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CRAVE / Demboyz

01. Intro
02. Who's Hott
03. Dangerous
04. Real Chik feat.Baby Sis & Evyl Eye
05. 7&UP
06. I Got U
07. For You
08. Off The Wall
09. Cant't Stick it out feat. Lil' FLIP
10. Her Again
11.PHONE CALL(SKIT)
12. Unfortunate
13. Open Arms
14. So Serious
15. Life I Choose feat. Chanel Jones
16. Ask for it by name
17. Remember Me feat. Felicia Renae
18. That Sombody
19. Give me the word
20. OUTRO:
CRAVE

(総評)

Reese,Mandell,Mannyという若い3人組によるユニットCRAVEのデビューアルバム!これがもう2005年の超傑作といっても過言ではない素晴らしい出来なのです。最初の若さ溢れる数曲がかなりインパクトがありますが、アルバム全体を通しては、UPありバラードありの見事なR&Bボーカルグループのアルバムとなっています、近年まれに見る素晴らしい出来で、なんとプロデューサー陣も実はメジャー級の人達がかなり絡んでいて、50cent絡みでMIDI MAFIAの参加や、Sam Sneedさらに、featでLil Flipが参加など、HIPHOP方面からの熱いつながりが目立ちますが、だからといってHIPHOP一辺倒なグループになるのではなくて、歌心溢れる曲が多く特に後半のバラードのセンスのよさ、完成度の高さは目を見張るものがあります。前半のUPもののカッコよさと相まって、アルバム自体の完成度がとんでもないことになっています。一枚通して聞くと物凄いボリュームなのですが、曲がよくてしかもUPからバラードまで非常に振り幅が多いこともあり全然飽きずに夢中になって聞き入ってしまします!まさに2005年の名作です!こんなのが出てくるからインディーソウルは恐ろしい!
下に紹介したHEATは盛り上がるUPの出来やシャウトなどは物凄かったのですが、歌声の美しさやバラードも含めるとこっちのCRAVEの完成度は恐ろしいものがあります、さすがメジャー級のサウンドプロデューサー達が本気でやっているなっていうのを感じますね。それに、Rapperなどとの絡みもこちらはとてもスムーズで90年代に確かにあったR&Bボーカルグループのメインストリートを地でいっていますね!カッコよすぎます!まあ、HEATもあれほどの熱さを出せるグループいないので、両方とも甲乙つけがたいんですけどね。両方とも今年もってなくちゃいけない一枚であることに間違いはないです!お薦めはほとんどがお薦め曲になっていまうぐらいにいい曲の宝庫です!去年のTERRELL並みだよなー。
余談ですが、たぶん、3曲目と4曲目のタイトルが逆になってます(笑)この辺はインディーっぽいですが(笑)

オススメ:(15),(5),(9),(7),(16),(12),(13),(14),(2),(4),(6),(17),(18),(20)

(曲解説)

01. Intro

軽快なサウンドが、もういかにも90年代風!もうこんなのやられたらもうボーカルグループ好きは期待せずにはいられないじゃないですか!若さ溢れるハッチャケ具合を感じながらも、サウンドプロデューサーの質の高さも密かに感じさせる、期待感溢れるイントロです!

02. Who's Hott

最初のMCの叫びからもう熱い!そこからスムーズにあくまでCOOLでかっこいい歌声の3人が歌い上げます!RUN D.M.Cの"RUN'S HOUSE"のネタをかぶせて楽しく聞かせてくれます。さらに、DJのこすりがまたHIPHOPリアルなサウンドを感じさせて、まさにCLUBでかかっているようなそんなかっこいい一枚に仕上がっているのです!RapperやMCとの絡み合いもスムーズでカッコよく、それぞれのボーカルがメインをはれる個性的な声の集まりで、カッコよすぎ!ここまでリアルなR&Bグループがインディーソウルから出てくるなんて、もうインディーとメジャーの垣根なんてありませんね。

