういう日本でのいい曲と、USでのいい曲ごちゃまぜでやってほしいですね〜!まずは、ツアーまで、これを聞いて待ちましょう!
曲紹介
01.君のそばに
どこか、切なげで影のある曲でありながらも、しっかりとした芯の強い、力強さを感じさせるそのの言葉一つ一つが、心に心に染み込んできます。様々な悲しいことを乗り越えて、今ここであなたと愛し合っていくその誓いを、情熱的に歌い上げます。エレピのステキなバックサウンドがHOOKを煌びやかに盛り上げていく!そうして、ピアノとストリングスの美しいバックサウンドにうっとりとさせられながら、久保田お得意の変幻自在なフェイクを交えて、最後は上手く閉じていきます。決して長々と歌うのではなくて、ちょうど良く締め上げるところも素晴らしい!名バラードの誕生ですね。
02.Rock Wit Me Poh'!
レゲエ調なリズムで、ホッコリとさせながら、ちょっとコミカルな歌詞がかわいらしい。久保田のテーマの一つでもある、Peaceful! One Nationをテーマにしたホッコリして、暖かい気持ちにさせてくれる一曲です。初期の頃に一時期レゲエを意識した曲をかなり作っていた久保田の面影をここで感じることができます。ジャマイカやどこか南国の心地よい風に吹かれながら、聞いているようなそんな気分にさせてくれて思わず体をゆらしたくなります。
「滅多に泣けない男 切ないモンです」って歌詞がなんとも久保田さん自信なのかなと面白いです。
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Full Of Harmony / YOU & I
(概説)
Best盤をリリースしたFull Of Harmonyの、発売後初のシングルは、今までのバラード路線を周到しつつも、よりR&Bサウンドよりに舞い戻った感じがする名バラード!HIROやYUTAKA, ARATAの歌声もスムーズに入れ替わり、綺麗にハーモニーを奏でていきます。ここ最近は、純粋なバラードに偏っていて、カップリングでR&Bサウンドを聞かせるってパターンが多かったのですが、そのパターンを周到しつつも、今度は、そのバラードもよりR&Bな雰囲気な、メロディーやリズムを交えてうまく聞かせてくれます。そして、カップリングでは、1stアルバムを思い起こさせてくれるようなR&Bの歌い方を意識した一曲!リズムにあわせて英語っぽく発音していくところなんて、さすがです。それに、ミッドテンポでありながらも、エッジが聞いているサウンドがテンションを上げてくれます!詞の内容もぴったりで、これぞ、本来のF.O.H R&B!といえる出来です!どちらも、型が違う魅力を持っていて、十分すぎるほどにF.O.Hの本来の魅力を堪能できる一枚となっています!ひさびさの名作です!
曲紹介
01.YOU & I
ピアノの美しいメロディーから、華麗なリズムトラックにのってやさしくHIROの歌声が響きます。ひさびさとなる、R&B調なリズムやメロディーが、F.O.Hの良さを改めて感じさせてくれます。美しさと流れるようなスムーズさを両方兼ね備えた名曲です!HOOKに入る前の、メロディーラインが、英語のフレーズがすごいマッチしてて、心地よいスムーズさを持っています。HOOKは、I BelieveやRhythmで、培ったバラードの力を感じさせてくれます。美しいメロディーを作り出していて、やっぱり日本の中でも美メロを作らせたら、屈指の実力を持つ村山晋一郎がさすが、プロデュースと作曲を行なっているだけあります!この曲、HIROとYUTAKAが、作詞なのですが、確かにARATAの声が目立たないのですよね、ちょっとそれが寂しいかな。でも、Full Of Harmonyに変わってから、初めてR&Bらしい失恋を題材にした切なくも情緒的で素敵なバラードを完成させてくれました。
02.FLAVA
ミッドテンポなR&Bビートに乗ったカッコイイ曲を披露してくれます。この曲1stアルバムの雰囲気に凄い近い曲で、その英語を意識した日本語の発音の仕方など、昔を思い起こさせてくれるような要素がぎっしりと入っています。発音をリズムに合わせて、英語っぽい発音にしていくのなんて、かっこいいな〜、なかなか実力がないとできない芸当です。ここでは、ARATAの歌声がいいアクセントになっていて、ミッドテンポでありながらも、UPな雰囲気のカッコイイR&Bビートが炸裂しています!詞の内容もSEXY WORLDなみに、一夜の関係を感じさせてくれて、R&Bらしい詞の世界にどっぷりはまれます!
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三浦大知 / Southern Cross
(概説)
シングル3作目となるこの作品は、今までのR&Bサウンドをより進化させたUPテンポな軽快な一曲!実は、復帰後最初に見たライブで披露されている曲なのですが、かなりかっこよかった記憶がありしたが、それ以上に完成度も高い一曲へと仕上がっていました。
もう、彼を歌謡曲の世界で語るのは無意味でしょう。まさに、日本のR&Bのシーンをしょって立つ、逸材の一人としての十分な成長を見せてくれます。それは、プロデューサー陣が決してR&BやSOULオンリーな人たちでないにもかかわらず、これほどに完成度の高いR&Bを聞かせてくれていることから、歌詞の一フレーズや、メロディーなど、節々にR&Bを感じさせる要素がいかに高いかを証明しています。
1曲目はUPテンポに躍動感溢れる曲で心躍らせてくれて、2曲目は、かわいらしい感じを残しつつ、軽快なステップを踏ましてくれる小気味いい一曲となっていて、2曲でありながら、違う良さが詰まっていて、楽しめます、そうして、最後には、Southern CorssのPVがEXTRAで見れるようになっています。このダンスがいいですよね!やっぱり、R&Bはダンスも出来ると、見栄えも相当違いますね。もちろんできなくてもいい味出せるシンガーもたくさんいますが、こういう本場のR&Bシーンを意識してる人たちは、ダンスもやってくれると盛り上がります。
アルバム単位で聞いたら相当面白いもの作ってくるだろうなというのが、今からわくわくさせてくれます。きっと来年出るであろう、1stアルバムが楽しみですね。
曲紹介
01.Southern Cross
K-Mutoによるプロデュースと、ZOOCOの作詞という三浦大知の作品では、常に登場するクリエーターに、さらにSteve Duberry, Ricki Wildeという本場のサウンドメイカーの色を加えた作品。今までの本場のサウンドを周到しつつ、華麗にステップを刻みダンスを踊る様は、かっこいいです!そして、突き抜けるような歌声が、こういう唸りをあげるような躍動感溢れるUPテンポなサウンドにぴったり合っていて、心躍らせてくれます。ZOOCOも、大知くんの若さをよく表している歌詞でしっくりきますね。
02.One Step Closer
