B2K / B2K

01.Gots ta Be
02.Understanding
03.Why I Love You
04.Uh Huh
05.B2K Is Hot (Skit)
06.B2K Is Hot
07.Fantasy
08.I’m Not Finished
09.Come On
10.Hey Little Lady (Interlude)
11.Hey Little Lady
12.Baby Girl
13.Your Girl Chose Me
14.Shorty
15.Feel This Way
16.Last Boyfriend
17.Here We Go Again
 

(総評)

今年一番のUPPERに傑作が多いアルバムです!もう、聞いててカッコいい!今年のBEST10は決定といえるすばらしいアルバムです!是非聞いてください。
彼らは、14~16歳のお子ちゃまユニットで、実際声も子供っぽいところも若干あるんですが、それを差し引いても、楽曲とコーラスワークが最高に素晴らしい!これ以上はムリっていうほど、今年の流行の音を取り入れつつ、UPでは、切なくもカッコいい絶妙なバランスをとりながら歌いこんでいきます。どの曲も捨て曲なし!素晴らしい!彼らも子供声というか、高い声だということをうまく利用しています。本当にCOOLな仕上がり、声がすごいとかじゃなくて、コーラスとトラックで聞かせる、本当の意味でプロデューサーの力が発揮されている名盤だと思います。ここまで最新の音とビートで纏め上げているのは素晴らしい!
彼ら自身のコーラスワークもがんばって最新でカッコいいものを取り入れていて、聞いていて飽きません。コーラスとして、積み重ねるというよりも競いながら盛り上げていく感じのコーラスをしているのが特徴です。確かに4人のうち目だった声があるわけでも一人がめちぇめちゃうまいわけでもないので、こういう風に掛け合いで盛り上げるのでしょう。すごい考えられた計算されたカッコよさを持ったコーラスワークです。
最新のR&Bが聞きたい人は絶対に聞き逃してはいけない、今年の名盤です。B2Kがんばれー!

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K-Ci & JoJo / Emotional

01.Intro
02.This Very Moment
03.Special
04.It’s Me
05.I Don’t Want
06.Say Yes
07.Down For Life08.Goodbye
09.So Emotional
10.Love Me Carefully
11.I Don’t Mind
12.How Can I Trust You
13.How Long

(概説)

K-Ci&JoJo通算四枚目となるアルバム。Jodeciのアルバムがでるでるといって延期になっている現状に比べて、そのメンバーであるこの二人は、順調に音楽活動を続けているようです。このアルバムは、本当に彼らの安定感をまざまざと見せ付けられたなと思います。決して派手で、際立った曲があるわけじゃないのですが、彼らの滾るようなシャウトと、力強い歌いっぷり。どれをとっても、”歌力”を感じさせずにはいられません。彼らの熱さがバシバシ伝わってくる曲が多いです。ただ、今作は、いまいちメロディーにPUSHがある曲が少ない、前作の「Oh Yeah!」や「Crazy」のような、メロディーも楽曲も文句の付け所がないっていうのが、少ないんですよね・・・どれもオススメの良曲で、手堅いんですが・・・メロディーがいいって感じた曲はないんですよね!でも、彼らの色というか、Styleというのは、すでに確立できていて、他のR&Bデュオや、グループとは、一線をかすボーカルスタイルで、一瞬ダサいかなと思うサビだったりするのもあるんですが、彼らの圧倒的なシャウトを前にしてしまうと、それでも十分なカッコよさがあるんですよね。彼らはボーカルの熱さだけでも、十分に歌を聞かせれますよ。それほどの独自のスタイルを持っているR&Bデュオです。そして、やはり彼らの作る曲は、ボーカルスタイルやコーラスや掛け合いはいいのですが、メロディーと楽曲の音など、今作品は、楽曲のふり幅が少なく、似たり寄ったりの曲が多く感じられます。・・・でも、そういうシンプルな楽曲だからこそ聞けば聞くほど、彼らの歌声に引き込まれていってしまうアルバムです。まあ、R&Bが好きなら、絶対聞いておくべき1枚!やはりこいつらはすごいです!
ふと、思ったのですが、最近・・・洋楽もリリースペースが速くなり始めていますよね・・・このままどこに進んでいくんだろう~。個人的には、従来のUSらしいスローなペースの曲作りが好きですねー。やっぱ急いで作ったものって、クオリティーが落ちるから。無駄曲が多ければ多いほどいい曲もたくさん出る。でも、彼らは、400曲ぐらい作ったらしいですが、このアルバムのために・・・(多すぎ)
オススメ:(4),(5),(6),(7),(9),(10),(11)

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3rd Storee / get with me

01.Get With Me
02.Clap Your Hands
03.Now I Can Breathe
04.Superstar
05.I’m Sorry
06.All Aboard
07.Type Of Mood
08.What Would It Be Like
09.You Don’t Want Me To
10.Don’t Lose Hop
11.How Can This Be
12.Get With Me feat.Budden

(総評)

