YonYon, SIRUP – Mirror (選択)

独特なフローを持っているSIRUPの歌声と、日本語と韓国語のバランス特に日本語の時のライムの踏み方がたまらないYonYonの一曲。
SIRUPの楽曲はどれも個性的で、まねできないフローの心地よさとR&BやJAZZYな雰囲気を織り交ぜた楽曲は聞いてて気持ちいいです。
二人の織り成すリズミカルでいて心地よい感覚はたまらないです。

ここ最近はいろんなアーティストがいろんなバランス感覚鋭い楽曲を作っていて、2010年代は日本の音楽は面白いと思っています。個人的にもJAZZもR&BもROCKも聞いていて、その中にR&B的な要素が入っている楽曲が多くて先鋭的な音楽が日本から生まれている気がします。

R.A.(re:plus × Ai Ninomiya) / Finding Stride

実力派女性シンガーAi Ninomiyaの新譜です。
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本当に最近まで音楽を聴く時間がなかったのですが、素晴らしいアーティストが出てきていますね!
彼女のことは、つい最近知ったのですが、キッチンの食器とかだけで音を作ったアルバム「Kitchen Orchestra」がものすごい水準のカバーアルバムなのですが、両方ともほしくなるぐらいこちらも、素敵な歌が満載です!ほぼひとりの声だけで作り出すハーモニーが特徴なのですが、ひとりでハーモニーを作り出すアーティストは他にもいましたが、ここまで厚みがしっかり出てソウルフルに歌える人は珍しいです。
彼女の曲はカバーが中心なのですが、カバーの選曲が良いのと、オリジナルのアレンジが素晴らしいので飽きずに聞けます。
とにかく最初のアルバムのこの曲がいいんですよねー。
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女性でこれほどソウルフルに歌い上げるアーティストはなかなか出会えません。

特にこの曲での声の張り方が本当にお気に入り。こういう響きだけで引き込まれるアーティストはなかなかいません。
私は知らなかったのですがアニメの曲もこんなにかっこよくなっちゃうんですね。

面白いですよ!
OFFICIAL

Neo / It’s myself


BUD VASEをリリースしたNeoの大阪に拠点を移して1枚目のアルバムとなります。Jazzらしいサウンドも歌いつつも、彼女らしい力強さも十分に感じさせてくれる曲たちがちりばめられています。彼女自身を表現するのに、ぴったりな曲たちが集められています。R&Bをずっと歌ってきて、Jazzサウンドへとたどり着いた彼女にしか作れないアルバムになっています。まさにタイトルどおり彼女自身を表現したようなアルバムになっています。Jazzサウンドの中にしっかりと力強い歌声を織り込み、時にパワフルにときにおしゃれに、やさしく歌い上げていく万華鏡のように変化していく彼女の歌声にどんどん引き込まれていくアルバムです。

それぞれの曲たちは・・・

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Neo / BUD VASE

Neo / BUD VASE

2015年にリリースされたNeoの大阪に拠点を移してから2枚目となるアルバム”BUD VASE”。彼女の艶かで伸びと温かみのある歌声のすばらしさはそのままに、Jazzらしい歌唱により今までよりも強弱の幅を持たせてくれた歌声の進化を感じさせてくれます。そんな彼女のすばらしい歌声をJazzの心地よいリズムを奏でてくれる地元大阪のJazzピアニスト杉山悟史を招いて、ピアノとヴォーカルというシンプルでいて、強い結びつきを感じさせるサウンドの中でしっかりとそれぞれの曲の色合いを出してくれています。

合計8曲の中には、JazzのスタンダードからDear Fatherの続きともいえるDear Mother、なんともおしゃれで彼女らしい「味わい損ね」という新オリジナル楽曲も入っており、懐かしくも感じる「Fly Away」などは、よりシンプルにピアノバックにこの曲の切なさをより深く感じさせてくれます。

特に「味わい損ね」は、彼女のどこか心をなでていくような心地よさを跳ねるようなピアノと歌声で絶妙な雰囲気を演出しています。

BUD VASE=”一輪挿し”というシンプルでいて、ともに支えあう。ピアノと歌声という関係性が、より魅力的に伝わるアルバムです。特にアルバムと押して、NeoがJazzサウンドを本当に自分のものにしたんだなって感じがよくわかります。決して肩に力を要れずに、緩急や強弱を使い分ける歌声に引き込まれます。

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