JiN / nocturne

(概説)

R&BシンガーJINの去年発売になった韓国でのデビューアルバム。あなたは、韓国というとどういうイメージ？W杯とか、そういうベタなのぬかしてね。なんとなく、韓国語というものについて、ハキハキしたイメージを持っていたのですが、これほど滑らかに、美しく響くんですねー。韓国語って。新鮮な驚きでした。これぞ、JiN！というべきR&BとHIPHOPの要素がうまく融合した美味しいところてんこ盛りの、大傑作に仕上がっています。
まずは、JiNさんのその変幻自在な歌声が、すばらしい。曲ごとに声が違って聞こえるんですよ、これは、すごい歌い手として素晴らしい才能だと思います。それだけ、曲ごとに感情表現が豊かだということである。非常に素晴らしい！これほど歌に合わせて、歌の雰囲気を崩さずに感情表現を声に乗せてできる人って日本では少ないですよね。ただ、歌がうまいだけじゃないR&Bを歌うためにうまれてきたような声をしています。艶やかで、味がある・・・ステキです。
素晴らしい感動的なバラードあり、ミドルテンポの曲あり、HIPHOPなサウンドありと、変化にとんだ一枚であり、まるでUSの洋楽を聞いているときの、あの肌にぴったりと、心にしっくりとくる感覚がある一枚。さらに、Rapあい、歌あり、両方一曲でやってるのもあるし、JiNさんの力量が十分に堪能できます。
バランスがとれた、最高のR&Bアルバムです！これは、もっておく価値あり！JiNさん、ファンなら、まずよわ、買うべしです！しらないのは、かわいそう過ぎます！

(曲解説)

01.Intro

JiNの美しい歌声が響き渡る。期待が高まるイントロ！

02.Stars

バックの音も美しいスローバラード。サビでの、高音のシャウトも、JiNさん、らしくて気持ちがいい。ゆっくりゆっくりと染み込んでくる歌です。スムーズで美しいです。

03.Money

一気にHIPHOPサウンドへ！これが、カッコいい！JiNさんのRapも炸裂する。サビでのシャウトが最高にCool!踊れる仕上がりになっています。どんどん盛り上がっていく感じが、このアルバムにアクセントをつけている。ここだっていう場所にUPが入っていて、気持ちがいいんですよね。

04.U&I

UPPERで、ダンサブルなサウンドです。キーボードの音がリズミカルで、ノリがいい。そして、JiNさんの、Talk Boxの使い方も絶妙です！かなりカッコいい！思わず、くぅ〜といいたくなります。途中での、高音のシャウトもスカッとして気持ちがいい！このアルバムの中でも好きな曲です。

05.Tell Me

なんといっても最初の情熱的なメロディーが印象的な一曲。Speed感溢れるトラックの上で、哀愁漂うように歌うJiNさんがカッコよく、新たな魅力を発見させてくれます。サビのコーラスと、シャウトとの絡み合いが本格的で斬新ですね。やはり、常に新しいコーラスとかは研究してるので、コーラスアレンジもすごいカッコいいアルバムに仕上がっています。最後のシャウトは、凄みがあります。ストレートに心に伝わってきます。

06.You're Everything

ミドルテンポのバラード。透き通るようなJiNの歌声が、曲に透明感を作り出しています。

07.On The Floor

音に厚みがあり、スタイリッシュなナンバー。押さえ気味に歌うJiNの歌い方もなかなかである。最近出たKlouod 9って人達もこんな感じ。Rapと歌のバランスも素晴らしいと想う。流れるような楽曲の進み方が結構好きである。

08.Tears

スローバラードです。バックでなるビート音が、結構曲にアクセントをつけている。メロディーラインが最高に綺麗な一曲である。こういうBasicなバラードもJiNは似合いますね。

09.No More

重圧なビート音の上をすべるように歌い上げる曲。こういう曲は本当に気持ちがいい。Ruff Endzの有名な曲と一緒のタイトルですが、彼らのような重圧な雰囲気をもった一曲です。後半では唯一ミドルテンポでカッコいい曲ですよ。

10.Honey

HIPHOPのような繰り返しの多いサウンドが展開されていく、スローバラード。JiNの抑えた歌い方が、すごいSexyです。

11.Desire

ビートの効いたCoolなサウンドで、歌い上げるUPPER SONG！体を適度に揺らしてくれる気持ちのいいリズムがいい！そして、やはりJiNさんは、すごいリズム感がいい！サウンドにのったときの気持ちよさは素晴らしい！やっぱ、UPがいいのがあるのは、R&Bのアルバムとしては必須な条件ですね。

12.Stars (Original Ver.)

2曲目のオリジナルバージョン。最後にこのバラードを持ってきたのは非常に成功していて、ゆっくりと、JiNさんの声を堪能しながら終わることが出来て、やっぱり、バラードもいいと再認識させてくれます。

13.Tears (Original Ver.)

こちらもオリジナルバージョン。こちらのほうが、感動的な盛り上がりをしてくれて楽しめます。