Impromp2 / The Definition of Love

(概説)

6年ぶりとなる3作目を発売したImpromp2！実は以前はMOTOWN RECORDSに所属し傑作二枚を発売しています！このアルバムSmooth Jazzっぽい感じを色濃く残しつつSOULな作品に仕上がっています。たぶん、こういう感じが好きな人には傑作なのではないかなと思います。Vocalだけではなく、楽器の演奏も素晴らしく、しかもRapまであったりして、ただの歌ものだけでは物足りないMoodyなSOUL好きにはたまらない作品にしあがっています。
この二人は、SEAN とJOHNNY BRITTという二人組みで、SEANがMainボーカル兼Rap担当！J.Brittがボーカル兼トランペット担当となっています。どちらも歌えてしかもちょっと違う一癖ある人物です。そして、Producerには、Frank McCombでお知らせしたSteve Harvayが参加しています。これだけの人物がそろえば、素晴らしい良質SOUL作品ができあがるわけですよ！Frank McCombもFender RhodesとBack Vocalで9曲目「All The Woman」で参加しています。
いきなり一曲目からSweetでMoodyな甘い〜甘い〜世界が展開します！まさにSweet Soul・・・・これは心を濡らすしかないでしょうねー。本当に最初っからここまでMoodyにやってもらうと、気持ちがいい・・・まさにベットタイムミュージック。これはベットできくしかないでしょう〜。こんな始まり方されたら。気持ちがいいなんてもんじゃないですよ。この一枚。あなたの部屋を一気にMood満点な空間に変えてしまいますよ。途中からは、Rapなんかも入って全体的に色とりどりな色彩を帯びた楽曲がたくさんありながらSEXYで纏め上げ、聞き飽きないで聞くことが出来ます。この作品でもFender Rhoseは使われていますが、あくまで中心は歌とトランペット！ってことで、あまりFrank McCombのように濃い演奏は聞けませんが、その分よく練られた甘いLovers Musicが多いです。
まさにメロウでエロな一枚です。これをBed Time Musicといわず何をBed Time Musicというんでしょう。ってぐらい夜向きです(笑)、朝聞くのは無理です！！！夜二人で楽しんでくださいな。

オススメ:(1),(3),(5),(6),(8),(9),(10)

(曲解説)

01.When Will Things Change?

本人達作曲によりSmoothでmellow flavorな一曲！Fender Rhodesとトランペットが絶妙に絡み合いMoodyな雰囲気を演出しています。こういうときのトランペットって本当にMood満点でカッコいいんですよ。そして、ボーカルのSeanのMellow Voiceにすっかりやられてしまうことでしょう。夜にかけたら、甘い二人の時間を過ごせそうです。まさに腰がとろけちゃう様な一曲です。

02.The Definition of Love

ちょっと、Freakyな雰囲気な一曲・・・ここからSeanのRapも堪能できるのですが、それにしてもRapと歌い声が変わりすぎ！なのがビックリします。Rapでは、カッコいい渋い〜低音ですが、歌はあくまでMellow Voiceなのですから

03.I'll Do Whatever

またまた甘い甘い〜SOULFULな一曲です・・・はぁ〜とため息が出そうなほど、Moodyな雰囲気です。囁くように歌う二人の歌声に聞き惚れるしかないですね。ドラムが絶妙に鳴る最後の終わり方なんかたまりませんよー。

04.Drama

地味にFUNKな匂いがプンプンする一曲です。演奏も、今までよりもカッコよく仕上げている感じです！

05.Mocha Soul

語りとJazzとSOULの融合がこれほどうまくいってる曲もなかなかないですねー。GURUのJAZZMATAZZ Project以来じゃないかってぐらい、聞き心地のいいSOUL作品を披露しています。これはオススメです！この語りはKim Fields aka Blondielocksという人とImprompのメンバーがやっていて、その語りにあわせてSEXYにImpromp2の二人が絡み合って謡って行きます。ホントカッコいいですわ。

06.Is It Cool?

Stringsが優しくなるなか、SEXYなHOOKで、ファルセットが鳴り響きます。うっとり聞き惚れてしまうようなSEXYさですね。HOOKのファルセットの綺麗さではこのアルバムで一番なのじゃないかなー。全てが甘い夜の帳に消えていきそうな・・・そんな一曲ですね。

07.Without You

前の曲の甘さを少し抑えたカッコいい一曲。Trumpetが軽快に鳴り響く様がなんともいえない渋さを出しています。Jazzっぽさをもった一曲で、Trumpetsが渋く押さえ気味になっています。そして、ドラムのリズムが変則的に変化するところが聞き所です！

08.Bring It Back

語り風に始まる一曲です、Impromp2の二人が相槌を打つようにお互いに歌いこんでいく様がなんともカッコいい！Trumpetの他にSax,Flugelehorn,Tromboneなども参加し管楽器たちがいい味出していますし、Bedtimeを盛り上げてくれる曲でしょうねー。ここまでのSweetnessを出せる人たちって・・・2003年のIsleyといってもいいぐらいSEXYですわ。トロトロに溶けます・・・

09.All The Woman

ここでは、Fender RhodesとBackground Vocalで、Frank McCombが参加しています。最初は、少し爽やかな感じで始まり、徐々にSOULな臭さを出していくあたりが、Frank McCombが参加しているのを匂わせます。バックが違うとボーカルの感じが結構違って聞こえてくるものです。あっさりと聞ける心地よい曲です。ずっと甘甘だったので、逆に気持ちがいいですね。

10.Makin' Love

タイトルどおり！甘いのは決定なのですが、歌いだしからしてもうマッタリ目！うっとり聞き入ってしまいそうな一曲です。バックの女性の声との絡み合いつつ、ステキなMakin' Loveを表現してくれています。HOOKでの歌声もステキですね！ドラムがしっかりとでも優しくリズムを刻み、ギターが鳴き、そこに蕩けるメロディーが存分にのっかってきて、Sweetで腰砕けな一曲が展開していきます・・・ふぅ〜。たまらんわ。

11.Who Am I?

最初のPercussionのインパクトがかなり強いです。アフリカンな感じもあるMusicに、Rapでぐいぐいと、でもSEXYに持っていきます。それに絡む歌声もSEXYです。渋いんだけど、やっぱりSEXYなんですよねー。トランペットの演奏がなんとも癖のある感じでいいんですよね。ゆっくりと聞かせてくれる好楽曲です。

12Change Comin

StringsがいきなりカッコよくかましてくれるIntroから、トランペットが軽快にメロディーを奏でます。Jazzのライブのような即興風な雰囲気がなんとも楽しそうな一曲です。ボーカルも最低限という感じで現場のノリを最重要視した作りの一曲のように感じます。

(Producer)

Steve Harvay:(1),(2),(3),(4),(7),(9),(10),(11)
Keith (Keshan) Pelzer and Darren (Limitless) Henson:(5)
Freddie Washington:(6),(12)
Bernhard Penzias:(6),(8),(12)

(LINK)

OFFICIAL
Expansion Records