JAMの作詞とゴスの黒沢氏による一曲で、爽やかに小気味よく歌いつないでいきます。軽めのダンスが似合いそうな心地よさがたまりません。思わず一緒にStep踏んでしまいそうなそんな気分にさせてくれます。三浦大知君がいかにR&BやSOULがすきかっていうのが、よくわかりますね、こういうさりげない英語の歌詞のフレーズの使い方とか、さりげない音への歌詞への乗せ方とかが、かなり工夫されています。単調なPOPに終わらないところがいいですね。貸しもなんか、かわいらしさもあって、微笑ましくなります。
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faith / Sweet Way
(概説)
とても綺麗な1MC+1Singerという珍しいスタイルの女性デュオ!(BENNIE Kぐらいですからね。)しかもしかもさらに珍しいのが、ピアノをしながらRapするというJamというRapper兼プロデューサーのメンバー。しかもピアノはクラシカルピアノを本格的に習っているというんだから、凄いです。もう一人のWEEVAの歌声も非常に美しくて、ダンスもできるという多彩な二人組み!ぜひそのラップをしながら、ピアノを弾くというのをライブで見たみたいですね。本当に楽しみなアーティストが出てきました。1stシングルでもそのピアノのセンスに歌打ちされたメロディーの良さで、話題になり注目していましたが、この2ndシングルで、Upperでありながら、美しいピアノのメロディーと歌声、そして、Rapと歌が絶妙に絡み合うラストの盛り上がり方!本当に素晴らしいシングルに仕上げてきました。これは、もうアルバムに注目せずにはいられません。聞きやすいメロディーを作ることにも長けていて、今後が非常に楽しみなアーティストです!お薦め!
曲紹介
01.SWEET WAY / by produced JAM
Jazzyなピアノループがなんともかっこいい名曲が登場!CoolなRapと、美しい歌声が絶妙な混ざり合いを見せて、テンポがいい美しいメロディーで一気に盛り上がります!この人の歌声もRapのかっこいい声もどっちも好きですね。しかも彼女らのすごいところはプロデュースまでしているところ!これには驚きでした。JamというRapを担当している人がPianoの美しいメロディーを考えているのです。もともとはクラシックを学んでいたというところから納得がいきます。この作品では少しJazzyな雰囲気のPianoが随所に入ってて、それがかっこいいんですよね〜。ピアノやストリングなどのサウンド、美しくも力強い歌、Coolに切り裂くような切れ味の鋭いRapどれもに、耳を奪われます。そして、最後にRapと歌が絶妙の絡み合いをしながら、お互いにもりあがっていくところなんて最高です!Party Tuneってフレコミですが、こういう盛り上がりの中にあるクールさや、切なさとかの方が、グッときますね。
02.ストーク by produced JAM
カップリングも二人の息がぴったりあった、一曲。あえて歌を前面にだし、Rapは、あくまで補助てきな役割をしていた一曲目とちがい、こちらでは、どちらも1対1でがっぷりと組んで曲を盛り上げていくイメージです。こういうカップリング曲の水準も高いと、うれしいよね〜!
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和田昌哉 / Find A Way
(概説)
待望の2枚目となるシングル!素晴らしいソングライティング能力を1stシングルから遺憾なく発揮している実力派のR&Bシンガー和田昌哉!柔らかな歌声と、日本語でのメロディーを作ることにかけての抜き出た才能、さらに見事なフェイクのセンス!どれをとっても、最近の日本人のR&Bアーティストとしては一個抜き出た力と個性を持っています。見た目やスタイルでR&Bを表現するのではなく、純粋に歌い方やメロディーでその息吹を感じさせてくれるのは素晴らしいです。将来的にはUSとかでもやっていけるような力を持っていると感じさせてくれます。1曲目で、素晴らしいメロディーセンスと、フェイクを見せ付けてくれて、2曲目でUPも十分に歌えることも示してくれます。そして、3曲目ではなんとLuther Vandrossのトリビュートをやってくれるのです!これは本当にR&B好きとしては、こういう形でのカバーをやってくれるアーティストがいるとうれしくなりますね。もちろん1stでも、見せてくれたシングルの英語バージョンも今回は収録していて、英語の響きとかもすごい大事にしてて、この辺がとても丁寧にR&Bを聞いて、本当にそういう音楽が好きでリスペクトしているんだと感じさせてくれるアーティストです。彼はあまり日本語の詞をひねらずストレートな表現であらわすので、物足りなく感じる人もいるかもしれませんが、より感情の動きとかを思い浮かべやすいと思います。僕はそういうところも解りやすくて好きですね。彼の引き出しはまだほとんど見えていないので、これからもいろんな曲を書いてくれそうで、早くアルバムで聞きたいなと期待させてくれる一枚!本当に素敵な曲なので、ぜひ聞いてみてください。
(曲紹介)
01.find a way / produced by Masaya Wada
ゆったりと揺らぐサウンドと浮遊感のある歌声と切ない詞がギュッと胸を締め付ける一曲。彼の独特のちょっと力んだときにビブラートが効く歌声でフェイクしていくのですが、これが切なさを増していきます。HOOKに入ったときに、それを感じることが出来ます。そして、最後にかけて複雑になっていくフェイクの多彩さも彼の魅力です。声がどんどん入り組んでいくのが、たまりません。リリックもストレートな感じで、素直に心に入ってきますよ。
02.someday / produced by Masaya Wada
和田さんは、スウィートな歌声なので、甘いバラードってイメージが強いですが、実は1stシングルから、結構こういう軽快で爽快感溢れるUPビートを展開していっているのが、今までのアーティストよりも、R&Bの展開をよくわかっているんだなと感じさせてくれます。ファルセットで、すっと心地よく聞ける滑らかな歌を聞かせてくれますよ。後半のシャウトも線が細いながらも、インパクトがある見事なシャウトです!UPも、できるのは今後の彼の強みになりますね。
03.a house is not a home / produced by Kiyoshi "KC" Matsuo
Lutherに対するトリビュートでもあるこの一曲は、KCさんがプロデュースを担当。声質的にはLutherとは全然違う和田さんですが、音のなぞり方とかメロディーのとり方とかでLutherの暖かい色合いをうまく引き出しています。よく聞き込んで歌っているなーと・・・KCさんもひさびさにいい仕事してますわ。最後の盛り上がりから、サッと引くような緩急のつけ方なんて、たまらんです。日本人のカバーとしては名カバーに入ること間違いなしな一曲です。
04.find a way (R&B Mix / English Version) / produced by Taishi Fukuyama
必ず収録されているシングル曲のEnglishバージョン!これが本当に素直に聞けてしまうほどビタっとはまっているんですよね。詞もうまくはまるように工夫されていますし。すごいな〜。こちらのほうが、サウンド的には静かに展開していきますね。
