LUVandSOUL / Why I cry 〜Antique Memory〜

(総評)

LUVandSOULの事務所移籍後の初音源は今までのかれらを振り返りつつもしっかりと新しい方向性を見せてくれる一枚です！しかもライブ会場でしか売られなかった、HI-DのProduceによる一曲「Why I Cry」が別バージョンを含め2曲も入っています！彼らの歌い方もよりDeepに感情を表現できるようになって、SOULシンガーとしての成長を伺えます。

オススメ:(3)

(曲解説)

01.PROLOGUE

定番のラジオのイントロから入るのが、彼らのR&B好きを反映していて、ちょっとニヤっとしますが、そこからストレートなメロディーでの甘い歌がイントロとして次を期待されてくれます。

02.千億の虹をこえて (Fairy tale)

日本語を大事にしたような一曲で、歌詞を伝えようという雰囲気が出ていて、じっくり聞き入ってしまいます。彼らのコーラスの美しさも手伝って、最初からSweetなBalladになっています。そして、後半にかけて、思いっきり激しくシャウトしていくことで、このただのSweetなBalladに終わりそうなところを、感情を込めたSOULな曲へと押し上げています。

03.Why I cry

限定シングルとして、ライブ会場でのみ売っていたこの曲がついにリリースとなりました。これを待ちわびていたR&Bファンも多かったことでしょう。HI-DとLUV and SOULという現時点ではR&Bのトップレベルのコラボレート作品なんですから。それぞれ4人の視点にたった、HI-Dによる作詞をそれぞれ四人がしっかりと自分の物にしていて、今まではどちらかというとそれぞれに特徴がなかった4人のコーラスにも、それぞれの特徴がでているところは、さすがHI-DのProduceといいたくなります。こういう感じで今後も4人それぞれの色をしっかりだしていけば、ひとつに合わさったときの力はより強くなることだろうと思います。ホントLUVandSOULの成長を感じさせる作品です。

04.Antique Memory

昔の曲たちをアコースティックバージョンでアレンジし、つなげた一曲で、懐かしい感じでゆったりと聞き入ってしまいます。再出発という意味で、こういうのをいれたのかな？って思うのですが、個人的にはただのアコースティックじゃなくて、R&Bらしい感じを出してもよかったかなと思いました。でも、カバーなども入れつつ、選曲や、つなぎ方は結構楽しませてくれて、一気に聞ける感じでした。

05.Friends

シングルとなったFriendsをリメイクしてまた収録です。ピアノのメロディーがいい感じで、アコースティックサウンドでゆったりと歌い上げていきます。前よりも歌唱力が上がった4人の美しいコーラスがにうっとりしてしまいます。詞が本当にいいですよね〜。この曲は。こういう普通のアーティストが歌えば青臭く感じてしまうような曲でもLUVandSOULが歌うとしっかりと聞き手に届く歌としてきけるっていうのは、彼らの強みですよね。

06.約束のうた

Slow Balladで、今までのLUVandSOULとはちょっと違う感じのイメージの曲ですが、こういうPOPSのバラードも歌えるんだなーっていう感じでした。前はこういうPOPSっぽいバラードのはあえて4人は避けていたイメージがあったものですから。

07.EPILOGUE

意外と1曲目とこの7曲目がしっかりとメロディーが出来ていて、いい感じのイントロとアウトロになっています。こういうので、ちゃんとしたアルバム作ってほしいなー。

08.Why I cry (Continent Mix)

Why I CryのREMIXですが、これがまたイメージが違う感じのREMIXで、アコースティックギターがインパクトがあって、思わずうなってしまいます。いいんだわ。このバージョンもかなり好きです。特にイントロのところのギターの使い方！ちょっとメロディーに入ってからはくどいかなって思っちゃいますが。でも、スパニッシュな感じもあって、かっこいいですよ！

(Producer)

HI-D:(3)
Akio Cho:(2),(4),(6)
Yuuichi Ohno:(2)
DAIS:(3),(5)

(LINK)

http://www.luvandsoul.com/