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Few / Few

01.Intro
02.I'll Be
03.Nobody
04.Interlude - Before The Club
05.Red Head Lover
06.Hip Hugger
07.Marriott
08.Interlude - I Messed Up
09.All out
10.All About You
11.Marry Me
12.Suga'
13.You Want Me
14.Dance With Me featuring Mr.Goodwine
15.If I
16.She Makes Me Sweat feat.Krazy
17.Cry
18.Answered Prayer - Outro
19.Marriott (Remix)
 
Few / Few

(総評)

熱いフロリダの男っぽい無骨さを持った若手インディーズシンガー!FEW!超絶バリトンボイスがSEXYに力強く物凄い勢いで歌い上げてくれます!まるでBig Jim(元III From Tha Soul)やDave Hollisterとかと被る歌声に、よりK-Ciと比較してもいいんじゃないかという熱い灼熱のシャウトをかます歌い込み系のボーカルスタイルには、ただただ舌を巻くばかりです。薄っぺらいボーカルが多い昨今においてまさに歌える、そして歌声だけで魅力してくれるようなボーカリストの登場です!その声の魅力は、バリトンボイスであることはもちろんそのバリトンの見せ方をよく知り尽くしたネットリとした歌唱法にあります。特にシャウトのもっていき方の気持ちいいこと!パッと声を張った瞬間にもう全ての空気を支配してしまうようなそんな物凄さをもっています。そして、バックコーラスも女性が入ることで曲にアクセントをつけて、効果的にこの魅力的な歌声を引き立てています。Jagged EdgeやLSGのようなボーカルグループのように複雑に絡むバックコーラスも見逃せない点です!その全てがFEWのバリトンボイスを引き立てる役割に勤めています。
そして、サウンド面でも、ミッド〜スローでじっくりと彼の歌声を聞かせてくれて、彼の歌声の素晴らしさをこれでもかといろいろな曲調で堪能させた後に、後半にUPでさらに魅了するというニクイ演出をしてくれます。この辺はもうProducer Garry Williamsのわなにはまったな・・・という気分にさせられます。本当にミッド〜スロー中心とした前半での歌いっぷりにはただただ感嘆の声しか出ないのです。特に5曲目「Red Head Lover」でのミッドテンポでカッコイイサウンドと魅惑的なボーカルワーク・・・これはもう名曲でしょう〜。そして、7曲目「Marriott」で、ある意味神がかり的なバリトンボイスのシャウトを拝ませてくれます・・・その後も効果的に雷や雨、吐息なども織り交ぜSEXYに見せてくれて、もうとにかく前半は、FEWの歌声にやられまくるのです。11曲目「Marry Me」で、R&Bに必要な愛を女性ボーカルとこれでもかと歌い上げる姿にはほれ込んでしまいます。そして、後半14〜16曲目でのUP責め・・・もうUPでもバリバリ歌えるんじゃん!って言う気分にさせてくれて、完全に虜にされてしまいます。
特にこの聞けば聞くほどに発見があるFEWの力強くSEXYでねっちょり変態的でもあるバリトンボーカルの魅力は、絶対今年聞く価値がある一枚だと思います。特にバリトンボイスファンはもちろんのこと、ボーカルグループが好きな人も絶対に耳にすべき一枚ですよー!手に入るうちにぜひ!雰囲気としてはLSG並みにねっちょりしているし、熱いボーカルが好きな人は絶対好きですよー。この一枚でベットを供にできます。

オススメ:(5),(7),(11),(2),(3),(9),(14),(15),(16)

(曲解説)

01.Intro

この焦げ付くような熱いシャウトにこめられた熱がこのアルバムの素晴らしさを語っています。バリトンボイスをこれでもかと堪能できますよー。

02.I'll Be

ミッド〜スローなテンポでまずはじっくりとその歌声を聞かせていくFEW。そして、HOOKへと続いていく熱いシャウト・・・もう完全ノックアウト。バックの女性ボーカルを効果的に使いながら、その力強いバリトンボイスで縦横無尽にフェイクやシャウトをかましまくっていきます。

03.Nobody

Keith Sweatか!っていうぐらいに、エロっちいフレーズと歌い方が印象的です。面白い実に面白いアーティストです。90年代のシーンで重要な役割をしていったボーカリストたちをどうしても思い起こさせてくれます。そして、バリトンボイスがなんといっても、素晴らしい!この声が聞けるだけで幸せと思わせてくれるボーカリストですね。こういうメロディーやNobodyというフレーズを面白く組み合わせてくれたりと、そういう面白さを見せてくれるのはまさにR&Bの真骨頂ですね。

05.Red Head Lover

これはかっこいい〜!ソウルフルなサウンドに、からみつくバリトンボーカル!盛り上げるバックコーラス!これを一人の歌声でやっているというのも驚きですが。ファルセットでバックで歌いながら、メインはバリトンボーカルがフェイクやシャウトをかましながら、盛り上げてくれるのです!シンプルなピアノとギターのバックもいいし、何より印象的なメロディーが随所に入っているのは、完成度高くて、素適です−!Keith Sweatのように、癖のあるボーカルも見せてくれたりもします!