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久保田利伸 / Club Happiness
(概説)
なんとも久保田らしいシングルが出ました。ちょっとPOPなセンスを織り交ぜつつ、今まで積み上げてきたR&Bや、FUNKの良さを随所に感じさせる一枚!元気がでるような感じで、心に響いてきます。これだけキャリアを重ねて、より濃いブラックな世界を表現できるようになっているのに、こういう以前のままの曲も今までの積み上げたものをプラスαして表現できるなんて、彼のセンスの幅の広さ懐の大きさを改めて感じさせてくれます。ただ、戻るのではなくて、今までのUSで積み上げたものもしっかりと感じ取ることができるのです、おもいっきりフェイクも合いの手も、全部が久保田流であり、R&BしててFUNKNESS!そして、リリックもとてもハッとさせられるような素敵なリリックです。カップリングも、久保田お得意の夏の終わりを感じさせるSummerシリーズの最新作で、切ないけどやさしい一曲です。このハミングする歌い方がたまらないんですよね。最後は、最近のシングルではよく見かける管楽器を使ったバージョンで、ただのインストにならず、語りやコーラスもあったりして、かなりこれだけでも楽しめるつくりになっている、3曲ともが楽しめる一枚です。
来年に予定されているツアーへの期待をいやがおうにも募らせてくれる、素敵な一枚ができました。来月もシングルがでるし、アルバムももうすぐかな?
曲紹介
01.Club Happiness
とても心地よい久保田らしい一曲!爽やかで元気がでるようなこの雰囲気は彼独自のものですね。SweetでFUNKYなTOSHIの曲もいいけど、日本語独自の心地よさを持ったこんな暖かい曲もできるから素晴らしい!でも、完全なPOPSになるのではなくて、どことなくFUNKYなフェイクや合いの手が、ところどころに入ってきて、HOOKでの体が揺れるようなリズミカルなメロディーは、これまで彼が積み上げてきたものを感じます。やっぱりすごいねー。サックスとの一緒にSwingするところなんか、最高!そして、やっぱり最後のフェイクがやっぱり久保田だって安心させてくれますよ。歌詞も、「しあわせとは ふと気づくもの つかむもんじゃない」ってところがすごい説得力がありますね〜。そうだよなーと思わせてくれます。
02.Summer Sweet
Summerシリーズとも言うべき、久保田の切ない淡いバラード集の最新版!夏の恋の終わりの切なさをやさしく歌い上げる久保田の言葉にギュッと胸を締め付けられます。ハミングするような歌い方がなんとも心地よいのです。いい曲ですね〜。こういう久保田のバラードは大好きです!
03.Club Happiness 〜Moogie Woogie Mix〜
最近の久保田のシングルには必ずはいっているフルートやサックスなど管楽器だけのバージョン。これが地味にいいんですよねー。これには、さらに久保田の語りや、さりげないコーラスが入っていてアーバンなカッコイイバージョンに仕上がっています!カフェとかでながれてもいいぐらいのかっこよさですよ。まさに久保田流のいかしたOld School Saxophoneでしょう。(リリック参照!)
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Full Of Harmony / Party Time
(概説)
Full Of Harmonyとしては久々のUpper Tuneとなるこの一曲!しかも1,2曲目はかなり爽やかな曲で、いかにも夏を連想させる曲で、非常にタイミングのいい時期のリリースとなっています。今回もTiny Voiceとh-wonderというかなり強力なサウンドプロデューサーを招いての一曲で、作詞作曲を本人達が勤めるという気合が入っている一枚で。バラードだけじゃない本来の彼らの味がうまく出た一枚になっていると思います。カップリングの「UTAKATA」も、「Party Time」のノリの良さとはまた違ったかっこよさがあって、カップリングとシングル曲とがうまくバランスされたシングルになっています。これからはFull Of Harmonyのうまく日本のPOPフィールドでもR&Bフィールドでも勝負できるという、素晴らしい立ち居地がよく出ている一枚だと思います。きっといろんな人が聞いてもいい曲だなと思える良さを持っています。
曲紹介
1曲目『Party Time』
まさに夏という感じの爽やかなイントロから、軽快に鳴り響くリズムトラックと3人の歌声が、体を揺らせてくれます。思わず手を振ってしまいそうな、のりやすいPOP調なリズムが彼らの歌の濃さと相まって面白いのです。ひさびさのYUTAKAによるリリックで、本人達の作詞作曲は久々で、とてもリアルで、彼らしい前向きなリリックに癒されます。無理すんなよっていう感じが、このゆるいアップテンポな曲調にあっています。最近の彼ららしさがよく出ている曲です。Tiny Voiceとしては、久々のコンビで、そこはかとないリズムトラックのかっこよさがさすが!と思わせてくれます。
2曲目『UTAKATA』
h-wonderによるR&Bトラックらしいダンサブルなバックトラックの上で、日本の祭りの情景を交えながら、一夜の出会いと愛を歌い上げるリリックが、とても不思議な感覚にさせてくれます。神楽とかこのビートで出てくると不思議な感じがします。でも、日本のR&B!って感じで好きですね。hiroの伸びやかな歌声が引き立っています!しかも、最近Full Of Harmonyが好きなとたんに始まる転調で、しっかりと盛り上げどころを作って、聞き手を楽しませてくれます。
3曲目『Just wanna... Justin Kase Remix』
前のアルバムの中でも、盛り上がること間違いない一曲のREMIX!以前のシングルのハウスリミックスより、こういうサウンドの迫力を増したREMIXの方が好きですが、ALL I WANTほどのREMIXはなかなかでてきませんね〜。
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三浦大知 / Free Style
(概説)
三浦大知の第二幕は、今井了介、HI-D、Patrick "J.Que"Smithの最強布陣で固めた、爆発力溢れる2曲入りのシングル!「Free Style」!1stシングルはちょっとR&Bを機軸としながらも、POPよりな雰囲気をもっていて、現在の三浦大知の音楽性を十分に生かしきれていない印象があったのですが、この2ndアルバムではそんな心配を払拭する素晴らしいR&Bが二曲収められています。Usherなどのソングライトで有名なPatrick J.Que Smithという人物を招いてUSのビートを取り入れていて、これが三浦大知の歌声がのることで、本当のR&Bを感じさせる出来になっているし、今井了介氏とHI-Dが絡んだ、一曲は、まさに、三浦大知の今を描ききった、若さ溢れる一曲になっていて、リリックではHI-Dが、Musicでは、今井氏が素晴らしい仕事をしています!これは絶対に必聴です!ますますアルバムが楽しみになるシングルですよ!
