Blu Cantrell / Bitter Sweet

(概説)

ジャケ写がSEXY!今年一番のジャケ写ですね！微妙にマイクにもたれた感じで歌っているのが、またまたSEXYです。ステキ！ぐふ。日本のアーティストじゃ、ここまでできないよなー（笑）
ひそかに実力派として人気を博していた彼女でしたが、ついに2ndがでました！Blu Cantrellはまージャケ写をみてもらえばわかるのですが、すごいSEXYな女性でいながら物凄い強烈な力強い声の持ち主で、姉さん（もしくは姉貴（笑））と呼ぶに相応しい感じの女性です。そんな彼女ですが、歌のうまさは、素晴らしく、定評があります。1stもAlicia Keysと一緒になってしまったため、目立たなかったのですが、R&B好きには、高評価を得ていたアーティストでした。若干楽曲面で恵まれていないなと感じるところが多いのですが、今回はレゲエを取り入れたりいろいろな工夫を取り入れ面白い一枚に仕上げています。
ただ、全体的に決めの一曲がなくて、統一感に欠けているので、さらっと流せてしまうのが、ちょっと物足りなさを感じてしまいます。悪くはないんですが・・・同時期にだした、AshatiやBeyonceよりはこっちのほうがパワフルさがあって、圧倒的にいいですね。
なによりフェイクがうまいのが、Blu Cantrellをオススメする理由です、このフェイク大好きです！フェイクのうまさや力強さが印象的な女性なので、それにあった曲はすごいカッコよくなっています！ただ、コーラスが主体で、このコーラスが高音で綺麗でステキなのですが、もっともっとDeepな雰囲気の曲もやってほしかったなーとも思います。でも、このお方、フェイクうまいんで、それを聞いているだけで、アルバム全体を楽しむことが出来ます。自由奔放にいろいろな楽曲をしているので、もう少しアルバム全体として統一感があったら、傑作になっていたかもしれないですね。でも、高音主体の女性ボーカルは物足りないなーと思っている人には、一押しです！ちょっと女性モノを聞きたいなと思ったらどうぞ。地味にいいアルバムです。

(曲解説)

01.I Love You

ピアノの綺麗なメロディーから、パワフルな歌声を聞かせてくれます。あまりメロディーラインにこだわらず自由に歌ってる感じがして、聞いていて心地よい一曲です。Mainのメロディーをコーラスに歌わせて、フェイクでどんどん聞かせていくスタイルなので、吼えるときにグッときます。かっこええ女性だなー。こういうシャウトやフェイクがたくさんある曲が多ければもっと良かったのになと思いましたね

02.Sleep In The Middle

ちょっと暗めなメロディーのイントロから、切なげな歌い方が印象的な一曲。途中でのシャウトが、めちゃめちゃ強烈でカッコいいです。胸を鷲掴みにされるような切なさがあります。こういう切なげなバラードも似合いますねー。こういう感じのフェイクやシャウトの多用した曲って声の力強さとかうまさとかがすごい特徴がでて、Blu Cantrellにぴったりだなと思います。きっとKelly Priceとかそっち系統の感じの曲をやらせるといいんでしょうねー。

03.Unhappy

ゆったりとしたIntroから、高音のかわいい声のコーラスと、力強いBluの歌声の対比がすごい面白い曲です。ゆったりとゆったりと徐々に盛り上がっていく感じが心地よく、バックのサウンドも最低限って感じで、声をすごい全面に押し出してくれていて、いいんですよねー。ビブラートを聞かせたBluの歌い方が素晴らしいです。

04.Impatient feat. Lil' Kim, Fat Joe

Lil' KimとFat Joeというキャラ立ちした2人を迎えた一曲で、一気にSOULから、HIPHOPへと楽曲が移行していきます。ギターのサウンドがいい感じに響き、そして、お決まりのレゲエのあの方のあのフレーズをいきなりLil' Kimがいうところでは、ちょっと笑ってしまいます。そして、Blu Cantrellが優しく歌っていきます。もう少し激しい曲がよかったかなーと思いますが。Fat Joeもいい味出しています。

05.Breath feat. Sean Pual

シングル曲として売れまくった、あのSean Pualを迎えた一曲！カッコいいですねー。やっぱこのお方。レゲエの独特の灰汁の強さに、負けないBluの歌声も素晴らしいです。Sean Pualはやっぱどんな曲でも自分の物にしてしますね。そして、それに対抗するかのようなBlu Cantrellの激しい歌いっぷりが冴えまくります。曲全体としての勢いがあるシングル曲として相応しい曲だと思います。

06.Risk It All

爽やか〜なサウンドにのって、淡いコーラスが入る心地よい曲です。淡い感じの中で、ゆったりと歌うBlu Cantrellというのも、なかなか面白いです。転調後に、コーラスと掛け合いのように曲が展開していくのがいい感じの、ゆったり聞ける好楽曲です。

07.Don't Wanna Say Goodbye

また、切なさたっぷりな一曲です。ゆったりとしたドラムに合わせて、カッコよくシンセが鳴り響きます。コーラスを巻き込むように、シャウトをかましていくBluの歌声にうっとりしてしまいます。

08.Happily Ever After

なんかどっかで聞いたようなメロディーなんですが・・・思い出せない。たぶん、古い曲のサンプリングなんで、ちょっと古めな音での演奏を聞かせてくれます。一番歌いやすいHOOKかもしれませんねー、このアルバムで。だんだん聞くほどに、しっくりとハマっていく感じのHOOKをしています。

09.Holding On To Love

淡いハープの音にのって、ファルセットでコーラスが入っていく幻想的な一曲。Blu Cantreｌｌのイメージじゃないんだけど、すごい気持ちがいいトラックです。すごい通る声で、この淡い感じを崩さずにシャウトをしていくBluの実力がわかる一曲です。ちょっとボイスチェンジャーもさりげなく使っているところが面白いです。

10.Let Her Go

Bluお得意の力強い一曲！ボトムの効いたサウンドがもうBlu Cantrellの歌声と合うんですよー！カッコいい！文句なしにカッコいいです！シャウトも生き生きとして力強く、縦横無尽に空間を切り裂いていきます。この人絶対生で聞いたら感動するんだろうなーと思います。

11.Make Me Wanna Scream feat. Ian Lewis

そして、ここで、5曲目でレゲエが気に入ったのか、レゲエ調な一曲をもう一曲いれています。でも、歌声はしっかりSOULFUL！かっこいいですねー。勢いがある楽しい一曲です。力強い歌い方が、レゲエのMCとぶつかると相乗効果を生むみたいですね〜。もう、パワフル！その言葉が一番あう一曲です！

12.No Place Like Home

最後は、リズム主体な一曲で、高音のコーラスのメロディーがステキです。この曲自体は、気着心地がよくてすばらしいです。こういう曲が多いので、もっと重低音でBLUの歌声でどんどん攻めていくバラードも欲しかったですねー。

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