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The Temptations / legacy

01.Still Tempting
02.Round Here
03.Stay Together
04.Somethin' Special
05.Pipty Pipty Love
06.Love To The Music
07.You Are Necessary In My Life (the wedding song)
08.mr.fix it
09.All The Wrong People
10.Baby It's Me
11.Why Can't We Be Lovin' Friends featuring Danesha Simon
12.Never Let You Down


The Temptations / legacy

(総評)

オヤジたちがんばってます!Otis Williams以外は全てメンバーチェンジを常に繰り返しているThe Temptationの何枚目になるかまったくわかりませんが、新譜です!今作から、G.Cキャメロン!がリードボーカルとして参加していて、歌いまくっています!うーん、ステキ!ベテランになれば、自然と新作を作り出すということが難しくなっていくのですが、彼らにはそれは当てはまらないらしいです。新作でありながら、どれも水準がすこぶる高く、これぞテンプスと思わせる作品が目白押し!わかります?これってすごいことですよ。これだけのキャリアを詰めば、あーこれテンプスだね!っていうは、もうありきたりで新鮮さっていうのがないのが、やはり同じ人が作り歌うので当然なのですが、彼らにとっては、メンバーチェンジも適度にし、それがまったく当てはまらないのです。オヤジらしい良い曲を新鮮味を合わせて聞かせてくれるのですよ!これには、参りました。うーん、すごいの一言です。
やはり、今作品では、G.C.キャメロンが良い味を出していまして、「Love To The Music」でのマッタリ歌い具合はすばらしいです!もうねー、全員がリード取れるぐらい歌えるし、もう濃密濃厚って感じの歌いっぷりがステキです。そのほかにも、UPの出来がすこぶるよく、ボトムが効いたリズムトラックでガンガン聞かせてくれます。そして、秀逸なのが7曲目「You Are Necessary In My Life (the wedding song)」です。アカペラで始まったと思ったら、うわ!っていうぐらいステキなメロディーでノックアウトされちゃいます!まさに、おやGたちの力を見せ付けてくれましたよ。うん、バリバリ現役ですね、GCキャメロン!
もうただただテンプスの歴史とその力にひれ伏すのみという感じのアルバムです!今年持っておいた方がいい一枚ですよ〜!

オススメ:(7),(6),(8),(3),(2),(1),(4),(9),(10)

(曲解説)

01.Still Tempting

The Temptationの最初は、まずはこんなSlowな彼ららしい一曲から!ゆったりまったりした曲で、G.Cキャメロンが後半吼えまくります。やっぱりねー。こういうので、吼えてもらえるとうれしいですよ。まさに彼ららしい完璧な一曲です!徐々に盛り上がりを見せつつ、一人一人が丁寧に歌いこんでいき、激情を込めたファルセットで爆発させる!シャウトやファルセットを絡めつつ絶妙に歌い上げていきます。この曲で見せるようなリズムトラックの良さも彼らの魅力でしょうね。最後のシャウトの掛け合いも、素晴らしい!

02.Round Here

力強いボーカルで始まるUPソング!うーん、こんなに親父達に唸られたら、もう昇天モノでしょう。ステキだわーこの吼えっぷりが!リズムもばっちりでぐいぐいと押してきます!こんなカッコいいUPがこの年でできるんですから、侮れませんよ。リズムトラックがしっかりしており、自然と体がゆれてしまいますよ!曲のつくりとしては斬新なものはないんですが、安心して聞けるし、なんか全員が歌えて、しかも吼えて、絡み合うその姿に悶絶です・・・後半の吼えっぷりは見事!さすが、Steve ' The Scotsman ' Harveyです、彼らの魅力を存分に出す一曲です!

03.Stay Together

バリトンでひたすら押していき、一気にメロディーが変わったとたん、ファルセットで持っていってしまいます。いやー、サビをファルセットで歌いとおしてくれるのが、なんともうれしい!この2曲目とあまりかわらないボトムが効いたリズムトラックでありながら、この曲を印象付けています。ホント全員がリード取れるわー。マジで。そして、徐々にテンションを上げていく、バリトンと、ファルセットボイス!まさに歌声のせめぎあい!失神モノですよ。とにかく聞くしかないでしょ。この辺は。

04.Somethin' Special

おやG達お得意のエロエロソングでございます。はい。このマッタリムーディーな感じはもう誰にも真似できない!ファルセットが絶妙なモードをかもし出し、そこをあくまで誠実に歌い上げるコーラス!ファルセットで歌うとはこういうことをいうのねっていうぐらい、もう雰囲気を出し切っています!押し引き自在なバリトンボイスも吼えまくり、ぐっちょりと聞かせてくれます。

05.Pipty Pipty Love

やっと、落ち着いて聞ける感じの曲が登場です。ギターが平坦にバリトンが吼えまくりつつ、ぐいぐい引っ張っていきます。同じフレーズをひたすら繰り返すコーラス。単純なつくりの曲なのですが、どこか魅力的でもあります。この5人の声のバランスがいいんですよね〜彼等は。やっぱり!