なかなか素晴らしいコーラスをする5人組(GAVIN RHONE , J’SON THOMAS , BARRY “JAY-R” REED , DANTE “D-SMOOVE” CLARK , KEVONTAY JACKSON)グループです。サウンドトラック「RUSH HOUR 2」に「I’m Sorry」(本作にも収録)という曲で参加していたので、知っている人は知ってるかな?なんといっても、「03.Now I Can Breathe」の重圧なコーラスワークが印象的です。最近の男性コーラスグループ不振の中なかなかの存在感を放つヤツラの登場です。彼らは、N’SYNCなどのPOPSのアーティストのライブの前座をしていたことからわかるとおり、若干POPよりの音触りなのですが、そこは、Def Jamが一押しするアーティストだけあって、しっかりとコーラスがR&Bしています(後半、若干白人コーラスグループの影響が見られますが・・・キレイすぎな、コーラスが垣間見れる)。非常にタイトなVocalもいれば甘めの声もいてコーラスのバランス的に楽しめます。UPに粒ぞろいな曲もあるので、そちらに目がいきがちですが、地味にバラードでのコーラスワークが見ものです。R&Bコーラスグループで、若干若めの声が好きな人にはたまらないでしょう。でも、今後活動を続けて言ってくれるとますますいい声になっていくんだろうなー。まだ、これからというグループですが、今後の成長も期待できます。前半は特にオススメ・・・後半は、ちょっと駄作が続きます。
オススメ:(2),(3),(5)

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Diversiti / Diversiti

01.Girlfriends
02.There For You
03.Lady in My Life
04.Love’s Alright
05.She Used To Love Me
06.Do You Wanna Be With Me?
07.Don’t Wanna Live (Without You)
08.What Would You Do?
09.First Love
10.Believe In Love
11.The Story Begins
12.Still In Love
13.Gone Away

(概説)

去年や、その前の年は、112、Profyle、Jagged Edgeに始まりJersey Ave.や、Leberty City Fla.や、The Transitionなど、グループものが充実していたのですが、今年に入って、パッとしたグループものは、Boyz 2 Menぐらいで、あとは、B2Kと、非常にお寒い様子だったのですが、ついに、これだっていうグループがでてきました!最初の3曲もバラード攻めでやられてしまいます!
その名は”Diversiti”その甘いボイスがステキなんですが、彼らまったくの新人というよりは、苦労人ですね。90年代前半に5人組ヴォーカルグループ”Me2You”として、デビューしたのだが、その元メンバーでもう一度再デビューという形みたいですね。このアルバムが素晴らしい!つぼを押さえた美しいバラードアルバムに仕上がっています。なんといっても、マイケル・ジャクソンのカバー「Lady In My Life」での歌いっぷりが素晴らしい!あまりの素晴らしさに、マイケルの歌だって忘れてました。ほんとにステキな高音ボイスをしたメインボーカルで、112見たくなよっとしてるのではなく、Boyz 2 Menほどキレイすぎもなく、適度な癖がある声で気持ちがいい。甘くメローな世界を作り出すのに、成功していて、R&Bの王道を行っています。だけど、べたにならずに、嫌味がないのが、一番素晴らしいですね。バラード主体ですが、そのバラードを崩さない程度に、ちょっとマッタリ目なミドルテンポのUPも入っていて、アルバムトータルとしての完成度が素晴らしいです。部屋で二人でとかいいんじゃないかな。落とし用につけますねー。これ一枚で。グループものが好きな人にはオススメ!地味な良曲が多いアルバムだけど、オススメです。作り方が丁寧ですよ。引きの終わり方が多いので、曲の間はマッタリして、曲が終わると後味あっさりって感じですね。ただし、インディーズ扱いになっているようで・・・なかなか流通にはのっていないようです。通販をオススメします。たまには、これぐらい甘めもいいねー。あとは、エロエロっぽくなれば、名盤になれるかな。でも、十分素晴らしい。
オススメ:(1),(3),(5),(7),(11)

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F.O.H / I Believe

(概説)

アルバムを出したばかりのF.O.Hの新たな局面を見せるシングル!彼らとしては、『さよならが言えなくて』以来の、王道ともいえるストレートなLove Songです!韓国映画「猟奇的な彼女」の日本語版主題歌で、もちろん、原曲は韓国のアーティストによるもので、Lyricsだけでなく、Musicも韓国のKIM HYUNG SEUK, SHIN SEUNG HOONというアーティストが手がけていて、それに、Natsumi Kobayashiさんの歌詞をつけて、F.O.Hと今井了介さんのプロデュースにより手がけられています。でも、十分に彼らの曲として歌い上げています。
 曲としては、最初の一音から引き寄せられるような音に魅力がある曲で、音も3人の声も優しさが溢れていて、かつ、リリックが素晴らしい・・・胸にスゥーと沁み込んできます。カップリングの『Love Song』も素晴らしいバラードで、この一枚で、かなりシットリとした気分にさせてくれます。『I Believe』のようなバラードが出せ、『S.E.X』のようなHIPHOPStyleの曲も出せるF.O.Hは、本当に懐が広いアーティストに成長したなーと思います。これからも、日本のR&Bを引っ張っていくことでしょう!

曲紹介

1曲目『I believe』

何といっても、String(バイオリンとかね(笑))の音が素晴らしいし!最近の日本のR&Bでは、Stringや、Pianoなどの綺麗な音を使いこなせる人が少ないので、これは評価すべきでしょう。なかなかこういう音はF.O.Hにはなかった感じなので、新鮮でした。さすが映画主題歌といえる感じで、曲の構成とかも押し付けがましくない考えられたバラードだなーという印象を受けました。歌詞も、自分の作ったリリックではないが、十分に自分の言葉として伝えることができるようになってきていますね。YUTAKAのちゃんとした歌い方を聞いたのも久々な気がします(笑)

2曲目『Love Song (Acoustic Ver.)』

Tiny Voice Production(今井了介)によるProduceのアルバムのVersion違いの一曲。この曲の素朴さをAcoustic Ver.にすることでより鮮明にしています。ギターとピアノというシンプルなスタイルで、進む歌は、F.O.Hのコーラスワークのうまさをまざまざと見せ付けてくれます。

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