03. Real Chik feat.Baby Sis & Evyl Eye

じんわりと響くボトムが聞いたサウンドに、面白い「MIC」って声が面白く入ってきます。そのサウンドの上でネットリと歌い上げる3人とRapper。そこから徐々に曲が進むにつれて、吼え上げるメンバーがかっこいい。このHIPHOPサウンドで歌うときの押さえ所をわかっているな−っていうのが、聞いてて楽しめるところです。

04. Dangerous

リズミカルなサウンドにのって、歌いまくる3人!徐々に熱く盛り上がっていくコーラスもかっこいい!流れるようなスムーズさをもちながらもしっかりと聞き手に残る曲を歌える3人組です!何回もDangerousって叫んでるので、こっちが、Dangerousだと思います。

05. 7&UP

うおーかっこいい!Jagged Edgeかっていうぐらいに重圧でかっこいいサウンド!こういうサウンドをまっていたんだよー!まさにR&Bの王道ともいうべきかっこいいビートにのって、3人のボーカルが熱くほとばしり絡み合う!もう、卒倒です。踊れるし、かっこいいし!これこそ決め曲というに相応しいできです。この熱く太いビート音がたまらないんですよねー。そして、HOOKへの入り方もコーラスとMain Vocalの役割がとてもわかりやすく明確で聞いていてコーラスのメロディーに体を揺らしながら、メインボーカルと一緒に心の中で吼える!これは気持ちいいです。お薦め!

06. I Got U

なんとこの曲は50CentのプロデュースもこなしているMidi Mafiaの一曲!ホントプロデューサーが豪華!メジャーであえてやっていないんじゃないか?と思ってしまうほど、クオリティーもバカ高いし!凄すぎます。この曲もスムーズな3人のコーラスを生かしながらもカッコよく盛り上げていく一曲なのです。グループものといえばこういうのさっていう見本みたいな一曲です。

07. For You

ここでも彼らお得意のバウンスビートにのかってカッコよく歌っていきます!こういうリズミカルなサウンドにのった歌声でこそ彼らの伸びやかな歌声が生きてきて、本物の歌のカッコよさを感じさせてくれます。ハーモニーも非常に美しく、それでいてそれぞれがソロで歌うと個性があって、最強な三人組です。

08. Off The Wall

Hey Yo!という掛け声が聞けば聞くほどに癖になっていくのですが、フェイクが激しい一曲で彼らのフェイクセンスのよさも存分に感じさせてくれます。そのまま踊りにいきたくなりますよ。

09. Cant't Stick it out feat. Lil' FLIP

なんとあのLil' Flipが参加しているというから驚き!あいかわらずかっこいい緩いRapをかましながら、CRAVEを援護射撃します。そこから艶やかで美しいコーラスワークが見事な素晴らしい一曲が始まります!もううっとりして聞き入ってしまいそうなコーラスワークに、メロディーライン!Lil' Flipとの相性も抜群で、哀愁と美しさを兼ね備えた素晴らしい一曲に仕上がっています。彼らの声もストレートで胸に響いてきます。

10. Her Again

スムーズなサウンドにのって、心地よいメロディーで歌ってつないでいく3人。そのスムーズな歌いっぷりの中にも随所に歌のうまさを感じさせるフレーズなんかもあって楽しませてくれます。そして最後の3人でのコーラスの優しくも太く安定感がある感じは見事です!最後は電話で終わっていくのも次の曲へつなぐなんて、ベタだけど、それが今では珍しくてうれしくなっちゃいます!

11.PHONE CALL

次の曲のタイトルとおり嘆く女性の電話の声のインタールード。こういうストーリー性があるのもアルバムの曲数が多いけどすらっと聞けるところなのでしょう。

12. Unfortunate

メインとコーラスが最初から掛け合うところなんてたまりません!じっくりと歌い上げていくかっこいいSlow Tempoな一曲!

