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TERRELL / TERRELL

01.INTRO
02.MAKING NOISE
03.MAKES NO SENSE
04.I CHEATED
05.ONLY ONE
06.THINKING ABOUT YOU
07.BABY U DON'T LOVE ME
08.THE ONE I LOVE
09.MATTER OF TIME
10.HARD FOR ME
11.NEVER STRAY (INTERLUDE)
12.WITH ME
13.EVERYTHING
14.OUR LOVE TONITE (INTERLUDE)
15.LOVE
16.COME INSIDE
17.INTERLUDE
18.GOSPEL INTERLUDE feat.VANESA BELL ARMSTRONG
19.I SHALL
TERRELL / TERRELL

(総評)

2004年の最高峰ともいうべき超絶脳天直撃シャウトが聞ける一枚がこれ!!!シャウトってただがなるだけではなく、感情を露呈するかのように搾り出すシャウトを聞いたことがありますか?まさにそんな切ないほどのテナーシャウトをほぼ全部の曲で聞かせてくれるアーティストがTERRELL!彼の歌いっぷりがこのアルバムの全てを物語っています。まさに搾り出すかのような切なげなシャウト、感情に任せまくった脳天直撃系シャウト、絶妙にビブラートも効かせたり、ボコーダーなども上手く使ったり、それぞれを使い分けながらも、そのほとんどをアドリブのように複雑にMainのメロディーに絡めながら吼えまくるのです。もうその歌声がなんともSEXYでいて、吼えれば吼えるほど腰に来ちゃいます!しかも、音を外したり、ん?って思うようなところがまったくない、直感的に一番いいシャウトのパターンを探り当ててしまう才能!これが本当に凄いのです。それに、微妙に揺れる歌声なので、本当に歌声そのものがSEXYなのです!いやー絶対聞いた方がいいですよ。これの歌声に惚れましたわ!
サウンド的には90年代後半のR&Bが好きな人なら絶対好きっていうか思わずにんまりしてしまうような、打ち込みなサウンドや、しっとりとしつつも熱いBalladなど、アルバム全体から、熱気がムンムンと感じられます。こらー間近でこんなに風な曲たちを歌われたら泣きますよ。2曲目「Making Noise」や「Makes No Sense」という前半のUPのカッコよさで気持ちを持っていかれちゃいます。そして後半に近づくにつれ熱さを増していくバラードの素晴らしさ!一、二曲じゃないんですよ、いい曲が。本当に素晴らしいメロディーラインを作ることにかけても、才能があるなーと感じてしまいます。後半のSlow群の素晴らしさは、もう今年度No.1!特に、「Love」での最初のやっちゃってくれてるシャウトっぷりに悶絶です・・・卒倒して後ろに倒れそうですよ。そのほかにもHOOKのメロディーがステキな「Thinking About You」中盤のバラードの盛り上がりを見せる「THE ONE I LOVE」,「MATTER OF TIME」,「HARD FOR ME」そして、正統派なバラッド「EVERYTHING」でしっかりと聞かせてくれるバラード構成にはあまりのセクシーさと切なさにメロメロです。そして、「WITH ME」でJazzyに聞かせてくれたりや「I SHALL」などのもろゴスペルな曲もあったり、アルバムとしての幅もあります!ただ、全体の統一感が乱されるということはなく、盛り上がりとシットリした感じを繰り返しながらも、統一感の取れた一枚として聞かせてくれます。これほどの曲数を飽きさせることもなく聞かせてくれるのもうれしいところです!
カマDはですねー、こういうフェイクが上手い人って好きなんですよねー。TOSHI KUBOTAもそうなのですが、誰も真似できないような絶妙なフェイクやシャウト、複雑なそのラインがもうたまらんのですよねー。このTERRELLも、感情丸出しでシャウトしながらも、複雑でいて音を外さずにフェイク気味にシャウトをかましまくる様がなんともだぶるのですよね〜。TOSHIはシャウトはあまりしないって点ではかなり違うのですが、このTERRELLのフェイク気味なシャウトでのアドリブの強さ!これは凄いと思います。それがこの人を一押しする理由です。本当に素晴らしいですよ!しかもボコーダーが使いすぎずに絶妙なところで入ってくるのもうれしいところです。
2004年のNo.1といっても過言ではないぐらいの作品です。ぜひ購入して聞いてみましょう。購入は、ディスクユニオンか、CD BABYで!

オススメ:(15),(2),(3),(5),(6),(8),(9),(10),(12),(13),(16)

(曲解説)

01.INTRO

グラミーアワードを真似たイントロがなんともかわいらしいのですが、結構癖になります。一緒にサンキューサンキューっていいたくなりますし、こういうお茶目な面を見せながら、思いっきりいい意味で裏切ってくれます!