曲紹介
1曲目『Free Style』
彼が作り出した人脈の中でも、モロにUS直結な人物Patrick "J.Que"Smithがプロデューサーを務める、Upper Dance Tune!Usherのような踊れるシンガー向けな曲で、三浦大知でしか歌いこなせないかなって感じがします。日本語の選び方も、Jamという人物が絶妙な日本語を配列して、USの定番のビートの音に、上手いこと日本語がのっています!これは素晴らしい!音楽シーンへ、今までの自分のイメージを払拭するような力強い宣言!「本当のスタイルはオリジナルであること」と自分のこれからの向かう先を強烈に指し示しています!心地よい踊れるUPPERソング!これを聞いて踊りましょう!やっぱりサウンドがいいと声も栄えますね!
2曲目『Be Shining』
そして、このシングルはこっちの方がある意味メイン!なんと今井了介氏と、HI-Dという、現在までR&Bシーンを独自の視点で引っ張ってきた第一人者とR&B Singerとしては新人の三浦大知との強力な化学反応をおこすコラボレーション!HI-Dと大知とのセクシーに絡み合うイントロから、軽快なギタービートにのって、疾走感溢れる一曲が展開していきます!先へすすむ不安と、楽しみを見事に描ききった歌詞!これからの三浦大知をまさにあらわしたこのリリックはさすが、HI-Dといえる素晴らしいリリックです!そうして、Musicはもちろん今井さん!若さ溢れるイメージを強烈にリスナーに焼き付けていきます!これ聞いたら絶対前に進んでがんばろうって思えますよ。若さを感じます。
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Full Of Harmony / 涙の数だけ
(概説)
Full Of Harmony久々のシングルは、素晴らしい歌声響くバラード!しかも邦画の主題歌!話題性も抜群な一曲!曲的にも彼らのバラ−ドの中では、正統派でありながら、AKIRAにより、押しと引きをよく分かったプロダクションによって、感動的な一曲になっています!そうして、それよりも注目すべきは若手のプロデューサーをUTAを起用した、2曲目『Throught The GATE』!この曲ひさびさにF.O.HらしいUPPERソングで、心地よいぐらいに、体が揺れて、のれる音で仕上がっています!まさにプロデューサーの若さが思いっきり出てて、いいんですよね。やっぱりF.O.H自体は落ち着いてきてしまっている感が否めないので、こういう若いプロデューサーを多く使うことによって、サウンド的に最新のサウンドにどんどん対応していってって欲しいなと思いました。ちょっと3曲目がらしからぬ曲なのですが、トータル的にも楽しめる一枚になっています!オススメ!
曲紹介
1曲目『涙の数だけ』
Full Of Harmony久々の新曲は音数を極端に減らしたピアノオンリーによるバックと、サビでの厚みのあるハーモニーが印象的な一曲!まさに王道といった感じのバラードの展開をしていて、全ての人に受け入れるだろう、日本語バラードで、そこにProducerのAKIRAによる、サウンドの絶妙な引きと押しのエッセンスが加えられて、押し上げるようなサビでやられてしまいます。リリックも明日へと向けて進む力強さが描かれています
2曲目『Through the GATE』
HIROが作り出す、曲に新鋭のプロデューサー!UTAがProduceする素晴らしいサウンドが絡み合います!正直こっちの方が好きです。やっぱりF.O.HはUpだもんね!リリックもHIROとAKIRAの共作で彼ららしい、疾走するビートにのって、軽快に歌い上げていきます!ビートが細かくてめちゃくちゃカッコいいのです、仕事が細かい!リズムと音が湯水のように飛び出して、F.O.Hの歌声と絡み合うことで、力強い一曲へと進化しています!こうやって新しいR&Bプロデューサーがどんどん出てくるのはうれしい限りです!
3曲目『Rhythm justin kase remix』
うーん・・・正直いるのか?って感じのF.O.Hらしいとはちょっといえない、ハウスっぽいリミックス。シングルのカップリングどまりかなと思っちゃいますが、妙に爽やかでドライブとかに合いそう!でも、あのまったりバラードがここまで爽やかドライビングミュージックになるとは正直思いませんでしたー。ちょっとびっくり!
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久保田利伸 / a Love Story
(概説)
USの3rdアルバム「Time To Share」を出した久保田利伸の久々となる日本でのリリースは、あの「Shall we dance」の主題歌となる「a Love Story」!美しいメロディーにのって久保田独特の節回しや、R&Bらしい跳ねるような歌い口がとても心地よい一曲!相変わらずのフェイクやファルセット、シャウトなど絶妙なリズム感で聞くものをどんどん引き込んでいきます。ゆっくりゆれるように、踊る二人が目に浮かぶかのような曲で、歌もリズムも両方とも心に体に染み込んでいきます。
そしてカップリングでは久保田本来の味のあるリズミカルなサウンドを聞かせてくれて、やっぱりこういうFUNKYでリズミカルなサウンドを歌わせると、彼の歌声は生き生きしてくるなーと感じますね!そしてもう一曲はピアノバージョンと、バラードからミッドテンポまで楽しめる中身の詰まった一枚になっています。
ますます日本でのライブやアルバムが楽しみになる一枚です。アルバムの前にぜひライブが見たいです!
