YOSHI / Take A Chance
02.Take a chance
03.Are you sure with Wanya Morris of Boyz II Men
04.Flame〜what's your desire
05.Keep on feat. Eddie Kain
06.VAMPIRE WOMAN
07.Used to each other feat. HANAH
09.Motto 〜chikaku ni oideyo〜
10.Forever Lady
11.Mirro image of your love
12.I'll Make Love to you with Wanya Morrs of Boyz II Men
13.I APPRECIATE IT
(総評)
やってくれました!YOSHIの1stアルバムです。彼の歌声は、日本人には珍しく熱唱系のシャウターっぽい歌声なのですが、いままでの楽曲ではバラード中心でその熱唱を披露することは、なかったのですが、このアルバムではYOSHIの力強い歌声が存分に堪能できます!本当に、声が熱いってどういう感じかって言うのが、いやでもわかる人物でしょう。一度聞けば引き込まれること間違いなし!アルバム全体として、R&Bとして必要な要素がふんだんに盛り込まれており、日本人でここまでUSのR&Bっぽいアルバムを作れるとは驚きでした。DOUBLE,F.O.Hなども素晴らしいアーティストですが、それとはまた違う視点からUSのR&Bというのを日本の土壌で表現してくれています。R&Bが好きだと自認するのなら、絶対に聞くべき作品です。
歌詞が、日本語と英語の折衷という感じになっていて、(どちらかと英語の歌詞が多いのですが)英語圏でそのほとんどの人生を過ごしてきた彼らしい作品に仕上がっており、洋楽のR&Bを聴いてるような錯覚に陥ります。ですが、それは、彼のリリックに英語が多いからではないんです、メロディー、楽器の演奏、そして何より、歌声が、洋楽のR&Bに匹敵するMoodを持って聞き手に迫ってくるからこそ、洋楽のようなカッコよさを感じるんだと思います。何より、彼の歌声が熱く迫ってきます。今までの日本のアーティストってあまり熱く歌うと、どうしても、国民性なのか、日本語という言葉がそうさせるのか、気恥ずかしい感じを聞いてるほうも受けてしまうのですが、彼のつむぎだす音、声、言霊は熱さをカッコいいと感じさせてくれるのです。バックのトラックや音の選び方も、相当USのR&Bの影響が感じられて、力強いのです。普通の日本人なら、音に負けてしまうところを力強くねじ伏せていっています。ただただ、その力と実力にひれ伏してしまいます。是非ライブを見てみたい一人です。
ただ、ファルセットをするときに震え方が変わってるので、ちょっとキライな人はいるかもしれませんね。でも、個人的にはこの人の声は力強さを感じて大好きです。
(曲解説)
01.Intro
うなる低音のシャウトから、この一枚は始まります。
02.Take a Chance
前向きなタイトル通りのチャンスを掴め!っていう感じのリリックが、YOSHIの力強い歌声に乗ることで、元気付けてくれます。ホント彼ほど濃い歌声を聞かせてくれるR&Bアーティストはなかなかいませんね。このアルバムを代表する素晴らしいタイトなUPの一曲です。サビのメロディーラインもすごいカッコよく印象に残ります。
03.Are you sure with Wanya Morris of Boyz II Men
ピアノのバックトラックがカッコいいDeepな歌です。シャウトがすごい多用していて、シャウトでかけるビブラートが心にぐ〜と染みこんできます。なんといっても、Wanyaのバックの歌声が、この曲をカッコよく仕上げながら盛り上げていきます。熱い熱いYOSHIとWanya Morrisの声が沁み込みます。
04.Flame〜what's your desire
ちょっといやらしい感じのMoodyなリリックでDeepな淫らな歌の世界が展開されます。YOSHIは、これぐらい大人な歌を歌ってもらってこそ、カッコいいですね。このYOSHIのタイトな歌声に負けないタイトでDeepなトラックが、今まで日本のR&Bでは、表現できなかった、熱いカッコよさ!"激情"をうまく引き出している一曲です。Hookでの崩れ流れ込むようなメロディーラインでグッと来てしまいます。心地いい〜!最初の鉄琴の音もアクセントになってて、濃すぎなくなってるのが、いいですね。
05.Keep On feat Eddie Kain
強烈なBeat音から始まる一曲!カッコいい重圧感がありますねー。サビでのYOSHIのファルセットと通常の歌声との絡みがカッコいい!絶妙なEddie Kainのファルセットなんですねー。最後にかけてのシャウトもパワフルで圧倒されます。このパラフルなシャウトと、ファルセットの畳み掛けるような歌声に、ノックアウトされてしまいます。Hookでの声の応酬がたまりません。文句なしにカッコいい一曲!
