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Syleena Johnson / CHAPTER 1: LOVE, PAIN & FORGIVENESS

Syleena Johnson / CHAPTER 1: LOVE, PAIN & FORGIVENESS

(総評)

SOULはお好き?!これは、今年でた中でも本当にSOULFULな一枚かもしれません。昔のブルース&ソウルシンガー シル・ジョンソン(Syl Johnson:)の娘シリーナ・ジョンソンのアルバムです。なにより、この一枚を通しての、ソウル臭い雰囲気がたまりません。そして、彼女の心の奥をくすぐるような、厚みのある声がすばらしい!声に深みがあるんですね、こう圧倒するというよりも、心に響き渡るような彼女の声は一度聞くと癖になります。
2曲目のR.KELLYとの一曲ですが、ぜんぜんR.KELLYである必要などなく、完全に彼女の歌になっています。押さえ気味に歌う彼女の色気がものすごく感じられます。押さえ気味なのに、十分に力強いんです。でも、あれですよ、力強いといっても、高音で張り上げて、声を誇示するんじゃなくて、もっと根本的なところで、声の質がブルージーで、ソウルフルで力強いんです!今はやりのノリノリなチキチキ系の曲なんて一つも無いですが、全然聞き飽きない魅力を持っています。彼女の声がその魅力を支えているんです。腹の下ぐらいに、グッと響く一曲です。そう、重いんですけど、その重さが心地よいんです。
個人的には、3曲目の Liberty City FlaをFeat.した一曲の絡み具合が最高です。リバティーシティーは、あくまで、Featであって、Syleenaの歌になってますし。面白い。この曲で、ホント彼女の声にはまってしまいました!
6曲目もたまらない〜、なんか、懐深いなぁ〜って言う印象を受けました。JAZZちっくな感じのサウンドに彼女の声が混ざると非常に心地よいものになります!
7曲目でのシャウトが、もう!いっちゃいます!思わず、かぁ〜と叫んでました。ホントこの人の声って揺さぶられるんですよね〜。
10曲目は、さりげないSyleenaの歌い方がすごいCoolな一曲。耳に残るフレーズは、SOUL好きにはたまらないんじゃないでしょうか?なんかね〜、70年代風味の音や、さりげないギターサウンドもカッコよくて最高!これぞ、ジャズサウンドって感じですね。
11曲目は、この一枚の中でも、聞きやすい一曲!さびが印象的です!サウンドもよければ、それに絡んでくるSyleenaの声も心地よい。13曲目は、一転して、切なくSOULをこめて歌っています。胸に迫ってくるものがあります。
14曲目が、後半のキーポイント!後半の力強く歌い上げる彼女の声は、歌の面白みを俄然上げてくれます。この曲自体この後半がなければ面白くないのですが、この後半のシャウトで、歌が変わる!その事実が彼女の素晴らしさを物語っているでしょう!そんな、UPでノリノリなものはないけど、必ず心に残る一曲を見つけられることでしょう!この1枚なら、何度でも聞ける長く付き合える一枚になりそうです。皆さんもどうですか?今年のR&Bもので、本当に長く付き合える一枚ですよ!

☆☆☆☆☆

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