Jay'ed / Gift: Just Let Me Know

(総評)

その見事なSOUL R&B然とした歌いっぷりが話題を呼んだJay'edの今までの客演やソロ曲などを集めた初めてのアルバム！
HIPHOPから、最新R&Bビート、ソウルまでと様々なサウンドを取り入れた曲が一枚のアルバムの中にひしめいていて、それらの楽曲に併せて、様々な色合いの歌い方をさらりとこなしていくJay'edの歌唱力の高さと歌心の素敵さに度肝を抜かれます。特に3曲目「Pop Them Bottles」での歌いっぷりはまさに洋楽のそれと見まがうぐらいに、最高級にカッコイイsoundにすんなりと歌を乗っけていくのです！そして、5曲目で魅せるI-DEAのアルバムに収録されているJAMOSAとのデュエット曲での素晴らしいバラードのフェイクの掛け合いは、まさに感涙モノです。二人ともとてもSEXYな歌声の持ち主なので、極上の愛の歌へと昇華しています。この二曲に、とてもSEXYで、Jay'edの醸し出す歌のSEXYさ見たいのがよくあらわれています。どことなく余裕を持ちつつ、様々な色合いを声に持たせながら、しっかりとビートにのって歌い上げれる彼の歌は、SEXYさというか、どっか切なげな情景をふっと思い起こさせるような素敵な歌声だし、歌い方なのです。これは、R&Bが好きなら、納得すること間違い無しですね。
そのほかの曲でも緩やかな美しいバラード4曲目「sayonara」そして、Jay'edらしいUPビートが目立つ1曲目と2曲目「Just Let Me Know Feat.Jazzy Blaze」！など、彼の魅力を様々な側面から存分に見せてくれています。さらに、他のアーティストへの客演曲も10曲目以降にDJがつなげていくスタイルで収録しているのは面白いですね！そしてJay'edを知る意味で欠かせないのが、8曲目「Lovers Medley… Nite And Day~Happy~Rock Wit'cha」で魅せるAl B.Shreや、Bobby Brownという、彼のバックグラウンドを感じさせるカバー！これを上手につないでいくのもJay'edの挨拶代わりの一枚としては、とてもよく練られた一枚だな〜と感じます。そして、挨拶代わりといえば、最後のORITOさんのライブでのライブ音源でこそ彼の歌の素晴らしさをよりはっきりと感じることができます！そのスタジオ曲よりもよりソウルフルで力強い歌声に胸を打たれます。本当にいろんな面をもった素晴らしいシンガーさんの登場です！
実はこのアルバムデビューアルバムという位置付けにはなっていないのです。どうしてかといえば、他のアーティストへの客演曲もはいっていたりという今までの活動の集大成的な色合いが強いことから、正式デビュー盤は、さらに、出すことになっているようです。これからの活動も気になる、はやく新しい正式のアルバムを聞かせて欲しいと思わせるプレデビュー盤です！

(曲解説)

01.Movin'on

打ち込みビートに乗って軽快に歌い上げる一曲目！躍動感溢れるビートにのった歌いっぷりが躍らせてくれます。すごい強い意志を軽快なビートに乗っけて、不安を振り払うようなそんな雰囲気のかっこいい一曲です！

02.Just Let Me Know Feat.Jazzy Blaze

D-STのレーベルメイトでのJazzy Blazeをfeatした、TEXSみたいなサウスっぽさと東洋っぽいメロディーが混じったsoundがなんともカッコイイ一曲！ProduceもD-STのメンバーで、まさに日本産のHIPHOP SOUL!まさにこのHIPHOPとR&Bのブレンド具合はたまりませんね。タイトル曲にもなっていて、これほど色鮮やかに楽曲に色合いが強いと、一枚通して楽しめるのです。様々なメロディーが詰め込まれた面白い一曲です！

03.Pop Them Bottles-English Solo Version

CMソングとしても話題となった一曲のJay'edオンリーのバージョン！やっぱりかっこいいです！まさに洋楽か？と間違ってしまいそうになるほどに、滑らかなその歌いっぷりには、感動すら覚えます。まさに世界レベルのクオリティーをもった歌い手であることを証明しています。ProducerのBach Logicの適度なくどくなり過ぎず、かつ癖になっていくような、ループの乗せ方など、その手腕も光ります。