13. Open Arms

爽やかなサウンドにのってスムーズに歌いつないでいく3人!美しいバラードで、ノリノリなサウンドばかりじゃなくて、こういう美しい曲もできるのもボーカルグループの条件ですが、見事に満たしきっています!いい曲ですよ。まさにOpen Armsというタイトルどおり包み込んでくれるようなそんな優しい歌声に引き込まれます。最後の3人の声が合わさったときの突き抜けるような感じがヤバイです!

14. So Serious

なんでこんないい曲ばっかりなんだ、この人たちは!So Seriousってフレーズに入った瞬間に、きたー!っていいたくなります。このスムーズでいながら通る力強い歌声にやられちゃうんだろうな〜。本当にHOOKのフレーズが美しくて、体を揺らしてしまいます。転調の仕方とかも無駄がなくて、プロデュース能力も素晴らしいです!

15. Life I Choose feat. Chanel Jones

うわーー!もう涙なしには、聞けないっすよ。この美しすぎるメロディーと浮遊感漂うコーラスワーク!見事だ!完璧な哀愁バラードです!たまらんねー。HOOKのメロディーに完全にやられました、美しすぎます。もちろんHOOKにいくまでの歌いつなぎ方も、しっとりとHOOKの美しくも儚いメロディーを壊さないように、丁寧に歌いこんでいくのが好感もてます!いやー素晴らしいです!最後に転調して音階が上がっていくところなんて・・・素晴らしいです!

16. Ask for it by name

切なくも美しいバラード後は、さらに哀愁を漂わせるミッドテンポなバラードで聞かせてくれます。ギターが切なげにつまはじき、そのシンプルなサウンドの上を美しいコーラスを聞かせながら、丁寧に歌いこんでいく3人!最後のLalalalaというフレーズはもう心に染みすぎます、いたい。どうしてこんなにいいバラードばっかりあるんでしょう!本当にいいですよ。ここら辺のバラードは特に!前半はアップで聞かせるけど後半はバッチリバラードでも聞かせます!

17. Remember Me feat. Felicia Renae

ここでもまったりと聞かせていきます。いやーここまでバラード攻めされるとバラード好きな僕としてはやばいですねー。フレーズも非常に覚えやすくキャッチ−でいて、気持ちがいい!そして、そこに絡んでくる女性ボーカルFelicia Renaeも歌声が非常にかわいらしくて若い人同士のステキなバラードへと発展していきます。

18. That Sombody

ここでは、ゆったりとした優しい雰囲気の曲で一息つかせてくれます。名曲ばかりだとさすがにアップアップになっちゃうので。ゆったりとこの曲は聞かせてくれます!最後のシャウトなんか若いながらも味があっていいですよー。

19. Give me the word

最後もバラードで締めていきます。落ち着きがある優しいメロディーと歌声に癒されながら、曲を聴き終えることができます。普通のボーカルグループなら、これでも十分に傑作といってもいいぐらいに素晴らしいバラードなのですが、いいバラードが多すぎて普通に聞こえちゃうぐらいです。この曲もいいんですよねー。

20. OUTRO:

最後はイントロのハッチャケ具合とは違って、しっとりとシンプルな3人でのコーラスワークの美しさを見事に聞かせきって終わっていきます。めちゃくちゃかっこええ・・・胸をかきむしられるようなOUTROですよ!

(Producer)

STEVE GRIFF:(1),(2),(7),(14),(18)
STEVE SENAT:(1),(2),(13),(19)
ANAND "BIG D" THAKUR:(1),(2),(10)
BLAKCZAR "P.KAM":(4),(11)
NESIA BEATS:(3)
STEVE ESTEVEZ:(5),(18)
MIDIMAFIA:(6)
Chris "Mindbender" Longo:(7),(8),
SAM SNEED:(9)
NESIABEATS:(12)
TRAUMAUNIT:(16),(17)

(LINK)

http://www.cravedemboyz.com/, CD BABY Order, HMV, TOEWR RECORDS
☆☆☆☆☆☆(2005年名盤)

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