21:03 / J Moss Presents 21: 03

(総評)

ゴスペルを主体とするプロデューサーJ Moss率いるPAJAM（Paul 'pda' Allen, J Moss and Walter Kearney）が総合プロデュースするボーイズグループ！21：03（Twenty One O Three）！Evin Martin, Sean Grant, Torrence Greeneの3人の絶妙な歌声と、PAJAMらしいHIPHOPやROCKなど様々な要素が混じったアップビートが印象的な一枚になっています！
なんといっても素晴らしいのが、4曲目の超絶バラード！この美しいバラードにただただ聞き入ってしまいます。J MOSSを招いて、シャウト合戦なども見せてくれるこのアルバム最高の見せ場です！こういう盛り上がりも見せてくれるバラードで、シャウトも力強く完成度の高いバラードを披露してくれます。こういう素晴らしいバラードを随所にいれながらも、基本的にはゴスペルプロデューサーのPAJAMらしい、UPビート主体の曲で、彼らの若さも見せてくれるつくりになっていて、グループ不遇の時代の中にあって、その勢いは目を見張るものがあります！
UP曲では2曲目の変則ビートにのった曲から、6曲目のような同じフレーズを繰り返しながらも、変化をつけて盛り上がっていく曲など、様々に変化にとんだバラいエーションのあるアップビートを聞かせてくれる、盛り上がる一枚になっているのもいいところですね、もちろん先ほどのバラードが適度に入ってきて、緩急をつけてアルバム一枚飽きさせずに聞かせます。特に14曲目のUPのカッコよさは特筆物です！なんともノリが良くて癖になります。さすがPajamといいたくなるほどに、J Mossの力を感じさせてくれます。
ゴスペルをまったく感じさせないボーカルグループ作品として、素晴らしい水準の一枚です。ボーカルグループ好きは、2006年必ず聞いておかなくてはいけない一枚です！

(曲解説)

01.Intro

軽快なUPビートがもういかにもPAJAMって感じです！自然と気持ちも盛り上がっていきます！

02.Spiritual Bizness

この変則ビートにのったUPがかっこいい〜！もうゴスペルなんてことはまったく意識せずにノリノリで聞けてしまいます。もう掛け声にのって軽快に歌い上げていきます。自然と体を動かして、3人の複雑なハーモニーと、力強い歌声に圧倒されます。転調したときの、テナーボイスの迫力に圧倒されます、勢いだけじゃない、素晴らしい歌声をもったグループだとわかります。

03.Chozen feat.iROCC

まだまだ前半の攻めは続きます。癖のあるビートにのって、じっくりと3人がそれぞれに歌い上げていき、ミッドテンポで渋い曲が続きます。HIPHOPっぽいサウンドもさることながら、2曲目と違う乗りこなしもできる3人がすごいなと感じます。

04.I'm Sorry feat.J Moss

もう2006年の名バラードでしょう！J Mossをfeatした一曲で！見事なコーラスとメロディーにただただうっとりとするばかりです・・・やばいですよー！こういうコーラスがしっかりしてて、徐々に盛り上がっていく曲調ってもうたまらない・・・しかも最後にかけてのシャウトの嵐・・・J Mossともう一人メンバーのシャウターがシャウトして掛け合うなんていう、もうたまらない展開がもう濡らしまくります！

05.Young Love

ゆったりとしてイントロから、美しいサビのメロディーにゆったりと歌声をのせていきます。徐々に滑らかになっていくメロディーそして、熱くなっていくコーラスライン！うーん、メインのシャウターがこれでもかと盛り上げてくれる力強くそして美しい最高の一曲になっています！

06.One Love feat.pda, J MOSS

ひたすら同じフレーズを、微妙にメロディーを変えながら、盛り上げていくのですが、この同じフレーズが何度も繰り返されることでどんどん癖になっていきます。同じメロディーなのに、盛り上がるところは最高に盛り上がっていく感じが面白いですね〜！HIPHOPっぽい感じとゴスペルっぽさが絶妙にブレンドされたかっこいい一曲ですね！

07.Dance

こういうRockっぽさをブレンドしたUPビートは本当にPajamのお得意のビートですね〜！そこから、ひたすら繰り返されるアッパービート！ひさびさにこんなアップビートを得意としたグループを聞きました。さすがゴスペルを主体とするPAJAMがプロデューサーだけありますね！

08.See Me

ミッドテンポの晴れやかなバラードが気持ちがいい！アメリカの白人ボーイズグループが歌いそうな爽やかな一曲を、うまく彼らなりに歌い上げていきます！こういう晴れやかな気持ちにさせてくれる一曲はいいですね！こういうバラードはたまらないですね。

09.Power of Christ

定番のバラードらしいバラードなのですが、彼ら3人の歌のうまさをこれでもかと引き出している一曲ですね〜！ちょっとR&Bっていうよりは、ROCKとかそういう雰囲気にも近いんですが。なかなか面白い展開でどんどん盛り上がっていきます！

10 Been There

ここでは、HIPHOPサウンドに乗って、豪快に荒々しくメインが歌い上げていきます！そこから、徐々に変化を与えていくメロディーが乗りやすくて一緒に歌いたくなります。

11 Don't Say No

ゴスペルらしいメロディーで、順繰り順繰りと声の厚みを増していくのが、いいですよー！

12 Sweet Spirit

もうゴスペルの定番ともいえるバラードで、ギュッとアルバムを引き締めていきます。やっぱりこういう定番の曲でこそそれぞれの歌のうまさとか表現力の豊かさ、シャウトの力強さとかが如実に伝わってきます！

13 How Long

スウィートな雰囲気のバラード

14 Shout It Out

やっぱりこういうUPビートがこの3人は似合います。思わず力拳を作って聞いてしまうほどに力強い！しかもこの曲はちょっと崩れるかのように、始まるギターの音色と、勢いのあるシャウトの素晴らしさに、感動してしまいます。もう〜このメロディーたまりません！聞けば聞くほどに癖になっていくシャウトに耳を奪われます。

15 Again I Say Rejoice

最後は、FUNKYなうねるようなビートに、ねちっこく絡み合う3人の歌声！そして、女性のコーラスも加わり最後に一味も二味も違う魅力を見せながら終わっていきます！ちょっと浮いた感じのする曲ですが、それが最後らしくてホッコリした気分にさせてくれるやわらかい雰囲気の一曲です！

(Producer)

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