Angie Stone / Mahogany Soul

D'Angeloの元奥さんのAngie Stoneの2ndアルバム〜。これ、絶対お薦め！
前作はDの影響が強く、とても、New Classic Soul色が強い感じだったんだけど、今作は、Auganicな感じは残しつつも、歌えるぞ！というのを強調した感じで、聞いてて新鮮な感じです。楽曲もいい！
実は彼女は、Vertial Holdというグループ(ジャンルは、NewClassicSoulだよ)のボーカリストでも合って、前作の１ｓｔでD'Angeloのプロデュースの下デビューした人物です。キャリアは長いんですよ。
１ｓｔアルバムではD'Angeloの影響が強すぎた感じがしましたが、今回のアルバムは、Angie Stoneの独自性や、個性がはっきりしてきた感がします。そして、アルバムとしてのまとまりが非常にいい。オーガニックな中にFunkyさだったり、SOUL臭さだったり、そういうアクセントが入っていて、飽きずにずっと一枚通して聴ける、クオリティーの高い一枚です。今年要注目の一枚です！このマッタリしたSOULFULな世界に、足を踏み入れてください、はまりますよー。今年のオーガニック系では、一番であろう一枚。
間違いなく、今年度の名盤として、選出されるであろう出来ですね。今年もR&Bは豊作だー！

01.Soul Assurance

はい1曲目から、きましたよー。こういう曲が聞きたかったんだよー！と叫びそうになりました。最近の女性モノと言えば、UPモノにばかり目が行きがちで、オーガニックな楽曲はインディア･アリー(アルバムはダメ)とアリシア･キーあたりでしたが、どうにもキャッチーな部分がいまいちだったんですが、これはいい！濃密なSOULの世界の中にもキャッチーな要素も織り込んでおり楽しんで聴けます。

02.Brotha

シングルカット曲。このは、アリシア･キーあたりが歌ってそうな気もしますが。良曲です。彼女の声の魅力が存分に味わえます。1stよりも断然歌の上手さが光ります！本当にオーガニックな感じを歌わせたら今一番かもしれませんね。Erykah Baduがオーガニックな感じから離れつつある今、NewClassicSoul(オーガニックソウル)の女性陣を引っ張るのは彼女かも知れませんね。

03.Pissed Off

マッタリとした良曲。彼女の絡みつくようなボーカルが素晴らしいUP曲です。本当にSOUL臭さが良く出てますねー。

04.More Than A Woman (Duet With Calvin)

でも、濃厚なSOULの世界を感じさせてくれます。Calvinとの絡みも濃厚で堪んないなー。

05.Snowflakes

濃密な感じよりも、ちょっと肩の力が抜けたゆったりとした感じがする曲。ちょっとぬくもりが感じられていい感じです。

06.Wish I Didn't Miss You

ドラム音が心地よい一曲。這うようなドラム音の中、とてもSOULFULに歌いこなす彼女の声を聴いていると、心奪われてしまいます。なんと言ってもそのサビでの盛り上がりが最高にカッコいい一曲。必聴です！とてもJAZZYで味わいのある一曲。

07.Easier Said Than Done

クラシカルなソウルを思い起こさせる良曲。このようなゆったりとしたテンポの歌でも飽きずに聞けるようになったのは、やはりAngieの歌い方がうまくなったんでしょう。前作ではやってたら、とても聴けなかったかも。とても、感情というか聞かせる歌い方ができるようになったんだなと感じました。

08.Bottles & Cans

温かみのあるソウルを聞かせてくれます。チョット懐かしい感じがするように聞かせる彼女は本当に歌がうまい。実はこのあまり盛り上がらず特徴がないけどいい曲である7、8曲目の世界こそ今作で彼女が表現したかった世界なんじゃないのかなと感じました。

09.The Ingredients Of Love (feat. Musiq Soulchild)

同じくオーガニックソウル系のMusiq SoulChildをFeat.しています。この絡みがカッコいい。楽曲もカッコよく、MusiqとAngieの絡みも堂に入っています。この掛け合いは楽しくて、カッコいい！渋いカッコよさが堪能できます。

10.What U Dyin' For

押さえ気味な歌い方で、滲み出るSOULがいい感じに歌全体に染みています。JAZZYな雰囲気も少しもっている楽曲として楽しめる曲。ドラム音がいい！最後の終わり方での女性の泣き声などが、雑多とした不思議な世界を作り出しています。

11.Makings Of You (Interlude)

Interludeと思って侮ることなかれ！彼女の本当の歌声が堪能できます。オーガニック系にありがちなハスキー過ぎる声でもなく、綺麗過ぎもせず、力強過ぎもせず、くぐもりすぎてもいず、なにか包んでくれる声は、最高です。

12.Mad Issues

最初の優しい歌声から、グッと引き寄せられます。なにより楽曲がいい。女性的なやさしさに包まれたSOULバラードです。

13.If It Wasn't

どこかくらい感じのする楽曲。その中を歌いこなす彼女は、なんでも来いという感じでたくましく感じる。本当に今作では、歌がうまいなーと改めて感じさせられる場面が数多く存在する。これも良曲です。

14.20 Dollars

あーSOULだーといいたくなるような始まり方。ドラムの打ち方がもうねー。たまりません。今作ではやはりこういうマッタリSOULがやりたかったんだろうな-と思わせます。しかも、この系統の曲がどれをとってもいいんですよね。うまい具合にゆっくり目のSOULっぽさが出ていて。

15.Life Goes On

ちょっとバウンシーなサビが特徴的な名曲です。繰り返しの妙といいますか、サビの繰り返しがとても心地よいです。

16.The Heat (Outro)

アルバムの締め。OUTRO。はい、終わりを締めくくるに相応しい歌い方ですね。と思いきや、ちゃんとした歌がこの後についています。

17.Time Of The Month (Bonus Track)

この曲の最初のシャウトが素晴らしいし、盛り上がり方もいい。この曲は、隠れていますが、名曲ですね。

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