LUV and SOUL / 4 you

(概説)

ついに、１ｓｔフルアルバムの発売！そう、もう3年ぐらいの活動をしている彼らですが、このような形できちんとしたアルバムを発売するのは、初めてなんです・・・もう、その完成度の高さといったら・・・最近でたＣＤの中でも郡を抜いています！邦楽のアルバムというのは、いい意味ではバラエティーに富んでいる・・・まあ、悪い意味では、まとまりがないんですね。
洋楽のＲ＆Ｂのアルバムにはコンセプトがしっかりしておりそれに外れるような曲はいれない。という感じのＣＤが多いのに対して、邦楽はＵＰなものいれて、バラードいれて、流行のラテン系をいれてみたいな雑多な感じがゆがめません。
でも、このＣＤは、もう思いっきりＲ＆Ｂのアルバム！という感じです。バラードを主体として、それを邪魔しない範囲内でのいかにもＲ＆ＢらしいＵＰ(これが秀逸)ものを入れてきています。この完成度の高さはものすごいです。いい！いいです。これ！メッチャすきです。洋楽のR&Bアルバムでも、音のかっこよさに走りすぎてるなぁ〜と思ってはいたんですが、そんなちょっとした僕の不満を彼等は見事に満たしてくれたんです。本当に素晴らしい出来のアルバムです。
R&Bの基本はやはりコーラスワークにあると言えます。彼らのコーラスはBoyz�UMenや、Profyleなどの正統派のコーラスワークを元にしており、とても聞き易いことはもちろん、日本人独特の優しさに満ちたそんな声をしています。バラードが多いんですが、決してそれで飽きることもなく、すくないUPものの出来も秀逸です。これだけ聞けるアルバムは早々でないと思います。
それにしてもLOVEとかLUVとかいっぱい使ってるなぁ〜。バラードにこれだけこだわる事ができれば、すごいです。
これだけ自由にやらせてくれた事務所側もすごいなと思います。もうすこしUP入れようよとかいう話になってもおかしくないのに。
ホントこのバラード攻めは、すごいと思う。
こういう幸せな歌を中心に今後も売って、もうすこしリリック的にやらしさを出せるようになれば(Luv-tonightはやらしい・・・)、今後も十分第一線でやっていけると思えました。これだけ、幸せな感じは、彼らの若さがなければ出せないものだから。キャリアを積んでいけば、自然と歌の幅(やらしさとか、言葉の深みとか)も広がるし、今このアルバムを出せたということが、とても大きい気がします。あとは、自分達でリリック書くこと！
たぶん、このアルバムは、古くなることはないなと思います。
FOHとLUVandSOUL同時に発売しましたが、今はFOHの方がインパクトもあるし、R&Bのアルバムとして素晴らしい出来なのですが、半年立って薦めるとしたら、やはり僕はこのLUVandSOULの1stを薦めるでしょう〜。それぐらい普遍的な良さを持ったアルバムです。このアルバムは本当に好きな人と二人で聞いて欲しい〜もしくは、大切な人と聞いて欲しい！なんか幸せをかみ締めることができるよ。そんな優しいアルバムです。僕は実はこういうの好きなんですよねぇ〜。バラード好きなんで・・・

00.Luv sings soul

こんな最初に隠しトラック！え？どこ？と思った方も多いでしょう〜！そう00『Luv sings soul』というのが歌詞カードにありましたね！1曲目を再生してから、巻き戻しをすると聞けるというものなんです！これが、もう最高にかっこいいんです！やばいですよ。マジで！この曲を聞かずして、このアルバムは語れません・・・最近聞いた曲では一番カッコいいと思います！

01.Intro 〜4 you〜

素晴らしい！子供の声にちょっとビックリしますが・・・でもこれ聞き込んでいくとすごいかわいらしくて好きです。でも、このINTROでの彼らのコーラスは秀逸です！もうねぇ〜コーラスアレンジの綺麗さにグッときますよ。もうこういうINTROでコーラスの素晴らしさが垣間見れるというのは実力がついてきてる証拠ですね！一曲目はいいですよ。買おうかどうか迷ってる人はまず、このイントロを聞いてください。絶対買いたくなります。

02.24/7

この歌で彼らの実力を知った人たちも多いはず。そう、ものすごいいい曲なんです。やはり最初を飾るに相応しいUPの曲です。この曲でグッと持ってかれちゃいます。

03.Luv-tonight

これが、最高の出来です！R&B独特のやらしさもうまく表現されてるし。なによりもコーラスアレンジがすばらしい！これほど厚くコーラスを入れられれば、聞き入っちゃうでしょう〜。それぞれの声の長所を生かしたコーラスアレンジだと思います。個人的にはこの路線でどんどん行って欲しいです！ホント！

