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Black Eyed Peas / Elephunk

01.Hands Up
02.Labor (It's A Holiday)
03.Let's Get Retarded
04.Hey Mama
05.Shut Up
06.Smells Like Funk
07.Latin Girls
08.Sexy
09.Fly Away
10.The Boogie That B
11.The Elephunk Theme
12.The Apl Song
13.Anxiety
14.Where Is The Love
Black Eyed Peas / Elephunk

(総評)

will.i.am, apl.de.ap,Taboo(ウィリアム/アップルダップ/タブー)の3人組から女性ボーカルのFergieを加えて4人組として生まれ変わったHIPHOPグループ、Black Eyed Peasの3枚目となるアルバム。「Elephunk」ってことでかわいい象がジャケに使われているのですが、これが、素晴らしいノリノリなその名の通りFUNKなアルバムなのです。彼らといえば、バンウシーさや、生楽器を主体とした聞き手を引付けるキャッチーさを持っているトラックやメロディーラインをつくることに長けていて、特に中心人物Will I Amの力量であった。そして、ちょうど、去年Will I Amが、ロンドンのBBEレーベルから、「Lost Chance」という、企画モノ(彼がDJ兼Rapperとして、一枚にCDを作り上げるという面白い企画で、Pete RockやJay DeeなどHIPHOPトップクリエイターが今までも多数やっているBBEレーベルお得意の企画モノである、これででたCDは実は最新HIPHOPを知りたい人やトラックメイカーらは、かならず聞いておくべき一枚なのである。)を発売し改めてトラックメイカーとしての質の高さを見せ付けていましたので、この一枚は大変期待していました。
サウンド的には、さらに面白くなり、聞いているだけで踊りだしたくなるようなアゲアゲでノリノリなバウンシーなFUNKサウンドが満載です。そして、女性ボーカルを加えたことで、歌部分とRap部分がうまい具合に分かれて、しかもRapの部分でも、きちんと耳に残るフレーズを作り出す3人の技量は素晴らしいです。サウンド的にも、RapのFlow的にも、女性ボーカルを加えたことも、全部ひっくるめて考えると、HIPHOPとR&Bとレゲエの中間的な作品といえるかもしれませんね。HIPHOPが苦手な人でも、ぐんぐん引き込まれてしまう素晴らしい作品です。今年の洋楽HIPHOPでNo.1かもしれませんねー。これ聞いて踊っとかなくちゃ損でしょ!2枚目もよかったけど、3枚目でほんとに化けたなって感じです!

オススメ:(1),(2),(3),(4),(5),(7),(9),(10),(11)

(曲解説)

01.Hands Up

最初のフレーズからもう忘れられない!すごいよ、この一曲!最高に楽しいフレーズが満載です。初っ端から強烈なインパクトで聞くものの耳を離しません!ダンスフロア受けするUPPERなHIPHOPが好きな人には外せない楽曲です!最初のトランペットの音が軽快に鳴り響き、管楽器をホント効果的に使いこなした一枚です。Rapのフローも、楽曲にあわせて、ちょっとおちゃらけた感じでやっているのも、カッコいい!そして、微妙にバックでなっているベースの音もいいアクセントになっていますね。最後の勢いはもう絶句です。一緒に「Hands Up」と叫びましょう!これ聞いて踊りださない人はいないですね!今年の一番のフロアチューン!

02.Labor (It's A Holiday)

引き気味なイントロから、サウンドが一気に押し寄せます。ここでも、管楽器の音が効果的に使われていて、HIPHOPらしいループトラックから、女性の歌声が入るところが素晴らしい!HOOKから、崩れるようにいろんなRapや音が入り乱れていく感じが本当にカッコいいCoolな一曲です!女性の声と、Rapとの掛け合いや、Rapとサウンドとの掛け合いなど、聞いていて面白い掛け合いが満載な一曲です。

03.Let's Get Retarded

え?Alicia Keysのまね?って感じのIntroなんですが、そこからビートトラックにのって、ガツンガツンと、盛り上がっていき、強烈なHOOKへとなだれ込みます。「In Here」と一緒に叫びたくなるようなこのサビは素晴らしいです!ホントボーカルとRapをうまく使って曲を作っているなーと感心させられます。ボーカルが生きているHIPHOPなんですよ。これは、ホントトラックメイカーの質の高さを感じさせる一曲です。強烈なPOWERを持ったカッコいい曲ですよー!素晴らしい前半の中でも、一番のオススメです!

