Brutha / Brutha

01.Bang Bang
02.I Can’t Hear The Music featg.Fabolous
03.She’s Gone
04.Set It Off
05.Like This
06.Afraid Of Love
07.Ghost
08.What If
09.Just Being Honest
10.Make You Love I

(総評)

GRADY, PAPA,JARED,JACOB,Anthonyからなる5人組ボーカルグループBRUTHAのデビューアルバム!本当にメジャーシーンでは久しく出ていないボーカルグループが2008年ごろから、Day26とこのBRUTHAと出てきてくれて、一気に加速してきた感じがします。あとはその勢いに実力が伴ってくれれば!って感じなのですが、このBRUTHA!MYSPACEで曲を公開していた頃から、その歌の実力はすばらしいものがありました!特に3曲目「She’s Gone」は2008年の名曲といっていもいいほどに見事な一曲です!このようなボーカルグループ本来の見事なコーラスワークをいかせる楽曲にデビュー盤から出会えたのは、彼らの幸運でした。それ以外にも8曲目「What If」でも、コーラスグループだからこその見事なフェイクやコーラスとの掛け合いをみることができます。2曲もすばらしい曲があれば、ボーカルグループもののデビュー盤としてはすばらしいのですが。ちょっと残念なのが他の曲たちで、NE-YOなどいまどきのプロデューサーがガッツリ絡んでいながらも、彼らもここ最近ボーカルグループの需要が少なかったからか、BRUTHAのボーカルワークを生かしきれていない楽曲が正直多いです。プロデューサーも一昔前の人の方が、いい味を出している感じに仕上がっていて、今後プロデューサーたちもボーカルグループとの仕事を増やしていくことで、シーン全体がまたボーカルグループの復権が図れるのではないかなと思います。
そんな中でもCornaBoyzが絡んだ3曲目、8曲目のボーカルグループ然としたつくりには目を見張るものがあります。この方向性でいければ、今後名盤を残す可能性がある期待を持たせてくれるボーカルグループの登場です!
オススメ:(3),(8),(1),(6)

(曲解説)

01.Bang Bang

展開を期待させるイントロから、若いボーカルグループらしいエッジが聞いたサウンドとそれに軽快にのる5人の歌声が耳に残ります。いいボーカルグループ出てきたなーと思わせるノリのいい聞かせてくれるグループの登場です!じわりじわりと、盛り上がっていく曲の展開も見事で、最後にかけてフェイクやシャウトでぐいぐい押していくイントロを飾るにふさわしい一曲です!

02.I Can’t Hear The Music featg.Fabolous

Fabolousをfeatしたフロアライクな軽快な一曲!ファルセットを歌い上げていくところや、バックコーラスとの掛け合いとかで、コーラスグループとして魅力とコーラスワークの安定感を魅せてくれます。コーラスの掛け合いとかもグループならではですね。

03.She’s Gone

コーラスグループといえば、美メロ!やっぱりはずせません!この曲は2008年を代表するような美メロ曲でした!この曲を聴いた瞬間にアルバムが欲しい!と思える一曲で、メロディー展開、サウンドプロダクションどれをとっても魅力的なんですよね。特にバックコーラスの美しさやメインボーカルの魅力もこのアルバムの中でも一番感じることができます!ボーカルグループならではの、サビの美しくも畳み掛けるメロディーがたまりません。思わず一緒に歌いたくなります。

04.Set It Off

ゆったりとした展開のミッドテンポな一曲。彼らのコーラスワークはものすごいというところはないのですが、とても基本に忠実で、コーラスグループらしさを存分に味わえるのがうれしいです。でも、ちょっとこの曲では、こういうボーカルグループじゃなくてもいいな~って感じのコーラスワークの少ない曲も歌っているのですが、もっと掛け合いとかをサビ以外でも魅せてくれるとうれしいんですけどね~。そこはNE-YOプロデュースだからしかたないところかなー。

05.Like This

サビの美しい流れが印象に残る一曲です。テンポの良い曲で自然と体が揺れる余韻が残る曲になっています。コーラス展開は少ないですが、それでも美しさをコーラスが引き立てています。

06.Afraid Of Love

心地よい美メロ曲ですね。美しさの中にどこか切なさを感じさせるメロディーで、コーラスも切なげにメインボーカルを支えていくし、メインボーカルも力強いフェイクを聞かせてくれます。どんどん感情がこもっていくフェイクも切なげで、このアルバム一番の切なげな一曲になっています。

07.Ghost

Ghostという変わったタイトルですが、こちらも美しいメロディーをひたすらなぞっていくような一曲ですね。ちょっとこの辺の展開の少なさが今後の課題かな~。

08.What If

サビのコーラスワークの重ねっぷりがたまりません!こういうインパクトがあるサビをしてくれるとたまりませんね。コーラスグループが作り出すサビのメロディーって厚みがあってかっこいいんですよねー!それを証明してくれています!メロディーも思わず一緒に歌いたくなるようなかっこよさがあって、どんどんメロディーを崩していくメインシンガーのフェイクっぷりとそれを支えるコーラスがたまりません!

09.Just Being Honest

あえて、メインシンガーが、掛け合いをおこなっていくという、あまりコーラスグループらしからぬ感じの曲なのですが、面白いですね。ストレートなメロディーを繰り返して、徐々に盛り上がっていく感じの曲になっています。

10.Make You Love It

アルバムを締める一曲は、ビート中心の一曲をコーラスワークで聞かせてくれる一曲になっています。ある意味コーラスグループらしい展開の一曲になっていますよー!最後はJazze Phaってことで、最後は面白い展開になっています。

(Producer)

Chuck Harmony:(1)
Ne-Yo:(1),(4)
Eric “Cire” Crawford:(2),(6)
Elvis “BlacElvis” Williams:(2),(6)
Dwayne “D-Town” Nesmithfor Tha CornaBoyz:(3),(8)
Heavywights:(4)
Daron Jones:(5)
Soundz (Kenneth Charles Coby):(7)
Shea Taylor:(9)
Jazze Pha:(10)
R.L.:(10)

(LINK)

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