Ginuwine / The Senior
02.Get Ready feat.Snoop Dogg
03.Chedda Brings feat.Jose Cenquentez
04.Hell Yeah feat.Baby (Interlude)
05.Can You Ever Love Somebody
06.Stingy
07.Love You More
08.Bedda To Have Loved
10.On My Way / (Sex Interlude)
11.Sex feat.Sole
12.Bedda Man
13.Our First Born
14.Big Plans feat.Method Man
15.Hell Yeah
16.Tigger & The Gizzle
(概説)
Ginuwine待望の第4作。常に最新の音楽を取り入れて進化し続ける彼らしい作品で、今作品ではノリに乗っているR.KELLYの力が非常に強いと思います。「Hell Yeah」なんかでは、R.KELLYの色とGinuwineの色がうまくかみ合っているし、彼のSexyなR&Bをこなす力は凄まじいものがあります。泣きのバラードも、最新のUPも、そして、SEXYな曲も全てをこなしてしまうSingerです。特に、バラッドでの力は凄まじく、変則UPをすることが多いため、そちらに目がいきがちですが、前作の名作「Differences」に継ぐ名作バラッド「Stingy」でのバリトンでの激しい雄たけびを上げる歌いっぷりには感激します。彼というと、Timbalandの一派という印象が強かったし、変則UPが一番得意だと思っていたのですが、前作の「The Life」での、「Differences」のできが凄まじく一気に、SEXYなBalladerとしての地位を確立したことは記憶に新しいと思います。ですが、彼というと、一曲一曲はいいのだが、アルバムトータルとしてのできは、ちょっと・・・という場合が多いのですが、今作ではその辺も改善されていて、全体として、UPもBalladもいい感じに散りばめられた、楽しめるアルバムが作られています。力作といえるアルバムなのではないでしょうか?聞き込む毎によくなっていくそんな印象を受けました。
特に中盤のバラード攻撃(「Stingy」,「Love You More」)は、泣けます・・・ホント、心を鷲掴みにされるような切ない歌い方をするので、心に残るんですよね。それでいながら、「Sex」など面白いUPもきちんと歌えるなど、様々な面を持っています。夏でも冬でもいつでも聞けるような雰囲気がありますね。ただイントロが長いときがあるので、聴き飛ばしたくなるときがありますが〜物凄い!っていう楽曲はないのですが、どれも好楽曲で最新のサウンドです!是非、最新のR&Bアルバムを聞きたいという方は買ってくださいね!
(曲解説)
01.Mike Tyson
こんなイントロから、曲が始まるとは意外でした。そのタイトルどおりのめちゃめちゃ強そうな雰囲気のPowerのあるIntroです。もちろんGeustとして、そのMike Tysonも入っていたりする面白い曲です。なんか映画音楽のイントロみたいな戯曲的な一曲です。
02.Get Ready feat. Snoop Dogg & The Rook)
Snoop DoggをFeaturingした、ちょっと戯曲的で壮言な雰囲気をもつ一曲です。
03.Chedda Brings feat.Jose Cenquentez
今度新譜を出すRapperであるJose Cenquentezをfeatして、爽やかな雰囲気の中淡々とGinuwineが歌いつないでいきます。隠し味的なギターのカッティング音に乗せて、Ginuwine特有なSexyな語り口で歌いつないでいくのが、カッコいい前半の好楽曲!