04.Hey Mama

レゲエの最近のブームをちょっとチャカしたような一曲です。リスペクトも込めてですが。レゲエDJでもないのに、レゲエっぽく歌ってるのが面白いんですよねー。もろBusta Rhymesの「Make It Clap」でのSpliff Starのまねっぽいところもあって、面白いです!女性ボーカルがちょこちょこっと絡んでいき、HOOKでは、一緒に歌えるようなわかりやすいRapがいいんです!ここまで全て踊れる完璧な曲たちが並んでいます。ホント聞いていて楽しい気持ちにさせてくれます。

05.Shut Up

最初の女性のシャラシャラっていう繰り返しのフレーズがいい感じに今までの雰囲気とちょっと変えて、ちゃんとしたHIPHOPを聞かせてくれます。ちょっとCOOLな感じが今までの4曲と違います!でも、しっかりと印象に残るフレーズもたくさん交えてくれて、聞きやすさは変わってないですねー。かなり女性のボーカルがFeaturされている一曲です。ホントこの女性うまいですわ。正直ここまで歌うまいと思いませんでした。しかもこの歌と、Rapが絶妙に絡み合うんですよ。普通RapはRapって感じなのですが、お互いが、絡み合い高めあうデュエットのような一曲です。

06.Smells Like Funk

コミカルな感じのバウンスサウンドから、ゆっくりとでもしっかりとのれる楽曲です。ホントホーンをうまくつかってるなー。3人のRapの掛け合いの面白みが一番感じられる一曲ですね。ギターの音が効果的に使われています。生楽器的なアプローチが強い一曲で、最初の頃のサウンドに近い感じですね。

07.Latin Girls

最初からノリノリでサウンドをかましていきます。東洋チックなサウンドが興味を引きます。すごい盛り上がりそうでいてちょっと押さえ気味で、COOLにスピード感で勢いがあるように見せている曲ですね。ボトムのトラックがカッコいい〜!そして、途中からいきなりインドチックなサウンドに転換するのです!これにはビックリー。

08.Sexy

ここら辺から生楽器的なアプローチが増えて、しっとりした感じのサウンドが増えていきます!ゆったりとしたサウンドですが、その分、女性ボーカルがいい味だしています。なんかJazzっぽい感じもあったりして、しっとりと聞かせてくれます。いやー、本当に楽曲の幅があるアーティストですね!

09.Fly Away

Rockなサウンドがいきなりなりひびききます。でも、ギターのかき鳴らす音は控えめで、女性ボーカルがぐいぐいと引っ張って行きます、HIPHOPというよりもR&B的な作品ですね。ホントうまいですわ。気持ちがいいぐらい歌い上げていきます!

10.The Boogie That B

ゆったりとしたGROOVEを持った一曲!心地よい空気で、まったりとRapしていく3人。女性ボーカルと絡むときなんて、絶妙です!カッコいい〜!女性ボーカルのFergieもRapっぽく歌うことも、本当にかわいく歌うこともできて、かなりの実力者です。

11.The Elephunk Theme

もう、もろインドチックな物凄い一曲です!え?なに?って初めて聞いたらこのイントロに耳を奪われます・・・へんてこだー!と思うのですが、3人のRapが絡んでいくとなぜかメチャメチャカッコよくなっていくんです!これが不思議!これは、一度聞いたほうがいいですよ。すごいなーこの3人。って思いますもん。

12.The Apl Song

へんてこなMUSICから、いきなりまったり気持ちがいいギターサウンドに変化します。ゆったりゆったり聞ける一曲。こういうのもいいですねー。もろ歌ですねー。

13.Anxiety

ここでも、Rockなサウンドがカッコよく響き、それに負けない素晴らしいRapが披露されます。この絶妙なバランスが素晴らしいんですよねー。彼らは、本当に飽きさせません。もうこれは完全なROCKの曲ですが、それでいながら、きちんとこのアルバムの中で浮くことがないのが、またすごいなと思います。

14.Where Is The Love

ジャスティン・ティンバーレイクを迎えた先行シングルです!まったりとした感じがとてもステキな一曲です。ゆるーいグルーブ感が、心地よくさせてくれます!そしてこの一曲隠しトラックがついてます!こっちらもまったりとして、この一枚を締めるに相応しい感じの一曲です!

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☆☆☆☆☆☆(勢いが素晴らしい作品です!)

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