曲紹介
1曲目『a Love Story』
久保田が得意とするSweetnessなバラードを、たっぷりと堪能させてくれます。しっとりとWetな歌い方で、時々跳ね上がるような歌い方で心地よく歌声が響き渡ります。ところどころではいる転調がそれぞれ際立っていて、単調じゃないメロディーラインが聞いていても楽しませてくれます。もちろん久保田の持ち味のフェイクも混ぜ合わせつつ、美しいファルセットで盛り上がります。とても映画の雰囲気を落ち着いたものへとしてくれる良曲でしょう。歌詞もさわやかで心地よいです。
2曲目『Sign of Love』
こっちのほうが好きです!洋楽で築いてきたどこかはねるようなFUNKYなサウンドにのって、ゆっくりと盛り上がっていきます。全てがフェイクっぽい跳ねる歌い方で構成されているので、自然とそのリズムにのって体が揺れていきます。軽い感じの雰囲気と大きなLoveについて歌う久保田らしい一曲です。Angie Stoneと一緒にやった影響もサウンド的に随所に感じられ、ネオソウルっぽいサウンドでありながら、聞きやすい感じがAngie Stoneの作風に近い感じですね。
3曲目『a Love Story 〜Dancing with the Universe Mix〜』
ピアノをバックにシンプルに纏め上げた一曲。この歌のメロディーのシンプルな美しさが引き立つようなアレンジに仕上がっています。ちょっとJazzっぽい遊びも入ってる感じのピアノの演奏が、悲しい感じになりそうなところを美しくやさしい雰囲気へと高めていっています。
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和田昌哉 / Turn The Page
(概説)
HI-D、久保田利伸など様々なR&Bを表現できるアーティスト達に、絶妙なトラックを提供し続けてきた、Wada Masayaが、ついに、アーティストとしてデビュー!その卓越したプロデュース能力を遺憾なく発揮して、素晴らしい一枚を作り上げています!
その歌声は、やさしく話しかけるような歌声でいて、美しいメロディーラインに乗せて魅力的な曲を聞かせてくれます。その美しいメロディーラインも全てが自分の手によるもので・・・そのセンスの良さには圧倒されます。本当に、この人は凄いです。あえて引き合いに出せば、Babyfaceのようなスタンスを出来る人で、そのやさしい歌声と、美しい曲が彼を思い起こさせずにはいられません。そして、力を込めた時の突き抜けるような芯の強さを感じさせるシャウト!これがたまらないんです。本当にこのシャウトの仕方が、R&Bとかの影響を感じさせて、かっこいいなーと純粋に思ってしまいます。
曲的にも、1曲目で美しい曲を聞かせて、Balladerの実力をいかんなく発揮したかと思えば、それを覆すかのように、2曲目でUPサウンドでもしっかりと魅力ある歌を聞かせることができることを証明し、さらに、3曲目ではあえて英語のバージョンをつけることで、自身の音楽性のバックグラウンドにあるR&Bを意識させ、聞き手にも英語の魅力をまざまざと見せつけ・・・さらに4曲目で、そのR&Bがいかに好きかっていうのを証明するかのようにカバー曲を披露します。しかもMONICAのカバーを!これには、参りました。もう、自分を見せるということに関してもこれほどうまいとは・・・。本当に素晴らしいプロデューサーは歌っても一流だなと感じさせましたね。詞の世界も、ステキで英語でも日本語でも、心情表現が非常に上手くて、心深く染み入る歌詞が多いです。この辺のトラックのステキさと歌声の優しさって言う点では、Babyfaceとかの立ち位置にすごい近く。歌声的にものすごいバリトンがすごいとか、テナーで吼えれるとか、天性的な力をもった声ではないのですが、そのかわり、ものすごいやさしく丁寧でいて、魅力的な歌声と歌い方をしてくれるのです。メロディーセンスの良さも、Babyfaceに負けていないんじゃないかと思わせるほどです。こういう美しいメロディーメイカーは日本に今までなかなかいなかったので、今後を期待させてくれるアーティストのデビューです
All Produce : Masaya Wada
曲紹介
1曲目『Turn The Page』
心地のよいピアノのメロディーとやさしい歌声に癒されていきます、過去の寂しさを癒してくれるような前向きなリリックがとても胸を打ちます。気持ちを前に向かしてくれるそんな優しい曲です。そして、彼のR&Bを本当に聞き込んでいて、わかってるなーと思わせる、メロディーラインの美しさとそれを鮮やかに彩るフェイクや抑揚の聞いた歌声にウットリさせられます。もともとトラックメイカーとしての力量はハンパじゃないので、どこか普遍的なメロディーでいながら、新しさを感じさせてくれる曲を作り上げていて、最後のフェイクやシャウトが、最初のやさしさと対照的でいて、彼の歌の力強さを感じさせてくれます。このシャウトがいいんですよねー。
2曲目『The Way U Make Me Feel』
1曲目でSweetな歌声のバラッディアーかと思わせておいて、しっかりと2曲目ではその期待を裏切り、ノリがいいリズムのUPを披露します。この意外性!これがこの人の懐の広さを表しています。しかも、このコントロールを失いそうな心を歌っているのが、このUPテンポのスリリングさと相まって、心を揺さぶります。このテンポのいいHOOKのメロディーに、踊らされてしまいそうです。コントロールを失いそうな妖しさを持ったサウンドやリリックに巻き込まれていくようです。しかも粘着性の高い音を使っていて、これをカッコよく使える人って日本のトラックメイカーでもいたんだなーと驚かされます。粘着度の高い低音の音が入ってるのですが、これって洋楽ではよく聴くのですが、日本人で、カッコよく使えてる人初めてきいた気がします・・・すごいですね。
3曲目『Still (Turn The Page : English Version)』
1曲目の英語バージョンなのですが、これを聞くとお、聞いたことあるよ、このフレーズっていうのが、結構出てきます。洋楽のR&Bって結構自分の好きなフレーズを引用することが多いんですが、それを自然にやってのけてるのは素敵です!英語の滑らかなフレーズが合わさるとこの曲の美しさがさらに引き立つような感じがします!そして転調での力強さ、最後のフェイクの強さも凄い引き立ってます。あえて英語バージョンを入れたのは、きっと彼の自分の英語での表現の違いとかを感じてほしかったからだと思います。あえて、違いを出すことで、1曲目での日本語のフレーズの心地よさと、英語でのメロディーの気持ちよさを比較させたのでしょう。本当にいいメロディーです。
4曲目『Before You Walk Out Of My Life』
Soul Shock & Karlinが作ったMonicaのもっとも有名な曲のカバー!彼の音楽的なセンスの良さや、こだわりっていうのをここに集約させたなという一曲です。そう、lこの歌えて、プロデュースができるなんてまるで日本のBabyfaceといっても過言ではないぐらい!しかも、ここでMonicaという女性アーティストのカバーをもってくるあたりが凄いんですよね〜。やっぱり男性アーティストのカバーをしてしまうと元と比較になってしまうのですが、そこを上手く避けてWada Masayaの世界を上手くこの曲に反映させています。これほど見事なカバーはなかなか聞けないかもしれません!本当にファルセットを使ってこの曲良さを存分に引き出して美しく歌い上げていきます。これはぜひライブで聞いてみたい!