02.MAKING NOISE

うーん、90年代!この打ち込みが好きです!うわーカッコいい〜!やばすぎます。このサウンドのボトムの聞いたカッコよさもさることながら、それに負けないTERRELLのめちゃくちゃパワフルかつ情熱的なボーカル!しかも脳天直撃なフェイク&シャウト!もうこの脳天直撃シャウトにやられる人続出でしょう。もう感情丸出しで、聞き手にその激情的なシャウティングが迫ってきます!このシャウトは、本当最近いなくなった、感情丸出しでありながら、的確にカッコよくシャウトで上げていく!メチャメチャ高度なテクなのです、凄すぎます。そして、最後の音が聞けていく感じもカッコいいのです。素晴らしいですよ。この一曲!幕開けとして文句無しの伝説曲!

03.MAKES NO SENSE

2曲目の上がりに上がったテンションをそのままにガッツリと歌い上げて、盛り上げてくれます。自分の声を重ねて作り出す、ノリのいいコーラスとメインの掛け合い!もう息を呑む間もないほどに、かっよく曲が進んでいきます。そして、ここでも、後半に近づけば近づくほどに、熱を増していく、シャウトがもう悶絶モノですよ。ほとんどアドリブだろう!っていうぐらいに熱く吼えまくるのですが、このテンションでどうして、ここまでコントロールできるのか、不思議でたまりません。メチャメチャカッコいいんですもん。もう・・・凄すぎ。

04.I CHEATED

ちょっとここで落ち着いて聞きましょう。ミッドテンポで水滴がなるバックサウンドにのって、シャウトを抑え目に、丁寧にその力強くも艶やかな歌声をしっとりと聞かせてくれます。素晴らしい歌声だなーと改めて感動!ほとんど作曲を担当する彼のメロディーセンスの良さも改めて感じてしまいます。同じフレーズに複雑なシャウトやフェイクを丁寧に重ねていくことで、癖になる曲へと仕上げていくセンスのよさ!もう虜ですね。これは。

05.ONLY ONE

サビでの絞り上げるような歌声がインパクトがある一曲で、一気にHOOKへと上がっていくのではなく、徐々に徐々に盛り上がるようにフレーズを重ねていく感じが、心地よく、感情もどんどん入り込んでいってしまいます。こういうSlowな楽曲でこそ彼の丁寧さと激しさが同居した歌声の良さがよく出ています。Slowな曲ですが、声が絡み合う様がなんともSEXYで、うっとりとして聞き入ってしまいます。

06.THINKING ABOUT YOU

まさに名曲!いやー、このHOOKのメロディーがたまらない!シャープなバックサウンドが曲全体を引き締めながら、語るように始まるイントロ。そして、癖になるような浮遊感漂うHOOKのメロディーに心奪われます!そして、そのHOOKのメロディーに絡み合うように時にぶち抜くように力強く歌上げるMainを歌うTerrellの歌声!この歌声のあまりの感情の入りっぷりに涙を誘うこと間違いない!この曲も最後に近づけば近づくほどに、あふれ出る感情を押さえきれないかのように、激しくなるシャウトが素晴らしい。これほど思われたらたまらんでしょう。ホント。うーん、この曲はアルバムの中でも1,2を争うぐらいに好きです。

07.BABY U DON'T LOVE ME

激情に任せた歌が、ずっと続いたあとは、ここらへんから、じっくりとしっとりと、DeepなR&Bを披露していきます!今までと違うシットリとしたHOOKのメロディーもゆったりとして聞けて、今までの苦しいほどの激唱っぷりから解放されて、ホッとしてしまいます。この辺の聞き手を適度なところまで追い詰めるバランス感覚のよさも、このアルバムの凄いところなのです。感情の表現がうまいTERRELLの本領が実は発揮されるのが、このしっとりとしたバラッドなのです。音数少ないバックでありながら、TERRELLのフェイクの多彩さでどんどん曲が流れていくかのように感じます。

08.THE ONE I LOVE

ゆったりとした曲調でじわじわと歌い上げていきます。途切れなく続く歌声とビブラート!ゆったりとした曲調で、感情豊かに歌っていくTERRELLに惚れます!このSweetでいてちょっと切なげな雰囲気で時に張り上げ歌い上げる様子に耳を奪われてしまいます。ゆったりと水滴に音にのって、耳に馴染んでいく良曲ですよ!これほどバラードを感情豊かなシャウトを交えながら歌える人はなかなかいません!身悶えながら歌っているのが、想像できるようです。

09.MATTER OF TIME

切なげな哀愁漂うサウンドの上を、艶やかにのっていく切ないバラッドが展開していきます!心に染み入る切なげなメロディーで、歌っていきます。そして、徐々に盛り上がりを見せつつ、HOOKを丁寧に歌うコーラスと、そこに絡み叫び上げるMain VocalのTerrellの歌声!もうシャウトするところなんか、壮絶という言葉がぴったりです。本当に脳天を突き抜けるような突き抜けるような脳天直撃のシャウトをかましてくれます!ステキな曲です!