04.Sayonara

ここまで乗せに乗せてきたビート中心の楽曲から、ゆったりと心地よいテンポでゆったりと歌い上げるバラード！さりげない声の重ね方や、メロディーワークの絶妙さを感じることができます。優しくも、記憶がかすれていくような切なさをうまく歌詞でも、優しい歌い方でも表現している、シンガーJay'edをよく感じられる作品です。

05.Fly Away(I-Dea Remix) Jamosa & Jay'ed

Jamosaと、Jay'edという若手の中でも実力派な二人による豪華なデュエット！切ないアコースティックギターの音色にのって二人が素晴らしい愛を歌い上げていきます。大きな見守る愛を切なく切なく歌っていきます。二人がお互いを引き立てるように歌い上げていく瞬間など涙を誘います。I-Deaの作り出す切ないトラックもこの二人の歌のよいところを存分に魅力的に引き出しています！MV視聴

06.Shining☆Star(Hase-T Remix) Feat.Rickie-G

独特なフロウをもつRickie-Gと、レゲエなビートにのりながらも、また違うしっかりと歌い上げていく歌を存分に聞かせてくれる一曲！シングルのカップリングの曲とはまた違うクラブ仕様な作品に仕上がっています。こういうのが、なんで日本のクラブで流れないのか不思議ですよね。

07.Why?

日本のR&Bシーンに衝撃を与えたバラードWhy?！この一曲、普遍的なメロディーをもちながら、それを肩肘張らずにさらっと歌い上げていくJay'edに驚かされます。なんでしょう、完全に自分の物にして歌いこんでいるところがとても素適です。このどんどん高音にシフトしていくメロディーと力強いJay'edの歌声にノックアウトです。本当にいい歌だよね〜。

08.Lovers Medley… Nite And Day~Happy~Rock Wit'cha

3つの有名曲を見事に組み合わせてある、緩いバラードAl B. Sure「Nite & Day」と、ハッピーなバラードSarface「Happy」を組み合わせ、その対照さをお互いを鮮明に浮かび上がらせて、最後のBobby Brownの「Rock Wit'cha」へと、見事につなげていきます。彼のルーツとなる音楽を見事に自分なりの歌へと紹介して歌っていきます。

09.Oh Na Na (Interlude)

アカペラでのInterlude！より彼の歌声の力強さを感じることができます。そして、次の曲へと！

10.If I… Norisiam-X Feat.Jay'ed('04)

ここからは、他のアーティストの作品に収められていたfeat曲を再度収録！Norisiam-Xとのコラボ作品となる「If I…」では、癖の強いRapから、一気に引き込んでくれる魅惑的なメロディーがたまりません！ソウルを下敷きにしたサウンドがなんとも心地よく響きます。

11.We Got It All Doberman Inc Feat. Jay'ed ('03)

ここからは、隙間無しにDJがつないでいきます。ドーベルマンインクの2ndアルバムで参加した一曲であるこの曲でも、バリバリの存在感を放っているのがよくわかります。

12.Jam Session Doberman Inc Feat. Jay'ed ('02)

こちらも、ドーベルマンインクの1stアルバムで見せた絶妙の組み合わせをここでも存分に見せてくれます！BLらしいエッジの聞いたサウンドがなんか懐かしい！この曲かっこよかったんですよね〜！歌の成長も感じられて面白いですね〜こうやって並べると。

13.Sadie /Orito Session (Live@Jirokichi:'03 Orito Session)

最後は、日本の初めての本格派のR&BシンガーであろうOritoさんのライブでSppinersの「Sadie」を見事にカバーします！客の声や雑音までも、そのままパッケージングして、彼の本来の歌を、これでもかと感じさせてくれる一曲！ソウルフル・・・。その言葉に尽きますね。歌がうまい人は五万といますし、R&B的にかっこいいと感じる人も今は数人出てきましたが、ORITOさんの力もあるでしょうが、これほどじんわりとあぁ〜ソウルフルだな〜と普通に感じさせてくれる人はいないかもしれません。最後のORITOさんのコメントもなんかかわいいよね（笑）

(Producer)

(Musician)

(LINK)