06.Love To The Music

いえーいってイントロのもう腰砕け状態の低音のボイスがやばいのですが、そこからトロトロなあま〜いBalladが展開する素晴らしい一曲です!テナーががんばっていて、聞かせてくれます!すんなりと聞ける感じで、ファルセットも交えて、あまいHOOKを聞かせてくれます!ファルセットでもっていくのですが、これが全然くどくない!あくまで恋人達の夜を演出するかのように、しっとりと歌い上げていくVocalとコーラス!ホント、こんなの歌われたら蕩けますよね。これぞオヤジの力です!

07.You Are Necessary In My Life (the wedding song)

the wedding songと銘打たれているように、この曲はまさに結婚式にうってつけなアカペラで聖歌隊のように歌い上げるイントロから、ステキなピアノとストリングスそしてサックスへとこのメロディーに心打たれることでしょう!一気に幸せな甘い生活を思わせるような、「You Are Neccessary」フレーズをひたすら繰り返す、コーラス!そして、力強くも愛溢れる歌声を聞かせるボーカル!もう全てがうっとりして聞き入ってしまいます!最初のストリングスは本当に名演奏です!非常に簡単な歌詞なのでこの歌詞にも耳を傾けると楽しさと幸せな気持ちが倍増しますよ!最後の語りもいやーおっさんだからできる心憎いほどのベタさがいいんですよねー。このWeddingっていうシチュエーションが絶妙で、演出勝ちって感じの一曲です。

08.mr.fix it

メインの歌が終わったところで、しっとりとゆっくりと盛り上がりを見せていく曲です!そして、感情任せなシャウトやフェイクの数々、どの曲もこの辺はからないのですが、やっぱりいいなーって思わせちゃうところが、本当にうまいなって感じます。この曲は途中で語りなんかもあったりして、その辺の遊びもあるので、余裕をもって聞けて心地いいです。徐々に感情を爆発させて押さえきれずに暴走しちゃうような感じがたまらんのですよ。メロディーがしっかりしてるので、全然ここまで飽きずに聞けます!おやG方は最高っす!気持ちいい!

09.All The Wrong People

サビのメロディーラインがかなりツボな一曲です。聞いているうちにいつのまにか一緒に歌ってしまっています。サビへと流れていくまでに、掛け合いがすごいあって、それを聞いているだけで楽しくなります。ゆったりした感じで始まる一曲で、じっくりと聞かせてくれます。

10.Baby It's Me

厚みのあるサビでのコーラスとMainの歌い合いがステキな一曲で、珍しくピアノのメロディーのバックトラックがカッコいいです。最後のミンミンミンミーっていうフレーズもなんともツボですが、とにかく厚みがあって心地よいバラードです。

11.Why Can't We Be Lovin' Friends featuring Danesha Simon

いきなり古いテンプスのサウンドが聞けます。なんか70年代を思い起こしそうなサウンドがいい感じで、しかもこの曲では女性との掛け合いが聞けたりして、今までと違った曲調を楽しむことが出来ます!このやり取りが実にSOULFULでFUNKYないい掛け合いなのです!サウンドの雰囲気ともあってて素敵です!

12.Never Let You Down

一番ゆったりとした曲で、余裕を持ちつつ歌い込んでいきます。コーラスも優しくつつ混むように歌い込んでいきます。そして、やっぱり最後はシャウトをかましてしまうという、どこをとってもやっぱりテンプスって曲ですよー。

(Producer)

T.O.& Balawa Muhammed:(1)
Steve ' The Scotsman ' Harvey:(2),(8),(9)
Drew Ramsey & Shannon Sanders:(3)
JK & Dinky Bingham:(4)
Rain fall Entertainment:(5),(10)
Daniel Weatherspoon:(6)
Otis Williams & Benjamin Wright:(7),(11),(12)

(LINK)

www.thetemptations.net

☆☆☆☆☆☆(さすがです、実力盤!)

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