Steven Russell / So Random
02.Bring It Back
03.D.A.N. (Dance All Night)
04.Rock With You
05.Hot Mess
06.Disappear
08. Never Feel That Feeling Again
09. Gots Ta Be
10. I Wanna Give It To You (feat. Kandi Burruss)
11. Not In A Million Years
12. Thank God For You
(総評)
Underdogsと共にProduceをしていた元TROOPのボーカリストSteven Russellがついにソロアルバムをリリースしました。まさにProducerとしてもボーカルグループの良さも両方持ったすばらしい作品を届けてくれました。ボーカリストとしては、TROOPという90年代を代表するグループで活動していただけあって、美メロからダンスナンバーなものまで実に多彩に歌い上げますが、やっぱり美メロの美しさとそれを歌い上げるすばらしさは、特筆すべきものがあります。さらには、Producer業が長いだけあって、アルバムとしてのトータルのアップサウンド、スローそして、奇抜なROCKテイストのサウンドまで実に聞き手をあきさせない工夫を狙っている感じではなくごく普通にやってのけてしまいます。さすが、Steven Russellというところを随所に見せてくれる2010年の傑作アルバムのひとつでしょう!
やっぱりなんといっても7曲目「I'll Never Hurt You」の切なげなミッドバラッド!この切なさっぷりったらたまりません、美メロメイカーの本領発揮といったところです!一度耳にすると、もうメロディーが焼き付いて離れません!最後のシャウトっぷりったらたまらないですよ!そして、8曲目「Never Feel That Feeling Again」ここでは本当にTROOPの一員らしい美しいピアノのバラッドを歌い上げます!本当にこういう美しい曲でしっかりとシャウトできたり、聞かせられるのは、ボーカルグループとしての経験と実力があるかでしょうね!見事な名曲です!最後にかけての盛り上がり方がたまりませんね!3曲目「D.A.N」も定番なメロディー展開ながらも、心に残るフレーズが多く使われています!定番のカバー「Rock With You」など曲の水準や面白さもワンランク上のものをもっていますね!ダンサブルな2曲目「Bring It Back」など挑発的なサウンドもあったりして、より面白い作品に仕上げているのはさすがプロデューサーといったところですね。まったく広範まで飽きが来ないで聞き続けれちゃいます。11曲目「Not In A Million Years」ではボーカルグループの一員だったことを思い起こさせる見事なバラッディアっぷりを見せてくれます!本当に多彩なんですよねー。第一線のProducerで活動できるのがよくわかりますね!
5曲目みたいな蛇足もありますが、なかなかここ数年味わえない見事なR&Bの90年代っぽいサウンドを聞かせてくれています!今年絶対もっておくべき一枚です!
(曲解説)
01.Work It
一曲目から最新の流行を取り入れたデジタルサウンドを取り込みつつも、独特のProducer感覚をもったシャープでかっこいい作品に仕上げています!Sweetに歌えることはTROOPでも実証済みなので、こういうダンサブルな作品をボイスジェネレーターを駆使しながら歌い上げる様はさすがProducerですね。パワフルな歌も聞かせてくれます。
02.Bring It Back
こちらもダンサブルでフロアライクなダンスナンバーを披露します。TROOP時代を入れるとベテランのはずですが、2Stepっぽいダンサーグルーブをこれほど軽快に歌い上げれるところは見事ですね!心地よいメロディーラインに聞き入ってしまいます。息遣いでリズムを刻ませるところが面白いですね。
03.D.A.N. (Dance All Night)
タイトルを聞いただけで期待が高まるような一曲ですが、そのタイトルに疑いなく、美しい美声で耽美なメロディーを女性ボーカルを交えて歌い上げてます。後半にいくに従い激しくシャウトを見せていくところが最高です!
04.Rock With You
マイケルの名曲のカバーです!しかもマイケルを相当意識した歌い方がまたいい雰囲気ですね。激しかったりダンサブルな歌もかっこいいですが、こういう美メロでこそSteven Russellの歌声は冴えますね。たまに力を込めるとシャウトしてしまうところなんてたまりませんね!やっぱり名曲です。
05.Hot Mess
いきなりROCKなサウンドに、ビックリしてしまいます。本当にこれは遊んだって感じですね。
06.Disappear
アコースティックサウンドでゆったりと聞かせてくれる一曲ですね。Steven Russellの伸びやかな歌声が堪能できます。
07.I'll Never Hurt You
去年の時点で相当話題になっていた一曲ですね!まさにTROOPのSteven Russellって感じで90年代ど真ん中!この美メロっぷりと、適度なダンサーの絶妙な割合がたまりません!サビでの詰まりながらも盛り上がっていく感じが感情がこもってて素敵なんですよね。最後にかけてのシャウトの美しさがたまりませんね!甘美なメロディーがたまらない名曲です!
08.Never Feel That Feeling Again
アップテンポの後はスローでゆっくりと聞かせてくれます。こちらは正統派な美メロ楽曲です。徐々に感情を増しながら歌い上げていく様が気持ちよく思わず目を閉じて聞き入ってしまいます。さすがProducerって感じでここまで同じ雰囲気の曲がないのもすさまじいですね。後半の伸びやかに美メロを歌い上げる様は、さすが元ボーカルグループという感じがしますね!美しくも力強い!最近のR&Bには物足りないものを確実にこの人は持っていますね!
09.Gots Ta Be
この曲どこかで聴いたことあるんですけど。って思ったらB2Kでした!1stの名曲も彼のプロデュース!オリジナルを自身で歌い上げるっていうのも、Steven Russellがすばらしいところですね!また本人が歌うと、味があって面白いですね!
10.I Wanna Give It To You (feat. Kandi Burruss)
パワフルな女性シンガーを迎えての味のあるサビを歌い上げていきます。激しく疑いを求め合うように、シャウトを重ねていくところはセクシーだし、かっこいいですね!シンプルな構成の曲ながら、お互いに歌のうまさを余計に感じさせてもらえます!
11.Not In A Million Years
ゆったりとした心地よいピアノの音色に心を落ち着かされます。本当にこういう美しい曲をかけるのは、さすがUnderdogsの元で活動していただけありますね。サビだけでも昇天ものですよ!
12.Thank God For You
ここでも美メロサウンドをたっぷりと聞かせますよ〜!こういう美しい曲は、Boyz II Menとかを彷彿とさせますね〜本当に水準の高い作品です!美メロはいやされますねー。
(Producer)
All Produced byb Steven Russell(LINK)
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