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Jagged Edge / Jagged Edge

01.Intro
02.Ghetto Guitar
03.So High
04.Watch You
05.Hopefully
06.Get A Lil'Bit Of This
07.Crying Out feat.Bad Girl
08.Good Luck Charm
09.So Amazing feat.Voltio
10.Season's Change feat.John Legend
11.Questions
12.Sexy American Girls feat.Big Duke Of Boyz N Da Hood
13.Baby Feel Me
14.Who U Wit?
15.Ass Hypnotic
16.I Ain't Here For This feat.Sosa
17.See Me Looking
Jagged Edge / Jagged Edge

(総評)

重厚なコーラススタイルを持ったベテランR&BグループJagged Edgeの待望の第5作目!今のR&B界において、唯一の生き残りといえるメジャーR&Bボーカルグループであり、その揺ぎ無い実力に裏打ちされた素晴らしいコーラスワークと歌唱力の高さ!全てにおいて超一流であり、何度聞いても飽きが来ない充実したボーカルアルバムに仕上がっています!
なんといっても、先行シングルになっていた、Good Luck Charmの素晴らしさ!これほどにロマンチックなボーカルグループのバラードはひさびさですね!Jagged Edgeは本来はPromiseやLet's Get Marriedに代表されるようなバラードを得意としていたのですが、3rdで、UPが売れてから試行錯誤が続いていたように感じていたので、こういうスローバラードを全面に持ってきてくれたのはうれしいです!やっぱり末永く聞けるのは、こういうバラードなんですよね!この他のバラード曲5曲目「Hopefully」など素晴らしい曲は他にもあり、もちろん、UP曲やミッドバラードにも素晴らしい曲をそろえていて、17曲という曲数的には多いのですが、あまり飽きずにすっと聞きつなげることができます。
特に2曲目や9曲目に代表されるようなミッドテンポでかっこいい曲っていうのが、随所に入っていて、さらにそれらの曲での重厚に積み上げられるコーラスと、シャウトの素晴らしさには舌を巻きます!
そして、これらの曲が、Jagged Edgeの中心人物であるBrandon, BrianのCasey兄弟により作られているというところが、驚きです!ここまで素晴らしいプロデュースをするようになったのかと思うと、歌い手だけではなく、作り手としての実力も相当なものであると評価しなくてはいけないでしょう!
意外にも、このアルバムゲストもいるのですが、完全にJagged Edgeに食われてて・・・正直意味がない(笑)John Legendでさえも、この歌バカの世界ではJagged Edgeのペースに食われているように感じます。これほどに濃くて厚みのある歌もそうそう今のR&Bのメジャー界隈では聞くことができない貴重なグループですね!でも、10曲目でのJohn Legendは、ピアノのメロディーが見事で、いいアクセントになっていますね〜。
5作目にして、本当に名盤といえる出来ですね、様々な要素がこの一枚に入っていて、熟練の味がなせる素晴らしい仕事です!バラードでしっかりと聞かせられるのに、UPでもグッとひきつけることができるのが、このJagged Edge最高の強みなんでしょうね〜!ぜひ今年前半手に入れておかなければならない一枚です!

オススメ:(8),(14),(5),(2),(3),(9),(10),(13),(15)

(曲解説)

01.Intro

ピアノの荘厳なイントロから、じっくりと美しく力強いハーモニーに包まれたJagged Edgeの濃密な歌世界が展開していきます。シャウトとか、たまらないですね〜!

02.Ghetto Guitar

最初は、ギターのフレーズにのって、リードがテンポよく歌い上げていくコーラスワークが光る一曲!最初を飾るには見事すぎる一曲で、Brandon&Brian兄弟のプロデュースが光ります。力強いハーモニーが目立つ曲なのですが、最後になって、初めて美しいハーモニーを聞かせてくれたりと、良さを溜めて聞かせるっていう小技も効いています!ジンワリと響いていく曲です!

03.So High

ギターの音色が印象的で、それをさらにその最低限の音色に、分厚いハーモニーをぶつけていって、とても熱い曲へと仕上がってます。深く深く歌いこんでいく・・・もうその深い歌いっぷりには、ただただ圧倒されます。重い雰囲気がさらに歌を盛り上げていきます!Rapも交えながらも、激しいシャウトを絡めて、最高にかっこいい一曲に仕上げています。

04.Watch You

ゆっくりとした雰囲気のストいリングス主体のサウンドからゆったりなRapへと移行していく、心休まる素適な曲。本当に曲の水準が前作よりもずいぶんと上がっています!これがほとんどがメンバーのBrandonとBrianのProduceの曲だと思うと、彼らのクリエイターとしての力量にも、驚かされてしまいます。こういう迫力がある濃密なバラードが聞きたかったんだよと思わず唸りたくなります。

05.Hopefully

サビのネットリとした緩やかな歌いっぷりに惚れてしまいます。そして、そのバックで縦横無尽に歌い上げるメインボーカル!こういうゆったりとしたバラードでの聞かせ方では5作目にして成長を感じさせてくれたりもします。サビの心地よさには驚愕ですね。ストリングスの美しいメロディーと真っ直ぐなJagged Edgeの歌声が切なく響き渡ります。

06.Get A Lil'Bit Of This

Bad BoyっぽいサウンドHIPHOPサウンドが軽快になり、効果的に歌い上げていきます。バウンスビートにのって、素敵な密度の濃い歌を聞かせてくれます。アップもこの圧倒的な迫力の歌声で歌われるとあがりますね〜!

07.Crying Out feat.Bad Girl

チェロのような低音のストリングスのサウンドの上で、ちょっとラテンのフレーバーが入った一曲が展開します。女性ボーカルとの絡みも絶妙でスローなリズムでありながらも聞き飽きることなくじっくりと聞き込めます。実直なほどに歌い上げるその姿勢がいいですね〜!彼らの歌バカっぷりが一番よくでているかもしれませんね〜!

