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Mr.Cheeks / Back Again

01.Suposed To feat.Floetry
02.Reminisce 2003 feat.Pete Rock,Journalist,C.L. Smooth
03.The Hussle feat.M.O.P
04.Hands High
05.I Apologize feat Glenn Lewis
06.Crush On You feat.Mario Winans
07.Let's Get Wild feat.Floetry
08.The Wire
09.Back Again
10.Pimpalicious
11.Brighter feat. Alexander O'Neal
 
Mr.Cheeks / Back Again

(概説)

Mr.Cheeksのひさびさの新譜です。もう、これが、今年前半最高ともいえるHIPHOPアルバムに仕上がっています。全体的に暗さが目立つ作りですが、それを補うというよりもその暗さを逆にカッコよく見せてくれています。重い音をよく使いながらも、全体的にFUNK色が強い作りになっていて、そのFUNKなカッコよさで、軽快に体を揺らすこともできます。FUNKっぽさとHIPHOPの融合が最高にうまく言っていて、2曲目で参加しているPete Rockのアルバムのようなサウンドの良さが、このアルバム全体を支えています。本当にサウンドやビートが素晴らしく、聞いていても飽きが来ませんし、うまく、Mr.Cheeksのちょっと飄々としたRapをうまくFUNKっぽく聞かせていると思います。
そして、この作品では何といっても、この人!”Mario Winans”の曲のデキが素晴らしい!彼がひさびさにボーカリストらしい一面を見せてくれていて、個人的にすごい嬉しいです。彼のアルバムは名作なので。彼本来のSmoothで、優しいVocalが久々に堪能できます。こういうVocalをもったアーティストって最近はいないので、物凄い貴重なのです。本当にこの6曲目はぜひとも聞いて欲しいですね。
そのほかにも、Alexander O'Nealや、Glenn Lewis、Floetryなど、魅力的なSingerが多数参加していますし、なんとあのPete Rockまでもが参加しています。このPete Rockの参加している一曲はホント彼らしいFUNKYな一曲に仕上がっていて、カッコいいです。Alexander O'Nealもベテランらしい味を出しているし、Glenn Lewisも彼の切なげな声をうまく引き出しているし、Floetryは、その器用なボーカルスタイルを存分に出していて、Featuringされる側も素晴らしいパフォーマンスを出してるし、それを引き立てるトラックがなんとも素晴らしいのです!Featuringアーティストがいない曲でも、このトラックが素晴らしいので、本当に全部の曲が、聞く人の耳を引付ける傑作です!是非今年揃えておきたい一枚です!

オススメ(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(9),(10),(11)

(曲解説)

01.Supposed To feat. Floetry

重圧な暗い〜雰囲気のトラックから、Mr.CheeksのFunkyなRapが展開されていきます。Rapと声がカッコいい〜。しかもFloetryって本当に多彩な方々で、この曲にあった雰囲気の歌を披露しているところが素晴らしい!そして、Floetryの歌に入る前の、音がふっときけるところなんか、秀逸である!

02.Reminisce 2003featuring Pete Rock/Journalist/C.L. Smooth

これでは、なんとあの、Pete RockをFeat!もう、メチャメチャFUNKYで最高潮にカッコいいんですよー!いやー、久々にPete RockらしいFunkなHIPHOPを聞きました。最高のトラックメイカーですね。跳ねるようなビートと、それに絡むMr.CheeksのRap!もう、このアルバムの中でも最高のUPビートです。全体的には暗めなこのアルバムの中でも異彩を放つ素晴らしいダンスナンバー。

03.The Hussle feat.M.O.P

最初の子供の歌声から、爽やかなピアノの歌声に重いM.O.Pの声が絡んでいきます。美しいサウンドがなんとも印象的な一曲です。HOOKでの、ファルセットが本当に美しいです。どこか飄々としたMr.CheeksのRapとM.O.Pの重い声の対比も面白いですね。

04.Hands High

軽快なリズムから、ノリにのったMr.CheeksのRapが披露されます。Hookでの最強に印象に残る南部っぽい感じがなんともいい感じのUPに仕上げています。一緒に手を上げて叫びたいような一曲です。客演が多いこのアルバムですが、十分にMr.CheeksのRapだけでも、楽しめますし、このアルバムのすごいところは、この曲に代表されるようなサウンド面の素晴らしさでしょう。

05.I Apologize feat.Glenn Lewis

この暗い〜印象の一曲ですが、Glenn Lewisの切なげな歌声が、心に刺さってきます。そして、Mr.Cheeksの綱渡りしていくようなRapがまた心地よいのです。悲しく暗い曲ですが、その分、心にじんわりとしみこんできます。

06.Crush On You feat.Mario Winans

そして、ついに来ました!この曲ですよ。あのMario Winansがココ最近では、本当に久しぶりにVocalらしい仕事をしてるんです!もう、隠れた名アーティストの一人ですから、(是非、彼のソロアルバムを聞いてみてください)今は、Bad Boyレーベルの専属Producerの仕事をまかされてるのが、もったいない、ぜんぜん第一線で働けますよ。はやく2ndアルバム出してくれー。っと、本題に戻ると、この曲すごいSmoothなMario Winansの歌声に、FunkyなMr.Cheeksの声が絡みちょっと優しいけど、力強いそんな絶妙な感覚を作り出している名曲に仕上がっています。このアルバム一番のハイライトです!づうっと聞ける名曲ですよ!

07.Let's Get Wild feat.Floetry

1曲目に引き続き、ここでも、Floetryの登場。最初の口笛から、軽快なサウンドとビートが鳴り響きます。このFUNKYでFREAKYな雰囲気が最高にカッコいいんですよ!一緒にCome On, Come On,と叫んでること請け合いです。FloetryもHookで、曲の雰囲気をちょっと落ち着かせるような絶妙な歌声を披露してくれています。ちょっとしたバウンスの聞いたビートが心地いいです。

08.The Wire

ギターのサウンドから、重圧な雰囲気が暗めの音と相まってCoolな雰囲気を醸し出している一曲です。Hookでの、重めな打ち込みの音に、軽く絡むMr.CheeksのRapがカッコいい〜。

09.Back Again

跳ねるビートにのって、女性のコーラスが叫ぶ面白いトラックに、Mr.Cheeksも軽快にのっていきます〜。気持ちがいい〜!こういうParty TuneでのMr.Cheeksの相性の良さは凄まじいです。ただのParty Tuneじゃなく、ちょっとFunk色が強いUP Tuneだと、抜群な相性を見せ付けてくれます。無条件に楽しくなれる一曲!女性と一緒にア〜〜アーっていうと面白いです。

10.Pimpalicious

騒がしいBack Soundから、軽めの雰囲気のRapが畳み掛ける面白い作りになっています。一時期のノーティ・バイ・ネイチャーみたいだな〜。複数の人物がたたみ変えるようにRapをかますHookが盛り上がります!サウンドがいいんですよねー。ホントどの曲も。

11.Brighter feat.Alexander O'Neal

そう、なんとあのAlexander O'Nealが!彼の絶妙で老練なファルセットと歌いっぷりが堪能できます。彼のようなベテランがこういう一線級のHIPHOPで起用されるって言うのは、嬉しい〜。HOOKでは、Alexander O'Nealの熱いボーカルを生かした素晴らしいメロディーのできになっています!そして、その他の場所でも彼のファルセットが自在に入ってきて、全体的に重さもあるんだけど、心地よいつくりになっています。

(LINK)

www.mrcheeks.net
☆☆☆☆☆☆(今年の傑作HIPHOP作品)

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