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Black Coffey / Unreleased Hits Vol.1

01.In Love With Music [Intro]
02.Beautiful feat. Rob Jackson
03.Country Boyz feat.Rob Jackson & Mino
04.Hey
05.Har to Get
06.Give U What U Want
07.Take it There
08.What About the Children
09.Burnin feat.Young Chu
10.Interlude
11.Let Me Show You
12.Feeling U
13.Ready For Love
14.Interlude
15.To Be Loved
16.Rocket Love
17.Spill
18.Calling You
19.All I Want
20.In the Club [Remix]
Black Coffey / Unreleased Hits Vol.1

(総評)

J CoffeyとclayによるソウルグループデュオBlack Coffey!Motownからアルバムがリリースされるはずだったのに、結局Stevie Wonderのトリビュートアルバムで「Rocket Love」の名カバーを披露した後、契約が切られてしまい、その後の消息が不明になっていたアーティストなのですが、なんと!最近アーティストなら誰もが登録しているMYSPACEで彼らの名前を見つけることができました!しかもMYSPACE限定でMotown時代の作品から最新の作品まで集めたその名もUnreleased Hits Vol.1が購入できたのです!
彼らはMotown時代にはHPもあり試聴もできたので、実は注目していた人もたくさんいたと思うのですが、その期待を裏切らない、素敵な一枚がリリースとなりました!(正式なリリースではないですが・・・Paypalを契約してないとちょっと手に入れるのは難しかったりします。)
なんといっても、3曲目のリズミカルで力強いエッジが聞いた一曲の完成度の高さでしょう。こういうちょっと古臭さとカッコよさが同居した渋い雰囲気は、もうBlack Coffeyの名前に恥じない素晴らしい楽曲です!それ以外にも、Stevie Wonderのトリビュートアルバムに収録されて有名となった「Rocket Love」そして、ソウルフルな名曲「Spill」など、オールドソウルな曲も聞かせつつ、9曲目から〜13曲目ではボーカルグループのような美しい曲たちも中盤でじっくりと聞かせてくれます。そして、UPテンポでは一気に渋くてかっこいいビートにのって、ガンガン歌い上げてくれるのです。うーん、これほどに緩急使い分けられるアーティストはなかなかいないかもしれません。ただ、中盤の美しい感じのミッドバラードが多いため、ちょっと中だるみしてしまうのは、これがトータルで作り込められたアルバムではないので、しかたないかもしれません。
ファルセットを得意とするClayと、ソウルフルなパワフルなテナーボイスをもつJ Coffeyが絶妙に絡み合い、お互いにキメの雰囲気見たいのをもっていて、お互いがメインの曲があるのも、この人たちの多彩っぷりを存分に見せ付けてくれています。とくに9曲目でのソウルフルなJ Coffeyと、Clayのファルセットの絡みっぷりにはノックアウトですね。ぜひK-Ci&JoJo, Ruff Endzの後釜として、世の中にしっかりと登場して欲しかったと惜しまずにはいれません。でも、彼ら自身は活動し、こうしてCDもCD-Rという形ですが、入るので、これからを応援するためにも、聞いてみるのも面白いと思いますよ!

オススメ:(16),(17),(3),(5),(7),(9),(10),(11),(12),(13),(18)

(曲解説)

01.In Love With Music [Intro]

メジャー時代とは違う、ソウルフルで妖艶なイントロで始まります。しかも途中で一度止まるというのがいまいちわからないのですが・・・結構意外な感じです。

02.Beautiful feat. Rob Jackson

1曲目の雰囲気そのままにClayのファルセットで始まり、Rob JacksonがRapを披露していきます。徐々にソウルフルに吼え上げていく感じが素敵です。Clayの歌声は圧倒的な歌声ってわけじゃなくて、シャウトの雰囲気や歌い方でソウルフルに見せていくタイプの歌声なんですよね。かっこいい!

03.Country Boyz feat.Rob Jackson & Mino

きたーーー!この曲が聞きたくてメジャーのリリースをずっと待っていたのですが、こうやって聞けるとは幸せ!絶妙にエッジの効いたビートに乗って歌い上げていくBlackCoffey!こういうUPでのノリのよさは最高級!声が重なり合い、どんどん盛り上がっていきます!これほどに勢いにのっているのに、一糸乱れぬ息のあった二人のボーカルが素晴らしい!そして、シャウトしまくっていく後半の黒さは、まさにBlack Coffeyの名に恥じないどす黒さです!

