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Jaheim / Ghetto Love

01.Intro
02.Du & Jah
03.Looking For Love
04.Answering Machine (Interlude)
05.Let It Go(feat. Castro)
06.Could It Be
07.Ghetto Love
08.Happiness
09.Jah's Seed (Interlude)
10.Lil' Nigga Ain't Mine (feat. Castro, Duganz And Precise)
11.Finder's Keepers(feat. Lil' Mo)
12.Just In Case
13.Heaven In Your Eyes
14.Anything(feat. Next)
15.Waitin' On You(feat. Miss Jones)
16.Remarkable(feat. Terry Dexter)
17.Ready, Willing & Able
18.Love Is Still Here
19.Forever
20.For Moms
21.Could It Be (Anything You Want Remix)
Jaheim / Ghetto Love

(概説)

今年デビューしたJaheim!その声を聴いてください!彼の良さは、その声である!とても味があるおっさん声をしている。あー、こういう渋い声で歌ってみたいものである。一般受けするかはちょっと微妙だが、僕が大好きな部類の声である。
そして、このアルバムではこだわりが感じられて、高感度は高い。良曲が詰まった力作に仕上がっています。今年度の中でも、渋いカッコよさでは頂点にくるんじゃないかなと思います。バラードが得意とかじゃなくて、SOULが好きで好きでたまらなくて、作ってしまいました。って感じが出てていいですねー。今年度出た最大のSOULバカでしょう〜。そして、彼は、無駄に曲を長くしないところも好感が持てます。21曲という曲数がそれを物語っています。
Naughty By NatureのKaygeeという人が総合プロデューサーであり、彼の手にかかったアーティストは、Next、Koffee Brown、Aaliyah、Zhane'がいて、どれもSOULやR&B然とした味のあるつくりで定評があります。最近ではLiberty City Fla.、Transitionsでも、その世界を堪能できます。彼の作る音はどこか土臭いSOULがするのですが、このJaheimはそのKaygeeがほれ込んだほどの男。その実力は押して測るべきであり、SOUL然とした仕上がりであり、しかも土臭さがいい具合に出ています。
今年度を代表するアルバムであることは、間違いない。すべて、このアルバムを世界観を崩さない良曲ばかり!
神がかりなボーカルの立ちがあったら、もっと売れただろうなー。もっとSoloの1stのような、シャウトの嵐みたいな曲があったら、良かったのに、せっかくいいシャウトの持ち主なのに、そのシャウトが押さえ気味で活かしきれて無い気がした。
もう少しUPの楽曲でリズムが速いいものがあっても、よかったかなとは、思いますが、SOULっぽいのが、聞きたい人には、まず最初にオススメできるものです。
最後に日本盤では、FOHがレビューを書いたりしています。結構面白いですよ。

オススメ:(3),(5),(6),(8),(12),(13),(14),(16)

(曲解説)

02.Du & Jah

彼の世界が幕を上げます。この濃密なSOULな感覚はいいですね。

03.Looking For Love

彼の声の良さにグッとひきつけられることでしょう。あー、いきなり夜ですか・・・という感じです。夜に聞く声ですね〜ホント。マッタリとした感じの中にも、彼の滲み出るSOULは、隠しようもありません。こんなシャウトがしてみたい・・・力強くシャウトしなくても、場の空気をピリっとさせることが、できる力を持った声です。

05.Let It Go(feat. Castro)

一転してカッコいいUPモノ。そして、かなり短い・・・颯爽と駆け抜けていきます。Feat.されているCatroという人が軽めの声でいい味出して絡んでくるんですよー。Jaheimだけでは、この疾走感は表現できなかったでしょう。シャウトが荒れ狂う渋い曲です。

06.Could It Be

濃密なSOULな世界が展開されます。この曲はシングルカットされていますね。デスチャとかが荒れ狂う時代にこの渋さで売り込んでくるというのは、そうとうな自信がなけりゃーできませんね。この人の声はそうとうソウルフルです。淡々と同じリズムが繰り替える中、徐々に熱のこもったボーカルが冴え渡ってくるのは、たまりません。これこそ今におけるSOULというに相応しいですね。

07.Ghetto Love

この5,6曲と続いた世界は続きます。本当に統一されてるんですねーSOULで。この曲でもJaheimのシャウトがいい具合に放たれています。この声さえあれば、ほかは多少だめでも我慢できますね。

