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Ruben Studdard / The Return

01.The Return (of the Velvet Teddy Bear)
02.Change Me
03.Make Ya Feel Beautiful
04.Get U Loose
05.Our Story
06.One Side
07.What Tha Business Is
08.Rather Just Not Know
09.Ain't No Party
10.Listen To Ya Heart
11.I'm Not Happy
12.To Da Crib
13.Blow Ya Mind
14.If Only For One Night
Ruben Staddard / The Return

(総評)

Ruben Studdard通算3枚目ですが、ゴスペルアルバムがあまりにゴスペルしすぎてて、売上的に不振だったろうとおもわれるのですが、きちんとこうやって3枚目を出してくれたことがうれしいですね。そんな彼のゴスペルを根本とした歌声でぐいぐいR&Bを歌いこんでいってくれるのが、この一枚The Return!音楽性のReturnも示してくれているのかもしれません。以前はR&Bのシャウトやフェイクにこだわりを見せていましたが、この作品では、歌いこみ系の曲だけに限らず様々なサウンドの曲でRubenらしさをこれでもかと見せてくれています!自然な形でRuben Studdardの歌という絶大な魅力見せてくれています!熱いボーカルと、SOULFULなサウンドで歌い上げ、さらにその中に有名プロデューサーを多数迎え入れていることで、バラエティー豊かなサウンドが一枚に詰まっています!そうして、その中に芯の通ったRubenの歌声が入ることで、一枚として統一性があり、SOULFULでありながらも、POPな感覚も兼ね備えた一枚に仕上がっています!CLUBでかかるような曲もあれば、じっくりと聞き入りたい曲など、様々な魅力に溢れた一枚で、2006年のメジャー作品としては水準が高い作品に仕上がっていますよ!
やっぱり9曲目「Ain't No Party」のパワフルな歌いっぷりにはもう完全にノックアウト!そしてやっぱりこのソウルフルなバリトンボイスなら、是非聞きたい美しいバラードは2曲目「Change Me」でしっかりと見せてくれます。そのほかの曲でもバリトンでも甘めに入るRubenの歌声を生かした甘美なバラード6曲目「One Side」!そしてやっぱりこの作品でも見せてくれたLutherの見事なカバー14曲目「If Only For One Night」、いろいろな魅力を見せてくれます。その声は存分に魅力的なのですが、いかんせん、メロディーラインにパンチ力がない曲が多いため、聞き流してしまう曲が多いのが残念なところですが、もう少し、美しいスローで聞かせてくれたら、名盤になれたかなと思いますが、メジャーアルバムとしては、R&Bリスナーに限らずに楽しめる、UPもSLOWも、楽しめる作品に仕上がっています。きっとじわじわ良さが伝わってきそうな作品です!

オススメ:(9),(2),(14),(1),(6),(11),(13)

(曲解説)

01.The Return (of the Velvet Teddy Bear)

一曲目から復活を印象づけるようなインパクトがあるサウンドからVelvet Voiceを聞かせてくれています!テンポよく歌いこんでいくミッドテンポな曲で、本来のRuben Studdardのソウルフルな歌声の良さを改めて感じさせてくれます。現行シーンに追従しつつ、己のSOUL魂を見せてくれるほうが、ゴスペルに行くよりもこの人はいますね!まったりとした感じがTeddy Bearっていう雰囲気にあってるなー。

02.Change Me

1曲目とは違って、しっとりと聞かせていき、そこから分厚い歌声で、伸びやかに歌いこんでいきます。サビでの、伸びっぷりなど、本当に見事です!太い歌声をいかしつつ、美しいファルセットも交えながら、しっとりと丁寧にしかも力強さも感じさせてくれる見事な一曲です。最後のシャウトが本当に気持ちよさそうで聞いていてたまりません!さすが、Underdogといいたくなる素晴らしい一曲です!