04.Hell Yeah feat.Baby (Interlude)
最初の、フェイク&叫びが、なんとも、R,KELLYだなーと感じさせてくれる一曲。Big Tymersとしても、Baby単独としても有名なRapperであるBabyをFeaturingした一曲です(この人は抑えておきましょう!HIPHOPでもR&Bでも仕事がいいんで。)。もう、この組み合わせ・・・変態君のSexシンボルでからねー、やらしくならないわけがないですな〜。適度なエロスも感じさせつつ、ギターの面白いサウンドを中心にカッコよくまとまっている感じです。サビでのメロディーラインも一度聞くと忘れられません。いかにもシングル向けな抜け目ない一曲です。サビは、みんなで歌えるし、CLUB栄えする曲なんですよねー。さすがです、R.KELLY!最後のInterludeがくっついなければ、もっとよかったんですが・・・それはそれで、くどくさまが面白いのですが。
05.Can You Ever Love Somebody
そして、こちらでもイントロのギターの切なさたっぷりなイントロから、Ginuwineの得意な胸に迫るシャウトがグッときます。いい声してますよ、ほんと。サビの前の転調後のGinuwineのシャウトっぷりがなんともたまりません〜。本当にこういう切ない雰囲気の「声」というものを持っている稀有なアーティストだと思います。この声でシャウトされちゃうと、たまりませんねー。思わず胸の前で握りこぶしを作っちゃいます。
06.Stingy
Barber Shopのサントラに収められ、前作での名曲「Differences」に継ぐ曲で、こういうBalladの名手としての地位を定着させた曲でもあります。本当にこのGinuwineの曲って様々な楽器が効果的に使われていて、声もいいが楽曲というかトラックもおもしろいので好きですね。もちろん、声でがっつり聞かせてくれる、アーティストも大好きなので、二重の楽しみが得られます。この曲でも切なくかつ力強い歌声で、聞き手にガンガンと迫ってきます。やられますよ。
07.Love You More
すごい切なげな音と歌声が印象的な名バラードです!最後に熱っぽく熱唱するGinuwineの歌声に心打たれます。ちょっと前の二曲は力強い感じがしたのですが、こちらは、もっと繊細で、新たなGinuwineが発見できます。そっと耳元で語りかけるように優しく歌いかけるGinuwineに落ちちゃうこと必死ですね。ループがかかったトラックで、徐々に心に染み込んで来ます。
08.Bedda To Have Loved
ちょっとアジアンチックなイントロから、ミドルテンポな曲です。琴の音のようなサウンドがなるなか、コーラスに絡むようにシャウトしつつ熱唱していきます。Balladという感じではないが、耳に残る一曲です。最後には、面白いInterludeが入っていますね。こういう遊び心もいい感じです。このInterludeのおかげで、8分にも及ぶ曲になっています。
09.Locked Down
長いInterludeの後に始まるのは、ちょっとかすれ声のコーラスから始まる、Ballad。ちょっとこのかすれ声のコーラスが個人的にはあまり好きじゃないんですが・・・でも、途中から力強さが加わってくるといい感じに変わってきます。最後のほうで入るGinuwineのファルセットがなんか新鮮な気がします。全体的には好楽曲ですね。
10.On My Way / (Sex Interlude)
ゆったりとしたスローテンポな一曲・・・Ginuwineもゆったりと歌いつないでいきます。夕方にゆったりと聞きたい感じですねー。心地よさが身に染みます。そして、なんといっても、このあとの曲に続くInterlude〜がヤラシイ!いいっすねーこういうの、気持ちの高ぶりをそのままこうパッケージしたような次の曲への期待も高まります。
11.Sex feat.Sole
そして、このアルバム最高のUP曲がこの一曲。もうすでに結構なFeaturingをして、有名な女性Rapper SoleをFeaturingした、UPテンポなリズムとそれにのる歌声がなんとも絶妙な一曲です。ちょっとヘンテコなリズムが、Timberlandを思い出させますねー。この勢いのいい曲にのって踊りましょう〜。こういうちょっと裏声っぽい声で歌うGinuwineも好きですね。
12.Bedda Man
ちょっとなんとも掛け声があったり雑多な始まり方をするのですが、バックでなってる木魚みたいな音が気になります(笑)サビでの感じが変わっています。アジアな雰囲気も持ちつつしっかりR&Bもしているという不思議な曲に仕上がっていますね。面白い新しいR&Bの形の一つって感じがしますね。
13.Our First Born
スローバラードです。サビでの細い消えるような囁き方が、いいんですねー。こういう歌い方も、激しい歌い方も使い分けれるGinuwineの実力はすごいですね。そして、囁くような歌い方の後ろで、徐々に熱が入っていくシャウトが熱情を歌うようでグッときます。
14.Big Plans feat.Method Man
ピアノのIntroが印象的な始まりから、幻想的な儚いコーラスがいい雰囲気を作り出します。カッコいい!Method Manも、ちょっといつもより控えめにRapして、全体的な流れるようなメロディー展開を邪魔していないところもいいと思います。全体的に川のような流れる感じがすごいいいですね。
15.Hell Yeah (Remix) (feat. R Kelly, Baby & Clipse)
Hell YeahのRemixです。なんと、あのClipseまで参加というなかなか面白い組み合わせです。R.Kellyの歌い方がなんとも面白いのですよ。おいしいところとっていくなーという印象を受けます。サビよりも印象的なフレーズ(Remix〜っていってるところ)を自分の歌うところにいれちゃうところなんてちゃっかりしてますね。圧倒的にこっちの方がカッコいいですよ。
16.Tigger & The Gizzle
最後は、雑多なおしゃべりを混ぜつつ終わらせていくという、全体の構成を考えた一曲になっていますが・・・ここまで長くなくても良かった気がしますが・・・