Rahbi / Yes Sir Productions Presents: Rahbi the E.P.
02. Another Chance
03. Questions feat.R-E-G & Lena Martin
04. Should've Been Yo Man
06. Interlude
07. Take You to a Dream
08. Outro
(総評)
2006年出た作品の中でもそのFUNKYな色合いが際立っていたのが、このRahbi!本人も意識しているようですが、Rahsaan Pattersonかと思うほどの、FUNKYで極上なハイテナーな歌声をもったシンガーで、特にファルセットでのその歌声の美しさは特筆ものです!E.Pと題うってあるように、実質6曲と収録曲は少ないのですが、それを感じさせない、楽曲のクオリティーの高さと、バラエティーの広さ!自らHip-HOP SOULというFUNKYな歌声で、そのままのFUNKYな1曲目「Sistas & Brothas」から、HIPHOPサウンドを主体とした3曲目「Questions」そして、ピアノで美しいメロディーを歌い上げる7曲目「Take You To A Dream」と、幅広い楽曲を歌いこなし、彼の才能を示してくれます。
Rahbiは、Atlanta出身で、14歳の頃にLaface Recordsで、4th Avenueという4人組グループで契約を結んだこともある実力派のアーティストです。MotownのDONNIEのツアーのバックボーカリストとしても参加して、その後も数多くのメジャーアーティストとステージを共にしていくなど、評価も高かったようです。そんな彼ですが、その評価を売らずけるような一枚で、楽曲のバラエティーの広さだけでなく、彼自身の歌声を良く理解し、うまく表現している曲が本当に覆いのです。1曲目「Stistas & Brothas」と2曲目「Another Chace」でそのファンキーなグループを遺憾なく発揮してくれて、4曲目「Should've Been Yo Man」では、ファンキーな歌声だからこそできる温かみがあるあまり他の人は出来ないようなアットホームなバラードを届けてくれています。この曲を聴いたときは、Rahsaan Patterson?と思わずにはいられないでしょう。そして、なんといっても5曲目「Never Hurt You」から見せてくれる美しいファルセットでつづるバラードです。5曲目では少し浮遊感を味あわせながら、後半どんどんシャウトして盛り上がっていき、バラードでありながらも力強さと美しさを感じさせてくれて、7曲目「Take You to a Dream」では、ひたすら美しいファルセットを聞かせまくります・・・もうあまりに美しくて壊れてしまいそうなそんな雰囲気さえ感じさせるのです・・・耽美なバラードを聞かせてくれますよ。本当にこの2曲でファルセットの美しさをこれでもかと見せてくれます・・・本当に自分の見せ方をわかっていますね〜。
短い曲数ながらも、Rahbiの魅力を存分に感じさせてくれる一枚です。新たなFUNKY GROOVEをもったアーティストがまた一人誕生しました。Rahsaan Pattersonが好きな人は一度は試聴してみてくださいね。MYSPACEでも聞けますので。
(曲解説)
01. Sistas & Brothas
Rahbiの1曲目はFUNKYな女性ボーカルが歌い上げるイントロから、ちょっと上ずったようなファンキーなRahbiの歌声を思う存分堪能できる一曲です。Rahsaan PattersonっぽいFUNKYな雰囲気を持っていて、ちょっと上質なFUNKY MUSICを展開してくれます!音数の少ないバックサウンドでいながら、女性コーラスをファルセットをうまく使いこなし、FUNKYで渋くカッコイイ雰囲気を出しています!
02. Another Chance
ラジオチューニングのイントロから音を曇らせたようなイントロから、一気に鮮やかで特徴的なRahbiの歌声が入ってきて、一気に彼の歌声が引き立てられています!ホント、インディーソウルでは珍しいぐらいに、フォーキーでFUNKYなスタイルですよ。Rahsaan Pattersonと比較しても遜色ないほどです!とくにこの曲のノリの良さは素晴らしい!フレーズの繰り返し、そしてファルセットの絶妙な使うタイミング!伸びやかなシャウト!どれもおし!って感じで拳を握ってしまいます!さらにフレーズも面白くて、脳裏に焼きつくようなインパクトがあるのも圧巻です。いいアーティストが現れました。
03. Questions feat.R-E-G & Lena Martin
ちょっとここでは、HIPHOPサウンドにのって、Rapも交えて曲を展開していきます。そして、どの曲も地を這うようなダークな雰囲気とファンキーさを兼ね備えたHIPHOP好きにも訴えるような作風を見せてくれます。
04. Should've Been Yo Man
緩やかなピアノのメロディーから美しいバラードが展開します!こういうゆったりとしながらも、メロディーが美しく特色があるバラードは何度聞いても飽きませんね〜!穏やかな気分にさせてくれる一曲ですよ。こういうファルセット系のファンキーな歌声には、ちょっと温かみがある曲っていうのが合いますね!
05. Never Hurt You
美しく切なげなピアノのメロディーから浮遊感漂うコーラスが絡み合い、壊れてしまいそうな美しさを持つ一曲が始まります・・・切ない。本当にサビのメロディーが4曲目とはまた違う意味での壊れそうな美しさをもっていて、思わず引き込まれてしまいます。そして、どんどん盛り上がりを見せ、力強く歌い上げていくRahbi!胸を強く締め付けられますよ。サウンドも、生音でどんどん盛り上げていきます、名曲ですね!ホントフレーズとかも面白いし、この人歌うまいです・・・!
07. Take You to a Dream
実質6曲と短いアルバムなのですが、最後がドツボ。ピアノの美しいメロディーが彼の高音のファルセットボイスで歌い上げる美しいメロディーを引き締めます。耽美な一曲というに相応しいほどに、さわることを許されるような美しさをもっています。そして、そんな琴線に触れるメロディーの上をシャウトしていくRahbi!ファンキーさを密かに含んだような、美しいバラードです。ホントかっこいいわー。
(Producer)
R-E-G:(1),(3),(7)Charles Edward:(2)
Ant Lowe:(4)
Branden Burch:(5)