04.Melody Foster & McElroy REMIX

いろいろSINGLEでもアレンジされてきている曲ですが、このアレンジが一番シンプルで素敵です。この歌は全て英語詞なんですが、彼らはこれをかなりすんなり歌い上げています。まあ、いろいろしてるとは思うんですが、英語詞なんだけど、とてもすんなり心に入ってくるんですよね。ここら辺まで聞くとわかるんですが、本当に包まれるような優しさを持ったアルバムなんです。今幸せな人は、幸せを実感できるような、悲しみを抱えてる人には、それを優しく包んでくれるようなそんな感じの雰囲気をもったアルバムです。

05.Close your eyes

シンプルだけど、サビが綺麗な歌。こういうサビが以外のところでもいいメロディーだとついつい聞き入っちゃいますねぇ〜。こーいうコーラスの重ね方はやっぱり、日本だと彼らぐらいしかやってないよなぁ〜

06.Luv-graduation

ごめん、これ聞くとわらいそうになるんです・・・これの最初ってJOEの有名な『No One Else Come Close』のサビをサンプリングというか、カバーしてるんですが、それが面白くてねぇ〜。いい歌なんだけど。サビはね、いい感じなのよ。心地よくて！

07.Never-ending Love

これがこの一枚を象徴してるような曲。さっきから言ってる暖かさみたいなものを一番良く表しています。アコースティックサウンドで、ソロがおおいんですが、とても歌詞に切ない内容だけど、温かみがあります。ソロとコーラスのバランスが一番いい歌ですね。最後のKENTA君の声がいい感じだと思います。彼の声ってアクセントとしては絶妙ですよね。

08.Sweet My Memories

コーラスは深いですね。最初から引き込まれます。ここでも彼ららしいコーラスが展開されていて、そして、歌詞が暖かい・・・寂しい歌詞なんだけど、聞いてるときはものすごい幸せな歌に聞こえます。歌詞の中でMemoryを思い返してるんだけど、内容が暖かいから、幸せに感じるんですね。

09.愛を想い出に

サビが印象的な一曲。そして、歌詞が刺さるね。ミドルバラードとしては傑作でしょう〜。アルバム収録曲の中でもアレンジと歌詞両方ともいい歌です。最後の終わり方が切ないです・・・こういう終り方は好きですよ。

10.切ない愛の歌

これもシングルに収録されてる名曲。でもこのアレンジは初めて聞きました。KENTA君の声が印象に残るバージョンです。この歌は、ちょっと異色な感じがしますが、あらたな方向性としてKENTA君の声をFeat.するのはいい試みだと思う。インパクトは大きいです。

11.Interlude〜Luv 2 night〜

効果的なインタールードです。そう次の曲で曲調がかわるんですが、すごく自然にかわるんですね。こういうInterludeはいいっす！

12.Can you feel me?

ライブで見て欲しい一曲。シーっていう音では、口に指をやって唄うんですよ！それがなかなかいい感じです。とても明るい曲調の一曲！歌詞はわかいなぁ〜と思う節もあるんですが、こういうのをスラッと唄えるのも彼らの強みでしょう〜。今この年代だからこそ唄えるのかもしれません。この曲の暖かさがわからない人はいないでしょう〜。

13.Love is so beautiful

去年でた、Single。「美しすぎて」という言葉がたくさん出てくるということが、結構レビューとかでかかれてましたけど、この曲のメロディー自体が美しいので、それも許せるかなと。ここから甘い時間がず〜と流れていきます。Singleを最後3つ並べてあることが意外だったのですが、最後にゆったりとした時間を過ごさせてくれて、なんかこの並べ方はいいなと思いました。

14.Dream

これはこの前発売されたSingleです！このSingleが一番Singleで聞いたときと、このアルバムの中で聞いたときの印象が違う一曲。Singleが発売されたときから、最初のインパクトはないけど、聞き込むほど良くなってく歌だなぁ〜と思ってました。それがアルバムに入ると、流れとしてものすごい綺麗なんです。13曲目でこれでもかってほど愛を唄って、それをちょっとやわらげてくれるような歌で、この曲のもつさわやかさが引き立ってるんですよねぇ〜。KENTAの声がいいわぁ〜。

15.Love Letter

これが最後の曲になるとは思いませんでした。でも、このSingle3連発は終わった後に効果があるんですよ。なんか、こういう幸せな感じの歌が3曲続いて、その余韻を引き釣りながら、CD1枚が終わるんですよね・・・こういう感じは大好きです。