SILK / SILKTIME

01.Interlude
02.SilkLove
03.Take Control
04.Silktime
05.My Girl
06.Alibi
07.More08.You (The Baby Song)
09.Check My Story
10.Incredible
11.Violin
12.Slideshow
13.The End
14.Band Skit

(概説)

SILK待望の5枚目!やっぱりやってくれました!素晴らしい内容です。彼らにしか出来なグループ者の極みを見せ付けてくれています。でも、痛い何といっても痛いのが、今回のCDから、メンバーの一人LIL’Gが抜けてしまったのである!これは大きい・・・この人のシャウトがこのグループ一番のお気に入りだったのに・・・でも、Group Thank Youに、Gary Jenkins (Lil G)とあるので、まあ、また一緒にやってくれるかもしれません。Keith Sweatのライブ盤でその歌声は聞かせてくれているので、ソロデビュー!期待しております!
ですが!そんな残念な気持ちとはウラハラに、このアルバムの出来は最高なんです!もうたまらん~!SilkはカマDが大好きなグループアーティストで現在も活躍している唯一の存在なんです!これぞ、Silkという濃密なコーラスワークやSEXYなファルセットの使い方など、もう一度聞けばわかるほどのSEXYでエロスを蓄えたインパクトがあるアーティストです。そして、彼らほどR&BにおけるSEXYさを体現できているアーティストはいないでしょう。たとえインディーズレーベルからの発売でもこのクオリティーの高さは素晴らしいです!プロデューサーに2000WATTSのDARRELL DELITE ALLAMBYが多くの曲を手がけているので、安心して聞いてられます。やっぱ長い付き合いのプロデューサーですから、癖の強い彼らの良さを絶妙な手法でうまく引き出しています。彼らの狂おしいほどのファルセットとコーラスが聞き手にグンっと語りかけてきます・・・なんかこの圧迫感っぽいのも彼らの味なんですよね・・・Lil’Gが抜けてもこれだけの作品を世に送り出せる彼らは、まだこれからも伸びていくことでしょう。がんばれ!Silk!&Lil’G!ボーカルグループの今年の傑作の一枚でしょう!間違いない!オススメ:(2),(3),(4),(6),(8),(10),(11)

(曲解説)

01.Silklove

妖艶に歌い上げていくSilkの歌声から、この一枚は始まります。いかにもSilkって感じの妖しげな始まり方がこれからを期待させてくれます。

02.Take Control

低音の聞いた琴の音のようなビートが妖しくそれにまとわりつくようなコーラス・・・うーん、これぞSilk!と言いたい一曲です。Sexyであり、ホントエロスに満ちた一曲です。ネットリトしたMainを勤めるJOHN JOHNの歌声にすっかりやられてしまいますよ!このビートがなんとも癖になり、徐々にカッコよさに心引かれていき、ただのSEXYなコーラスだけじゃないって気がつかされます!オススメ曲!

03.Silktime

この曲もSilkらしい~SEXYなコーラスと語りが満載な一曲!いやーもう初っ端からやられてしまいます。最高!語りで軽く抑えておいて、一気にコーラスに持っていかれてしまいます。途中でも怪しげで癖になるようなコンガの音がなんとも中毒性が高く、途中の口笛から語りに入るところなんか最高にSEXYです!いやー、こういう妖しげな一曲をやってくれてこそSilkって感じがします。彼らの語りの良さを改めて感じさせてくれる一曲。

04.My Girl

ちょっと古臭い管楽器の音色のIntroから、バックで妖しげにうねるコーラスに、Mainがネチッこく絡んでいく、Silkの王道的な一曲。Tonightのころの彼らを思い起こさせます。サビに入る前のファルセットでのシャウトを交互に出し尽くすコーラスとMainの掛け合いなんて、たまりませんよ。彼らにしかできない一曲です!最後にかけてどんどん妖艶さと複雑さを増し熱さを上げていく掛け合いには参りました。いやー、はっきりいえばエロです。この曲。たまらんね。終わり方も最高です。

05.Abili feat.BRANDII “CHYNA” SIMPSON

いきなり演劇のようなIntroのサウンドと演技から、掛け声が印象的な一曲。重圧であり濃密なコーラスもポイント高いです。ホントこういうSEXYな雰囲気を作り出すのはもう十八番ですよねー。ただ、もう一工夫・・・あったら面白かったかな。

06.More

一気に爽やかなIntroから、切なげにJohn Johnが美しいこの一曲を歌い上げていきます。シンプルなピアノのバックに溶け込むように一人歌い上げていく様が美しい曲で、それを包み込むようにコーラスが幻想的に絡んでいきます!そして、HOOKでの厚みのあるコーラスが曲に深みを出しています。全体的にシンプルだが、美しく纏め上げられている一曲です。また新たなSilkの魅力を引き出した一曲といえるでしょう。

07.You (The Baby Song)

赤ちゃんの鳴き声から始まるなんとも不思議な一曲なのですが、低音を響かせたPianoの音にSilk独自の濃密なコーラスが絡んでいくお得意のパターン。あまりきちんとしたメロディーがあるわけじゃないけど、じっくり聞かせることができるのが、彼らのすごいところで、ココまであーこれはSilkだなと思わせるコーラスワークってすごいと思います。唯一無二の存在ですね。Lil Gが後半普通ならシャウトしそうな一曲ですが、そこはうまくMainがファルセットでもっていっています。この辺の穴埋めもうまくいってるなーと思います。

08.Check My Story

メロディーに引きつけられる一曲で、そのメロディーにうまくコーラスが淡く絡んでいきます。UPですが、まるでバラードのような濃さをもった一曲です。そして、途中でのコーラスのメロディー展開が面白いですね。ループするHookがどんどん癖になっていきます。グループとしてのカッコよさが一番出ているオススメな一曲です。

09.Incredible

かなり、SOULなファルセットとサウンドのイントロから始まります。いままの彼らにはない古典的なSOULサウンドを周到した感じの曲調で面白いですね。あくまでバックのコーラスはSOULFULに、そしてMainはファルセットで吼えまくっています。なんか、サウンド的にもコーラス的にも面白い一曲に仕上がっています。

10.Violin

分厚いコーラスがしっかりとサウンドを支える彼らの味が出ている曲です。Mainを歌うのが、Lil Gじゃないですが、しっかりとMainを支えかつ盛り上げていくコーラスの力には脱帽です。この妖艶なコーラスワークに包まれて、この曲は最高にSilkらしいサウンドに仕上がっています。狂おしいほどにファルセットで上り詰めていく様はめちゃめちゃかっこいいですよー。そして、一回サウンドが止まってから、不思議な音共に妖しげにサウンドが展開していくところも聞き所です。

11.Side Show

いやー。これは素晴らしい!Bluemagicという甘茶SOULアーティストの名曲カヴァー!ホントファルセットの美しさに心奪われてしまいます。ホントステキな夜に好きな人とゆったり聞きたいようなそんな一曲です。今年度No.1といってもいいほどの美しいカバーに仕上がっています。いやーこの一曲のために買ってもいいですよー。

13.Band Skit

なんか適当にブースに入って撮った様な不思議なバンドの音が入ってます。なんかドラムの音がはいってたり変な感じだけど面白いかな・・・これなくてもいいとは思いますが。

(Producer)

(1),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(10),(12):Darrell Delite Allamby
(2):Bullet
(8):Antonio Mobily
(11):Keith Sweat

(LINK)

www.silkmusic.net

☆☆☆☆☆☆(やっぱこれは外せないですね。)