06.VAMPIRE WOMAN
なんか、このタイトル久々に聞いた気分がなぜかします。ギターのサウンドがなかなかシュールな一曲です。一曲通して聞くと、タイトで重圧感がある一曲に仕上がっています。YOSHIの自信が表れたような一曲です。
07.Used to each other feat.HANAH
YOSHIと同じ事務所のHANAH(女性シンガー)を迎えたMoodyな夜向きのデュエット曲。HANAHの歌声は、ちょっと土臭いSOULの歌声で、存在感があり、YOSHIの歌声とよくあいます。二人が混ざると、トラックはMoodyでありながら薄めな感じなのですが、すごい濃い一曲に感じてしまいます。HANAHの歌声は癖になる感じですねー。今後注目です!終わり方のアカペラへの移行の仕方も心地がいい。
08.Say what you want feat.Q of ラッパ我リヤ
ラッパ我リヤのQを迎えた一曲(つながりがあったなんて、ビックリ!)。サウンド的に、若干D'Angeloっぽい感じのちょっと繰り返すような歌唱法をしているのが、印象的です。歌い方が、D'Angeloみたいなファルセットと地声の微妙な感じが似てるんですよね。SOULFULな一曲で、QのRapもかなりあってますねー。ただ、もう少しRapが別の人の方が、曲の印象はガラっと変わったと思います。
09.Motto 〜chikaku ni oideyo〜
かなりビックリする日本語そのままなタイトルなんですが、中身はもっとビックリするぐらい、淫らでエロエロです。うーん、R&B!これぐらいズバッとやってくれると心地いい!そして、カッコいい!メロディーも、Moodyな感じがよく出ていて、好楽曲です。夜聞くには最高な一曲です!
10.Forever Lady
1stシングルのカップリングのこの曲。ゆったりと語るように歌いつないでいきます。体を揺らしながら、聞き入ってしまいます。微妙に最後の方にかけて、熱っぽくなっていくYOSHIの歌声も、熱い感じがよく現われていていいですね。こんなに熱いシャウトを出来るアーティストって日本にはなかなかいなかったんじゃないかなー。日本人の作る楽曲でここまでシャウトしちゃうとクドクなっちゃんだけど、楽曲もいいし、何より熱くなればなるほど、熱くなっていくYOSHIの歌声が、素晴らしいものへと昇華していってしまっています。
11.Mirror image of your love
母への思いを綴った、暖かい一曲です。2ndシングルとしてリリース済みです。HANAH、Kain、Teriyakiの3人による温かみあるれるコーラスもいい味を出しています。心地よく心に染み入る一曲です。YOSHI本来の歌声というか、雰囲気とは違う曲なので、ちょっと浮いている気もしますが、素晴らしい楽曲です。
12.I'll make love to you feat.Wanya Morris of Boyz II Men
去年話題となった、1stシングルであるBoyz II MenのWanyaが参加したBoyz II Menのカバー曲!(本アルバムでは、もう一曲参加)!この二人の掛け合いが素晴らしい〜。全然対等に渡り合っております。この一曲は、オーケストラを招いて行なったストリングスの出来が素晴らしく、MoodyなMoodyな一曲に仕上がっていますよ。この名曲は、色あせませんね。また、原曲とはまた違った愛の歌として心に響いてきます。
13.I APPRECIATE IT
最後を締めくくるのは、これまたタイトなトラックの上で熱く歌い積むんで行く一曲です。熱くもなりすぎず、タイトにしっかりと歌いこなして行く感じが、最高な最後を締めくくるに相応しい一曲となっています。最後のピアノの一音が心地よさを感じさせてくれます。
(Producer)
URU:(1),(3),(4),(5),(6),(8),(10),(12),(13)813(DJ YUTAKA/Singo.S):(2),(7),(9),(11)
All Lyrics Yoshi (5:Eddie Kain,7:HANAH,8:Q(Rap Only) ,12:English Lyric : Babyface)