08.Happiness

一転UPモノ。いい感じにJaheimの声が音の上を跳ね回ってます。こういうUPものの出来も素晴らしい事がこのアルバムの水準をよくあらわしています。UPモノで昔風なにおいを残しつつ作るというのは、非常に難しいのですが、それが出来てるこのアルバムは素晴らしい。サビの「Happiness」という言い方が、声が立ってていいと思う。

10.Lil' Nigga Ain't Mine (feat. Castro, Duganz And Precise)

先ほどの出てきた、Castoroに、Duganz And PreciseというRAPPERを加えています。でも、Jahiemの声の強さがひときわ光ってます。ただ、楽曲がいまいちかな〜。

11.Finder's Keepers(feat. Lil' Mo)

あのLIL'MOのご登場。でも、今回の彼女はちょっと控えめかな。(彼女の1stアルバムはこういう曲があったほうがよかったなあー。ソウルフルな声なんだから、もっとオーガニックなHIPHOPな感じにすればよかったのに。やはり、彼女は客演でこそ栄えるのか・・・Bilalみたい。)でも、いい具合に彼女の声と、Jaheimの声が絡んだいい作品です。とにかくこの人のシャウトは魅力的。

12.Just In Case

名曲!1番好きな曲です。スムーズに進むバックの声の上で、その濃密な声から表現される流れるような歌い方が堪能できます。シャウトもいいと書きつづけてきましたが、こういう風に単純にゆっくりマッタリと歌いこなすのもそうとう聞けます。素敵過ぎます。なんといっても、後半で3分過ぎででてくる単純に張り上げるシャウト!これがもう堪らん・・・こういう風な空の彼方へ張り上げるようなシャウトをもっとアルバムの中で多用しても良かったのではないだろうか。キャッチーなメロディーと、彼の声の力強さが良く出ている名作です。

13.Heaven In Your Eyes

いい作品です。SOULマナーを感じる作品。アル・グリーンとかに近い感じなんじゃないかなー。とても、クラシカルな感覚がいいと思う。サビの歌い方や、バックの音がもう完全にクラシカルなんですよねー、やっぱ、ソウルは気持ちいいなーと実感させられる1曲。

14.Anything(feat. Next)

あのNextが絡む作品(なんか、久々だなこの名前)。この曲も気持ちいい。Nextってこんなマッタリとした歌歌えるんだなーとちょっと再認識。この作品はNextの歌い方を聴くに限ります。Jaheimの声の流れるような気持ちよさはいうまでもありません。この歌の後半でも出てきますが、直情的な素直なシャウト。これに限ります。やっぱ、Jahiemはこの直情的なシャウトがいい。

15.Waitin' On You(feat. Miss Jones)

先ほどのLIL'MOとの絡みよりも、相性がいいMiss Jonesとの絡み。ちょっとLIL'MOは濃すぎたらしい・・・Miss Jonesの方はいい意味で、軽い声なので、上手い具合にJaheimの声と混ぜ合わさっています。ただ、若干楽曲が退屈かな・・・

16.Remarkable(feat. Terry Dexter)

名曲!この中では唯一のバラードとしての名曲。Terry Dexterとの絡みも素晴らしく、聞かせてくれます。バラード好きな方には、これをオススメします。メロディーラインが綺麗なのと、男女の絡みが濃密でオススメできます。こんな濃いバラードの絡みを聞いたのは久々でした。終わり方も盛り上がって終わるので、行ってていい感じです。

17.Ready, Willing & Able

マッタリ、マッタリSOULです。あー、この世界観は気持ちいい。なんとも形容しがたいな。家でゆったりと聴きたい一曲です。これも良曲でしょう。

18.Love Is Still Here

おまけみたいな曲。

19.Forever

スローのお決まり的1曲。本当に正当派なスローで、ちょっと楽曲的にはつまらないかな。でも、彼の声の良さがでています。

20.For Moms

OUTRO的な1曲です。

21.Could It Be (Anything You Want Remix)

このREMIXは、ちょっとやばいかも。カッコいい・・・単純にカッコいいよ。『クレイグ・マックの超名曲フレイバ・イン・ヤ・イヤをマンマ使った同曲のリミックス』らしいんですが、この絡みが素晴らしい。これは、CLUBとかで聴きたいような出来です。

☆☆☆☆☆

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