Mac & Lenney 「~To my father~僕と君だけの世界」

(概説)

神戸を拠点として、活躍するR&Bデュオ「Mac&Lenney」のデビューシングルです。彼らは、ボーカルのMacと、ボーカルもこなしピアノで作曲を手がけるLeeneyの二人からなるデュオで、作詞、作曲、編曲、REMIXまで全部こなせる人たちです。本人達と連絡をとって、買ったCDです!1曲目では、バラードで二人でゆったりと歌い上げて、転調してキーがどんどんあがっていくところなんか、R&Bの定番で心地よいです。声質的にちょっとスローテンポで歌うときに拳が入ってしまう癖が出てしまうボーカルなのですが、その分メロディーラインにしっかりと乗ってくると俄然伸びやかなボーカルを聞かせてくれます。2曲目はUPテンポでメロディーメイキングのうまさも見せてくれて、もっといろいろなタイプの曲も見せてくれるんじゃないかなーと期待させてくれます。ピアノバージョンのシングル曲も入っていて、彼らのピアノでの弾き語り的なライブでの楽しさも見せてくれるいいシングルです。ただ、このCDは、ちょっと音源のレベルというか、二人ともいい声なのに、Lenneyさんの方の声が聞こえづらいのがちょっと寂しいかな!あと、個人的にはもうひとつ、「Beber 3rd ANNIVERSARY」というイベントの時に配られたというCDももらったのですが、そちらに2曲目の別バージョンが入っているのですが、そっちのほうが、ボーカルも二人のバランスが取れていていますねー。もう一曲のバラードもストレートに歌っているところがいい感じでした。今後が楽しみなアーティストだなーと感じましたよ。自分達で全てこなせるという点でも、これからバンバン曲が作れるんだろうし!いいメロディーの曲をたくさん書きそうで、楽しみ!って感じでした。最後にMac&Lenneyのお二人ありがとうございます~!

曲紹介

1曲目『to my father』

柔らかなピアノの音色にのり、しっとりとMACが歌い上げていきます。ちょっと最初癖がある声なのかなと思ったのですが、しっかりと後半になるにつれて、力強くいた上げていく歌声の心地よさに目を見張ります。後半にキーがどんどん上がっていくサビの部分なんて、たまりません。そして、二人の掛け合い的な部分も楽しませてくれます。自分の父親に向かって歌った曲であり、リリック的にも伝わる部分が多く、本人達が高校生の当時に作り上げた曲ということで、その当時でこれだけの完成度を誇っていれば、素晴らしいと思います。ちょっとボーカルが安定しないときがあるのですが、でも、これからの成長をびしびしと感じさせてくれるところも楽しみです!

2曲目『僕と君だけの世界』

1曲目とはうって変わって、UPテンポなリズムにのって、勢いよく二人が歌い込んでいきます。Scrachなんかも入っていたりして、HIPHOP的な要素もしっかり入っていて、バラッドだけではないところもしっかりと見せてくれます。サビのメロディーを聞くとメロディーセンスの高さも感じられて、もっとたくさんの曲を聴いてみたいなと感じさせてくれます。

3曲目『~To my father~ (unpluged ver.pianolude mix)』

Lenneyのピアノが全面にfeaturされた一曲で、しっとりと弾いて行きます。1曲よりも新しく録音したのか、しっかりとした歌声が聞くこともできます。きっとライブでも弾き語りだと凄いいい感じになるんだろうなーというのを感じさせてくれました。これを聞くとライブの方が良さが出るアーティストという印象が残りました。

www.mac-and-lenney.com