Gladys Knight / AT LAST
(概説)
すごい濃密なR&Bアルバムです!上っ面な部分だけR&Bサウンド取り入れましたって曲は、この濃さに即効で負けちゃうね。この人の声がまさにSOUL!サウンド的にR&B色が濃いわけでもないのに、ブラックの濃さを感じます!これは年季が出せる技なんでしょうか?サウンド的にはR&Bなので、R&Bアルバムと言いましたが、声はSOULFULですよ〜。
必聴は、2曲目「IF I WERE YOUR WOMAN II」ですね。最近のR&Bテイストを取り入れているけど、決して声が負けてない!それぐらい芯の太い声を堪能できます。そして!4曲目の「GRANDMA'S HANDS」はあのBILL WITHERSのカバーです!深みのあるSOULな一曲に仕上がってます。なんか聞いててぞくぞくしてきます。
6曲目のJAMIE FOXXをFeaturingした「I WANNA BE LOVED」や、7曲目「GREATEST LOVE OF ALL」もいい歌です。7曲目は声の強さが圧巻です、声の強さとは張り上げたりすることで出る強さではない、その人の本来の普通に歌ったときの声の強さです。それがよくわかります!
1曲目も聞き入ってしまいます!12曲目はウエディングのテーマ曲から始まり意表を突かれます。そして!13曲目「THAT'S WHY THEY CALL IT LOVE」は更に泣けてくるような曲です、胸に迫るものがあります。
このアルバムで聞くべきはこの人の声です!きっと聞けば聞くほどに、この声の虜になってしまうでしょう!何でも歌えるんだな〜。この人は!あえて分類するならR&Bでしょうが、Gladys Knight は Gladys Knightです!最近のR&Bの音に飽きてきたな〜という人に是非聞いて欲しい一枚です!サウンドではなく、声が持つ素晴らしさを再認識させてくれます。最後に不思議なのが、最終曲のAT LASTがJAPAN BONUS TRACKなところ。タイトル曲なのに、Wirld Albumにはないってこと?不思議〜。