10.HARD FOR ME

ギターの滑らかなサウンドにのって、優しくやんわりと歌うIntroから一気に力強くリズムを刻みつけるメロディーで、歌っていきます。この力強いボーカルも彼の魅力の一つで、この力強さがあるからこその、シャウトの素晴らしさなんだなと改めて感じさせてくれます。シンプルなリズムトラックでありながら、徐々に盛り上がりを見せるセクシーなメロディーラインに心奪われていきます!転調するメロディーも本当に抜け目がないほどにカッコいいのです。そして、盛り上がりにあわせて変幻自在にメロディーラインを変えていくシャウト!ステキすぎます!感涙!

11.NEVER STRAY (INTERLUDE)

ギターをつまはじくイントロから、ちょっと今までと雰囲気を変えた感じの明るめの雰囲気なメロディーから、しっかりと彼の歌声の伸びを感じさせてくれるメロディーに変化していきます。このミッドテンポで、他の曲に比べれば、インパクトに欠ける曲であっても、彼の歌声のよさでずっと聞けてしまいます。

12.WITH ME

イントロの女性のボーカルが不思議に絡み合うJazzyな雰囲気さえ漂う一曲!しかししっかりとSOULを感じさせてくれる歌に仕上がっています。特にHOOKでの女性のボーカルと、TERRELLの絡み合いは、お互いがその特徴を高めあい絶妙な雰囲気を作り出しています!低音の歌声でいながら、艶があるTERRELLの歌声と、どこかJazzyな浮遊感漂う女性ボーカルが、混ざり合うと、どこかしっとりとした艶があって、落ち着きがあるセクシーな歌になって聞こえてきます。しっとりとした気持ちがいい音楽を聞かせながらも、やっぱり最後は複雑なシャウトをいとも簡単に絡ませてくるところが素晴らしすぎます!

13.EVERYTHING

1stにも収録となっている曲ですが、指を鳴らす音が響きます。最初からしっかりと歌い上げるTERRELLの声に心奪われるほどに、美しいメロディーなのです。本当にメロディーメイカーとしての片鱗も遺憾なくみせてくれ、最高の一曲を仕上げています。しっとりとして、メロディーの美しさに本当に目を奪われるが、ここでもしっかりと複雑なシャウトを力強くからませ、後半はボコーダーまでつかってしっかりとシャウトで心を奪っていくほどの、快感を聞き手に与えるのですが、これはもう天才といえるでしょう。最後はさりげなくアカペラで終わり歌声を堪能させてくれる!メロディーが美しいだけでも素晴らしいので、シャウトでも心奪われるなんて、本当にこの曲は聞くべし!

14.OUR LOVE TONITE (INTERLUDE)

ちょっと古い感じのサウンドを聞かせて、優しくちょっとぼやける感じでうたっていくInterludeで、次の壮絶な一曲をごまかし驚かせるように感じます。

15.LOVE

まさに壮絶なシャウトから始まるTERRELLの名曲!最初のシャウトがカッコよすぎます!Loveと単純にシャウトする曲でありながら、その力強さと、他のメロディーの美しさもあいまって、もう素晴らしい一曲へと作り上げられています。しっかりとしたリズムトラックを刻みながら、しっかりとがっちりと歌い上げていくのが、気持ちよすぎます。癖になりますよ、この曲のシャウトっぷりといい、メロディーの力強さといい美しさといい!全てに文句をつけれない名曲です!やっぱりこのTERRELLのシャウトは、感情がたっぷりと入ってて、その悲しみとかそういうのが、一辺に脳天を突き抜けるかの如く力強く耳に残ります。脳天直撃シャウトというべき、素晴らしいシャウトです。実は1stの方にも入っているのですが、音的なレベルが断然に上がっていて、さらなる名曲へとなっています。

16.COME INSIDE

壮絶なLoveを経て、しっとりと耳に馴染んでいくような曲です!力強さこそないですが、その分味があるしっとりとした感じが味わえます。きちんとしたリズムトラックを刻みながら、ゆったりと余裕たっぷりに歌っています。コーラスのメロディーがかなり美しくて、最後に一人で作っているとは思えない曲にしあがっています。そして、やっぱり感情が入っていきたまらずシャウトしていく感じがでていて、TERRELLらしいなと感じてしまいました。

17.INTERLUDE

普通のPhone CallのInterludeって感じですが、1曲目の続きって感じになっています。

18.GOSPEL INTERLUDE feat.VANESA BELL ARMSTRONG

そして突然に女性がアカペラで電話越しに歌いだす、という設定になっているようです。

19.I SHALL

ちょっとゴスペルを意識した曲を最後に!ゴスペルらしい感じのメロディーを絡めながら、徐々に熱をこめて歌い上げていきます。 本当に聞く人の心を鷲づかみにするに歌い上げていきます。心地よく最後をおえることが出来ます。

(Producer)

All Vocal Arrangements and Written : Terrell Carter

Jamyz Hardy Martin III:(2),(3)
Gill Smith:(4),(8),(9),(13)
Dre and Vidal:(5)
Teak Tha Beatsmith Underdue:(6)
Maad Phunk:(7)
Kowan Paul:(8),(13)
Rob Sayles:(10)
Kevin Scott:(11)
Tim Riley:(12)
Rex Rideout:(15)
Big Jeff:(16)

(LINK)

www.terrellmusic.com
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