04.Hey

エレキの音にあわせて、じっくりと歌い上げていく二人!ファルセットで美しく歌い上げ、力強いテナーボイスのJ.Coffeyが、ソウルフルに歌い上げ、盛り上げていきます。この二人の絶妙な歌声のバランスを感じられる一曲になっています。必ずといっていいほどRapが入るのも彼らの特徴で、それがあって一曲になるようにバランス取れているのも素晴らしい!

05.Har to Get

最初のインパクトあるSAXつかったイントロ!そしてそこからのクールでSEXYな歌いっぷりがたまらな〜〜い!こういうどことなく90年代初期っぽいアゲメな雰囲気をもっている曲っていうのが、本当に彼らにはあいますね!すでにクラシックな匂いさえ感じさせてくれます。こういうノリがよい曲は本当に彼らの良さが全面にでますね〜!

06.Give U What U Want

シブさをより強調したダークな雰囲気の一曲!ソウルフルなシンガーJ Coffeyの歌声が生きてますね!ドラムの音がかっこいい〜!じっくり聞き込める一曲ですね!

07.Take it There

ピアノとスネアの音で作られたサウンドにのり静かに歌い上げていきます。この曲での後半での吼えっぷりなど見事ですよ!決められたメロディーに対して、それを壊すかのように強烈にぶつかってくるJ.Coffeyの最大級の吼えっぷりは圧巻です。かっこいい!

08.What About the Children

かなり古〜い感じのサウンドにのって渋く濃く黒く歌いこんでいきます。まさにオールドソウルな匂いがぷんぷんする一曲です。タイトルどおりに子供達の声がのって渋く・・・けど優しい歌が胸に響きます。

09.Burnin feat.Young Chu

最初のファルセットの圧倒的な迫力に完敗!いやーもう最初のこれ聞いたらやばいですよ。ミッドテンポに妖しげに歌いつないでいきます。ホント、パワフルでかっこいいボーカルですし、この曲はファルセット中心のclayの歌声も活きています!最後まで力強い歌声で聞かせてくれます!

11.Let Me Show You

パワフルで圧倒的な迫力をもったバラード!思わず握りこぶしを握って聞き入ってしまいます。途中で一度音が止まってからの圧倒的な迫力の歌声は感涙ものです!たまらないね〜!

12.Feeling U

ミッドテンポでボーカルグループが歌うような感じの一曲!Black Coffeyらしくはないけど、爽やかで心地よい素敵な一曲です。こういう幅広い楽曲の制作ができるのに、何故Motownは結局CDをださなかったのでしょうね〜。メジャーレーベルの考えることはわからないわー。こうやって手に出来たことに感謝!素敵な一曲だな〜・・・

13.Ready For Love

ミッドテンポで美しい一曲、二人の歌声が心地よく絡み合います!ソウルフルで黒い曲も歌えるけど、こういう爽やかで美しいハーモニーをもった曲も存分に歌いこなす実力派デュオなのです!最近デュオっていないからがんばって欲しいですね〜!

15.To Be Loved

ちょっと9曲目あたりからとても素敵な歌が続くのですが、同じ感じの曲なので、正直ここにきて中だるみをしてしまうのが、残念なところ。でも、20曲もあればしかたないですね。

16.Rocket Love

なんと!Motownから許可はおりたのでしょうか?あのStevie Wonderのトリビュートに収められていた、Rocket Loveの素晴らしいカバーが収録!これはお得ですよ!あのアルバムの中でもずば抜けていた一曲なのでね!本当に自分達のスタイルでカバーしているところがかっこいいです!やっぱこの曲のレベルは一つ上ですね!Black Coffeyも凄い!って思うけどStevie Wonderはもっと凄いですわ。

17.Spill

そして、ここでも、オールドクラシックな名曲!こういうのさせたら右に出る人いませんね。もうめちゃくちゃにかっこいいのです!くらくらきます。黒い歌声でどこまでも深く歌いこんでいきます!サビでの豪華でガツンって来る感じは最高です!太いコーラスと熱いボーカルにただただ涙がとまらなくなります。

18.Calling You

ここでもストレートに歌い上げてくれます、こういう歌い上げ系の一曲っていうのは本当に彼らにあっています。バックで支えるSweetなファルセットボイスがあってこそ、J.Coffeyのパワフルなボーカルが生きるんですよね!

19.All I Want

最後になって名曲が登場ですよ・・・すげ、ゆったりとした雰囲気ながらも、美しいサビのメロディーが頭から離れません!思わず一緒に歌い上げたくなります。ほとんど全て捨て曲無しです。これほどのクオリティーのものを作っているのに、リリースしなかったMotownを恨みます・・・

20.In the Club [Remix]

最後はどういう関係なのかわからないのですが。なぜか、Dr.Dre制作のIn The Clubを使って歌っています。さすがこの辺はインディーズですね、やりたいほうだい(笑)

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