James Lee / James Lee

01.Betta
02.Jan’t let it go
03.Whatcha gonna do feat.Bristal
04.Take what’s yours
05.Whatever comes to mind

(総評)

James Leeという新人アーティストのデビュー盤!Joeのような丁寧にSEXYに歌っていくタイプのアーティストで、やさしいテナーボイスで、うっとりとさせられます。かなり吼えたりもするタイプで、さらにピアノの弾き語りもやったりとなかなか楽しませてくれます!なんといってもその歌声と歌のうまさが魅力なのですが、なかなかこういう最近歌がうまいと思わせる歌声の人で、いい歌を歌う人って少なくなってきていて、最近はフィリーソウルや、ほんとにDonnieのようなSOUL臭いアーティストではいい人が多いのですが、ソロでJoeタイプの丁寧に歌いこめる人物ってしばらく出てないので、これはうれしい収穫です!
この盤自体はアルバムではなく、5曲入りのマキシみたいな感じなのですが、その5曲がしっかりと主張しあっていて、下手な10数曲入りアルバムなんかよりも厚みがあるすばらしい盤に仕上がっています。1曲目ですばらしい歌声を聞かせて、2曲目で今風のトラックにも乗れて吼えれることを証明し、さらにこういうタイプが苦手とするHIPHOPトラックでもがんばれるところを3曲目で見せてくれます。そして、4曲目で歌のうまさ、バラードでの相性のよさを見せつけ5曲目で弾き語りで、さらなる彼の奥行きを見せてくれます!
本当にアルバムが聞きたいなーと思わせる出来です!ぜひアルバムが出てほしかったなー。2005年以降に期待しましょう!安いですし、持っていて損はないですよ!

(曲解説)

01.Betta

ピアノのメロディーと優しげなJames Leeの歌声が絶妙にマッチしている美しきBallad!ゆったりと歌を丁寧に歌いこんでいく、Joeとかそういうタイプのシンガーに非常に近い立ち居地で、絶妙なテナーボイスである自分の声を重ねていくところなんか、ウットリさせられる美しさがある曲です。そして、力強さを徐々に増していくコーラスと、複雑に絡み合いだすJames Leeのフェイク!切なくもやさしく包み込まれているような気持ちになります。とても心洗われる美しいバラッドを聞かせてくれますよ。

02.Jan’t let it go

さすが、新人アーティストって感じで、ギターをうまく使ったトラックにうまくのっていきます。転調してからの、だんだんとメロディーラインが高くなっていくところがなんとも、たまりません!一緒に吼えてしまいそうです。まだちょっと吼えっぷりとかが弱いなと感じることもありますが、これだけ丁寧に歌いこめれば、あとは感情をどう表現するかはおのずと身につくので、これは将来が楽しみです!

03.Whatcha gonna do feat.Bristal

HIPHOPトラックにのって軽快にRapをしていくBristalというRapper!R.KELLY以来ず~とはやっているスパニッシュギターをうまく使って、上げすぎず、いい具合のテンポで歌が展開していきます。Rapperにある意味食われちゃってますが、まあそこはご愛嬌ってことで。でも、ここでみせてくれる吼えっぷりはなかなかですよ!

04.Take what’s yours

切なげな低音のキーボードの音にのって、ゆったりとだけどしっかりと歌い紡いでいくJames Lee!丁寧に積み重ねるように時にやさしく時に激しく歌っていく歌声にうっとりと聞きほれてしまいます。ゆったりとした中にも芯を感じれる一曲です!

05.Whatever comes to mind

James Leeが美しいPianoを披露しながら、ストレートなバラードを披露します!まさに弾き語りの醍醐味をじっくりと聞かせてくれますよ。こういうR&Bじゃないバラードもしっかり歌えるっていうのは、本当に将来が楽しみになってきます。がんばってほしい!

(Producer)

Wirlie L. Morris:(1)
Jake and Trev:(2),(4)
Prentiss L. Thompson:(3)
J.L. Hillsman(5)

(Musician)

(LINK)

☆☆☆☆☆