Foxxi Misq / Gloss

01.Tha F.Q’s Style Feat.Jin
02.Ultimate Girls
03.Introduction -I Like It-
04.I Like It
05.Higher Feat.B-Bandj (Fu-Ten)
06.Crush On You
07.Interlude
08.I’ll Never Know09.Delicious Circus
10.A-L-I-V-E
11.Golden Palace Feat.Corn Head
12.A Taste Of Honey -Gloss Mix-
13.Luxuly Ride Feat.Zeebra
14.Magnetic Love
15.Introduction -Party Booty Shake-
16.Party Booty Shake Feat.Miss Monday

(総評)

日本で始めてともいえる正統派女性R&Bボーカルグループを目指すグループFoxxi Misqの1stアルバム「Gloss」をレビュー!女性R&Bボーカルグループは、洋楽でもデスチャがそのイメージを完璧に作り上げたことから、やっぱりそれを目指しているなという感じがしますが、そんな女性ならではのセクシーさとゴージャス感を非常に上手に表現していて、さらに3人のボーカルバランスも素晴らしいのです。これはやっぱり主なプロデュースを手がけるface2FakeとJiNとの相性の良さと、プロデューサーの目指すところのうまさが出ているからでしょう。ある意味おもいっきりデスチャを意識することで、シーンにも解りやすく彼女達を紹介できているし、ダンスや歌両方大事にしてしながら本格的なサウンドも多いことから、クラブなどの現場からも支持を受けています。
まず最初に3人の歌声それぞれの個々のウマさと、3人の歌声のバランスの良さ!オーディションで選ばれただけあって歌唱力は問題はまずないのですが、こういうタイプのシンガーさんたちにありがちなリズムやフェイクのセンスがないっていうことはなくて、MELODYとリズムを掴むR&Bとしてのもっとも歌い手として大事な部分がかなり出来ていて、安心して聞けます。さらに3人の歌のバランスが誰かが突出していることがないので、とてもバランスよく3人が激しく出入りしながらMELODYを歌っていく様は、スリリングでいて聞いていて気持がいいです。さらにほとんどの今日で男性Rapperの客演を招くことで、歌一辺倒になりがちなところをうまくバランスをとっています。 やっぱりアルバムの中で光るのはB-Bandjを招いた5曲目「Higher」と彼女の代表曲となるであろう盛り上がる1曲目「Tha F.Q’s Styler Feat.Jin」!「Higher」はトラックも非常にリズミカルで面白くそこにB-Bandjの爆発力あるRapと3人のセクシーな歌声が乗ることで、カッコよく盛り上がっていきます!こういう曲が一番かっこいいと思いますね~。そして、1曲目の思いっきり狙っているのはわかるけど、盛り上がっちゃう感じが解りやすくて楽しいです!
なかなかメジャーで活躍する女性シンガーの中では、R&Bの好きのツボを心得たアルバムに仕上がっています。オーディション上がりだしなとか先入観持たずに聞くとプロデューサーの意図の推測ができたり、楽曲のわかりやすさも手伝って楽しめますよ。プロデューサー陣もちょっとシンガーのJiNや今井大介さん、そして老舗のプロデューサーでもあるFace2fAKEと、彼らのプロデューサーとしての力が上がったことも感じることが出来ます。
オススメ:(5),(1),(2),(8)

(曲解説)

01.Tha F.Q’s Style Feat.Jin

JiNをFeatしたデビューシングル!こんなに軽快でカッコイイサウンドをあのface2Fakeが作ったと思うと驚きですが、JiNさんも絡んでいることで納得します。本当にこのFoxxi Misqとプロデューサー陣とのこのアルバムでも相性の良さは物凄く、一気に聞けるカッコよさがあります。3人のボーカルの立ち居地の鮮やかな変り方も見事で、最後にもう一度サビもってくるところなんか、とても練られた一曲だなと思わせられます。無条件に盛り上がれます。JiNさんのRapもなんか懐かしくてうれしくなりますわ

02.Ultimate Girls feat.H.O.Z.E

元HBのH.O.Z.Eをfeatした、彼のファンキーなラップとFoxxi Misqの勢いのあるボーカルがうまく合わさっている一曲!サウンドのゴージャス感もあって、R&B女性ボーカルグループらしさがうまくでていますね。シングルのクオリティーがとても高いんですよね。

04.I Like It

今までのアップサウンドを抑えて、ミッドテンポに歌いこんでいきます。しっかりとフェイクもいれて、JiNのRapも加わりしっかりと歌を聞かせてくれます。アップ曲がシングルでも多かったので、結構歌えるし3人の歌声のバランスの良さに改めて驚かされます。

05.Higher Feat.B-Bandj (Fu-Ten)

FU-TENからB-Bandjを招いての豪快な一曲!B-Bandjのラップはやっぱり爆発力がハンパじゃないのですが、それに負けないように、キャッチーで盛り上がるMELODYで、ガンガンにHigherというタイトルどおりに、盛り上がっていきます。アルバム曲の中では、抜きん出た勢いのよさとカッコよさを持っています!それにしても、この最後までのカッコイイRapを見せるB-Bnadjの存在感はさすがです!

