Big Jim / Commitment Episode 1
02.Big Man
03.Certainly Girl feat.Ole-e
04.Bang Bang Bang
05.Do You Still Care
06.Do You Take [feat. Reba]
08.Like Whatcha Doin'
09.That'll Be The Day
10.Commitment
11.Little Sister
12.Give Me You Back [REMIX]
(総評)
2003年インディーソウル界の話題をかっさらった一枚がこれ!あの90年代の名グループにSoloと共に名をあげられるIII From Tha Soulの超絶バリトンシンガーがついにソロデビュー!というか大復活!もうこれには、R&Bみんなが狂喜乱舞しました。もう彼の歌声が聞けるってだけで満点を与えたい!それほど彼のバリトンボイスというのは、壮絶でかっこよくありながらやさしく包み込んでくれるのです。シャウトかまされたらたまりませんよー。もう、ハートにバンバン響くんです。気持ちがいいぐらいに、特に11曲目でのシャウトもたまりませんし、9曲目での美しいサウンドやコーラスにのるやさしい歌声もたまりません。低音のバリトンで歌えば、やさしさが空気を包み、そして、一度シャウトをかませば、哀愁が空気を捉えて離しません。
そんな彼のアルバムですが、UPが数曲にあとはバラード攻め!このバラードがいいんですわー。壮絶なシャウトは今回はあまり見られないのですが、安定感がどっぷりとあるバリトンボイスがこれでもか!ってぐらいに堪能できます。楽曲的には、ちょっとUPで変則的なのがありますが、バラードはオーソドックスな楽曲だからこそBig Jimの歌声が冴え渡ります!バラードはどの曲も文句なしにいいですよ!特に4曲目、9曲目、11曲目はそれぞれが違うパターンでヤバスギル出来です!R&B好きなら彼のアルバムは持つべきですー!
しかも、なぜか突然このアルバムがメジャー店舗(Towerなど)での流通も始まりました!今が買い時です!
(曲解説)
01.Without Your Love [Come Home]
静かなボトムの効いたイントロと語りからゆったりと曲が始まり、Big Jimがまったりと語り歌いだします・・・高まる期待感・・・そして、徐々に姿を見せる楽曲と緩やかな球面を滑り降りていくコーラス・・・。そしてサビでの伸びやかなBig Jimの歌声にぱったりとやられてしまいます。そして、徐々に最後にかけて、感極まるシャウトをかましていくBig Jim!もう文句なしに彼の声を堪能できる一曲ですよ!
02.Big Man
切なげなピアノのメロディーから、コーラスとBig Jimが感情を押し殺し歌い上げていきます。ゆったりとしつつも、力強く絡み合うコーラスとBig Jimの切なげな歌声が、聞き手の感情を揺さぶります。このBig Jimはやっぱり感情を押さえて歌うっていうのはできないらしく、徐々に徐々に零れ落ちるように、シャウトが熱を帯びていくのも、いいんですよね〜。
03.Certainly Girl feat.Ole-e
2曲目から突然UPPERテンポの楽曲へと飛翔していきます。ボトムの聞いたバックといい具合にBig Jimの歌声は合いますねー。そこに入り込む美しいOle-eという女性のコーラスが、お互いにゆったりとしつつも、確実に力を見せつつせめぎ合う一曲です!
04.Bang Bang Bang
そして、Big Jimの良さを感じられるこのアルバムでの1、2を争う良曲です!同じフレーズをひたすら繰り返すのですが、それが徐々に徐々に耳に馴染んでいき、気持ちよさを増していきます。一緒に歌いたくなってきますよ。この曲で、Big Jimの余裕のある伸びやかな歌声にホレボレとしてしまうことでしょう。曲の構成もすばらしいし、サビの繰り返しの美しさもヤバスギル一曲です。
05.Do You Still Care
さらにゆったりとまったりとコーラスが緩やかなメロディーで囁いていきます。こういうゆったりな曲でこそ、Big Jimの声の良さが改めて再発見できてしまいます。本当にこの低音のバリトンは、心に安らぎと安堵感を与えてくれ、一度シャウトすれば哀愁に押しつぶされそうになります。これほど響く声はなかなかないですよねー。後半にかけて、シャウトが増していくのはやられますねー・・・
06.Do You Take [feat. Reba]
ギターの音と、囁きから、ぐっとSexyに歌い上げていきます。サビでは女性コーラスとやさしく絡み合っていくのが、心地よいです・・・そして、女性のシンガーのRebaもかなりFUNKYでSOULFULに力強い声で歌い、うまい具合にBig Jimと対等に渡り合っていき、曲がどんどん盛り上がっていきます。かなりアルバムの中でもかっこいい曲ですよ。
07.Give My You Back Original feat. Ram-Z
ギターをつまはじき、押さえ気味にMoodyに歌っていきます。SEXY!シャウトも盛りだくさんで気持ちがいい曲です、あまり盛り上がることはないのですが、じっくりじっくりと聞かせてくれるんですよ・・・たまりません・・・
08.Like Whatcha Doin'
さて、そして、ここでヘンテコアップが登場します。でも、なかなかかっこよくて、アクセントにはなっていますね。でも、ちょっとこの曲はいらなかったかなーと思いますけどね・・・他の曲とあってないんですよね(笑)ちょっとサウンドがチープですし・・・
09.That'll Be The Day
美しい!本当に美しいイントロから、紳士にやさしく歌い上げていきます・・・メロディーがいいんですよー・・・最初っからやられすぎ・・・。そして、サビでは女性コーラスが絡み合い、美しさが倍増して、もうやばいやばい。完全にノックアウトされてしまいました。転調しシャウトをかまし、ゆったりとまた歌い上げていく・・・本当に美しく気持ちがいい雰囲気の曲なんですよ。最後のYeah!というフレーズも素敵です。ぜひ聞いてほしいわー。
10.Commitment
まったりとゆったりとした曲にのって、力強く歌っていきます・・・こういうスローテンポの曲でここまで存在感のある声ってなかなかないんですよね。この曲も聴いていて気持ちがいいのです。
11.Little Sister
このアルバムの中でも一番のシャウターのBig Jimが見られる一曲です。本当に、すさまじいぐらいにシャウトをかましていくのには圧巻です。いやーかっこいいですわー。この辺の最後の数曲は名曲ぞろいですよ!Big Jimのシャウトを支えるコーラスももちろんすばらしく、文句なしの名曲に仕上がっています!
12.Give Me You Back [REMIX]
7曲目のRemixですが、こちらのほうが、UPテンポになっていて、勢いがあります!どちらもいいのですが、このUPなソングでも存分に歌声に良さは感じれますよ!
(Producer)
Uncle Jamz & Donte' :(1)Angelo "Lo" Ray :(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(10),(11),(12)