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三浦大知 / Keep It Goin' On
(概説)
長い間沈黙を守りつつ、その歌声とリズム感を育ててきたFOLDERの三浦大知がついに、再デビューを飾りました。突然の引退をしてしまったのですが、その歌声の復活を望む声は多く、まだ歌っているなど、アーティスト、音楽関係者からその近況を聞くことは多かったのですが、ここまで派手に復活するとは思いませんでした。どちらかというとファンよりもその周りの音楽関係者から復活を望まれることが多かったのでしょう。MTVとAvexをバックアップに、完全復活を遂げたのです。以前のFOLDERで培ってきた広いネットワークを生かし、今回は、ゴスペラーズの黒沢薫、SOYSOULのK-Muto、ZOOCOなど、安心して任せられる人たちをプロデューサー&作詞作曲家として招き、ずっと暖めてきたその歌声をダンサブルに聞かせています。
本当にリズム感がよくて、伸びる声でいながら、ちょっと耳に残る感じもあります。17歳らしい若さとさわやかさを持っている声で、伸びやかな中にも、その中に芯の強さを感じさせます。音楽的には、今回のシングルは、POPSよりなR&Bといった感じなのですが、特に2曲目では、普通の人が歌ったらただのPOPSになりそうなところを、彼のリズム感とフェイクなどのうまさでしっかりとR&Bとして成立させているところに彼のすばらしさを感じます。楽曲的にはもう少し先鋭的な、L.L.Brothersや、今井了介さん、Wada MasayaさんやHI-D、DAISなど、思いっきりR&Bを主体としているライターやプロデューサーに総合プロデュースをしてもらえば、もっと先鋭的な音楽が出来たのではないのかなと思いますが、まずは力強い一歩を踏み出すために安定した実力を発揮できるプロデューサーチームでそろえたなという感じです。今後はそういう人たちとの仕事も増やすしていくことになるはずなので、それを生かしきれる実力と力をもったアーティストであることをこのシングルで証明しています。一曲目は、非常にノリがいい素晴らしいR&Bソングで、心地よく聞き込むことができます!サビでの伸びやかな歌声などたまりません。歌詞も前に進みだす若さを上手く表現しています。
HIPHOPなサウンドや思いっきりR&Bな曲や、Slow Balladなど、CLUBで、栄える曲たちを歌って欲しい!ライブを見たのですが、実はこれほどPOP色が強い曲の方が少なくて、モロにR&Bっぽ曲がほとんどを占めているのです、しかもダンスもめちゃくちゃうまくて・・・これは凄いアーティストが出てきたな・・・と正直に思いました!本当にアルバムが楽しみになってしまいました!心配しなくても若手のTOPとして、引っ張ってってくれそうな力強さを感じました。ぜひ彼の今後の活躍を期待したいと思います。
曲紹介
1曲目『Keep It Goin' On』
爽やかなIntroから、伸びやかな歌声で、しっかりとリズムを取りながら歌い上げていく感じは流石!サビに向けて徐々に盛り上がっていく感じは、R&Bの定番で、K-MUTOさんの力を感じますね。この曲では、メロディーをゴスペラーズの黒沢さんが作っていて、総合プロデュースをSOYSOULのK-MUTOが担当するという、SOUL好きがピン!と来るような分かりやすいメロディーと、三浦大知君が相当影響を受けたと思われる、現在のR&Bシーンの歌い方が絶妙に混ざり合い、素晴らしいハーモニーと紡ぎだし、ダンサブルでいて聞きやすい楽曲を生み出しています!詞の世界も、これから旅立つ彼のためのような歌詞で、デビューにふさわしい一曲です。
2曲目『You'll Be Mine』
ちょっとこの曲は1曲目と違って、POPな雰囲気をより前面に出している曲です。この曲でもK-MUTOとZOOCOという大物をソングライトに持ってきて、彼らのセンスが前面に出ていた一曲です。どうせなら、若いもの同士のコラボレートで、若いセンスの楽曲で、特にHIPHOP寄りなものも聞いてみたかったです。でも、ZOOCOの作り出す詞の世界はステキだし、K-MUTOのメロディーラインはとても聞きやすく且つ力強さもあり、覚えやすくPOPなんですが、個人的には、もう少し複雑なR&BのリズムでR&Bの歌声を聞かせて欲しかったかな。Slow Balladも聞いてみたかったです。
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Very Phat Soul / BED TIME
(概説)
東京の二人組みのR&BグループVery Phat Soulのデビューアルバム!T-skの作り出すトラックに、CIMBAのテナーボイスを重ねることで絶妙なバランスの歌声が、心地よく耳に響きます。ラテンや、HIPHOPの要素も入れつつ、クラブでの活動を主体としながらも、サウンド的にHIPHOP色が強いわけではなく、ひたすらR&Bを追求している姿勢が素晴らしい!本当にR&Bがこの二人は好きなんだなと感じさせてくれます。R&Bの真髄であるセクシーさやMoodyな感じをもった曲も難なくこなしていきます!何よりSIMBAの歌声が最高にセクシーで、歌い方もすごい丁寧で聞いていて心地がいいんです!特に、力んだときの力の込め方なんか、こっちまでグッと来てしまいそうです。彼らは曲的にも、のりやすいメロディーを作るセンスを持っていて、聞いていてすんなりとメロディーが耳に馴染んでいきます。歌詞のメロディーののせ方で、ちょっと無理のあるところもありますが、ほとんどはとてもスムーズに歌詞が耳に入ってくるほど、上手く歌詞とメロディーがリンクしています。さらに、その素晴らしいメロディーセンスの中で、しっかりとSEXYな女性の声を入れたり、電話のイントロを使ったり、そういうR&Bの楽曲のポイントとなるところもしっかりと押さえたプロダクションができていて、聞き手を楽しませてくれます!大人な女性に聞いてもらいたい一枚って感じかな。3曲とも雰囲気が違いながらもしっかりとR&Bという軸を中心に曲が展開していて、楽しんで一枚を聞くことができ、3曲のボリュームとは思えないほどの聞いた後に満足感を味わうことができます。1曲目の出会いから2曲目で二人の夜へと流れ、3曲目は二人の愛を歌う歌へと3曲が恋愛の流れにちゃんとなっているのも、スムーズに聞けますね。そして、1曲目はぜひCLUBで聞きたいノリがいいラテンなリズムが癖になる感じで、3曲目は心に響く歌でじっくりと聞きたくなります。特にタイトル曲である「Bed Time」は名曲です!せっかく東京にいる人は彼らのライブも見た方がいいと思いますよ!カッコいいです!
