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Amar Khalil / Where There's A Will, There's A Way

01.Where There's A Will there's a Way - Intro
02.Higher
03.I See You
04.Thank You
05.Prayer 4 Daddy (Jalani & Jalen)
06.Sunny Day
 
07.Where There's A Will there's a Way - Interlude
08.Can't Stay Away
09.Solitary
10.Quickly
11.2morrow
12.Prayer 4 Daddy (Jalani & Jalen)Out-tro
 

Amar Khalil / Where There's A Will, There's A Way

(総評)

現在のTony Toni ToneのリードボーカリストAmar Khaliが、インディーズでソロアルバムを完成!歌声が似ているというあまりうれしいのかどうかわからない理由で、現在のTonyiesのリードボーカルになったAmar Khali君ですが、彼がソロをリリース!(実際はTonyiesの裏方としての長い活動暦があるので、納得の人選だったのですけどね。)Raphael Saadiqは、ソロになった途端、Tonyiesサウンドから撤退してしまったのですが、Amalの方は、きちんとソロになったあとでも、ProduceとかでTonyiesメンバーの名前は出てこないながらも、Donell JonesのProduceもしたことがあるJamie Hawkins(シンガーとしても有名です)とガッツリタッグを組み、ソウルフルでFUNKYなサウンドや心地よいサウンドが沢山詰まった素晴らしいアルバムに仕上げています。さすがプロデューサーが素晴らしいだけあるなと思わせるアルバムで、このアルバム実はゴスペルアルバムなのですが、何も知らずにす〜と聞いてしまうと、それすら感じさせないほどに、サウンドがバラエティーに富んでいるし、ソウルフルでかっこいいのです。これも、Amar Khalilの歌声の艶やかさと心地よさが産むマジックなのかと思います。
どの曲も彼の歌声の良さを感じられるつくりになっています。彼自身下積みも長いので、しっかりとした実力に裏打ちされたその歌唱力には舌を巻きます。こういう声的にバリトンだとか絶対に恵まれている人ではない人がその自分の味を出して魅力的に歌う姿を見ると、とても心惹かれるものがあります!そして、このアルバムTonyiesの手法やサウンド面を取り入れてはいますが、またそれとは違う魅力を持った一枚で、とても彼が練りこんで作ったのが伝わってくる名盤です。多くの曲でゲストを招いていて、バックボーカルでプロデューサーJamie Hawkinsの奥様のSunny Hawkinsが参加していたり、元アンボーグのTerry Ellisや、Jamie Howkins自身も参加しています。
最初はインディーソウルでしか取り扱ってなかったのですが、日本ではいち早くP-VINEがリリースしたことで、日本では手に入れやすくなっています!どの曲も爽やかでカッコよくFUNKYです!2006年最初の一枚としてお薦めですよ〜!特にこれからの春の時期には最高に気持ちがいいサウンドです。

オススメ:(2),(4),(6),(8),(9)

(曲解説)

01.Where There's A Will there's a Way - Intro

ミッドテンポなリズムにのって、Tonyies節な心地よいFUNKYサウンドが展開します。期待も高まるイントロです。

02.Higher

ストリングスがFUNKYに激しくなり盛り上がります、そして、ダンサブルで躍動感があるサウンドとメロディーが躍らせてくれます。Tonyiesじゃないけど、Tonyiesのいいところを抽出したようなSOULFULでFUNKYなサウンドにAmar Khalilの明るくFUNKYな歌声が乗りブリブリにカッコよく仕上がっている春っぽく明るい気分になれる一曲です!

03.I See You

陽だまりにいるようなそんな明るい曲調で、ゆったりとしたメロディーで心地よくAmar Khalilの爽やかで爽快感溢れる歌声が最高に生きている曲が、たまらなく響きます!!

04.Thank You

ストリングスの使い方がうますぎる!このイントロのストリングスはいいですわ〜。こういうサウンドに魅力が溢れているところもTonyiesの影響を色濃く受けているんだろうな〜と想像させてくれます。でも、オリジナリティーに溢れていて、このサウンドを生かすように、メロディーが展開されていくところも見ものですよ、ストリングスに負けない爽やかな歌のメロディーも聞き所です!最後の歌とストリングスが絡んでいくところはかっこいいわ〜。

05.Prayer 4 Daddy (Jalani & Jalen)

子供の語りのインタールードです、基本的にこれがゴスペルアルバムなんだなと再確認させられるところでもあります。

06.Sunny Day

軽快な歌が展開するHOOKが印象的な一曲、いい意味でSOUL BANDサウンドっぽい曲で、暖かく心地よくSaxやドラムが軽快にサウンドを鳴らしていて、生で聞いたら相当かっこいいだろうな〜と思わせてくれます。フェイクやシャウトをきかせながら徐々に盛り上がりを見せていく後半が見ものです。一緒にフ〜!と叫んでおきましょう。

07.Where There's A Will there's a Way - Interlude

そして、ここでもインタールードが入るのですが、1曲目のブリブリなFUNKYサウンドに歌を乗っけて軽快にのせてくるので、あまりインタールードって感じがしません。

08.Can't Stay Away

メロディー主体なサウンドが多かったのですが、ここではリズム重視でそのリズムにのってAmar Khalilがぐいぐい歌い上げていきます。そして、サビで一気に力強いメロディーに乗って盛り上がります。よりそのメロディーが印象的でAmarl Khalilの歌声が力強く引き立っています。なんとバックボーカルにはTorry Ellisが参加しているのも見逃せません!

09.Solitary

今までの曲よりもRaphealっぽいシャープな印象の曲なのですが、ここでも彼の歌声の艶というかそういうのを感じさせてくれます。結構深刻な内容を歌にしていて、そのシュールさというか、真剣さが歌い方とかにも出ていて、この人は結構歌でいろんな感情を表現できるタイプの人なんだな〜と思います。Raphaelっていうよりは、Rahsaan Pattersonとかそっち系のタイプだろうなと感じました。

10.Quickly

このアルバムの中では一番オーソドックスなスタイルのバラードですね。その分彼の歌の表現力の豊かさというのを直接感じることができます。ゆったりと聞ける良曲です。

11.2morrow

この曲のイントロがホントTonyiesっぽ〜い!このフレーズは気持ちいいですわ〜!決してサウンド的に似てるとかじゃなくて、そういう水準の素晴らしい楽曲が詰まっているってこととやっぱり似てるね〜と思ってしまうのですよね。この曲のHookのフレーズはホントかわいらしいですよ。

12.Prayer 4 Daddy (Jalani & Jalen)Out-tro

最後は、ストリングスで美しく締めてくれます。この辺はゴスペルアルバムっぽいです。

(Producer)

Jamie Hawkins:(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(10),(11),(12) Mike D:(4) Amar Khalil(Co-Produce):(1),(5),(7),(12)

(LINK)

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