06.Crush On You

Foxxi Misq初ともなるスローバラッドです。シングル曲はどうもアップが多くて(内容自体は素晴らしいのですが)評価するという点では、アレンジのウマさもあって彼女ら自身の歌って言うのがわからない面もある意味あったのですが、この曲を聞けば、本当に上手なんだなっていうのが伝わってきます。それに、R&Bらしい歌い方も、実にうまくこなしていて、

07.Interlude

アカペラを少しここでは披露しています。ハーモニーもなかなかで、やっぱりR&Bグループというのを意識しているんだな~と思います。

08.I’ll Never Know

女性らしいというか、だまされても好きでいたっていう気持ちの歌詞がリアルに迫ってきます。それぞれの個性のある歌声も素敵に響いてきますよ。サビでの3人が代わる代わる歌に入っていく感じは気持ちが落ち着かない感じがよくあらわれていて、歌詞とマッチしているし、何よりメロディーが美しいです。コーラスやハーモニーもとても美しくて、まさに美メロといえる曲調でいいですねー。

09.Delicious Circus

思いっきりRockなサウンドにうまくR&Bらしさを乗っけているのは、プロデューサーとの相性がとてもいいからでしょうね~。サウンド的には好きではないですが、なかなか面白い試みな一曲だと思います!どんなサウンドに対応できる3人の歌の幅広さは、純粋な歌のうまさを感じさせます。

10.A-L-I-V-E feat.H.O.Z.E

ここでもH.O.Z.Eをfeatして、軽快なラップと力強く突き刺すような鋭い歌が、パワフルに響きます!ストリングも入っているのですが、それも力強かったりして面白い。これはモロデスチャのアップ曲を狙っているなーと思わせますが、そんなわかりやすさが、彼女達の魅力でもあります。最後のほうではバックのほうのハーモニーも、きちんと作っていてこういう細かさは、R&Bを感じさせますよ。

11.Golden Palace Feat.Corn Head

Corn Headを招いて少し妖艶なメロディーにのって、歌を聞かせます。こういうレゲエのアーティストを招いても、いい意味で引くことで負けない強さがあります。ぶつかり合うっていうよりも、Corn Headの灰汁の強さをうまく活かして、彼女達の繊細さや女性らしさをうまく出している感じがします。

12.A Taste Of Honey -Gloss Mix-

アルバムの中では珍しいミッドテンポな一曲で、Rapperとの相性が一番いい曲かもしれませんね。徐々にはまり込んでいくような一曲です。

13.Luxuly Ride Feat.Zeebra

アルバム前に出されたシングル曲は、あのZeebraを招いたゴージャスな雰囲気を出した一曲。YU-Aの声って言うのがやっぱり一番アクセントになっているんだな~とこの曲で再認識できます。シンプルなメロディーが多いので、3人の声の違いとかが一番良くわかるかもしれません。

14.Magnetic Love

このアルバム一番のスローバラードでしょう。シンプルな構成の楽曲に、歌をちゃんと伝えようという丁寧な歌い方がなかなかの一品です。

16.Party Booty Shake Feat.Miss Monday

(Producer)

女性ラッパーと、女性シンガーという組み合わせも、珍しいですが、Miss Mondayの力強く陽気な明るさがうまく曲の気持ちよい明るさに光をさしてくれています。最後に心地よく聞ける感じの一曲になっています。この曲のPVも収録されていて、Foxxi Misqの3人もいつものセクシーなのとは違う若い女性らしい明るいにぎやかな雰囲気が出ていていいですね。

(Produce)

Face2fAKE:(1),(2),(4),(5),(6),(8),(9),(10),(11),(12),(13),(14),(16)
JiN:(2),(4),(5),(11)
Daisuke “D.I” Imai:(6)

(Writer)

Nao’ymt:(1)
Shoko Fujibayashi:(2),(4),(6),(8),(9),(10),(11),(12),(13),(14),(16)
JiN:(5),(11)
Daisuke “D.I” Imai:(6)

(LINK)

OFFICIAL
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