そして遠方の方はぜひHMVかTOWERでお買い上げください!お近くのお店になくても通販で買えますし!
曲紹介
1曲目『Her Eyez On Me』
スパニッシュギターが鳴り軽快なリズムに乗って始まる一曲、少し前に流行ったラテンな雰囲気を取り込んでいて、その取り込み方のうまさにびっくりさせられます。こういう曲に歌詞を載せるのも難しいのに、かなり上手に載せているところも素敵です。歌詞のメロディーの乗せ方が難しいなーと思うところもありますが、ちょっと力んだ歌い方なんて、グッとくるような感覚で、たまりません!妖艶な雰囲気の歌詞とスパニッシュギターの奏でるラテンな雰囲気が見事に合わさっている良曲です!曲の展開が複雑で、次々とあふれ出るフレーズが彼らのメロディーセンスの良さを示しています。
2曲目『BED TIME』
Sweetで、SEXYなMake Loveな一曲!うっとりと気持ちがよくなりそうなそんな雰囲気を持った曲で、しっとりと体を揺らして聞きたくなります。腰にくる艶っぽい感じがたまりません!イントロのタイトなリズムトラックの上で、その音にやさしく声を置くように丁寧に歌い上げていく二人の歌声が心地よくて最高!日本だとここまでストレートにMake Loveを歌った曲はなかなかないですね。リリックもそうして、コーラスとCIMBAのファルセット交じりの絡み合う歌声がなんとも・・・それにさらに女性のあえぎ声がからまってさらに淫靡さを増していきます・・・最後にギターで締めるのもいいアクセントになっているし!本当に名曲だと思いますよ。
3曲目『For my love』
3曲目は、電話のイントロから始まる定番の展開!この辺が本当にこの二人は洋楽のR&Bが大好きなんだなーと感じさせてくれます。そこからやさしくゆったりとピアノの伴奏に合わせて歌い上げていきます。HOOKの伸びやかなメロディーにはウットリさせられます・・・。決して太い声じゃないのですが、癖がない艶やかな歌声を生かした歌い方がすばらしいですね。雰囲気的には、Kenny Lattimoreとかが近いかも!すごい難しいメロディーラインでも、丁寧になぞってるのがうまいなーと感じさせます。美しいメロディーにあった素敵な歌詞で心地よく心に響いてきます。
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JAY'ED / Why?
(概説)
ついに、Sphere of Influenceのアルバムでその強烈なインパクトを与えたJAY'EDがシングルをリリースした!DJ YUTAKA、ドーベルマン・インクなどのアルバムでその歌声を耳にした人も多いだろう。彼の歌声はそのインパクトの強さとは反比例に美しく心地よさを聞くものに与えてくれる。まるで聞くものを優しく包み込んでくれるかのような甘く包容力がある歌声で、傍らにそっといながら歌ってくれているようなそんな感覚になります。ただ優しいだけじゃなくて、3曲目のMAXWELLの『LIFETIME』のカバーが証明しているように、もっと自分の芯の強い部分に基づいた優しさなので、内面にもっと激しいものを感じさせます。それを示すように、シャウトやフェイクでは、唸るように搾り出すように力強さを前面に押し出してシャウトをかましています!その辺のバランスも絶妙で、聞いていてどんどん引き込まれていきます。早くアルバム単位で聞きたくなるような一枚です!
3曲どれもが、特徴をもっていて、どの曲も良い曲です。1曲目は彼の包み込むような甘いボーカルを堪能させてくれて、2曲目では軽快な曲のメロディーが彼のメロディーセンスのよさを感じさせます。3曲目でのMaxwellのカバーという彼のもとになった部分と、選曲のよさを見せてくれるのも見事です!この一枚で十分にシーンにJay'edというアーティストをアピールすることが出来ていると思います!
これは今年絶対買っておくべき一枚です!今後の日本のR&Bシーンの中でも重要な一枚になりますよ!
曲紹介
1曲目『Why?』
Sweetでやさしいイントロからゆったりと語りかけるように歌いこんでいくJay'ed、その包み込むような感覚にそっと身を委ねてしまいたくなります。そして、コトバを一つ一つ確かめるようにメロディーに乗せていき、きちんと日本語をR&Bの美しいサウンドにのせていきます。言葉が生命を持っていくように、言霊を詰め込んでいくJay'ED!まさにSOULFULな歌い方だなと感じます。温かみのこもった歌でありながらどこか儚げな雰囲気も持っていて、徐々に熱を帯びていく後半の歌いっぷりが余計に心に響いてきて、見事です!彼の優しい歌い口がよく分かる名曲です。長く聞ける一曲ですよ。
Produce:M.HIROISHI
2曲目『Shining★Star』
2曲目は、1曲目のSweetで儚げいながらも、優しく包み込んでくれる曲だったのですが、この曲では、もっとストレートにSweetな雰囲気を甘いミッドテンポの楽曲を歌いこんでいきます。このミッドテンポのメロディーが一度聞くと癖になるほどに心地よくて、たまらないです!特に日本語のメロディーへの乗せ方が絶妙で、こういう言葉がメロディーにはまった曲っていうのは何度聞いても飽きがきません!水滴の音が織り成すサウンドもたまらないメロウさと心地よさが混ざり合っていて、そこを気持ちよく押し付けるのではなくあくまで傍にそっと寄り添うように歌っていくJay'edの歌い方が気持ちがいいですよ。
Produce:M.HIROISHI
3曲目『Lifetime』
そして最後はなんとあのMAXWELLのカバー!どちらかというと、Babyfaceとか、ストレートでSweetな歌い手さんの影響を感じさせる歌い方でありながら、Maxwellをカバーに選ぶとは、彼の間口の広さを示しています。甘美で可憐なその歌い方はMaxwellのように芯が強く毅然としたうたいっぷりが元になっていて、それをもっと切なく淡い歌い方にしたものなんだと気が付かせてくれます。MaxwellのLifetimeとはまた違う味がある一曲に仕上がっていますよ!
