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Tyrese / I Wanna Go There

01.How You Gonna Act Like That
02.U Don't Give A Damn About Me
03.How Do U Want It
04.I Must Be Crazy
05.She Let's Me Be A Man
06.Signs Of Love Makin'
07.Somebody Special
08.Girl I Can't Help It featuring Jermaine Dupri
09.Kinna Right
10.All Ghetto Girl
11.I'm The Other Man(Interlude)
12.On Top Of Me
13.I Wanna Go There
14.Taking Forever
Tyrese / I Wanna Go There

(総評)

俳優兼シンガーのTyreseの早くも3枚目!今作品は、一枚目の手触りに近いバラードを主体としたアルバムです。彼のシャウトは、それだけで空気を変える力を持っています。本作では、本当にバラッダーらしい一面を惜しげもなく出しており、彼らのバラード!(特に二枚目の「For Always」は名曲!)は、名作が多いので、期待していたら、期待通りのバラードアルバムです。多少あるミドルUPも、まったく雰囲気を壊すような感じではなく・・・Bedで、流しながら聞きたい曲たちが多いのである。雰囲気のアルバムというのは、こういうのをいうんでしょう。2002年出た、バラードアルバムの中でも、かなり素晴らしいできのアルバムです!ただ、もう一押し、『For Always』のようなガツンと繰るようなインパクトのある一曲があると、アルバム全体として、しまりがあったとおもいます。UPも、もう少し印象に残るようなメロディーとかだとさらによかったです。3枚目としては、素晴らしいできですが、2枚目のUPの良さと、1枚目のバラードの良さの中間のアルバムが出せれば、彼の最高傑作となるでしょう。
そして、やっぱり、ジャケットは裸なんですね(笑)もちろん、筋肉美でうつくしんですが。
1〜2枚目よりもずいぶんリリースペースが速いですね。

オススメ(1),(6),(7),(12),(13),(14)

(曲解説)

01.How You Gonna Act Like That

Tyreseの太い声でマッタリと歌う好バラード!この人が歌うと、すごい優しい空気が流れるんですよね。それは、楽曲がシンプルであればあるほど・・・やっぱり、この声はバラード向きだなと再認識してしまいます。楽曲も暖かい音を使いつつも、しっかりとリズムが刻まれていて、体を思わず揺らしてしまいます。そして、彼がシャウトは、素晴らしいです・・・それだけで、胸を締め付けます・・・根っからのシャウターですねー。

02.U Don't Give A Damn About Me

ギターのサウンドから、ちょっと面白いメロディーで、曲が始まります。そして、メロディーに入ると、Folkっぽい暖かさがある一曲へと変わっていきます。彼の歌声も十分に堪能することができます。

03.How Do U Wan't It

力強い歌い方で、押していくミドルUP!途中で入るRapもいい感じで、このSOUL臭い歌を盛り上げています。

04.I Must Be Crazy

マッタリとした甘めなバラード。リズムを刻む音が独特で面白いです。ゆったりとしたリズムに体を任せて、聞き入りたい歌です。Tyreseの歌い方も、シャウトをしたり表現力豊かに、聞き手に迫ってきます・・・いい歌ですわ。

05.She Let's Me Be A Man

ギターのサウンドが爽やかで、ミドルテンポで進む、メロディーラインがしっかりしている好楽曲!気持ちよく体を揺らして聞き入ってしまいます。彼のシャウトは、型はある程度決まっているのですが、感情が豊かな声なので面白いですね。このミドルテンポで淡々と進むコーラスに熱く絡むシャウトという構図がなかなか個人的には面白い一曲です。

06.Signs Of Love Makin'

ギターのつまはじく音で、ひっぱっていく、甘い大人なバラードです。あえぎ声がいい感じです。バラードとして完成度が高く、彼らの歌声が生きています。特に途中で、音が止まる瞬間のTyreseの「Ahu」という声が、絶妙です!もう、これたまりません・・・もう、バラード好きがどういうフレーズやシャウトが好きかをちゃんとわかっているからこそこういう歌い方ができるんでしょうねー。

07.Somebody Special

ギターの切ない音色が、たまらない一曲!メローで、切なげなメロディーで展開していきます。切なげなコーラスと、Tyreseの歌声の泣き節が、相乗効果を起こして、切なさを増しています。メロディーラインが、綺麗で、ついつい聞き入ってしまいます。

08.Girl I Can't Help It featuring Jermaine Dupri

HIPHOP色の強いUP曲!Jermaine Dupriのちょっと高い声のRapが、楽曲の中で生きています。ちょうどTyreseの声も低いほうなので、タイトな楽曲ができています。

09.Kinna Right

まったりとした雰囲気で始まりますが、サビでのメロディーラインが美しく耳を奪われてしまいます。スローで、ベットタイムミュージックのようです。Tyreseの優しい歌声に包まれます・・・最後にかけての、声を張り上げての歌が、心に残ります。あの顔と、SEXYな体で、この歌声は、反則ですねー・・・そりゃー女の子も落ちますって。

10.All Ghetto Girl

シャウトから、始まるミドルUP!彼の声一つで、ぐいぐい歌を引っ張っていきます。さりげないバックトラックが彼の声の良さを引き立てています。

11.I'm The Other Man(Interlude)

オーソドックスでクラシカルな歌のInterlude。ギターのシンプルなサウンドです。

12.On Top Of Me

またまたスローバラード。本当にバラードがいいんですよねー。これも、お決まりなBed Time Musicではあるのですが、Tyreseの歌心ある声にかかると、さらに気持ちよく耳に入ってきます。ただのつまらないダラーとしたのではなく、メリハリがでてくるんですよね〜。シャウトもいろいろ、種類があるので。ホント、ベットに入りながら聞きたい感じだねー。

13.I Wanna Go There

サビでの声の重ね方が、美しい曲です。聞けば聞くほどよさが引き出てくるような一曲ですね。目立つメロディー展開ではないのだが、地味にメロディーラインが印象に残る感じで、何度も聞きたくなります。ここでもTyreseの泣き節が炸裂しています。

14.Taking Forever

一番HIPHOPっぽい始まり方で、UPらしいUPです!女性の声が突然入ってきたり、今までの曲と違い、かなりHIPHOP色の強い曲です。でも、歌の滑らかさや、気持ちよさはかわらないので!かなり聞けます!

☆☆☆☆☆

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