Nu DNA / Cover Story

01.Answers 2 Questions (feat. Marcus Devine)
02.Life Is More
03.Save Me Now
04.If That’s All 2 It
05.Cover Story (feat. Marcus Devine)

(総評)

コンゴス系ボーカルグループの中でも、R&Bらしさを色濃く感じさせるグループのデビューミニアルバム!5曲と短い内容ながらも、濃いボーカルワークを、熱い歌を聞かせてくれます。ここ最近は21:03を代表としてゴスペルグループの方が元気でしたが、1年ほど前からぱったりといいものが減った気がしていました。ここにきて息のいい若手が登場です。しかも若手とは思えないこの落ち着いた作風には驚かされます。安定感抜群な歌声と、洗練された3人のハーモニーには驚愕さえ覚えます。何よりもコンゴスのコーラスグループらしいパワフルなボーカルが重なることで生み出される重厚な空気感には、どんどん圧倒されます。どの楽曲も、彼らのパワフルで厚みのあるハーモニーを生かすスローからミッドテンポな楽曲まで歌い上げていきます。3曲目以外は、全てパワフルなコーラスで歌い倒してしまっていて、聞いているほうも、どんどんその魅力に引き込まれていきます。ある意味パワフルすぎるので、これぐらいの曲数の方が、気持ちよくきけますね!
それぞれの曲も、コンゴスっぽさが出た1曲目「Answes 2 Questions (feat.Marcus Devine)」では、心地よい歌声にどっぷりとはまりたくなります!重厚感があるコーラスワークはいかにもコンテンポラリーゴスペルって雰囲気ですが、それを気にさせないほどに見事なコーラスワークでR&B好きにをも興奮の坩堝に引き込みます!曲が進むに連れて熱を帯びるパワーシャウトにはやられますよー!そのままの勢いで2曲目「Life Is More」で勢いを感じさせるメロディーで聞かせてくれます!こういう楽曲でこそコンゴスっぽさとR&Bっぽさの両方の良さを感じることができます。コーラスがゴスペルっぽくフェイクやシャウトはR&Bっぽいといういいところ取りな一曲に仕上がっています!こういうアップサウンドでは、ゴスペル系のボーカルグループの水準は非常に高いですね。
3曲目「Save Me Now」では、いかにもゴスペルっていう感じの荘厳なスローを披露し、4曲目「If That’s All 2 It」では、メインボーカルを入れ替え、軽めな感じから、ボーカルに厚みを加えていきます!こういう曲でのかっこよさは本物ですね!
最後にはタイトル曲でもある「Cover Story」をギターのイントロからパワフルなコーラスで圧倒していきます!本当に曲数は少ないけど、水準が高いです! こういう硬いアップビートは本当に得意とするところで、見事に歌い上げていきます。もう最後にかけてのギターとコーラスとの相乗効果のかっこよさは見事としかいいようがありません!
ボーカルグループ好きにも、かっこいいアップサウンドが好きな人にも十二分にお勧めできるコンテンポラリーゴスペルグループです!なかなか手に入りませんが、ぜひ手にしてみてください。オススメ:(1),(2),(4),(5)

(Producer)

(LINK)

OFFICIAL

☆☆☆☆☆☆

Ginuwine / A Man’s Thoughts

01.Interlude1
02.Show Off
03.Trouble feat.Bun B
04.Last Chance
05.Interlude2
06.One Time For Love
07.Open The Door
08.Get Involved feat.Timbaland & Missy Eliott
09.Orchestra
10.Touch Me
11.Lying To Each Other
12.Even When I’m Mad
13.Bridge To Love feat.Brandy
14.Used To Be The One
15.Show Me The Way

(総評)

GINUWINEの最新アルバム!彼といえば今はどちらかというと、R&Bを代表するバラッディアのイメージが付きつつありますが、デビュー当時の90年代後半には、Timbaland、Missy Eliott、Aaliyah, Tank, Playa等共に、Timbaland一派を代表する最新ビートを乗りこなす革新的なシンガーとしてのイメージが強かったのですが、そんな彼が久々にTimbalandと盛大にやってくれています!もちろん「Difference」で魅せた見事なバラッディアとしての才能も、このアルバムでも存分に発揮していて、アップとスローのバランスが非常に取れた完成度の高い一枚であり、ベテランでありながら、若手の追随を許さない見事な攻めの姿勢を見せるアルバムになっていて、Ginuwineのアルバムの中でも、最高傑作と呼ぶにふさわしい完成度になっています。
スローでは、やっぱり、先行シングルにもなった「Last Chance」での情熱的な歌い上げっぷりには、心惹かれます。なんといってもびっくりしたのが、8曲目「Get involved feat.Timbaland & Missy Eliott」でしょう。ここまで攻めのアップを聞かせてくれるとは思っていなかったので、しかも完成度が高いアップなのです。もう、この疾走感が気持ちよくてたまらない!!!斬新さにびっくりしつつかっこいい!って思わせてくれます。その他にも心地よいミッド曲である3曲目「Trouble feat. Bub B」, 艶やかなイントロの心地よさと本編でのビート音の激しさのギャップに驚かされるクールでかっこいい2曲目「Show Off」!7曲目「Open The Door」では、現行流行の軽めの歌い口の楽曲もさらっと歌い格の違いを見せてくれます。正統派バラッド9曲目「Orchestra」を聞かせ、さらには、11曲目「Touch Me」では、「Last Chance」並みに、聞かせるシャウターバラッディアの魅力を見せ付けてくれます。奇抜でかっこいいアップが多い前半に比べるとしっかりと後半でR&Bバラッディアとしての魅力を存分に見せていて、以外にもBrandyとの絡みを見せたりと、今までにないデュエットとかにも挑戦していた、最新アルバムにして、最高傑作というベテランシンガーにしては珍しく、すばらしい一枚になっています。
まだまだシーンの中心にい続けるR&Bを代表するシンガーの一人であることをこれでもかとシーンに叩きつけた見事な一枚です!2009年マストな一枚です!
オススメ:(8),(4),(2),(11),(3),(6),(9),(10),(12),(13),

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