06.Hip Hugger

なんとも大胆なタイトルですが、これぐらいセクシーじゃないとR&Bはダメですね!ミッドテンポにじんわりと聞かせてくれる佳作曲。

07.Marriott

本当にこのFEWの歌声は、バリトンボーカル好きにはたまらない、極上のものがあります。こちらのツボを付き捲りで、サウンド的にも90年代R&B直系で、どこか懐かしい雰囲気さえもっているのです!伸びやかで声を発するだけで力強いとわかるシャウトがもう昇天させてくれます。曲も彼の歌声を存分に堪能できるシンプルでいて、最高のボーカル曲を見せてくれます。このネットリグッチョリとしたSEXYっぷりには、ただただ舌を巻くばかりです。

08.Interlude - I Messed Up

雨の音に併せてセクシーな語りが入ってきます〜、いや〜もう定番中の定番!まさにR&Bとはこういうものだ!っていう!こういうアルバムってしばらくなかったよね〜!そして、その語りをさらに盛り上げるフェイクが素敵です。

09.All out

ここら辺はもうねっちょりと濡らしていくスロー責め・・・女性の吐息が聞こえてきそうなほどに、湿り気を帯びたボーカルが折り重なりSEXYなスローを演出していきます。さりげなく琴の音を使っていたりするのも、この曲がよりセクシーに聞こえるようになっています。最後のほうの雷の音や雨の音とかもうベタ過ぎて、たまりません!最高です!

10.All About You

シンプルな構成のHOOKと、ゆったりと歌いながら、フェイクをしていくFEW!ギターの音色が爽やかに流れ、それに情熱的に絡み上げながら、余計にFEWの歌声が引き立っていきます。

11.Marry Me

吼えるのか?っていうイントロをはぐらかし、じんわりとゆったりと歌いこんでいくイントロが面白い!徐々に盛り上げながら、そして最初はぐらかしたのは、このためか〜〜!っていうぐらいに最後は熱く情熱的に女性ボーカリストのChristina Smithと最高の絡み合いを見せて歌い上げていきます。Marry Meというタイトルにふさわしい誠実な歌の雰囲気がとても素敵で、それをさらに盛り上げるように情熱的にシャウトしまくります。ギターが入るところなんて、アイズレーかよ!っていうぐらいにギター掻き鳴らしつつも、全然雰囲気が崩れません。最後の二人の歌の力強さには圧巻です。これいいな〜。

12.Suga'

静かにタメを作りながら、緩やかに歌い上げていく一曲。徐々にその歌声のパワーを開放するかのように、荘厳なバックサウンドに併せながら、力強い直情的なシャウトをかましていきます。この真っ直ぐな歌いっぷりは、凄いの一言・・・これこの人だからこそいい歌にできているのですが、普通ならここまでバリトンで歌えないと無理ですよ。魅了する曲にするのは。

13.You Want Me

ここから、一気に90年代ボーカルグループのスタイルから徐々にHIPHOP色を強くしていきます。HIPHOPトラックの上でも十二分に歌えるというところも見せてくれます。もうこれDave Hollisterとかが歌っていそうですもん。それぐらいにメジャー級の完成度を誇る一曲です。このずっしりとしたサウンドにぴったりはまるFEWのバリトンボイスはたまりませんね〜。

14.Dance With Me featuring Mr.Goodwine

そして、ラテンっぽいフレイバーと軽快なリズムにのってMr. GOODWINEというRapperをFeaterした、このアルバム唯一のUP BEATな一曲!ここまで、ぐいぐいボーカルだけでミッド〜スローで聞かせまくるって凄くありません?そして、このUPもまた違ったFEWの魅力を引き出す素晴らしい一曲なのです。これまでほぼ一人のProducerさんによってこのアルバムが作られているとは驚きです・・・。うまくバリトンボイスの味を出しているHOOKのメロディーそして転調からの歌いこみっぷりと本当バリトンボイスを持つ人のUP SOUNDとしては、完璧すぎる出来です!最後はもちろんシャウトして吼えまくりますよー熱い!

15.If I

後半にUPサウンドが集中するというこの飽きさせない構成には驚かされます。UPじゃない方がより深くFEWの歌声に聞き手が魅了されるということをProducerはよく解ってて、そこから畳み掛けるようにUPでさらなる魅力を引き出すのです。琴の音が魅力的なサウンドにのって軽快で気持ちよいメロディーで躍らせてくれます。

16.She Makes Me Sweat feat.Krazy

3曲連続のUPサウンドにノックアウト。女性ボーカルがどこかで聞いたことあるメロディーを歌いながら、それと掛け合いながら、クールに歌い上げていきます。この曲での女性との掛け合いもライブで聴いたら絶対盛り上がる感じで最高です!シングル曲っぽい感じですね。ホントいろんな歌で魅力を見せれる人だな〜と感心させられます。そして、やっぱりこの人スローでの驚異的な歌いっぷりが魅力なんだなと改めて気づかされます。16曲目になって完成度が高いこのプロデューサーの能力にも驚愕ですが。

17.Cry

そして、3曲続けた後はやっぱり最後に向けてじっくりとFUNKYでいてJazzyなスローで締めてくれます。シンプルな構成だけどしっかりとFEWの歌い上げるときの声を中心にすえたボーカルの魅力を伝える曲作りがされていて、最後まで楽しませてくれます!

18.Answered Prayer - Outro

Outroは、ちょっと軽快なサウンドにのっていくの、FEWが祈りをささげていきます。OUTROとは書いてあるもののしっかりとした曲になっていて、ゴスペルライクな歌い方がまた似合ってて面白いです。最後の語りとシンセの音色としっかり聞き手の心をつかんでくれます。

19.Marriott (Remix)

ボーナストラックとして7曲目のREMIXが。7曲目のSEXYな雰囲気よりもどっちかというと穏やかでゴスペル曲のような暖かさも感じるREMIXになっていて、また原曲とは違う雰囲気で楽しませてくれます。

(Producer)

Garry Williams:(1),(2),(3),(4),(5),(6),(8),(10),(11),(12),(13),(14),(15),(16),(17),(18),(19)
Blazemasters:(7),(9)

(LINK)

CD BABY Order
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