08.Good Luck Charm

名曲!イントロのアコースティックギターとピアノやストリングスの素敵な音色と、Jagged Edgeのロマンチックなボーカルワークが光る一曲です。彼らの真骨頂ですね。本来は2作目で魅せたようなロマンチックなバラードを得意とするアーティストだったのですが、UP曲が急激に売れたことより、しばらくこういうストレートなロマンチックバラードを聞かせてくれることはなかったので、とてもうれしい!この曲はメロディーもサウンドも全てが心に響き、ロマンチックな気持ちにしてくれます。しかもタイトルがGood Luck Charmですよ、僕の幸運のお守りは君だよ!こんなことをこんな丁寧に歌い上げるんですから、女性はたまりませんね〜・・・最後のBrandonの太い歌声でのシャウトが本当に見事です!素晴らしい!文句なしの名曲です。サビのメロディーの展開の仕方が美しくて力強くて心を激しく打ちます・・・Chad "Dr.Ceuss" ElliottとDonvito and Cheeseの二人のProducerがいい仕事してくれています!

09.So Amazing feat.Voltio

こちらもシングル曲となっていたVoltioをfeatした分厚いギターサウンドがカッコイイ一曲。最後はラテンフレーバーにのって、軽快に盛り上げって行きます。Jurmaine DupriらしいUPサウンドで、めまぐるしく展開していきながらも、聞きやすく心躍らせるようなかっこいい曲ですよ!Rapも見事にこのラテン系なのりに見事に乗っていて、Jagged Edgeの熱い一面をこれでもかと見せてくれます!Jurmaine Dupriのいい仕事ですね!

10.Season's Change feat.John Legend

なんとも意外な組み合わせだったのですが、John Legendが参加!しかもPianoまで披露しています。これがじんわりと歌い上げるJagged Edgeとの歌声とあいまっていいんですね〜って8曲目から、全部いいんですよね〜。ここまで名曲ぞろいだと困ります!全員が熱い歌声のJagged Edgeに負けないほどにJohn Legendも熱い歌を披露してくれます!ゆっくりと美しいピアノをバックにしながらも、その内面に秘めた心を示すかのような熱い歌声です!

11.Questions

切なげなアコースティックギターをバックに、しっとりと歌い上げるバックコーラス!バックコーラスの美しいメロディーとメインの掛け合いがいい感じですね〜!じっくりと聞かせてくれるバラードです。

12.Sexy American Girls feat.Big Duke Of Boyz N Da Hood

ここからまたUPサウンドにのって、豪快に歌い上げていくJagged Edge!ちょっとラップ調に歌い上げるところなんか3rdアルバムを思い起こさせますね〜。こういうHIPHOPサウンド全快の曲での勢いは見事ですね!メジャー級のアーティストでこれほどやれるボーカルグループらしく、様々な面を一枚のアルバムで見せてくれます!

13.Baby Feel Me

美しい〜!こういう曲こそJagged Edgeの真骨頂!バックコーラスの美しさにうっとりしてしまいます、そして、激しく歌あげるMainボーカルに思わずうっとりしてしまいますよ!四人の歌声が合わさったときの暖かさが一番気持ちがいい曲ですね、安定した実力の高さをこの曲では見せ付けてくれます。ちょろっとRapを披露したりと、いろいろと面白い試みをたくさんしています。もうこの流れるようなコーラスワークには心溶かされますね。

14.Who U Wit?

厚みをもって歌い上げる曲では、13曲目を凌ぐほどに、濃厚なコーラスワークを見せてくれます。Good Luck Charmに次ぐかっこいい一曲だと思いますよ。こういうストレートなバラードをJagged Edgeには歌ってほしかったので、こういうのがたくさん詰まっているこのアルバムは僕は大好きです。純粋な歌のうまさをまざまざと味わうことができます!そして、何よりいいのがシャウトが多いこと!

15.Ass Hypnotic

いやーもうこれは聞くほどに癖になっていきますね〜!輸入版の最後を飾る曲なのですが、最後にこんな癖がありつつもかっこいい曲をもってくるとは・・・さすがですね。このアルバム一枚聞いたらもう重厚間感じまくりですよ!一緒にYeah!って叫びたくなりますよ。みんな一緒に34-24-36と叫びまくりましょう!

16.I Ain't Here For This feat.Sosa

ボーナストラックは、HIPHOPトラックにのって、じっくりと歌い上げるJagged EdgeしかできないボーカルグループのR&Bソングですね。この重たいサウンドに負けないJagged Edgeのボーカルの太さがすばらしいですね!圧倒的なコーラスも健在ですね!ボーナストラックとしてはとてもいい曲だと思います。

17.See Me Looking

ちょっと16曲目と曲調がかぶりますが、なかなか面白い15曲目のような遊び心も入っている躍れる楽曲になっています!最後をあがって終われるっていうのはいいですよね〜〜!

(Producer)

Dwayne Nesmith:(1),(2)
Brandon Casey:(2),(4),(5),(6),(7),(10),(11),(13),(14),(15)
Brian Casey:(2),(4),(5),(6),(7),(10),(11),(13),(14),(15)
Jermaine Dupri:(3),(9)
Chad "Dr.Ceuss" Elliott:(8)
Donvito and Cheese:(8),(12)
[Co-Produce]
Chris Spruell:(2),(4),(5),(6),(11)
Corna Boyz:(9),(13),(14)

(Musician)

Paul "PJ" Morton:(3),(9)

(LINK)

☆☆☆☆☆☆

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