Produce:Takashi Futatsugi
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Baby Breath / WARM-UP
(概説)
滋賀の3人組女性ボーカルグループ!本格的なR&Bグループとかいてあったのですが、どちかというと、UKのMis-teeq を髣髴とさせるグループで、RapperっぽいガラージMCの女性が一人いてそのおかげで個性的なアーティストへと進化しています。他の二人は力強い歌声のボーカルと、Sweetで蕩けるような甘いボーカルという3人がそれぞれ個性的なアーティストで、絶妙なバランスで絡み合っています。今までの日本のR&Bの女性アーティストってやっぱり恋愛を中心に歌っていて(もちろん彼女達もステキな恋愛の歌も歌っています)、CLUBのパーティーチューン的なのを歌える女性アーティストってほとんどいなかったのですが、レゲエのMCが入るおかげなのか、そういうパーティーチューンでこそ彼女らの力強さがよく出ていてカッコいいんです!こういうところをもっと前面に出していくと、相当個性的でOnly1なアーティストへと進化していくんじゃないかなーと感じました。無論R&Bグループっていうわけじゃーなくて、もっとHIPHOPやレゲエやUKガラージやR&Bなどの様々な要素が混ざり合っていて、今現在でも稀有な存在なのではないかなーと思います。音楽的なスタイルだけじゃなくて、見た目もすごいB系なリアルなCLUBをその視覚的な部分からも感じ取れて、現場をいかに重視したスタイルかっていうのがよく分かります!こういう現場を大事にする人たちは、すごい今後も伸びていきそうな感じがします。美人さんだしね〜。ライブも見てみたいもんです。
曲的には個人的に大好きな5曲目のスウィートな歌声がなんとも癖になるのですが、1曲目や4曲目での力強さにも圧倒されます。たった5曲なのですが、ボリュームがある一枚に仕上がっていて、一枚できちんと楽しめる構成になっていますよ!
曲紹介
1曲目『約束』
ガラージっぽいバウンスビートにのってカッコよく3人が絡み合い歌い上げていき、Rapを力強く絡めていくインパクトがある一曲目!すごい前向きな力強い女性を歌い上げています。それともそういってくれた男性を歌っているのか、それにしてもこれを聞くとすごい前向きになれる曲です。これを聞くとR&Bといううたい文句はあくまで彼女らの要素の一部で、もっと様々な要素が合わさってるグループなんだなとわかります。
2曲目『He is so HOT』
1曲目よりも歌に重視を置いた曲で、サビを歌う女性の歌声がストレートで聞きやすくてMCの声の低音とうまく絡み合っていて面白いです。お互いが引き立てているみたいで!しかもCLUBの情景を上手く引き出した曲で、CLUB受けしそうだなーって気分にさせてくれます。CLUBで積み上げた実力を遺憾なく発揮している一曲!
3曲目『My Bad』
切ない歌詞なんだけど、意思の強さを感じさせるボーカルが、逆説的でなんか印象に残ります。この曲はMCとボーカルが絶妙に混ざり合うので、スリリングな展開を見せてくれます。
4曲目『No-d,Rock』
最初からMCが盛り上げるパーティーチューン!女性のグループで、ここまで力強さを前面に出した人たちって彼女達以外しらないですね、この力強さは気持ちいいです!なかなかいないから彼女らの最強の長所でしょうね、こういう曲を多く出していけば、他にいないグループになれうんじゃないかなー。恋愛ばかりを歌う日本の女性アーティストの古いイメージを覆して欲しいですね。
5曲目『be missing...』
この曲好きです!他の曲ではコーラスに徹してるメンバーが前面に出て歌っているのですが、彼女の歌声がすごいSweetで気持ちがよくて、しかもHOOKのメロディーが美しい!これはたまりませんわ!MCもちょっと押さえ気味で曲の雰囲気を盛り上げていて、これは名曲ですね!
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B-NINJAH &AK-69 / Staaand up!!
(概説)
B-NINJAH &AK-69ひさびさの新作となるこの一枚は、彼らお得意のノリのいい一曲!二人の絶妙な掛け合いとカッコいいサウンドへの歌とRapのノリ具合が最高に心地よい!やっぱり、AK-69ことKalassy Nikoffの歌は、この二人組になったときにこそ最強の力をもたらします!カッコいいノリがいいサウンドに流れるようにのるボーカルがたまりません!思わず1曲目からのりよく踊らされます。その他の曲もウエッサイな曲調を基本としつつも、名古屋弁で面白く纏め上げていて、独特な世界観をバッチリと味あわせてくれます!3曲と曲数も多く、それぞれが彼らの新しい一面をしっかりとだしています。仲間のTOKONA-Xへ向けた曲もあり、必聴な一枚です!個人的にはTOKONA-Xのこともあり名古屋シーン少し心配していたのですが、しっかり力強い一曲をこの人たちが届けてくれたことがうれしいです!3月のライブも楽しみ!
曲紹介
1曲目『Staaand up!!』
B-NINJAH &AK-69らしいサウンドと、二人の絶妙な掛け合いが見事な一曲です!AK-69の歌もめちゃくちゃスムーズで、やっぱりこういうスムーズなサウンドにのって歌を歌った方が、彼はノリがよくてカッコいいです!絶妙なサウスな雰囲気とウエッサイな感じが混ざったサウンドに、二人の名古屋弁を上手く使ったRapと歌が聞くものをぐいぐい引きつけます!一緒にのりよく踊りだしたくなるようなカッコよさです!作曲はEQとProduceは、Rixerによるものです。
2曲目『Skit』
TOKONA-Xと叫ぶところに彼らの愛を感じますね。
3曲目『God Knows』
モロウエッサイなサウンドが面白い曲で、これとB-NINJAHの絶妙なレゲエの感覚とのぶつかり合いがなんとも面白いのです。AK-69は、そのままって感じで、ウエッサイとの相性もバッチリなのですが、B-NINJAHがそれに加わることで、一風代わった面白みを味あわせてくれています。やっぱりこの二人組み凄い!きっとTOKONA-Xへと向けられた歌なのかなと感じさせます。
4曲目『Party Time』
なんとも不思議なミッドテンポなグルーブにのって、B-NINJAHとAK-69のちょっとやる気がなさげなサビのフレーズが聞くたびに癖になっていくような一曲です。