03.Make Ya Feel Beautiful

ミッドテンポなサウンドにすんなりと歌声をのせ、心地よく歌いこんでいきます。最初は爽やかに軽めに歌っていくのですが、歌いこんでいくごとに、熱を帯びていくボーカルに圧倒され、ソウルフルなフェイクを織り交ぜながら、じっくりと熱い一曲を聞かせてくれます。最後の盛り上がり方がなかなか素敵です。

04.Get U Loose

軽いメロディーラインに浮遊感を持たせるように、気持ちよく歌っていくRubenの歌声にこちらまで笑顔がもれそうになります。とても緩くて心地よいグルーブで、聞くものをゆったりした気分にさせてくれます。。

05.Our Story

切なげなサウンドを包み込むような優しさに溢れたRubenの歌の包容力に身を任せてしまいます。アットホームな雰囲気がします、このアルバムはこういう曲がちょこちょこ出てきて、ソウルフルな柔らかいトラックの使い方が非常にうまいなーと感じさせます!

06.One Side

Stargateが久々にProduceする、ピアノの美しいメロディーから、しっとりとした曲を聞かせてくれます。こういう曲だとRuben本来の甘いボーカルも生きて来ます!しっとりとした雰囲気を優しい歌い方で包み込んでくれます!

07.What Tha Business Is

軽快なUPサウンドで前の曲の雰囲気をいい意味でぶち壊してくれます。さすが、Scott Storchらしい軽快さの中にメロディーの美しさを取り入れた見事なProduceですが、それ以上に緩急自在人操るRubenの姿に、思わず舌を巻きます。

08.Rather Just Not Know

穏やかなサウンドから、柔らかく歌いこんでいくRuben!しっとりとしつつもアットホームな暖かい雰囲気が聞きごこちよくて、Rubenも気持ちよさそうに歌い上げていきます。すごい目立つ曲ではないですが、なんか安心して聞いてられるような一曲です。地味にいい曲です。

09.Ain't No Party

荘厳なイントロから、このアルバムの中でも軽快なUPが始まります!見事な歌いっぷりに圧倒されるほど、力強さが増していて、情熱的なボーカルをこれでもかとぶつけてきます!エッジが効いたバックトラックも、Rubenのパワフルな歌声を後押しして、強力なパンチ力を持って響いてくる、アルバム随一の名曲です!Harold Lillyは本当にいいプロデュースをこのアルバムの中でも見せてくれています!

10.Listen To Ya Heart

9曲目とはうってかわって、ミッドテンポな地味な一曲です。でも、ビートが効いていながらお、ゆったりと聞けるようなサウンドがなかなかいい感じです。

11.I'm Not Happy

軽快な軽いアップテンポなサウンドにのって、ノリのいい一曲を披露してくれます!Rubenにしては、軽めなメロディーが逆に新鮮に聞こえてきます。かっこいいメロディーラインに、徐々に熱いフェイクをのっけていくのが素敵ですね!

12.To Da Crib

Rapperを従えて、音数が少ないバックサウンドにのせて、歌一本で聞かせていくような一曲です。メロディーラインとかがちょっと乏しいなとは思うのですが、その分声の魅力でぐいぐい引っ張っていきます。

13.Blow Ya Mind

じっくりと歌いこむ様がなかなか魅力的!思わず体をゆっくりと揺らして聞き入ってしまうような曲で、ビートトラックに、自らじっくりとメロディーを載せて歌いこんでいきます!歌いこみ系の見事な一曲ですね、ここまで歌い倒されたら、たまりません!

14.If Only For One Night

やっぱり来ました!Lutherを本当に大好きなんですね〜Ruben君は。ここでも、見事なカバーを見せてくれますよ!やっぱりこの方の歌声はすばらしいですねー!見事なカバーですよ!

(Producer)

Harold Lilly:(1),(9),(10),(11)
Kevin "KHAO" Cates:(1),(12)
Underdogs:(2)
Shea Taylor:(3)
Steve Russell:(4)
James Poyser:(5)
Stargate:(6)
Scott Storch:(7)
Happy Perez:(8)
Lamb:(9)
Vudu:(10)
Jim Jonsein:(11)
Micheal "Flyte" Stuckey:(12)
Ruben Studdard:(14)
Alvin Garrret:(14)
Dr. Henry Panion:(14)

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