3rd Storee / get with me

01.Get With Me
02.Clap Your Hands
03.Now I Can Breathe
04.Superstar
05.I’m Sorry
06.All Aboard
07.Type Of Mood
08.What Would It Be Like
09.You Don’t Want Me To
10.Don’t Lose Hop
11.How Can This Be
12.Get With Me feat.Budden

(総評)

なかなか素晴らしいコーラスをする5人組(GAVIN RHONE , J’SON THOMAS , BARRY “JAY-R” REED , DANTE “D-SMOOVE” CLARK , KEVONTAY JACKSON)グループです。サウンドトラック「RUSH HOUR 2」に「I’m Sorry」(本作にも収録)という曲で参加していたので、知っている人は知ってるかな?なんといっても、「03.Now I Can Breathe」の重圧なコーラスワークが印象的です。最近の男性コーラスグループ不振の中なかなかの存在感を放つヤツラの登場です。彼らは、N’SYNCなどのPOPSのアーティストのライブの前座をしていたことからわかるとおり、若干POPよりの音触りなのですが、そこは、Def Jamが一押しするアーティストだけあって、しっかりとコーラスがR&Bしています(後半、若干白人コーラスグループの影響が見られますが・・・キレイすぎな、コーラスが垣間見れる)。非常にタイトなVocalもいれば甘めの声もいてコーラスのバランス的に楽しめます。UPに粒ぞろいな曲もあるので、そちらに目がいきがちですが、地味にバラードでのコーラスワークが見ものです。R&Bコーラスグループで、若干若めの声が好きな人にはたまらないでしょう。でも、今後活動を続けて言ってくれるとますますいい声になっていくんだろうなー。まだ、これからというグループですが、今後の成長も期待できます。前半は特にオススメ・・・後半は、ちょっと駄作が続きます。
オススメ:(2),(3),(5)

(曲解説)

01.Get With Me

しょっぱなから、Rodney JerkinsのProduce曲!で、いかにも彼らしいビートが聞いた曲です。非常に乗れる出来になっていて、さすがRodney Jaerkinsといったところでしょうか。Vocal Arrangeも、工夫されていて、かなり聞けます。良曲なUPです。この一曲で一気に引付けられます!

02.Clap Your Hand

Nokioというプロデューサー・・・え?Druの?どうも、T.Ruffin,D.moreheadという人物を加えて本人達によるProduceのことのようです。でも、ずいぶん自分達でも水準の高い曲が作れるんだなーと感心してしまいます。N-Tity Productionとなっています。かなり、重圧な重みのあるUPです。こういうのが歌えるなら、本物です。Vocal ArrangementもNokio and D. “Boogie”によるもの(つまり本人達)で、かなりおもしろい感じです。ちょっとムリしてるかなとも思うけど、彼らの目指すところはこういうところなんじゃないかなー。

03.Now I Can Breathe

名曲!James Mossという方のProduceだが、このサビでのコーラスの重ね方、そして、切ないメロディーラインが泣かせます。(PAJAMで、Produceらしい、Paul’PDA’ Allen & J.Moss)このJames Mossは、Vocal Arrangeもかねている才人。このサビに入る前のミッドなテンポの歌いっぷりから、サビでのコーラスの盛り上がりと、それを支えに吼えるバリトンがいい感じ!この曲はそのコーラスの盛り上げ方が素晴らしく、特徴的で耳に残ります。素晴らしい泣きの一曲です。終わり方も徐々に徐々にバックの音が引いていきコーラスが浮かび上がっていく感じも完璧です!素晴らしい!

04.Superstar

また重圧なUPナンバー。また、NokioのメンツによるProductionで、重圧なサウンドがコーラスを盛り上げます。Rodneyっぽいサウンドで、1曲目を意識したような仕上がりだが、サビでの盛り上がり方はこちらの方が断然カッコいいのである。かなりいけてるノレル一曲である。

05.I’m sorry

Rush Hour 2のサントラにも収録されていたバラード。非常にストレートに歌いきる姿がとても、好感持てるバラードです。変なひねりもなく、バラードの王道のようなサウンドで勝負してきています。バリトンのシャウトっぷりがとコーラスの持ち上げ方が気持ちが良くて聞いていて清々しい~!

06.All Aboard

いかにもN’SYNCのバックを勤めているだけあり、そういう感じのあまりコーラスワークなどにひねりがなさ過ぎな駄作です・・・うーん、つまらん。Anthony President,Brainz Dimiloによるプロデュースです。

07.Type Of Mood

バウンスビートにのって盛り上がっていくのりのいい曲。カッコいいし、面白いんだけど、でも、コーラスグループの曲っぽい感じがしないのが、ちょっと物足りないかなー。

08.What Would It Be Like

ちょっと切ないサウンドの中に暖かみのあるコーラスが栄える曲で、Damon Thomas、Harvey Masonという方々がProdeceを行なっています。

09.You Don’t Want Me To

白人コーラスグループのコーラス方法のいいところを取り入れて自分達なりに消化した作品で、6曲目とは違い力強さが感じられます。Produceとして、Ian Princeという方がProduceで、非常にいい仕事をしています、サウンド的にもカッコいい。

10.Don’t Lose Hope

アカペラで入るのがなんとも印象的な一曲。かなり彼らが歌えるグループだということを証明してくれています。うっとりと聞きほれてください

11.How Can This Be

非常にBasicなBalladで、バリトン(まだまだ甘いですが・・・)の声が生きてます。でも、あまりひねりが無さ過ぎてあっさり終わってしまいます・・・

12.Get With Me feat.Joe Budden

1曲目のREMIXですが、いまいち変化がわからないかなー。

(LINK)

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☆☆☆☆