James Day / Natural Things

(総評)

前作で80年代音楽を見事に復興させたUKのプロデューサーJames Dayが二枚目のアルバムをリリース！本策では、U-Namなども加えてさらに見事な楽曲を披露してくれています！本当に人選が絶妙というか、本当にうまい裏方のシンガーさんたちをこぞって連れてきてくれていて、James Dayが作り出す見事なメロディアスな楽曲と相まって、80年代のR&Bのもつ煌びやかさみたいのと、メロディーの覚えやすさを見事に融合したが歌を、たくさんアルバムに詰め込んでくれています。何度でも聞きたくなるような一枚です！
前作から参加している超実力派シンガーAndrey Wheeler, Jeff Ramseyという女性、男性お互いに素晴らしい特性をもつシンガーを引き続き招いて、楽曲の完成度の高さをより引き立てる歌のうまさを見せてくれています。さらに、魅力的名女性シンガーMikelyn Roderick, Deannaを招き、その他にもサウンド面でもU-Nam, Ian Martinと今復興しつつあるUKの80年を意識したクリエイター達が、見事なサウンドを提供していて、さらにそれに見事な色合いをつけるJames Dayのプロデューサーとしての手腕は聞けば聞くほどに凄まじいものがあります。
2曲目「Happy On Hold feat.Jeff Ramsey, U-Nam」では、すばらしいProduce能力を見せてくれます。招いているJeff Ramseyが、前作から引き続きなのですが、本当にいいシンガーで改めて驚愕します。同じく5曲目でのAndrey Wheelerもすばらしい女性シンガーで、その魅力を存分に引き出しています。どの曲も特徴があって、さらっとドライブとかに聴いても気持ちよい感じに仕上がっています。(参加しているJeff Ramseyのソロアルバムが2009年にリリースになっています！)

(曲解説)

01.Speak Love feat.Mikelyn Roderick

素晴らしい美声を聞かせてくれる女性シンガーMikelyn Roderickを招いて、緩やかで美しいメロディーの曲を披露してくれます。パワフルなシンガーなのですが、そこは抑えて優雅に歌っていく感じがまたいい雰囲気を出しています。

02.Happy On Hold feat.Jeff Ramsey, U-Nam

包み込むようなやわらかい素晴らしい歌声をもつJeff Ramseyも前作に続いて参加です！この曲がまた心が穏やかになるような心地よい雰囲気をもっていて、もう一人のゲストU-Namのギターサウンドも素晴らしくて、James Dayのサウンドクリエイトの能力がうまく引き出されています。本当にサビのメロディーの伸びやかさと美しさは特筆ものです！

03.Sponsored by Love feat.Ian Martin, Deanna

ここでは、新しいゲストIan MartinとDeannaを招いてダンサブルなモロ80年代なノリ安い雰囲気を出した一曲で、こういうのは今の時代に作れるっていうのが、James Dayの凄さだなと改めて感じさせてくれます。その面白い楽曲を盛り上げるように、Deannaが見事なシャウトを魅せてくれます。

04.Natural Thing feat.Audrey Wheeler, Walter Beasley

こちらも前作に引き続き参加のAudrey Wheelerが、このアルバムタイトル曲を歌い上げます！やっぱり彼女の一度聞けば忘れない魅力っていうのものは、メロディーをすぐに覚えてしまいます。

05.Love Makes feat.Tim Owens, Andrey Wheeler (Luxury Soul Mix)

イントロの歌声からもってかれます〜！とても良質な美しくて、心に残るメロディーをもった一曲です。男女の絡みっぷりも見事で、お互いに引き立てるような雰囲気がたまりません。さらにLuxury Soul Mixと銘打っているように、やわらかい上質な音使いも、楽曲を良質なものへと押し上げています！80年代風味なサウンドの要素がちりばめられていて、どことなく懐かしさもあって、美メロだなーってうっとりして聞いてしまいます。やっぱりこの女性シンガーAndrey Wheelerはすばらしいシンガーですね！

06.If You Didn't Feat.Jeff Ramsey

2曲目ですばらしい歌を披露した、Jeff Ramseyが、またファンキーに歌い上げます！バックコーラスとの絶妙な掛け合いがまたいい感じです！地味な曲ですが、しっかりとファンキーに乗せてくれる加減が気持ちいいですよ。

07.Skin You're In feat.Karen Bernod

ちょっと面白い感じに仕上がっている一曲です。ファンキーともまた違う明るい感じが、面白いし、それを自在に乗りこなすKaren Bernodの歌声も見事です。

08.Any Kind Of Love feat.Mikelyn Roderick with Tim Owens

切なげなメロディーとそれを盛り上げるピアノの伴奏が合わさって、心に染み渡ります。適度にメロディーを崩しながら歌うMikelyn Roderickの歌いっぷりが、本当に切なげに響きます。こういうところで歌い手としての本領を発揮してくれていますね。そんなにアルバムの中では目立つ曲ではないのですが、曲の持つ深みという点ではアルバム随一のすばらしさをもつバラッドです！

09.Outta The Funk feat.Gavin Christopher

タイトルどおり、It's A Funkっていう感じのグルーヴィーなサウンドが印象的な一曲です。ダンクラにも通じそうな曲調で、こういうのを2009年に作れるJames Dayってすごいなって思わずにはいられません。

10.Stormy feat.Mikelyn Roderick

またJazzっぽいまた違う感じの一曲で、このアルバム大活躍のMikelyn Roderickの魅力を引き出しています。アーティストの魅力を引き出せるっていうところも、James Dayのすばらしいところですね。

11.If You Didn't feat.Jeff Ramsey (Togethemess Mixx)

James Day得意のREMIXです。また違う雰囲気を作り出しつつも、良質なREMIXを収めてくれるので、いやじゃないですね。

(Producer)

(LINK)